( ^ω^)ブーンは女になってしまったようです

7: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 00:59:28.23 ID:A0kooupb0
〜この世には分からないことがたくさんある〜


・・・
・・


「怖いよぉ、やっぱ・・・」
「何言ってんだよ。今さら引けるかよ・・・」
「で、でも・・・」
「・・・ッ!?」
「え!?何!?何!?怖いよ!何!?どうしたの!?」
「お・・・お前が話しかけてるの・・・俺じゃないぞ・・・」
「・・・いいいやあああああああああああああああ!!!」



8: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 00:59:55.13 ID:A0kooupb0
この世には目には見えない闇の住人達がいる
奴らは時として牙をむき君たちを襲ってくる
彼は。そんな奴らから守るため。地獄の底からやって来た
せいg(彼なんていないので本編へ)


('A`)「幽霊?」

ξ゚听)ξ「そうよ、なんか丘の奥の古い学校あるみたいだけど・・・
      そこで先輩の友だちの友だちが幽霊に会ったんだって・・・」

('A`)「先輩?お前の先輩ってたしかつー先輩だったよな・・・デマなんじゃないのかぁ?」

ξ゚听)ξ「ホントよ。ねぇ情報通の兄者」(クルッ



9: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:00:20.69 ID:A0kooupb0
(; _ゝ )「あああああああ、赤い部屋ががああああああああああ」

(´<_`;)「兄者!落ち着け!それはフラッシュの一部だ!」

(; _ゝ )「も、もうダメだああぁあだjdふぁあfd!弟者!今夜は一緒に寝てくれえええええええうぇあfd」

(´<_`;)「えーい!落ち着けェ!」



10: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:00:43.24 ID:A0kooupb0
ξ )ξ「・・・」
( A )「・・・」

ξ; )ξ「あ・・・で何の話だったけ・・・」
( ; A )「な、なんだったけかなぁ・・・あは、あはははははは・・・」



11: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:01:22.55 ID:A0kooupb0
〜情熱の彼方から蜃気楼〜


「・・・な噂が流れてるんだって」
「ゆ、幽霊なんて今の科学の世の中でいるわけないだろ!?」
「ほぉーう・・・じゃあぁ・・・ほらっ」
「ひゃひい!は、はうはう〜先生だぞ!?先生だぞ!?」



( ^ω^)「・・・誰だお、あの数学のちびっ子先生と一緒にいるメガネの人?」
川 ゚ -゚)「あの先生のクラスの人だ・・・魔女とか呼ばれてるそうだ・・・
     もっとも3年の先生で小学生に見えるほどちっちゃい国語の先生がいるみたいだが・・・」



12: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:01:58.18 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「幽霊か・・・ブーン君はどう思う?」
( ;^ω^)「・・・いてはほしくないお・・・」
川 ゚ -゚)「・・・そうかい」



13: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:02:33.78 ID:A0kooupb0
幽霊の噂は学校中に広まっているようです・・・


「〜・・・だって〜。お。怖いのか、怖いのかッ?」
「先生の車の運転が・・・怖かった・・・で・・・あ・・・ダメ・・・おじいちゃんがァーーー!」
「頼んだコーヒーの中にゴキブリは入っとったら怖いなぁー」


「幽霊ねー・・・女の幽霊で萌えキャラだったら攻略するなー・・・」
「あんた・・・女でそういうゲームは・・・」
「お父さん、私のまん前でギャルゲやってたりするよー?」

怖がるかは別だとして・・・



15: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:03:11.83 ID:A0kooupb0
('A`)「で・・・お前なら分かるだろ・・・」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「んー・・・幽霊ねぇ・・・こっちの専門じゃないんだけど・・・まぁいいかな・・・
       ちょっと説明するけど人間ってのは身体、精神、魂の三つから成ってるの。
       それで幽霊って言うのは体が無い・・・つまり精神と魂だけなのよ
       ま・・・例外で精神があれなのは悪霊とか呼ばれちゃうけど・・・」

('A`)「ほぉーん・・・」
川 ゚ -゚)「今回のはそれのどっちやら・・・だな」



18: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:03:59.14 ID:A0kooupb0
('A`)「・・・ルン。そういえばお前って人間なのか?」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「半人間だね・・・実質的な歳は231歳だけど・・・
       これは天人とか悪魔とかそういうのの歳のとり方だね・・・
       仕事やめれば見かけ相応の歳の人間になるけど・・・」

(;'A`)「・・・悪魔っているのか・・・」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「会ったことはないけどね」

(´・ω・`)「ルンちゃん達は何を話してるんだい?」
('A`)「なんでもないから」
(´・ω・`)「・・・」(にょろーん



20: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:04:45.06 ID:A0kooupb0
・・


( ゚Д゚)「あー・・・?ベうtに構わないぞゴラァ」
(*゚ー゚)「やったぁ!」


川 ゚ -゚)「・・・?ああ・・・所で・・・ブーンく・・・」

ル^ω^)レ「なんだお?」

「・・・・・・」

「女になってるぞブーン!」

「ホ、ホントだお!?教室でなっちゃ・・・」



21: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:05:13.79 ID:A0kooupb0
ξ゚听)ξ「ブーン!トイレでほら!包帯と髪しばってきなさい!」(ひゅっ

ツンはそう言うと包帯とゴムを投げ渡します

ル;^ω^)レ「わ、分かったお!行ってくるお!」(だっ



23: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:05:44.12 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「ブーン君も大変だなぁ・・・」

ξ゚听)ξ「男だったり女だったりねぇ・・・」

川 ゚ -゚)「・・・こういう時、同性がいてやるといいと思わないか?」

ξ゚听)ξ「・・・どゆこと?」

川 ゚ -゚)「・・・」



24: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:06:10.43 ID:A0kooupb0
〜学校後 ブーン宅〜



ル;^ω^)レ「・・・」

「そんなわけで・・・」

川 ゚ -゚)「今日は泊まらせてもらうよ」

ξ;゚听)ξ「・・・ごめん、私も・・・今日はお父さん達いないの・・・」

ル;^ω^)レ「・・・分かったお・・・」



26: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:06:34.93 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「ふむ・・・エプロンか・・・晩ご飯を作ってたのかい?」

ル;^ω^)レ「ああ、うん。今日はハンバーグだお」

ξ゚听)ξ「・・・泊り賃は晩ご飯のお手伝いで・・・オーケー?」

ル;^ω^)レ「・・・オーケーだお・・・」



29: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:07:00.89 ID:A0kooupb0
('A`)「俺は居間でテレビ見てるわ」

「・・・」
「・・・」
「・・・」

川 ゚ -゚)「ドクオ君、いつの間に後ろにいたんだい・・・」
('A`)「カアチャンと・・・トウチャンがケンカしてて・・・家にいれない・・・」
ル;^ω^)レ「ドクオも・・・泊まっていくお・・・」



31: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:07:35.57 ID:A0kooupb0
〜どっちよ?料理ショー〜

ル^ω^)レ「ツンは人参とじゃが芋をシャトーにしてくれお
      あとクーはサラダを作ってくれだお。」



川 ゚ -゚)「ふむ、了解だ(エプロン姿のブーン君も・・・これはこれで・・・」(エプローン


ξ゚听)ξ「シャトーシャトーシャトーシャトー・・・」(エプローン



33: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:07:59.66 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「ツン君は・・・シャトーが分からないんじゃないかい」

ξ゚听)ξ「や、やぁねぇ・・・ソロモンの・・・」



('A`)「そりゃガトーだ」

居間でホントにテレビを見ているドクオにすらつっこまれてしまうツンでした・・・
そんなこんなで晩ご飯は完成し・・・夜もとっぷり更けていくのです・・・



35: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:08:47.55 ID:A0kooupb0
〜修学旅行の夜ってほどでもない〜


ル^ω^)レ「そうだおツン。聞いておこうと思ってたことがあるお」

ξ゚听)ξ「何?」

ル^ω^)レ「こないだ女になった時すごくお腹が痛かったお。
      でもそのあと男に戻ったたら痛いの無くなったお
      どういうことだか分かるかお?」

ξ;゚听)ξ「あ・・・」



36: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:09:16.20 ID:A0kooupb0
・・・
・・



('A`)「どう思うよ」
川 ゚ -゚)「女の特権・・・だな・・・どれ・・・私がちょっと確かめて・・・」
(;'A`)「な!?ど、どどどどうやって確認するってんだァ!?」

川 ゚ -゚)「心配するな、うん。丸く収まるはずだ」
(;'A`)「あかんてーーーーー!!」



40: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:09:59.28 ID:A0kooupb0
「あ、ブーン。男に戻ってるわよ?」
「ホントだお。あんまし自覚がないお」

川 - )「・・・チッ」
(;'A`)「・・・」



41: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:10:36.09 ID:A0kooupb0
・・・
・・


('A`)「ああそうだ・・・クー。なんだか最近、ルンが俺のこと無視してくるんだ・・・なんでだろ」

川 ゚ -゚)「・・・君は全くの鈍感みたいだな・・・むしろ、ルン君が私のことを・・・だったら・・・」

('A`)「?おい・・・?」

川 - )「ああ見えてルン君はいつもは嫌がってるけど雰囲気に押されて・・・」

(;'A`)「あ、あの?」

川 - )「ふふふ・・・嫌がったてホントは・・・ほらほら・・・ルン君・・・ハァハァ」

(; A )「・・・タ・・・タスケチクレ・・・」



43: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:11:16.71 ID:A0kooupb0
( ^ω^)「?何やってるお?ああ。みんなの布団出しといたお。
      クーとツンは和室。ドクオは居間でだお」

(;'A`)「あ?あ、そ、そうか・・・わりぃな・・・」

川 - )「そうか・・・ツン君と一緒の部屋でかぁ・・・ふふっふふふふふふ・・・」

・・・
・・


ξ;゚听)ξ「・・・ッ!?なんか悪寒が・・・」(ゾクッ



45: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:11:55.78 ID:A0kooupb0
・・・
・・

丑三つ時・・・ブーンは目覚めます・・・

( -ω-)「ん・・・?今・・・ツンの声と鈍器で殴ったような音が聞こえたお・・・気のせい・・・だお・・・」
46: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:12:38.41 ID:A0kooupb0
「全国的にアッサーーーーーー!!」

チュン・・・チュン・・・

ブーンはさっさと起きて朝ごはんを作っています
流石にいつもブーンの朝ごはん(コンビニのパン、おにぎり)を
食べさせるわけにはいかないようです・・・



49: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:13:17.52 ID:A0kooupb0
( ;^ω^)「ご飯だおー・・・ツンたち、起きるおーってうひゃあ!?」



・・・・
・・・
・・


(;'A`)「・・・クー・・・もしゃもしゃ・・・頭のタンコブどうしたんだ?」
川 ゚ -゚)「ああ・・・何も憶えてないんだ・・・なんだおるなぁ・・・」

クーの頭にはでっかいタンコブができています・・・

( ;^ω^)「・・・なんも憶えてないのかお・・・」

ξ///)ξ「・・・(襲ってきたからツボで殴っちゃった・・・なんて言えない・・・にしてあんな趣味が・・・)」



50: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:13:47.67 ID:A0kooupb0
〜「楽園行き」〜


ツンたちはブーンの家に泊まり・・・そして学校です・・・
学校の用意をしてブーンの家に泊まりにきていたので
その辺はぬかりがないです・・・

( ;^ω^)「みんな用意周到だお・・・」

('A`)「まぁ・・・な・・・それよりなんか・・・ひそひそ話してるやつがいるなぁ・・・」

ざわ・・・ざわ・・・

川 ゚ -゚)「何事だ・・・?」



52: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:14:24.88 ID:A0kooupb0
ξ゚听)ξ「ショボン。なんかあったの?」

(;´・ω・`)「いやぁ・・・それが・・・」


ガラッ

「えー・・・HRの前に言っておくことがある・・・ギコ君としぃ君が行方不明だそうだ」

「な、なんだってーーーー!?」

「どういうことだキバヤシ!」

「うむ。これは宇宙人の・・・って何言わすんじゃいコラァ!!」



53: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:14:57.53 ID:A0kooupb0
ξ;゚听)ξ「え・・・もしかしてこれのこと・・・?」

(;´・ω・`)「そうなんだ・・・」

( ;^ω^)「なんってこったお・・・なにか危ないことに巻き込まれたのかお・・・?」

川 ゚ -゚)「・・・あの・・・」



56: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:15:29.36 ID:A0kooupb0
(;'A`)「まさかコンクリ詰めにされて東京湾とか・・・ねえだろうな・・・」

ξ;゚听)ξ「縁起でもないこと言わないでよ!」

川 ゚ -゚)「・・・ちょっと・・・」

( ;^ω^)「大変だお・・・大変だお・・・」
57: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:16:10.35 ID:A0kooupb0
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ジタバタしたってしょうがないだろ?
        ジタバタできないならすることは一つ。皆さん。ジタバタしましょう」

(;'A`)「どこの勇者だ、お前・・・」

川 ゚ -゚)「聞いてるかい?」

( ;^ω^)「え?なんだお?クー」



59: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:17:21.64 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「心当たりがあるぞ、私は」


「・・・」



(;'A`)「先に言ってくれよ委員長・・・っ」
川 ゚ -゚)「何度も言ったぞ私は・・・」



60: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:18:21.88 ID:A0kooupb0
ξ゚听)ξ「で・・・その心当たりって?」

川 ゚ -゚)「昨日、幽霊の話をしていただろ?それでしぃ君たちはそこへ行ったようだよ・・・」

( ;^ω^)「ってことは・・・」
ξ;゚听)ξ「丘の奥の古い学校に・・・」
(;'A`)「・・・よし・・・行って助けるしかないな・・・」



62: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:19:12.90 ID:A0kooupb0
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「じゃあ・・・今回のミッションはギコシャスの回収だ!ミッションは夜7:00に丘の学校!」

ξ゚听)ξ「GIG!」

(;'A`)「なんか二つ混じってる!?」

川 ゚ -゚)「ミライ!夜の丘の奥の学校で会おうぜ!」

(;'A`)「委員長!?あんたも見てるんかい!」



64: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:19:55.28 ID:A0kooupb0
( ;^ω^)「ドクオ、ドクオ!」

(;'A`)「ああ!?なんだブーン?」

( ;^ω^)「劇場版が楽しみだお・・・Uキラーザウルス・・・」

(;'A`)「・・・どうでもいい!!でもダイボウケンだな・・・」



65: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:21:08.27 ID:A0kooupb0
〜「闇」〜

・・・
・・


ブーンたちの町の丘・・・
そこの丘の深い林の奥の奥の学校・・・
その学校は30年前、廃校になりその頃の町は財産が無く
壊すお金もなく・・・今はほっとかれっぱなしです・・・

しかし・・・壊さない理由がもう一つあるのです・・・


('A`)「壊れた兄者に代わって弟者から聞いたんだけどよ・・・」



66: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:21:39.33 ID:A0kooupb0
「生徒に一人が発狂。窓を全部割る・・・それならまだいいんだけどよ
 その生徒のなんかのクラブの仲間も発狂。バット持って発狂。
 そんでおっそろしいことにそのバット持った奴をさらに別の仲間が
 注射で毒殺・・・そっから学校は寂れていったとかそんな噂らしい・・・」

ル;^ω^)レ「おっそろしい話だお・・・」

川 ゚ -゚)「まぁでも噂だからな・・・本当かどうかはな・・・」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「人は純粋な分、壊れやすいからね・・・でも壊れる様はどこか滑稽だそうだよ」



67: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:22:09.88 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「さて・・・今、我々はその学校へ続く林の中にいるわけだが・・・
     このまま少し草が生えてない所を通っていけば着くそうだ」

ξ゚听)ξ「・・・けっこう、暗いわね・・・」

リーリーリー

林の中は木々が重なり合い月の光を遮ります・・・
その暗い林の中をブーンたちは歩いていきます・・・

虫の声・・・みんなの歩く音・・・吐く吐息の音・・・
音という名の音が全て耳に入ってきます・・・



68: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:22:33.74 ID:A0kooupb0
(;'A`)「・・・あれか・・・」

林の奥に見える建物・・・学校です・・・

ル;^ω^)レ「・・・怖いお・・・」


ξ;゚听)ξ「・・・木々がここから開いてきてるわね・・・」

川 ゚ -゚)「・・・境界線・・・ってことか・・・」



70: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:23:07.54 ID:A0kooupb0
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・行きましょ・・・」

そういうとルンは足を進めていきます・・・それに続いて他のみんなも足を進めます・・・

ル;^ω^)レ「・・・っ」

(;'A`)「どうしたブーン・・・?」

ル;^ω^)レ「なんでも・・・ないお・・・」



72: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:24:02.50 ID:A0kooupb0
ル;^ω^)レ「(ここを越えた瞬間・・・なんか少し寒くなったお・・・)」

(;'A`)「ブーンの胸揉めば少しは落ち着くかもしれないな・・・」

ル;^ω^)レ「これはナンセンスだお・・・」

・・



!ル - ノ|ヽ「・・・バカ・・・私の胸は・・・揉むほどないのかっての・・・」



73: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:24:52.33 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「?どうしたんだいルン君。少し私の胸元で休むかい?」

!ル; - ノ|ヽ「・・・遠慮しときます・・・」

ξ;゚听)ξ「(やっぱり・・・そういうのなんだ・・・)」

そんな中、学校に着く一行でした・・・



74: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:25:35.95 ID:A0kooupb0
〜虚無と〜

・・・
・・


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「とりあえずー・・・3人と2人で行動だね」
        まず私とー・・・ドクオ。あとツン、クー、ブーン君ね。
        私達は右から回るから。ツンちゃんたちは左から回って頂戴」

('A`)「・・・」

!ル;゚ -゚ノ|ヽ「何?ドクオ?(私と二人っきりにしたの・・・バ・・・バレたかな・・・)」

('A`)「頂戴って真紅みたいだな・・・」
!ル; - ノ|ヽ「・・・う・・・五月蝿いのだわ、人間・・・」



75: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:26:05.05 ID:A0kooupb0
('A`)「おおっ。けっこう、声も・・・そう言えばツンの声は銀様似・・・」

ξ゚听)ξ「?何言ってるか分かんないけどこっちは行かせてもらうわよ?」

ル;^ω^)レ「・・・ツン。なんだおそれ・・・何入れてるんだお・・・」

ξ゚听)ξ「ああ、ヤクルト。喉が渇いた時にでもと思って・・・」



76: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:26:36.78 ID:A0kooupb0
('A`)「わざとじゃねえよな・・・ま。いいか。行くぞルン」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「あ、うん(・・・ドクオと二人か・・・)」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ル^ω^)レ「じゃあこっちも行くお」

ξ゚听)ξ「ああ。待ってよぉ」

川 ゚ -゚)「・・・行こうか。
     (・・・真紅ルン×水銀ツンか・・・それとも逆か・・・どっちにしろ私も混ざりたい・・・)」


・・・オマエモミテタンカイ・・・



78: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:27:04.41 ID:A0kooupb0
〜ブーンたち〜



ル;^ω^)レ「ルン。あんましくっつくなだお」
ξ;゚听)ξ「く、くっついてないわよ!くっついてるのは・・・クー・・・」
川 ゚ -゚)「まぁまぁ。気にしないでくれたまえ。うん」

ブーンたちは暗い廊下を進んでいきます・・・

川 ゚ -゚)「・・・ん?」

するとクーは足を止めます・・・

ξ;゚听)ξ「何!?何、何!!?」



79: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:27:52.01 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「・・・教室のプレート・・・」

ル;^ω^)レ「・・・あの教室のかお?」

ブーンが指差した教室のプレートには・・・


「あやしいきょうしつ」


と書かれています。なんだか笑えるようではあるのですが
無機質なひらがなで・・・真っ赤な字で・・・書いてあれば話は別です・・・



80: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:28:15.41 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「・・・不気味なんだが・・・行けってことか・・・」

ξ;゚听)ξ「・・・行くの・・・?」

ル;^ω^)レ「レッツゴーだお・・・」

そう言うと3人はその教室に足を踏み入れます・・・
所々、穴が開いている教室の床はきしみます

ξ;゚听)ξ「ヤな音・・・」



81: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:28:51.02 ID:A0kooupb0
川 ゚ -゚)「ん・・・これは・・・ギコ君のケイタイか・・・」
ξ;゚听)ξ「電源は切ってあるわね・・・」


・・・
・・




82: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:29:16.20 ID:A0kooupb0
ル^ω^)レ「・・・ツンたちはそこを調べてるみたいだから僕はこっちを・・・ってあれ?」

ξ )ξ「ブーン・・・何してるの・・・もう行くわよ・・・」

川 - )「もう何も・・・ないからな・・・行こう・・・」

ル;^ω^)レ「う、うん。分かったお」

そういうとブーンは教室をあとにします・・・



83: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:29:44.61 ID:A0kooupb0
・・・
・・


川 ゚ -゚)「この教室にはもうギコ君たちの落し物はないな・・・」

ξ゚听)ξ「そうね・・・じゃあ次に行きましょ・・・って・・・ブ・・・ブーン?」

ブーンの姿はどこにもありません・・・

ξ;゚听)ξ「ちょっと・・・まさか・・・!!」

ツンは二つ、恐怖を感じまた・・・
一つはブーンが消えたこと・・・もう一つは・・・
クーと二人っきりということに・・・

川 ー )「・・・」(にやーん



84: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:30:09.61 ID:A0kooupb0
〜ルンたち〜



!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・さっさとあの世いけってのにねー・・・」

('A`)「・・・あの世ってのもあるのか・・・」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「まぁあるんだけど・・・少しみんなが考えてるのと違うかな・・・」

('A`)「?ま、いいや・・・」



85: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:30:49.56 ID:A0kooupb0
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・(せっかく二人っきりになれたんだ・・・なんか・・・起こんないかな・・・)」


('A`)「ルン。あそこ。あそこの教室からなんか変なの感じるぞ」


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「へぇ。ドクオ分かるんだぁ・・・」

('A`)「ああ・・・なんとなくな程度だけどな・・・」



86: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:31:22.00 ID:A0kooupb0
二人はその教室に入ります・・・机がなく・・・からっぽな部屋です・・・

('A`)「きしみまくってんなぁ・・・ルン、そこら辺、気をつけろよ?」

しかしドクオが言ったときにはすでに時遅遅く・・・

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「へ?何?ドク・・・うわああ!?」

ミシッ バキキッ



87: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:31:48.67 ID:A0kooupb0
・・・
・・


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ふぅ・・・危うく穴にはまるとこだったけど・・・すっ転んだだけで済んだよ・・・」
(;'A`)「お・・・おい・・・?」
!ル;゚ -゚ノ|ヽ「・・・へ・・・?・・・・・・うわわわわわ!?」

・・


ルンが・・・転んだ時ちょうど正面にいたドクオに
転びまいとルンが前に倒れた所、押し倒してしまったようです・・・



88: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:32:16.23 ID:A0kooupb0
!ル ///ノ|ヽ「あ・・・あわわわわわわわ・・・」

(;*'A`)「(マ、マテ!別のとこが!下が感じてるだろ!落ち着け!素数を数えろ!)」


これには流石に二人も赤面です・・・



89: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:32:46.19 ID:A0kooupb0
(;*'A`)「・・・ル・・・ルン・・・ど、どいてくれないか・・・?」

!ル ///ノ|ヽ「あ・・・うん・・・ごめん・・・(こ・・・こう言う時こそ・・・ド、ドクオに気持ちを・・・)」

・・


!ル ///ノ|ヽ「ド、ドクオ!わ、私・・・」
(;'A`)「あ?ブーン?ツンたちと一緒にいたはずじゃ・・・」



90: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:33:09.13 ID:A0kooupb0
!ル; - ノ|ヽ「ずこーーーー!」
(;'A`)「あ・・・?ブ、ブーン・・・?ブーンだよ・・・なぁ?」

ル ω )レ『ブ・・・ゥン・・・?この体ノ持ち主か・・・』

(;'A`)「お前・・・ブーンじゃねえな・・・ブーンの体に・・・」



91: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:33:33.83 ID:A0kooupb0
ル ω )レ『ソウだ・・・少し変わった体をしてイルが・・・
      もとい面白半分でここに来たりする阿呆どもが来る・・・
      ソイツラから適当に精気を吸うのは最高ダ・・・』


(;'A`)「お前・・・ギコたちはどうした!!」

ル ω )レ『昨日来たアイツらか・・・まだ精気は吸ってないガあとですぐ吸ってやるサ・・・』



92: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:34:04.93 ID:A0kooupb0
(#'A`)「てめぇ・・・」

ル ω )レ『バカどもダ・・・噂はどんどん曲げられ勝手に人が死んだナドと噂が流れる・・・
      あとは俺がココデ待ってイレバいい・・・絶好の餌場ダ・・・
      ・・・そこの女は恐怖で動けんカ・・・そいつから吸ってヤル・・・』

(;'A`)「・・・あ?(ルンが・・・恐怖だぁ・・・?)」



93: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:34:28.93 ID:A0kooupb0
!ル - ノ|ヽ「・・・くも・・・」

ル ω )レ『ソウ恐怖するな・・・すぐ終わるゾ・・・』

!ル - ノ|ヽ「よくも途中でーーーー!!」

ル; ω )レ『・・・ア・・・?』



94: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:34:55.29 ID:A0kooupb0
!ル# - ノ|ヽ「せっかく・・・せっかく・・・!あんたなんか・・・こうよーーー!」

そう叫ぶとルンはなんやら呪文かなにかを詠唱し・・・

!ル# - ノ|ヽ「カイザード アルザード・キ・スク・ハンセ グロス・シルク!
        灰燼と化せ!冥界の賢者七つの鍵をもて開け地獄の門!」
 
「  七  鍵  守  護  神  !!!!」

ル; ω )レ『おおおおぎゃああああーーーーん!!」

なんやらすごいのを放ちました・・・



95: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:36:20.51 ID:A0kooupb0
(;'A`)「えええーーー!?てかブーンまで巻き込んで・・・!」

!ル; - ノ|ヽ「大丈夫だよ・・・平気・・・」

(;'A`)「え?あ。ホントだ・・・」

ル;‐ω‐)レ「あ・・・あう・・・」

(;'A`)「あ・・・すげえなぁルンは・・・」

!ル; - ノ|ヽ「・・・あと・・・あとちょっとだったのにーーーー!」


夜中の学校にルンの声が響きます・・・



96: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:37:02.85 ID:A0kooupb0
・・・
・・


余談ですがギコにしぃは一番、上の楷のまん中の教室で気絶していました
そして・・・離れ離れになっていたツンたちは・・・

ツンがなんやら学校に入ってからの記憶がないようです・・・
そしてクーはなぜかつやつやしていました・・・

みなさんも・・・興味本位でそういうところは行っちゃダメですよ・・・



97: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/18(火) 01:39:14.19 ID:A0kooupb0
後日談


(´<_`;)「ああ・・・お前ら・・・あの学校のことなんだがな・・・」

( ^ω^)「?なんだお?」

(´<_`;)「とっくの10年前に壊されてたそうだ・・・お前らは一体どこにいたんだ・・・?」

ξ )ξ「・・・」


「いいいやああああああああああああーー!!」

このことは・・・あとでルンが説明してくれたようです・・・



戻る次のページへ