( ^ω^)エアーがクオリティーを育てるようです
- 248: 電話番(兵庫県) [BGMエンドレスで] :2007/04/15(日) 21:49:54.65 ID:yhwcxsEj0
(;・∀・)「……?」
妙な感覚に首を捻った。
目の前にある光景は公園らしい公園のものだ。
というか、先程まで見ていた光景なのだが、何か腑に落ちない感情を持った。
(;・∀・)「……まぁいいか」
言って、ベンチに腰を下ろす。
座った隣には空の缶コーヒーと煙草がある。
一本煙草を取り、火をつける。
( ・∀・)「ふぅ……」
何か酷く疲れたような、それでいて晴れやかな気分だった。
煙草の味もどこか新鮮さが感じられた。
( ・∀・)「休みと聞いたら、こんなに気分が変わるもんかね」
多分、自分は今まで働きすぎだったのだ。
有給もある事だし、しばらくどこかで骨休めをしなければならないだろう。
( ・∀・)「だがその前に……」
モララーにはやる事がある。
- 251: 電話番(兵庫県) :2007/04/15(日) 21:51:30.75 ID:yhwcxsEj0
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『( ^ω^)の内藤小説 外伝 in ( ・∀・)』 後編はじまり
〜〜 無題 〜〜
- 257: 電話番(兵庫県) :2007/04/15(日) 21:53:24.56 ID:yhwcxsEj0
(;゚∀゚)「……は?」
ジョルジュは耳を疑った。
この若さで耳が遠くなるとはなんとも悲しい事実だ。
上司はもう一度ジョルジュにその事実を伝えながら、封書をひらひらさせると、顎でドアを示した。
(;゚∀゚)「……はぁ……失礼します」
部屋を出て、廊下を歩いて自分の部署へ向かう。
(;゚∀゚) 「あいつ……やっぱ馬鹿だなぁ……」
ぼりぼりと頭を掻きながら苦笑する。
もしかしたら自分の言葉がそうさせたのかもしれない、とジョルジュは考えた。
( ゚∀゚) 「まぁ、遅かれ早かれこうなってただろうし……いいか」
しかし、こうも早く辞めたりすると確実に出世コースからは外れるだろう。
出世を望むような人物ではないからこそ、こういうことが簡単に出来るのかもしれない。
( ゚∀゚) 「俺も戻るかな……」
いや、と考える。
( ゚∀゚) 「……もう俺のお守りは要らんか」
少しだけ寂しい気持ちになったが、仕事があるのだ、とすぐに気持ちを切り替える。
そこでようやくジョルジュは、自分の部署をとうに通り過ぎていたことに気が付いた。
- 261: 電話番(兵庫県) :2007/04/15(日) 21:55:59.85 ID:yhwcxsEj0
―――――――――
モララーは上司にその旨を伝え、届出を出すと、すぐ内調の宿舎である自宅に戻った。
久しぶりの家はやはり居心地が良く、ベッドに寝転んだらあっという間に眠りこけてしまった。
( -∀・)「……ん。寝てしまったのか……」
瞼を擦りながら重い身体を起こして、ベッドから降りる。
別に何もすることはなく、そのままソファーに腰を下ろした。
そのまましばらくボーっとしていたが、ふと思い立つ。
( ・∀・)「久しぶりに呑むかな」
立ち上がり、コップとボトルを取りにいく。
冷蔵庫の食べ物などは、既に駄目になっていたが酒は日持ちがするので有難い。
再びソファーに座り、コップにウィスキーを注ぐ。
(;・∀・)「……しばらくぶりだとキツイな」
久しぶりに口にしたアルコールは思いのほか、くる。
- 263: 電話番(兵庫県) :2007/04/15(日) 21:58:26.82 ID:yhwcxsEj0
(;・∀・)「ちょっと疲れてるなぁ……やっぱりもうちょっと後にするべきだったかな」
本来ならば明日からは、有給でたっぷりと休めるはずだった。
しかし、考えもなしに勢いそのままでやってしまったので、有給は白紙だ。
モララーは自分でも何故ここまで決心が出来たのか分からないでいた。
テーブルの上に置かれた煙草を手に取り、火をつける。
(;・∀・)「……そういえばジョルジュさんに何も言ってないな」
モララーが内調を辞めると知ったら、おそらく驚くだろう。
もう連絡がいっているはずだ。
まぁいいか、と肺に吸い込んだ煙を吐き出す。
公安に戻る事や、組織を変えるなどという決心させた一因はジョルジュにもあるのだ。
……だが本当に決意したのは、他の誰かの言葉だったような……夢かもしれないが。
( ・∀・)「……また忙しくなりそうだな」
そう呟いて、また一息吸う。
モララーはまだ気が付いていなかった。
この宿舎から引っ越さなければならない事を……。
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『( ^ω^)の内藤小説 外伝 in ( ・∀・)』 おわり
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