( ^ω^)ブーンは女になってしまったようです

3: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:26:31.73 ID:4aqer4A20
・・・ここはブーンの学校・・・授業も終わりだれる者や
寝る者など色々います・・・


( ^ω^)「そういえばルンってどこ住んでるんだお?」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ん。あそこちょっと右に行ったとこのマンション借りてるわよ」


ルンは時と運命の管理人の手伝い人・・・(と言っても端くれ程度であまり役にh)
ブーンが女になってからはこっちにいるようです。



4: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:27:27.78 ID:4aqer4A20
('A`)「てかどうやって入学したんだよ」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ちょっと校長の心夢に・・・」

(; ^ω^)「・・・そこまでできてなんで僕は元に・・・あ・・・あう・・・」

・・


ル^ω^)レ「・・・」



5: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:28:17.50 ID:4aqer4A20
「また女になったおーーー!」

「ブーン!壁になっててやるからさっさと胸巻くなり髪しばるなりしろ!」

「覘く気だお・・・」

「や!そんな気は・・・」


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・ハァ・・・」



7: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:29:07.51 ID:4aqer4A20
しかし・・・こっちに来てからルンは少し変わってきていたようです・・・

〜ハートに火をつけて〜


どうも私は恋ってやつをしてるみたいです・・・
私、ルンは人間界に来て恋をしています。
もといこっちにいるのは仕事のため・・・ですがシステム修復はあっちがやっているので
私は待つだけです・・・
・・・ため息が多いです。



(;'A`)「見ないから!早くしろ!」
ル^ω^)レ「いいや!そんなこと言ったてドクオは・・・こっちは恥ずかしいお!」



8: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:29:58.81 ID:4aqer4A20
当の本人は全く気づいてません
そりゃそうです。
これ。気づいて欲しいしどうにかしたいけど
長く生きてるわりにこういうのは全然、分からないんです
どうしたもんでしょうか・・・

!ル - -ノ|ヽ「・・・ハァ・・・」



9: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:30:41.81 ID:4aqer4A20
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「こういう時・・・どうすんのかな・・・」

ルンのため息がまた出ようとしていたところ・・・クラスの女子の声が聞こえてきました・・・

「そういう時はーこれだって」
「いやでも・・・それ通りって言われてもそれに書かれてるのが全部ってわけじゃ・・・」
「ここで押さないでどうすんの!でないと他の人に持ってかれちゃうよ!」

!ル;゚ -゚ノ|ヽ「!?」

ルンの頭の中で関連ワードが引っかかったようで
すぐ声のするほうへ耳を傾けてみた
どうやら恋愛沙汰での話し合いのようです・・・



10: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:31:49.20 ID:4aqer4A20
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・そうだなぁ・・・とりあえず・・・他の子に聞いてみようかな・・・」

そう言うとルンは席を立ち教室をあとにしました・・・

・・・
・・


川 ゚ -゚)「・・・」

教室をあとにしたルンをただ一人・・・クーは見つめていました・・・



11: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:32:27.09 ID:4aqer4A20
〜学校で聞いた女の子の恋愛価値観!〜


私じゃ知らないことも多いから他の女の子に聞く!しかないよね。
でも!いきなり見ず知らずの人からそういうこと聞かれるってのもあれだから・・・
私は「アンケートでーす」と偽ることにした。我ながらルン。私って最高・・・ッ


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「んー・・・なおなんかもてそうな子かな・・・あのマンガメガネかけてる」

ルンは深呼吸し・・・呼吸を整え・・・そして・・・

!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「すいませーん!ちょっとアンケートを・・・」



12: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:34:04.80 ID:4aqer4A20
ACT1

ルンが話しかけた女子は腕を組み少し悩んでるようです・・・
しかし組んだ腕のおかげでデカイ胸が強調されて横を通る野郎どもの視線は釘付けです

女子「恋愛価値って言われてもなぁ・・・まぁナンパされることはあるけどなぁ」

!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「どんなことでもいいんです!」



13: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:35:01.09 ID:4aqer4A20
女子「んー・・・好きなら・・・それでいいんじゃないか?私は付き合っても恋愛すらしたことないからな・・・」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・ふんふん・・・なるほど・・・ありがとうございましたー」

女子「ん。じゃ、がんばってください」

その女子はそういうと長い髪をなびかせて去っていきました
ルンはその女子の答えを頭に叩き込み・・・次の女子を見つけ話しかけました・・・



14: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:36:23.13 ID:4aqer4A20
ACT2


次にルンが話しかけたのは上履きの色が青いことから2年生のようです
(ブーンの学校は学年ごとにイメージカラーがあるのだ 1年:赤 2年:青 3年:緑)


(*゚∀゚)「アヒャ?恋愛価値観だってぇ?」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ああ、はい・・・」

(*゚∀゚)「好きなんなら当たって砕けるんだよぉアヒャアヒャアヒャ」



15: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:37:34.09 ID:4aqer4A20
本当・・・この人女子なんだよね・・・
いや!疑っちゃダメだってばさ!見かけでなんて・・・


確かに・・・ルンがそう思うのも無理はないでしょう・・・
見かけはかなりツリ目だけどスカートが似合ってる子・・・
しかし話しかけてみると「アヒャアヒャ」と言った笑い声・・・
大体の人はルンが思ったことと同じことを思うでしょう


(*゚∀゚)「恋愛ってのは・・・押して受けるもんなんだよアヒャヒャヒャ」



16: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:38:37.74 ID:4aqer4A20
しかし・・・言ってることはまともなようです・・・


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・なる・・・ほど・・・」

(*゚∀゚)「もういいかい?つーはクールに去るぜ。アヒャヒャヒャ」

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「あ・・・ありがとうございました!」

ルンはそう言うとしその女子に精一杯な角度のおじぎをしました・・・
・・・水を弾く油のように男子生徒を避けさせている今の女子に



18: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:39:34.78 ID:4aqer4A20
ACT3

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ふぅ・・・みんな色々とした価値観を持ってるんだなぁ・・・
        次で終わりにしようかな・・・最後は・・・あ。今、うちのクラスから出てきた子だね」



!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「すいませーん・・・アンケート・・・って・・・」

ルンが話しかけた女子はいつも見慣れているような人。


ル^ω^)レ「え?ル、ルンかお?な、何やってんだお」



20: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:40:59.52 ID:4aqer4A20
!ル;゚ -゚ノ|ヽ「あ・・・」

そうブーンでした・・・ルンがこっちにいる要因の。
ルンは少し考え込みました


ヤダなぁ・・・どうしよう。ブーン君だったよ・・・でもまぁ今、女の子なんだしなぁ・・・


そしてルンは悩んだ挙句、ブーンにも一応質問することにしました



21: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:41:35.28 ID:4aqer4A20
・・・
・・


ル;^ω^)レ「れ、恋愛価値かお!?僕にかお・・・」
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「そう!君の恋愛価値!」

ブーンは悩んでいるようです。しかし今のブーンは女の子。
男のときとは少しは違うものです・・・
ルンはそこに期待します・・・



22: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:42:37.22 ID:4aqer4A20
ル;^ω^)レ「んー・・・好きになったらそれを伝えることが大事だお。それで・・・」

だがブーンがそう言ったコンマ数秒あとに別のセリフが割り込んで来ました
「そして・・・それの返事を待って夜、眠れないような思いをするのは女の子の特権だ・・・」

川 ゚ -゚)「そういう・・・ものさ」

ブーンのセリフ途中で割り込んできたのはクーでした

!ル;゚ -゚ノ|ヽ「クー・・・ちゃんか・・・」



23: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:44:01.41 ID:4aqer4A20
ル;^ω^)レ「僕のセリフ・・・」

ブーンがそんなこと言っている中、クーはお構いなしに会話を始めました
少しブーンは落ち込みました。そして落ち込みムードになりました。

川 ゚ -゚)「ルン・・・今の君の顔の相は・・・ずばり・・・」

!ル ///ノ|ヽ「やややややや!い、言わなくていいよ!」



24: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:45:32.02 ID:4aqer4A20
川 ゚ -゚)「ふむ・・・そうかい・・・じゃあ。あえて言わないが・・・一つ言っておこう・・・」

ルンは涼しげな顔を少し傾けて言いました

川 ゚ -゚)「戦いたければ戦って来い・・・ととある人の言葉なんだが・・・」


・・・は・・・?なんで恋愛沙汰に戦い・・・?
まるでどっかの素手でコンクリートを打ち抜いたり戦車集団と戦えるような人みたいなこと言うなぁ・・・
ルンはぶっちゃけそう思いました



25: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:46:21.77 ID:4aqer4A20
川 ゚ -゚)「したきゃしろって意味だ・・・つまりやりたきゃ行動に移せってことだ・・・」
!ル - ノ|ヽ「・・・」

一瞬・・・クーのその言葉が理解できなかったが・・・ルンの頭に入りそして一つの考えが生まれました
その考えはルンの行動を・・・次に動かすことでした・・・

川 ゚ -゚)「と・・・まぁこんなもんだ。こんな言葉でよければ・・・助けになっただろうか・・・」



26: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:47:13.16 ID:4aqer4A20
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・ありがとう・・・クー・・・これで・・・進める・・・かな」

ルンはクーが言った一言が鶴の一声・・・そう思いました。
これほど・・・いい言葉を聞いたと思ったのは二度目でした・・・

川 ゚ -゚)「まぁ・・・これでも女の子のことは 人 一 倍 見ているからな・・・役に立てたなら幸いだ・・・」

クーが今言った言葉はある意味、漫画だと太文字になっていたでしょう・・・



27: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:48:33.15 ID:4aqer4A20
・・・
・・


(; ^ω^)「あうー・・・そう言えばツン。さっき・・・」
ξ゚听)ξ「?」

教室に戻ったルンはドクオを探すことにしました・・・
この時のルンには覚悟・・・というものがあったでしょう・・・


やっと決めた覚悟なんだから・・・私は進まないといけない・・・
私がしたいと思ったから・・・



28: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:49:27.09 ID:4aqer4A20
!ル - ノ|ヽ「ええっと・・・この前、読んだ漫画だと・・・こうかな・・・」

「ルンさんがなんかやってるけど・・・」
「・・・?ドクオの机に?なんか借りたんでしょ」



31: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:51:13.55 ID:4aqer4A20
・・・
・・

〜小20分後〜

('A`)「ふぅ・・・さっきは疑われてやだったな・・・しかも職員室で手伝い・・・」

ドクオが愚痴をこぼしながら人気が少ない教室に戻り席に座りました
教室にいる生徒は指の数ほどしかいません・・・
そしてドクオはおもむろに机の中にてをつっこみそして何かあることに気が付きました
なにやら軟らかい・・・布のようでした・・・

('A`)「・・・あ?なんだ・・・ハンカチ・・・か・・・?」



33: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:52:13.88 ID:4aqer4A20
確かに机の中につっ込んであったのはハンカチでした・・・
しかし・・・何か・・・そのハンカチに違和感がありました・・・

(;'A`)「ん・・・?も・・・文字か・・・?」

そう・・・ハンカチには文字が書いてありました・・・



34: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:52:59.21 ID:4aqer4A20
(;'A`)「なんだっ?これは!?」


ドクオ 本日中にきさまに用がある わたしの覚悟で! ルン


(;'A`)「ル・・・・ルンッ!?」



35: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:53:45.02 ID:4aqer4A20
クラスメートA「ル・・・ルンさんな・・・なにをしているんです・・・!!」
クラスメートB「ひいいいィ」

(;'A`)「!!?」

!ル - ノ|ヽ「なにを?って・・・・・・」



36: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:54:33.82 ID:4aqer4A20
!ル - ノ|ヽ「シャーペンを。ふってシャー芯を出しているんじゃないのッ!」
クラスメートA「ひいい・・・シャ・・・シャーペンって」
クラスメートB「ル・・・ルンさん!そ・・・それは鉛筆です」

!ル - ノ|ヽ「鉛筆ですって!?これが!」

(;'A`)「はっ!」

!ル - ノ|ヽ「鉛筆にみえるの!?」



37: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:55:37.98 ID:4aqer4A20
!ル - ノ|ヽ「なんて!頭の悪い子たちでしょうッ!ガボッ」


!ル - ノ|ヽ「あなたたちこのシャーペンが鉛筆に見えるの?ガボガボ」


!ル - ノ|ヽ「それじゃあよくッ!見てッ・・・見なさいッ!!」

ルンはそう叫ぶとシャーペンをそのクラスメートの前に差し出しました



38: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:56:30.84 ID:4aqer4A20
クラスメートA「・・・あ。近眼だからよく見えなかった」
クラスメートB「・・・私はメガネしてなかったから・・・見えてなかったわ」
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「でしょ?いやー・・・少し緊張してるから喉変になっちゃった・・・」

(;'A`)「・・・」

ドクオは呆れ気味です・・・
ルンが最近、読んだ漫画は言うまでもないことでしょう・・・
そしてドクオは気を取り直しルンになに用か聞きました



39: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:57:35.36 ID:4aqer4A20
!ル;゚ -゚ノ|ヽ「アッ。そうだったね。少しはずしすぎたねッ」
(;'A`)「はずしすぎだ・・・でなんなんだよ」

ドクオがそう言うとルンは少し顔が赤くなりました
これで気づくのが早い野郎は気づく所でしょうがいかんせんドクオは鈍感なのです

!ル* - ノ|ヽ「あっ。そ、そのね・・・ええっと・・・」
('A`)「?なんだよ」



40: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:58:39.30 ID:4aqer4A20
!ル* - ノ|ヽ「あ・・・あのねぇ・・・その・・・私。
        まだそんなこっちのこと知らないし・・・だから・・・その・・・」

言わなきゃ・・・い、言いたいんだから言っちゃえばいいんだよ・・・

!ル* - ノ|ヽ「今週の日曜!買い物とか付き合ってくれたら・・・うれし・・・ゴニョ・・・」

('A`)「・・・」



41: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/21(金) 23:59:36.02 ID:4aqer4A20
ダメかな・・・なんかドクオには用事があるとか・・・かな
それだったら・・・諦めようかな

「・・・いいゼ」

ああ・・・私の脳内で都合いい言葉が聞こえる・・・
あー・・・ダメだ・・・もうダメポ・・・

「日曜だったら朝以外は暇だからな」

終わったんだ・・・ああ・・・ラ○ァ・・・時が見える・・・

('A`)「なぁルン。話聞いてるか?」



42: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:00:33.08 ID:pKPcykkP0
!ル; - ノ|ヽ「・・・ふぇッ?」
('A`)「だからいいっつーの。待ち合わせ場所と時間は?」

!ル; - ノ|ヽ「・・・あ。駅前の銅像のベンチで・・・11時に・・・」

('A`)「ん。分かった。11時な」

ルンは少し驚きました・・・こうも早く終わるものかと。
口をぽかーんと開けながら呆然と立ち尽くして・・・




ξ* )ξ「・・・見ィーちゃったー見ちゃったーw」(にゃりーん



43: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:01:44.10 ID:pKPcykkP0
〜お泊りコースのシンデレラ〜

・・・来ちゃったよ当日・・・なんか・・・けっこう時間が過ぎるのって早いんだなぁ・・・
とりあえず買い物の手伝いその他っていうのはウソでデートしながら・・・
そんで最後はあわよくば・・・な・・・
うん。覚悟はできているか・・・私はできている・・・

・・・
・・


!ル - ノ|ヽ「・・・10時ちょっとか・・・ちょっと・・・早いけど・・・行くかな・・・」



44: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:02:55.93 ID:pKPcykkP0
〜駅前〜

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「ふぃー・・・やっぱ来てないみたいだね・・・」

ルンはそれなりの服装でベンチに座っていました。
その日は日曜。それに駅前ということもあって人はいます。
その中にはカップルもいます。ルンはいいなぁ・・・など思いつつ待っていました。


なんか・・・今日までは時間が流れるのが早く感じて・・・今日はとっても遅く感じるな・・・
時間のプログラムにゃこんなことないんだけど・・・なんか・・・変な感じだな・・・
・・・・・・まだかな・・・



45: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:03:57.91 ID:pKPcykkP0
ルンは待ちました・・・本当は40分程度しか経っていなかったでしょうがルンには
その40分が4時間ぐらいに感じていました・・・
・・・そしてドクオが来たことにあまり気づいていないようです・・・

('A`)「・・・ルン?」
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・・・・・・・・・・あっドクオ!?い、いつの間に?」
('A`)「さっきからいたぞ。よっぽど深い考え事なんだろうな」
!ル* - ノ|ヽ「あ・・・あう・・・」
('A`)「ま、いいか。行こうぜ」
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「うん・・・」



46: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:04:51.49 ID:pKPcykkP0
「で、まず最初は何買うんだ?」
「あ。ええっとね・・・」

ドクオとルンはまずどこに行くかを決めているようです・・・しかしその二人を監視している二人がいました・・・
ルンたちを監視しているのは・・・ブーンとツンでした・・・
ブーンはブーンで髪を少しばらつかせて・・・
ツンはいつもより少し落ち着いた髪形にして・・・

ル;^ω^)レ「・・・ツン、やめるお・・・」
ξ*゚听)ξ「いいでしょ別に!面白そうじゃない!」



47: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:05:43.75 ID:pKPcykkP0
ξ゚听)ξ「ドクオが女の子とデートするなんてこと
      PS版のドラクエ4でプラチナキングが出てくる確率よりも低いわよ!」
ル;^ω^)レ「だからってなんで僕まで・・・」

ξ* )ξ「それはその・・・べ、別にいいじゃない・・・あ!ほら。ドクオたち行っちゃう。こっちも行くわよ!」
ル;^ω^)レ「・・・分かったお」



48: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:06:43.46 ID:pKPcykkP0
・・・
・・


!ル ゚ -゚ノ|ヽ「で。最初は服かな・・・」
('A`)「服・・・か。じゃあこの通りのあそこ・・・かな」

ドクオはそう言うとルンから見て右側、手前から3つめのお店をさしました。
こざっぱりしてるようですがそれなりのお店だそうです

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「よくドクオはここ来るの?」
('A`)「俺の服の5割はここで買うな・・・」



49: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:07:40.21 ID:pKPcykkP0
・・・・・・

ξ゚听)ξ「・・・入ってったわね・・・楽しそうね・・・って・・・ブーン・・・?」

ツンは気づきました。ブーンの姿がありません。
爆弾岩の周囲8マスにあるものが爆発したと同時に消滅したように。
しかしブーンは服屋の向かい側のお店にいました。

ξ#゚听)ξ「ちょっとブーン!何やってんのよ!」
ル^ω^)レ「やっぱ人のプライベートを覘くなんてまっぴらだお」



50: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:08:44.08 ID:pKPcykkP0
ξ゚听)ξ「だっ!だからってねぇ・・・って何買ってんのよ」
ル^ω^)レ「アイスだお。そんでチョコミントだお。」

店員さん「どうぞ、チョコミント2つね。君かわいいから20円オマケしとくよッ」

ル*^ω^)レ「ど、どうもだお。・・・ツンのはいだお」
ξ゚听)ξ「・・・へ?」



51: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:09:10.52 ID:pKPcykkP0
ル^ω^)レ「あっちはあっち。こっちはこっちで二人で遊ぶお」
ξ* )ξ「・・・ありが・・・と。バカね・・・お金ぐらい私が払うのに・・しかもオマケされて・・・」
ル^ω^)レ「ツンがうれしんでくれて僕もうれしいお」

ほほえましい・・・んでしょうが・・・それはブーンがなっているのが男だったらの話です・・・
他人からはユリップルともとらえられているでしょう・・・



52: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:09:59.68 ID:pKPcykkP0
〜一方、ドクオたち〜


(;'A`)「ふぅ・・・自分で持ってくれよ。荷物・・・」
!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「女の子に持たせてどうするのさ!ほら次は・・・」

ああ・・・いいな・・・こんな楽しいのないな・・・
今いる時間が大切でたまんないや・・・

「ちょっと待て!そろそろヤバイって!俺限界・・・」
「んー?しょうがないなぁ・・・じゃあお昼時だしあそこの喫茶店で休憩だよ!」



53: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:10:56.54 ID:pKPcykkP0
今まで・・・こんなことが無かったから楽しいのか分かんないけど・・・

「ドクオ!デザート3品目注文していい?」
「だっしゃーーー!財布の中身なんかどうでもいいゼーーー!頼みたきゃ頼めーー!」

好きな人といるのってこういうもんなんだな・・・

「ルン、飯の次はどこだヨ」
「あ、ええっとねー・・・」

こっち来てて・・・よかったな・・・



54: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:12:48.05 ID:pKPcykkP0
・・・
・・

そして日も暮れ始めてドクオたちは公園に着きました・・・
カラスも鳴き始めてと多くからは「全国的に夕方ーー」とか聞こえます

(;'A`)「はひぃー・・・あー・・・重い・・・」

見て分かる程度に疲れているドクオは紙袋などを地面に置きどっかりとベンチに座りました



55: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:13:55.60 ID:pKPcykkP0
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・お疲れさん・・・っと。」

さてと・・・言わないと・・・
ここで言わないとダメだ・・・ちなみに大阪弁で言うとここで言わなアカンねん・・・
いや、動揺してる・・・落ち着かないと・・・うん

ルンはそう頭で思いつつ深呼吸をしました・・・深々と。
そして少し間をおいて口を開きました。



56: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:14:48.93 ID:pKPcykkP0
!ル - ノ|ヽ「あの・・・ドクオ・・・」

('A`)「ん?なんだよ」

!ル - ノ|ヽ「・・・そのさ・・・」

('A`)「・・・?」



57: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:15:41.16 ID:pKPcykkP0
!ル* - ノ|ヽ「その・・・その・・・」(もじもじ)

ルンはこれほどまでにというぐらいにもじもじしています。
服との摩擦熱が出るぐらいでしょうか・・・
そしてルンがもじもじしている間に二人。公園を通りかかりました

( ゚Д゚)「おう。ドクオ。何してんだゴラァ」
('A`)「あ。ギコ。しぃと一緒か・・・」
(*゚ー゚)「こんにちわー。ドクオ君」



58: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:16:24.91 ID:pKPcykkP0
!ル* - ノ|ヽ「ええっとね・・・ええっとね・・・」(もじもじ)

ルンがもじもじしているのをよそにドクオたちは会話をしています。
ギコはドクオからゲームかなにかを借りたようです。

( ゚Д゚)「ちょっとドクオ。俺の家まdえきてくれねえか?貸してもらったのはいいが続きが分からん」
(*゚ー゚)「私も分からないだー」
('A`)「そうかぁ・・・ちと3は難しかったからなぁ・・・分かったよ」



59: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:17:03.76 ID:pKPcykkP0
!ル* - ノ|ヽ「私ね・・・私・・・そのね」(もじもじ)

ルンはドクオたちに気づかずもじもじしています。

( ゚Д゚)「じゃあ来てくれ・・・良けりゃ飯もうちで食ってくか?」
('A`)「いいや。夜飯くらいは母ちゃんがつくったのを食べるからな・・・」
( ゚Д゚)「そうかよ・・・ほら行こうぜ」



60: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:18:04.00 ID:pKPcykkP0
(*゚ー゚)「ドクオ君。ルンちゃんもいるけど?」
('A`)「ああ・・・また今度聞くか・・・」

ドクオはそう言うと先を歩いているギコについていきました。
そしてルンは今さら気づいたようです。

!ル; - ノ|ヽ「・・・あれ・・・ドクオ・・・!?」

ルンが気づいたときにはドクオは20bぐらい離れていたでしょうか。



61: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:18:48.38 ID:pKPcykkP0
!ル;゚ -゚ノ|ヽ「・・・あれぇぇぇぇぇぇえぇ!?」





('A`)「ルンーーー!今日はありがとうなー!」

ドクオは距離が距離なだけに叫んでいます。



62: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:19:49.13 ID:pKPcykkP0
('A`)「次は俺から誘うからよぉーーー!今日は楽しかったぞーーー!じゃーなーー!」




!ル;゚ -゚ノ|ヽ「ああ・・・あ。う・・・ん・・・」



63: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:20:38.96 ID:pKPcykkP0
そしてドクオたちは行ってしまいました。

!ル; - ノ|ヽ「・・・・・・ってなんでこうなるのぉぉぉぉぉぉ!?」

ルンは膝をつき叫びます。その叫びの中、どこからか声が聞こえてきます

「・・・どうだったぃ・・・ルン君・・・」



64: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:22:02.70 ID:pKPcykkP0
!ル; - ノ|ヽ「・・・へ?誰・・・」

「今日はどうだったって言っている・・・楽しめたかい・・・?」

!ル; - ノ|ヽ「そりゃあ・・・もう・・・」

「・・・一緒にいたのが良かっただろう・・・次はあると言ってただろ・・・」



65: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:23:24.33 ID:pKPcykkP0
!ル; - ノ|ヽ「あ・・・」

「その次を作ったりいくことが大事なんだ・・・と思う」

!ル; - ノ|ヽ「あ・・・うん・・・(なんで疑問系・・・)」

「ふむ・・・じゃあもう悔やむのはやめるんだな・・・じゃあ・・・さらばだ・・・」

声はそう言うとぷっちり消えてしまいました。
それと同時にルンの近くのジャングルジムのそばの木から誰かが走り去った様に見えました

!ル ゚ -゚ノ|ヽ「・・・女の子好きの・・・だね」



66: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:24:33.02 ID:pKPcykkP0
〜その後・・・〜

学校

・・・
・・


( ^ω^)「ツン。昨日は楽しかったお。また行くお」
ξ///)ξ「・・・そうね。今度はあんたから誘ってよね・・・」



67: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:25:15.28 ID:pKPcykkP0
ブーンたちが窓辺で話しているのですが・・・
クーが開いてる窓から吹いてくる風で涼んでます。
そこへ・・・


川 ゚ -゚)「ふぅ・・・涼しいな・・・っと・・・何か・・・用かい?」

!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「クーちゃんっ。ありがとうね!」

川 ゚ -゚)「・・・何か礼をされるようなことは何もしていないな・・・何の事やら」



68: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:26:17.77 ID:pKPcykkP0
!ル ゚ ー゚ノ|ヽ「あはは!それはいいとして・・・」

それから・・・ルンはドクオとクーとの仲がよくなったそうです・・・

・・・
・・


('A`)「・・・」

(;'A`)「あれ俺は!?」



69: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:27:30.59 ID:pKPcykkP0
そこへ一人。後ろから黒子がやって来ました。
そして黒子さんはドクオになにやら耳うちしました。

黒子さん「・・・ごにょごにょ」
('A`)「・・・え?何?時間が余ったから何かして繋いで?」
黒子さん「・・・」(こくこく)



70: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/22(土) 00:28:21.31 ID:pKPcykkP0
('A`)「・・・じゃあ・・・地上の星でも歌います・・・あ、あ、あ。コホン・・・」


('A`)「風の中の昴〜砂の」

(ブツン)

・・・完・・・!



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