( ^ω^)エアーがクオリティーを育てるようです
- 920:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:30:38.73 ID:Bp/KHMA70
- J( 'ー`)し「みんな、今日のご飯はナガミミズのムニエルよ?」
ξ゚听)ξ「ムニエルktkr」
(*ノωノ)「おいしそ〜」
('A`)「もう腹ペコだぜ」
思い思いにムニエルを貪る子供たちを笑顔で見ると、母親は再び食料を求めて大空へと舞った。
( ^ω^)「……」
皆がわきあいあいと食べている中、一人の子供だけが端のほうで羨ましそうにその様子を見ていた。
( ^ω^)「あの、僕も食べたいお……」
('A`)「あ〜?」
- 921:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:31:11.16 ID:Bp/KHMA70
- ξ゚听)ξ「『食べたいお』だってよ、田舎モンは恥ずかしいべ、わっちらみたいなちゃんとした言葉も使えないんだべ!!」
('A`)「マジオマエうるさいよ俺に鼓膜破って死ねってか、鬱で死ねって言いたいのかそうだろそうなんだろ?」
(;^ω^)「……」
結局言い包められてしまい、食事は3人の子供たちによって食べられつくしてしまった。
食べられなかった子供は一人、泣きながら巣の隅っこで塞ぎこんでいた……。
( ^ω^)ブーンが鳥になったようです
- 922:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:32:27.79 ID:Bp/KHMA70
ξ゚听)ξ「んだ、ブーンおめぇそこはわっちの寝る場所だぁ、邪魔すんでねぇ!」
(;^ω^)「あ、ゴメンだおツン姉……」
ξ゚听)ξ「だーから田舎モンは嫌だべ、人様のモンすぐに盗みよる……」
長女ツンは相変わらずいつもいつも自分が寝ている場所を横取りしに来る。
もう慣れたとはいえ、たまにはゆっくりと休ませて欲しい。
そもそも『人様のモン』って一応設定は鳥なんだからそういう所はしっかりと考えて発言して欲しい。
ただでさえツッコミがもう怖いっていうのに。
考えながら歩いていると、長男ドクオの頭を蹴ってしまった。
('A`)「んだオメ、いきなり頭蹴るってどういう了見だ!?」
(;^ω^)「ゴメンだおドク兄、たまたま……」
('A`)「タマか、オレのタマが狙いか!?
タマ蹴って殺そうっていうのか、俺なんか死ねってか、そうか死ねってかショック死ってレヴェルじゃねーぞおい!」
ドクオはヒステリックに発狂をすると、そのまま不貞寝といわんばかりに寝に戻った。
- 923:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:33:01.05 ID:Bp/KHMA70
さて、時間はもう夜遅い、良い子はとっくに寝る時間だというのに……。
仕方なく僕は次女のあぷーの隣のスペースに寝転んだ。
あぷーは4兄弟で唯一自分より年下で、自分に向かって何も嫌がらせをしてこないとても良い子だ。
その鳥の良さから、ツン姉やドク兄からも慕われている。
(;^ω^)「ああ、今日もようやく終わるお……辛かったお……」
そう言うも、既にあぷーは寝ているようで起きる様子は見せない。
ため息をつくと、そのまま寝に入った。
- 924:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:34:19.43 ID:Bp/KHMA70
J( 'ー`)し「皆、朝よおきなさーい!」
カンカンカンと、カーチャンがフライパンをオタマで叩いて甲高い音を響かせる。
っていうかコイツら世界観をそんなに破綻させて楽しいのか、鳥がフライパンとか持つわけねーだろ普通。
( ^ω^)「う……うぅーん……」
(*ノωノ)「あ、ブーンお兄ちゃんおはよぅございます、あぷー」
( ^ω^)「おはようあぷー」
んもう可愛いなぁコイツは、世界観なんてどうでもいいや。
ξ゚听)ξ「おはよ、今日も畑仕事か辛いっぺ」
('A`)「あーねみぃなこのまま永久の眠りにでも尽きたいな、つまり死ねってか死ねって言いたいんだろうマジいい加減にしてくれよ」
J( 'ー`)し「今日の朝ごはんはミミズの鉄板焼きよ?」
鉄板の上でミミズがジュージューと音を立てながら悶え苦しんでいるちょっぴり気持ち悪いこの状況。
というかそろそろ読者の想像が追いつかなくなるので、これ以上世界観を壊すのはよした方がよろしいかと思います、はい。
- 926:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:35:25.79 ID:Bp/KHMA70
J( 'ー`)し「それじゃあカーチャンは箱根駅伝の審判の打ち合わせがあるから、仲良く食べるのよ?」
ξ゚听)ξ('A`)(*ノωノ)「はーい」
確認するとカーチャンはいつも通り忙しそうに空へと飛び立った。
羨ましいな。
( 'ω`)「はぁ……」
落ち込む自分の事など露ほども知らずにガツガツとミミズを貪るツン姉にドク兄。
ミミズの内臓が辺りに四散した。
……いや、ミミズに内臓なんてないぞう!?
あの生き物は一体……!?
そんな自分の心配を他所に、トテトテとあぷーが歩いてきた。
(*ノωノ)「ブーンお兄ちゃん、はい」
そう言ってミミズ(と思しきモノ)の欠片をくれる。
ありがとうと涙を流しながら食べた。
嬉しさ半分、何でこんな得体の知れない物を食べなくてはいけないんだと言う辛さ半分。
- 927:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:36:18.02 ID:Bp/KHMA70
食事が終わると、いつものことだがツン姉とドク兄は親がいない間にどこかへ行こうと画策し出した。
(*ノωノ)「あぷー、ダメだよー」
ξ゚听)ξ「んなこと言うがおめぇ、しきたりに縛られてばっかじゃいかねーべ、自分で道切り開いて何ぼだ」
('A`)「まったくだ。それとも決められたレールに沿って生きて行って、脱線炎上大爆発で乗員乗客共々死ねってか、そうですか」
困るあぷーを放っておいて、二人は羽根を広げて巣から飛び立った。
すぐにも見えなくなる。
( ^ω^)「……」
そうなんだ、あぷーはまだ幼いから仕方ないが、僕はもうとっくに空が飛べてもいいはずなんだ。
だというのに……飛べない、鳥のおちこぼれ。
だからこうやってバカにされるんだ。
- 928:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:37:46.99 ID:Bp/KHMA70
- 仕方なく、あぷーと二人で巣に残る事にする。
(*ノωノ)「あぷー、止められなかった……ゴメンね」
( ^ω^)「あぷーが謝る事じゃないお、あのバカ姉兄がいけないんだお」
そんな事を言いながらも、あの二人が消えたこの一時がすごく好きだった。
一日の間で唯一のんびりと落ち着ける、この一時。
自分はその手をあぷーの胸にあてた。
(*ノωノ)「え、ブーンお兄ちゃん、まだお昼なのに……」
(;^ω^)「ダメだお、昨晩やってないからもう限界だお……」
(*ノωノ)「そんな、あp――」
何か言いたげなそのあぷーの唇を、自分の唇で覆う。
間違えた、何か言いたげなあぷーの口ばしを、自分の口ばしで覆う。
そして羽毛のごときその羽で優しく彼女を愛撫してやる。
- 932:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:39:00.65 ID:Bp/KHMA70
( ・∀・)「へいへいお二人さん、おあついねー」
( ,,゚Д゚)「ひゅーひゅー」
( ^ω^)「!!」
気付くと数羽の鳥に周りが囲まれていた。
コイツらは……鳥の王者、タカだ!!
いや、それ以上に「ひゅーひゅー」だなんて古い、既に死語だと言うのに何の惜しげもなく……聞いたこっちが恥ずかしいくらいだ。
( ・∀・)「弱肉強食、強き者が弱き者を守ろうと奪おうと……自由だーッ!!」
( ,,゚Д゚)「ってことでそこのお嬢ちゃん頂いてくぜ?」
( ^ω^)「そんな事させないお!」
(*ノωノ)「ブーンお兄ちゃん……あぷー」
- 933:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:39:56.56 ID:Bp/KHMA70
しかし流石はタカか、その滑空スピードは半端無い。
目の前を恐ろしいスピードで通過したと思うと、その衝撃で腕にパックリと切り傷が出来た。
カマイタチが発生したのだ。
(;^ω^)「つっ……!!」
思わぬ痛みに顔を背けると、次の瞬間には隣にいたはずのあぷーがいなかった。
目の前にはあぷーを抱いたタカが。
(;^ω^)「あぷーを返すんだお!」
( ・∀・)「幼女ゲッツ!」
( ,,゚Д゚)「返して欲しければ奪いにくればー?」
(;^ω^)「くそ……」
渋っていると、それに気付いたか相手が笑い出した。
( ,,゚Д゚)「もしかしてアイツ、飛べないんじゃね?」
- 935:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:48:07.61 ID:pQ6DwsOT0
- 逃亡作品という名の黒歴史投下
第四話だけ、投下します。1〜3話はググってくれ
第四話(前半)
('A`)「なんなんだ一体……」
俺の名前があるかもしれなかった場所に、別の名前があった。
おいおい神様、こんなの聞いちゃいないぜ……
物好きの神様も居たものだが、そんな神様の恩恵を受けて俺は二回目の人生を今送っている。
そしてイケメン+前回の記憶付きというVIP待遇すらも与えてくれた、と俺はここ1ヶ月以上続く状況を勝手に解釈してる。
全て自殺前の走馬灯なんてオチは、なしだと願いたい。
まあそんなわけで人生二週目突入しているのだか、二回目ともなると退屈になってきた。
それで、何かしら変化を起こそうと勉強に勤しみ、テストに挑んだんだ。
1位をとろうとしてな。
……確かに変化は起きた。
もはやサプライズってレベルじゃないけどな。
何が起きたのか、なぜこうなったのか。
ここまでの経緯を朝から思い出してみたい。
- 936:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:48:47.92 ID:pQ6DwsOT0
- 今日は期待半分、不安半分で家を出た。
もちろんテストの件で。
テストが終わり、土日をの休みを経た今日結果が発表される。
俺・レジェンドの始まりのはず……だった。
家を出てから、言動でカーチャンに期待を抱かせたことを後悔しつつ、あいつ等との集合場所へと向かったんだったよな。
( ^ω^)「おー、ドクオ。おはようだお!」
今日は待ち合わせ場所にはブーン一人しかいなかったんだ。
('A`)「あれ、ツンは?」
( ^ω^)「フヒヒ、やっぱツンのこと気になるかお。ツンは『いつも来るの遅いから、先に行ってやる!!』とか言ってたお」
('A`)「今日に限って……か?」
( ^ω^)「多分二日目終わったあと『出来た!』なんてこと言ってたから、テストの結果を一緒に見るのが嫌みたいだお」
('A`)「そうか……乙女心は難しいな」
( ^ω^)「どうせ7月には恐怖の大魔王が降りてきて、全部滅びちゃうからテストなんて関係ないお。
ツンはわかってないお。」
てな感じでツンが先に行ってることがわかったんだが、こいつはノストラダムスなんてもん信じてやがった。
正直な話、わかっていないのはお前の方だな。残念ながら何にも起こらねえ。
- 937:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:49:31.99 ID:pQ6DwsOT0
- それとツンのことを気にしてる云々はスルーするに限る。
学校までその話題でこいつに突っ込まれるのも鬱陶しいからな。
そうやって学校に向かっていった。
やっぱこいつはテスト悪そうだな、って考えながらさ。
そんな風にバカやろうと一緒に歩いてたら、いつの間にか学校についていた。
んでもって、学校で一番長い廊下に既に結果が張り出してあった。
ま、当然俺たちはそこにできている群れの中に入ろうとするわけだが、俺のお隣さんは最下位の方から見始めやがった。
はなから期待はしてなかったが、こいつの辞書にはプライドという文字はないらしいな。
俺の方はそんなブーンは放っておいて、順位の前の方に行くことにした訳だ。
そしたら驚いた顔でツンがやってきて、
ξ*゚听)ξ「ドックン……すごいじゃない! 2位だって!」
ってな。
('A`)「嘘だろ!?」
ツンには驚いているように見えたかもしれないけど、このとき実はちょっぴり落胆してたんだ。
一位じゃないのかよって。
言葉に出さなくてほんとに良かったと思う。どんだけ自信過剰になっちまったんだ、俺は。
- 938:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:50:15.17 ID:pQ6DwsOT0
- でも、二週目の俺より出来た奴がいるってのは驚きだった。
この学校は有名進学校でもなければ、頭のイイ奴が集まる地域でもない。
俺は誰が1位なのか早く確かめたくて、
('A`)「ちょっと見てくるっ」
って思わず駆け出していた。どこの青春ドラマの主人公だよ全く。
で、今に至る訳だ。
確かに俺は2位だった。
俺の名前の上と下にそれぞれ2と481という無機的な数字が書かれていた。
そして隣には
1 クー 494
と。
('A`)(誰だよ!)
クー……
- 939:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:50:55.54 ID:pQ6DwsOT0
- ク……?
ー……?
流石の俺もゲシュタルト崩壊。俺は知らないぞこんな奴。
一回目に居なかったぞ。オイ、神様。こんなやつ居たか? いや、いない……よな?
前回の人生での一位は俺の隣に書いてある、477点取ったジョルジュ長岡だったはず。
6点ミスしかしてない劇的な点数取る奴、居たら絶対覚えてるはずだ。
悪いが俺にとっちゃ、全くの初登場人物だ。
よくよく考えたら今まで登場したこと無いのに、朝から振り返る必要は全く無かった。
誰にかは知らんが、深くお詫び申し上げたいね。
さて、問題はこのクーとやら。
クー、こりゃカ行の3つ目の文字を単に伸ばしただけの名前だ。
頭文字はK、ローマ字表記にすると「kuu」
そして性別は多分女、ローマ字表記だと「onna」
また494という数のサンスクリット語表現から、「yatusiranai」という文字を付け加えても問題は無い。
その上「uu」という文字は明らかにノイズとみなせる。
そうすると出来る文字列は「konnayatusiranai」
「こんなやつ知らない」だ
やっぱり、ノストラダムスは正しかったんだよ!!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
- 940:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:51:21.52 ID:pQ6DwsOT0
- ('A`)「って、なんだってじゃねぇよっ!」
あ。
あ〜〜〜〜〜〜
声に出てた。
変な目で回りに見られてる。
俺の人生オワタ\(^o^)/
いや元々終わってたんだっけ。
ξ゚听)ξ「何意味不明なこと言ってるのよ、いい点で頭おかしくなった? いや、元々おかしかったかしら」
ツンよ。酷いこと言うな、オイ。
俺のナイーブで繊細でガラスのような心はズタボロだぜ。
まあ、何も言われずに冷たい視線を送られるよりはマシか。
そんなことより問題はツンだ。
………じゃなくてクーだ。
動揺しすぎだろ俺。
- 941:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:51:50.95 ID:pQ6DwsOT0
- 全然落ち着いてないな。
恐らく心拍数自己新記録。
そんなときに朝のチャイムが鳴る。
ξ゚听)ξ「あっと、はやく行かなきゃ、ドックン!」
まだ結果見ている人がいるんだから、そこまで急ぐ必要もないだろうに。
ξ゚听)ξ「ブーンも!! そんなとこでうな垂れてないで」
アイツはお約束どうりのことをしてくれるな、全く。
ツンに引っ張られるようにして教室へと向かう。
向かう途中で俺の視界の片隅に、黒く長い髪が印象的な女性が入ったような気がしないでもない。
今日の授業は何の記憶にも残らず、いつの間にか放課後となった。
この時間になると、大体どの生徒も点数だとか名前だとかが学年中に広まるものだ。
俺も、二位凄ーい! だとか女の子が頬を染めて、ってのは勘違いという男の悲しいサガなわけだけど、
ドクオくん頭いいんだね、だとか言われるんだが、やっぱり話題の的はクーだった。
1組で女で綺麗でロングで、落ち着いた容貌なのにもかかわらず物事をはっきりという人間。
何度聞いただろうか、この内容を。
そのほかにもどんどんこの情報には脚色がついていって、社長の娘だの、大学教授の娘だの良くわからない情報が雑多していた
人生一回目には居なかった、なんて気違いじみたこと言う奴は一人も居なかったが。
- 942:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:52:21.42 ID:pQ6DwsOT0
- 本当はいない筈の人間なのにさ。
おかしいぜ全く。
みんなの前で言ってやりたいね。
ジョルジュ、お前がナンバーワンだ、ってな。正史ならな。
少なくとも俺のシナリオにはねえよ。
こんな登場人物は。
( ^ω^)「ドクオとクーってお似合いだと思うお」
なんてカップリング予想する奴も居た。
ワハハ、この、下から数えて10まで行かないやつめ。
バカやろう、全くその気はねえよ。
コイツにはどんな俺の心境なんてわかんねえんだろうな。
まあいい、彼女の正体は明日落ち着いてから調べることにする。
今日のところは帰る支度をして、教室を出るとしよう。
俺は教室の戸を開け―――
人影。
川 ゚ -゚)ジー
思わずを戸を閉める。
- 943:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:52:46.36 ID:pQ6DwsOT0
- 『何かが見えるって? それは君の心が作り出した幻影だ
君のゆがんだ心境のせいで、何でもないものも敵に見えてくるんだよ
本当は何もいないんだ』
『はい、マスター』
『May the force be with you.(フォースとともにあらんことを)』
俺の心の中の師匠と禅問答をし、もう一度戸を引く。
川 ゚ -゚) ('A`;)
やっぱり居るよ、マスター
そして女は開口一番、こんなことを言いやがった。
川 ゚ -゚)「お前がドクオ……だよな? 911という数字に聞き覚えは無いか?」
9月11日、世界同時多発テロ事件。
現段階ではまだ起きてない。
- 944:底辺OL(長屋) :2007/04/16(月) 02:53:41.03 ID:pQ6DwsOT0
……なんでこいつが未来を知ってるんだ?
ざわ……
ざわ……
もしかして同じリプレイヤーかっ……!
('A`;)(どうする、どうするよ俺っ……!!)
お し ま い
後半へはもう続くこともないだろう
これが俺の黒歴史
- 945:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:54:03.70 ID:Bp/KHMA70
( ・∀・)「武勇伝武勇伝」
図星だっただけに何も言い返せないでいると、相手はそうだと悟ったようだ。
( ,,゚Д゚)「それじゃあな、飛べない鳥さん。さよーおーなーらープププッ」
( ・∀・)「アンちゃんカッコイー」
そう言って飛んで行く相手を、ただ呆然と見守る事しか出来なかった。
もし僕が飛べたら……くそ、くそ!
悔しさと情けなさでいっぱいだった。
- 946:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:55:07.16 ID:Bp/KHMA70
(#`・ω・)「バカヤロウおめぇ!!」
トーチャンの怒号が響き、自分は幾度と殴られた。
(#`・ω・)「あぷーが攫われたなんて……物売るってレヴェルじゃねーぞおい!」
(;^ω^)「ゴメンだお、本当に不甲斐ないお、っていうかそのネタもう使ったお」
(#`・ω・)「口答えすんなーッ!!」
(;゚ω゚)「あ、あ、アッー!!」
そのトーチャンの必殺技、乳首を口ばしで摘みあげ適度に刺激を加える衝撃に自分は一瞬で昇天した。
(#`・ω・)「あぷーをオマエ自身の手で助けて来い」
ちくしょう、初登場にしてたった1レスでトーチャンの出番は終わった。
そして僕は……捨てられた。
( 'ω`)「……」
- 947:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:56:06.25 ID:Bp/KHMA70
最近では文明の発展が著しく、小中学生でも携帯電話を持っている時代だ、当然あぷーだって例外ではない。
あぷーの携帯内蔵のGPSを頼りに地上を歩いて行くと、森に入る。
(;^ω^)「怖いお……何も出てこないといいけど……」
そう言いながら歩いていると、突然茂みがガサガサと動いた。
(;^ω^)「!!」
「がおー」
そして……そこから現れたのはなんとクマだった。
( ^ω^)「ってショボンじゃないかお、久しぶりー」
(´・ω・)「ああ、ブーンかい久しぶり」
ショボンは僕が幼い頃の麻雀仲間だ。
最近はあまり会っていなかったが、こんな所で会うなんて世の中分からない。
- 948:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:56:51.21 ID:Bp/KHMA70
そしてとりあえずの経緯を話した。
(´・ω・)「そうかい、まだ君は空を飛べなくて……」
(;^ω^)「そうなんだお」
(´・ω・)「気にするなよ、僕だってまだ生魚を食べられないんだから」
ショボンも昔から生魚を食べる事が出来なくて知り合いからいじめられていた。
焼き魚を作ろうとする度に山火事を起こしているから今では山を転々としている。
(´・ω・)「とりあえずあぷーちゃんを助けるのが先決だね、このまま彼女の盗撮ビデオが君から受け取れないのは正直厳しい」
( ^ω^)「ありがとうだお、次はモザイク無しで秘部バッチリ鮮明でお送りいたしますお」
(´・ω・)「おk、そうと決まれば僕が道案内するよ」
そしてショボンに案内されると、まったく支障なく森を抜ける事が出来た。
- 949:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:57:35.73 ID:Bp/KHMA70
( ^ω^)「ありがとうだお」
(´・ω・)「いやいや、その代わり次はモザイク無しを頼むよ?
ああ、あとこれを……」
そう言ってショボンが手渡してくれたのは、四角くて透明な……何だこれ?
(´・ω・)「それはライターと言ってね、そこのスイッチを押すだけで火がつく優れものさ。
きっと何かの役に立つと思う」
ありがとうショボン、次の盗撮ビデオは少しビットレートを上げてやろうと思った。
- 950:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:58:20.19 ID:Bp/KHMA70
そうやって歩いて行くと、次は大きくて流れの速い川についた。
空を飛べない僕には到底越える事が出来ない。
(;^ω^)「ちくしょう、どうすれば……」
悩んでいると、突然自分の目の前で川の水が持ち上がり、何かが姿を表した。
(;^ω^)「ちょwwwwうっわわwwww」
「うがー」
なんと川から出てきたのはアリゲーターじゃないか、もう世界観とかくそくれえだなオイ。
( ^ω^)「って荒巻さんじゃないですか、久しぶりだお!」
/ ,' 3「おー、ブーンじゃねぇか久しいの」
荒巻さんは僕が小さい頃のカバディ仲間だ。
最近まったく会っていなかったので死んだと聞いていたが、まだ生きているとは世の中分からない。
- 951:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 02:59:04.26 ID:Bp/KHMA70
- ここまで書いて、ほのぼの系にするかネタを突っ込んでギャグ系にするか悩んだ挙句につまらないことに気付きました。
次の人どぞー
- 954:パート(東日本) :2007/04/16(月) 03:08:33.03 ID:F0uaffvn0
- 後半で使う予定だったが意味分からんし、結局使わなかったAA集
__
\\ ∧_∧
ニニニ ( ´・ω・)
i^i.i^ii^i.i( )
`´`´`´`´Y 人
 ̄ ̄ ̄(_」 J
死刑囚ショボン
- 955:パート(東日本) :2007/04/16(月) 03:10:49.82 ID:F0uaffvn0
- _____ ∧_∧
ヽ=@=ノ (* ´_ゝ`)
(; ><∩ (::::::::::::::つ■
( (y)ソ 人:::::;;Y
二二二二二二二二二二二二
i^i.i^ii^i.i^i.i^i.i^ii^i.i^ii^i.i^i.i^ii^i.i^
不審者兄者とコンブ
- 956:パート(東日本) :2007/04/16(月) 03:13:47.72 ID:F0uaffvn0
- 他にも色々書いたが消えてた
じゃあ次の勇士の出番だ
- 957:外資系会社勤務(dion軍) [総合で保守に投下済み] :2007/04/16(月) 03:19:27.05 ID:Bp/KHMA70
- やっぱり最近の流行と言えば小麦色、これ最強。
しかし彼は生憎色白でピザだった。
肉つきのいい体、日光に当たらないために白い肌。
( ^ω^)「この夏は小麦色でハーレム目指すお」
いつものことだ、毎年そんな事を言っている。
そして今は11月、肌寒くなってきたこの季節、彼は変わらず色白でピザだった。
( ^ω^)「オーケー、日焼けサロンへ行ってお手軽小麦色かな?」
川 ゚ -゚)「いらっしゃいませー」
( ^ω^)「こんがり小麦色オーケー?」
川 ゚ -゚)「サー、イエスサー。まずは服脱げ」
( ^ω^)「まいっちんぐ」
川 ゚ -゚)「ここで脱ぐな、羞恥心を持て」
- 958:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:20:15.60 ID:Bp/KHMA70
( ^ω^)「この季節に全裸は堪えるお」
ξ゚听)ξ「はーい、それでは次は……粗チン乙」
( ^ω^)「皮が被っているのは保温性の問題だってじっちゃが言ってた」
ξ゚听)ξ「可哀そうに、遺伝だったのね……」
( ^ω^)「いや、寒いんで早く話し進めて下さい」
ξ゚听)ξ「んじゃ、この粉を体に満遍なく塗って」
( ^ω^)「乳首が隠れるように塗るお。
うはwww雑誌の自主規制wwww」
ξ゚听)ξ「粗チン隠せよwww」
( ^ω^)「……」
- 959:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:21:00.37 ID:Bp/KHMA70
( ^ω^)「いい加減早く焼きたいお」
从 ゚∀从「ハハハハーッ、それじゃ焼こうかー、やいっちゃっていいのかいー?」
( ^ω^)「最後にえらいテンションの人が来たお。
病院に電話掛けないと、110……と」
プルルルル……ガチャ
( ^ω^)『もすもす?』
从 ゚∀从『ハハハハー、患者はアンタかい? 脳みそ抉りとっちゃうぜー!?』
( ^ω^)『110番は警察なのでマジありえないんですけどー』
从 ゚∀从『黙れ包茎、性手術ヤリてぇぜ』
( ^ω^)『逆レイプキタコレ』
从 ゚∀从『とりあえず電話切れ、話すすまねぇ』
( ^ω^)『サー、イエスサー』
- 960:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:21:28.98 ID:Bp/KHMA70
从 ゚∀从「ってことで焼くぜ? 真っ黒に発がん性物質たっぷりになるまで」
( ^ω^)「ミディアムで」
从 ゚∀从「じゃあここに入れ、女性に向かって入れって……卑猥だなオメ」
( ^ω^)「……沸騰しているんですが。ってか明らかに100℃とかそういう次元じゃないですよね?」
从 ゚∀从「最近の流行なんだ、トレンディでダンディーなあの曙もお勧めしてた、キャンキャンで」
( ^ω^)「アムロ、いっきまーす」
( ^ω^)が揚げ物になったようです
- 962:外資系会社勤務(dion軍) [>>961当然パクリですw] :2007/04/16(月) 03:28:59.37 ID:Bp/KHMA70
- (´・ω・`)「今まで黙っていたけど実は僕はksmsと同一視されるのが不本意でたまらないんだ」
('A`)「釣り乙」
( ^ω^)「今更何言ってるお、代名詞ともいえる存在じゃないですかショボンさん」
(´・ω・`)「うん、君たちならそんな反応をすると思っていたとりあえずぶち殺すぞ」
(´・ω・`)「さて、経歴はさておいて僕がksms好きという酷い身勝手な偏見に対し我々は断固講義しようと思う」
('A`)「安価指定ですか?」
( ^ω^)「勝手にやってろお、もうすぐ女神のうpが来そうで今忙しいんだお」
(´・ω・`)「犯すぞテメェら」
(;'A`);^ω^)「ちょwww」
- 963:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:30:11.00 ID:Bp/KHMA70
ξ゚听)ξ「何よ突然呼び出してー」
川 ゚ -゚)「何でもショボンの主張があるそうだ」
(;゚∀゚)「げぇ、せっかく女神のうpを諦めてまで呼び出しに応じたのに……
アイツの主張なんてどうでもいいよksmsだけにクソくれぇだよ」
( ,,゚Д゚)「だれが(ry」
('A`)「……よし、知り合いは全員集めたな」
(´・ω・`)「恥ずかしながら緊張してきたよ
('A`)「オマエのためにオレらだって奔走したんだ、ガンガレよ」
( ^ω^)「あーあー、お越しの皆様お忙しい中どうもありがとうございますー。
それではこれよりショボン閣下による未成年(視聴禁止)の主張を行いますー」
- 964:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:31:09.72 ID:Bp/KHMA70
パチ... パチパチ...
(´・ω・`)「えーと、ただ今ご紹介に預かりましたショボンでございます、えっと!
それでです、今日皆さんをお呼びしたのは……えとそのッ!
何と言いますか、僕がですね……うん、別に皆がどうこうじゃなくて……」
( ,,゚Д゚)「何なんだよハッキリしろよゴルァ」
川 ゚ -゚)「酷いな、見てられん」
ξ゚听)ξ「何よウジウジして情けないわね」
( ゚∀゚)「ブーンやドクオと合体して精力つけたらどうだ?」
「わっははは!!11」
(;'A`);^ω^)(ちょwww)
- 965:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:31:52.88 ID:Bp/KHMA70
(´・ω・`)「……」
(´;ω;`)ブワァ
(;゚Д゚)「おい、泣いちまったぜ……ジョルジュのせいだぞゴルァ」
(;゚∀゚)「ちげーよ、オマエが『ゴルァハハハ』なんて奇怪な笑い声を轟かせたのが原因だろ」
川 ゚ -゚)「いや、ツンが情けないと言われた事が起因していると思う。
気にしている事を言われるとどうしても涙腺が耐え切れなくなるものだ」
ξ;゚听)ξ「ち、違うわよ、クーこそ見てられないって言うから……!」
(;'A`)(これはやばいだろ、会見中止だろ!!)
(;^ω^)(カメラ止めろwww報道陣下がれwww)
- 966:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:32:38.16 ID:Bp/KHMA70
- (´;ω;`)「友よ」
(;゚Д゚)(;゚∀゚)川 ゚ -゚)ξ;゚听)ξ(;'A`)(;^ω^)「!!」
(´;ω;`)「すまない、僕の為にケンカするのは止めてくれ。
皆が傷付くのは我慢ならないんだ」
(;゚∀゚)(被害妄想Uzeeeeeeeeee!!)
(´;ω;`)「きっと皆は怖気づいている僕の背中を一押しする意味で揶揄してくれたんだろうと思う。
でもすまない、僕が弱いばかりについ涙を我慢できなかったんだ」
川 ゚ -゚)(ふむ、こうも都合よく解釈するとは……バカにつける薬はないといったものだな)
- 967:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 03:33:22.19 ID:Bp/KHMA70
- (´;ω;`)「実は僕は悩んでいたんだ。
それが本当に辛くて、悲しさのあまり幾度と枕を濡らしたよ」
(;゚Д゚)(枕を濡らすってあまり男が言うべき台詞じゃねぇぞゴルァ……)
(´;ω;`)「皆は酷く勘違いしている、そしてそれが僕を傷付けている。
それに気付いて欲しかったんだ、心許せる皆だからこそ、ちゃんと嫌だという事を伝えたかったんだ」
ξ;゚听)ξ(親友とか言われた……どうしよう、ショボンにだけ携帯の番号変えたこと伝えてないのに……)
- 969:ドラッグ売人(コネチカット州) :2007/04/16(月) 03:36:26.51 ID:Q0vqtZfyO
- (´;ω;`)「実は、僕は君たちが思っているようにksmsが大好きじゃないんだ。
いや、本当は嫌いだ、僕だって健全な男児なんだ」
(;゜Д゜)(;゜∀゜)川 ゜ -゜)ξ;゜凵K)ξ「なんだってーッ!!」
(;'A`)(よく言った!!)
(;^ω^)(ショボン男前豆腐だお!)
- 970:ドラッグ売人(コネチカット州) :2007/04/16(月) 03:38:42.33 ID:Q0vqtZfyO
- (´;ω;`)「僕がどれだけ辛かったか、僕が一体どれだけ……」
(;゚Д゚)「もういいぞゴルァ!!」
(;゚∀゚)「そうだ、言いたいことは分かった! ……本当悪かったよ、そんなに気にしているなんて気付かず」
ξ;゚听)ξ「そうよ、私たちが悪かったわよ!!」
(´;ω;`)「みんな……」
(;A;)(これは久しぶりにキタぜ……!)
( ;ω;)(視聴率20%は堅いお、バカとハサミは使いようだお!)
- 972:ドラッグ売人(コネチカット州) :2007/04/16(月) 03:40:49.69 ID:Q0vqtZfyO
- (´;ω;`)「ううっ……」
川 ゚ -゚)「……ショボン」
(´;ω;`)「……く、クーさん……。
そ、その……クーさん、実は……」
ξ;゚听)ξ(……え、もしかしてショボンって……だから勘違いが嫌だったんじゃ……)
(;A;)(これは……更に追い討ちか!!?)
( ;ω;)(20%じゃ足りないお、25……いや30%はいける……!!)
川 ゚ -゚)「いや、先に私の方からもちゃんと言わせてくれ。
頑張って言ってくれたんだ、次は私が勇気を出す番だ」
(´;ω;`)「……うん、聞くよ」
- 974:ドラッグ売人(コネチカット州) :2007/04/16(月) 03:43:30.27 ID:Q0vqtZfyO
- 川 ゚ -゚)「今まで男好きだと思っていたから渋々友達付き合いをしていたが正直私が恋愛の対象として貴様に見られていると思うと反吐が出る。
金輪際半径1m以内に寄り付かないでくれ、いやむしろ視界に入らないでくれ吐き気がする。
貴様の吐いた空気がここ一帯にあるというだけでも私はもう限界なのだよ、言わまいと思っていたがこの機を使わせて頂こう」
(´・ω・`)
川 ゚ -゚)「女に興味があると分かると、そうやって見られるだけでも視姦されている気がしてならない。
不快極まりない、帰らせていただく」
(;゚Д゚)(;゚∀゚)ξ;゚听)ξ「……」
(;A;)(これは……もういかん、頬を伝う涙がとまりゃしねぇ!!)
( ;ω;)(40%越え間違いないお、テレビ業界に新たな一陣を巻き起こす最高傑作間違いないお!!)
(´・ω・`)
おしまい。
- 976:ドラッグ売人(コネチカット州) :2007/04/16(月) 03:47:00.61 ID:Q0vqtZfyO
- 30分で仕上げたので随分な出来ですが……
この二つは保守代わりに投下しました、あとは純粋にお題をもらってなので伏せさせて頂きます。
しかし覚えている方もおられるとは意外でした、感謝です。
さて、残り少しです!
- 978:外資系会社勤務(dion軍) [VIPへの初書き込み] :2007/04/16(月) 04:01:20.31 ID:Bp/KHMA70
- 『新ジャンル「殺人鬼」 』
男「オマエの家って医学系の本ばっかりだよな、すげーな」
殺「趣味でね、夜寝る前に読んでるだけだけど・・・」
男「はー、頭があがんねえよ」
殺「ううん、そんなたいしたことじゃないよ」
男「いやいや、見上げたもんだ」
殺「それより、ごはんにしよ! 腕によりをかけたから」
男「これって・・・オマエが全部作ったの?」
殺「うん・・・」
男「すげーな、とてもじゃないけど・・・え、マジで?」
殺「うん、来るって言うから頑張った・・・」
男「ちょっと肉系が多いけど、すげぇうまそうだよ」
殺「お口に合うかな? 一応七面鳥とか絞めるところからはじめたんだけど・・・」
男「本格的だな、気持ち悪そうだ・・・」
殺「あ、えと・・・私もはじめは気持ち悪かったよ!? でも何回かやってると慣れてきて・・・」
男「分かってるよ。むしろそれが快感で料理し始めたとかだったらひくけどな」
殺「そんな訳ないじゃんー」
男「だよな。ちなみに初めて作った料理は何?」
殺「七面鳥の丸焼きだよ、楽しかったな」
- 979:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 04:02:42.92 ID:Bp/KHMA70
- 殺「・・・だからね、殺したいっていうのはその人を私だけの物にしたいっていう独占欲の現われだと思うの」
男「うん、そうだと思う」
殺「例えばどんなに屈強な男が揃ったって、銃を持った兵士がいくら集まろうと私を殺せるのは世界で一人しかいないわけよ」
男「うん」
殺「だから、好きな人にとっての『唯一』の存在でありたいっていう願い・・・かな?」
男「そう言うと可愛いんだけどね」
殺「人を殺すって、よっぽど簡単だよ?」
男「そうか?」
殺「だって、私はサメやトラを殺せる自身は無いもの。でも、あなたを殺せる自身はある」
男「あー、そうだな、認める」
殺「歪んだ愛情表現だよね、ゴメン、分かってるの」
男「分かってるんだったらこの拘束をはずしt」
ズシャッ
殺「ゴメンね、本当にゴメン・・・分からず屋で、わがままで・・・そんな私のために・・・ゴメン」
女は血だらけの部屋で一人、涙した。
自分のその思考の怖さと、大切な人を亡くした悲しみから・・・。
- 980:外資系会社勤務(dion軍) :2007/04/16(月) 04:03:42.25 ID:Bp/KHMA70
- 殺「あなたが好き」
殺「あなたの全てが好き」
殺「あなたの手も足も、内臓も大腸も全部好き」
殺「私だけのとっておき、私しか知らないところ、それが欲しいの」
殺「ごめんね、ちょっと痛いけど我慢して」
殺「私はアナタから愛の証明が欲しいだけだから・・・」
殺「他の人に見せないそんなあなたが見たいだけだから・・・」
殺「それじゃあ、いくよ?」
寝ている男の腹に、包丁が垂直に刺さった。
男「うあぁあぁ、お・・・あぁあ!」
殺「ふふ・・・誰も見たことのないあなたがここにいる」
殺「でももうちょっと踏み込んでも良いかな?」
殺「私とあなたの愛の証明に・・・ね?」
さらに一度、男に刃物が刺さった。
- 981:外資系会社勤務(dion軍) [ラスト おやすみなさい] :2007/04/16(月) 04:04:30.66 ID:Bp/KHMA70
- 殺「・・・したい」
男「ん?」
殺「・・・したい」
男「何がしたいって?」
殺「ううん、死体。あなたの死体を見たことある人ってまだいないよね?」
男「何言ってるんだ、当然だろ?」
殺「見たい」
男「え・・・見たいって言われても俺死にたくないし・・・」
殺「私たち付き合って1ケ月だけど、家族も、昔の友達も・・・誰も知らないあなたが欲しいの!」
男「いや、よく分からないんだけど・・・いや、何となくは分かるっていうかでもおかしいっていうか・・・」
殺「なんでそんな事言うの? そんなに私だけが知っている事を作るのが変? 子供っぽい?」
男「子供っぽいとかそうじゃなくて・・・」
殺「私のこと・・・本当に好き?」
男「泣くなよ・・・好きだ、でもおかしいだろ?」
殺「何でおかしいとか言うの? 私はこんなに好きなのに・・・こんなに一緒にいたいと思うのに!」
男「オレもそう思うよ」
殺「死んだら一緒にいれるよ? 仕事も学校も無い、食事代だってかからないから・・・」
男「そうじゃない、えっと・・・喋らないだろ」
殺「私は喋ってくれなくても良い、一緒にいれればそれで満足」
男「だからオレは死にたく無いって・・・ああ!」
殺「・・・分かったよ」
男「分かったか?」
殺「うん、それじゃあ・・・あなたが私を殺して」
- 987:うどん屋(樺太) :2007/04/16(月) 04:33:20.56 ID:SDZlOSakO
- 皆のwktk、皆の支援
一つ増えるか減るかでも全く違う。
わかるか、乙一つ一つを見てるもんだ作者ってのは
作者は読者を大事にしてる 勿論作品で恩返しをするしか方法はないが
つまり何が言いたいかと言うと……作者は読者を愛してるという事だ
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