（　＾ω＾）エアーがクオリティーを育てるようです

152： カエルの歌が♪(dion軍) [サブBGMお願いします] ：2007/04/15(日) 21:14:04.08 ID:4sgInBXa0

　　

　　　　　(　＾ω＾)エアーがクオリティを育てたようです

　　　　　　　『　ブーンの心が世界を左右するようです（　＾ω＾）　外伝　後編　』

　　　　　　　　　　　　　　〜　仲間　〜

157： カエルの歌が♪(dion軍) ：2007/04/15(日) 21:16:27.05 ID:4sgInBXa0

　　

　　「つっ……」


急激な頭痛が眠っていた神経を呼び覚ました。

ああ、目を瞑っていても自分の表情が悔しいほどに想像できる、しかめたその顔が。



ξﾟ�听)ξ「あー、何よコレ、世界が反転しているんじゃないかしら？」



目を開けると、一面にはだだっ広い小屋の天井だけが映った。


……ここはどこなのだろうか、分かりきっている事だ。


ここは、私の存在しうる世界だ。

162： カエルの歌が♪(dion軍) ：2007/04/15(日) 21:17:53.01 ID:4sgInBXa0

　　

辺りを見渡すが、誰一人と見つからない。
なんと静かな世界だろうか、一抹の不安を拭うように声を張り上げた。


ξﾟ�听)ξ「誰か、いないのー！？」


声を出すと頭の中で大きく反響し、軽い痛みを覚えた。
しかし声が通じたのか、足音がこちらに向かってくるのが聞こえる。

(；ﾟ∀ﾟ)「ツンか！？」

ξﾟ�听)ξ「私以外誰がいるのよ、あと叫ばないで頭に響くから」

こちらの辛辣な言葉など耳にも届いていないのだろう、大きくため息をつくと、ジョルジュはその場にへなへなと座り込んだ。
そして一言、「良かった」、と。

何をそんなに嬉しがっているのだろうか、そんな反応をされるとこちらこそ嬉しいじゃないか。


(；ﾟ∀ﾟ)「それにしてもツン、オマエどこ行っていたんだよ」

ξﾟ�听)ξ「どこ……ねぇ、私が聞きたいくらいよ。
　　　だって、私はここでずっと寝ていただけなんだから」

しれっと言ってやると、ジョルジュは困った顔をするばかりだった。
そう、私だって分からないんだから仕方ない。

164： カエルの歌が♪(dion軍) [BGMフェードアウト] ：2007/04/15(日) 21:20:05.25 ID:4sgInBXa0

　　

この世に神様というものが『もし』存在するならば、ぜひとも一度聞いてみたい。


私はこの一時、一体どこへ行っていたのかを。

私はそこで誰に出会い、何を学んだのかを。

私はどうしてこの世界に戻ってきているのかを。


私と言う存在が

　　　　　　　この世界で

　　　　　　　　　　　　どれだけの価値を持っているのかを。

166： カエルの歌が♪(dion軍) [ﾒｲﾝBGMノンリピートでお願いします] ：2007/04/15(日) 21:21:39.06 ID:4sgInBXa0

　　

ξﾟ�听)ξ「老体にはたかだか茶作りでも響くでしょ、手伝ってあげましょうか？」

/ ,' 3「おやおや、一体全体どういう風の吹き回しだい？」

ξﾟ�听)ξ「五月蠅いわね、その小生意気な口とお酒は控えたら？　もういい歳なんだから」

/ ,' 3「おまいさんにゃ負けるわい。それにしても体の心配してもらえるとは……こりゃ明日は槍が降るかね？」

ξﾟ�听)ξ「主の機嫌を損ねたらそうなるかもね」

/ ,' 3「それじゃあオマエを主に会わせられんな」


大きく笑う荒巻に、非難めいた溜息を吐いて、こう言ってやった。


ξﾟ�听)ξ「本当に降るわけないじゃない、バカ」


まったく、笑えるやり取りだ。

168： カエルの歌が♪(dion軍) ：2007/04/15(日) 21:23:16.12 ID:4sgInBXa0

　　

(　ﾟ∀ﾟ)「とりあえず主を別国へ案内してくるわ」

ξﾟ�听)ξ「やっぱりアンタ使えないから、今度は私も一緒に行ってあげるわよ」

(　ﾟ∀ﾟ)「……何だ、悪いものでも食ったか？」

ξﾟ�听)ξ「あんたの料理くらいね」

(　ﾟ∀ﾟ)「そうか、だからそんなに心が大らかになったんだな、納得」

ξﾟ�听)ξ「私は元から大きな心持っているわよ」

(　ﾟ∀ﾟ)「胸は小さいのになアベシッ！」


肘打ちが顔面に直撃し、爽快な音を奏でた。


ξ#-��-)ξ「余計なこと言わんでよろしい！」

170： カエルの歌が♪(dion軍) ：2007/04/15(日) 21:24:21.03 ID:4sgInBXa0

　　

(　ﾟ∀ﾟ)「ツン、いつの間にか随分と性格が丸くなったな」

ξﾟ�听)ξ「元からよ、失礼ね」

(　ﾟ∀ﾟ)「何かあったのか？」

ξﾟ�听)ξ「何か……か、そうね……」


この世に神様というものが『もし』存在するならば、ぜひとも一度聞いてみたい。


ξﾟーﾟ)ξ「神様に会ってきた……のかしらね？」


私と言う存在が

　　　　　　　この世界で

　　　　　　　　　　　　どれだけの価値を持っているのかを。

172： カエルの歌が♪(dion軍) ：2007/04/15(日) 21:25:23.48 ID:4sgInBXa0

　　

ξﾟ�听)ξ「さて、それよりもとっととあのクソ主を使ってこの世界を頂かないとね」

(　ﾟ∀ﾟ)「……なんでだろうな、今は不思議と負ける気がしないぜ！
　　　よろしく頼んだぜ、ツン！」

ξﾟ�听)ξ「ええ、絶対に勝つんだから。
　　　あと言い忘れる所だったわ、ジョルジュ」

(；ﾟ∀ﾟ)「？　何か俺またやらかしたか？」

ξﾟ�听)ξ「そうじゃないわよ」




ξﾟーﾟ)ξ「心配しくれて、『ありがとう』」




　　　　　　　　　　ブーンの心が世界を左右するようです（　＾ω＾）　外伝後編　　終

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