( ^ω^)ブーンは女になってしまったようです

3: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:27:21.74 ID:XqO+1lmD0
・・・ブーンの学校・・・
授業は6時間目・・・学校も終わりです・・・

キーンコーンカーンコーン

国語教師「ええ・・・今日の授業はここまでですかね・・・」
川 ゚ -゚)「・・・すいません、急ぎの用ですので」(ばひゅん



4: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:28:23.53 ID:XqO+1lmD0
授業終了のチャイムが鳴ったと共に教室からクーが抜け出ていきました。
そして教室の真ん中から生徒の声が聞こえます。

クラスメートA「なんか最近、クーさん様子が変だねぇ」
クラスメートB「6時間目、終わったらすぐ帰っちゃうね」

国語教師「・・・さっさと帰りたかったほどつまらなかった授業だったんですか!絶望したぁぁ!!」

(;´・ω・`)「・・・なんなんだかなぁ・・・」



7: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:29:11.18 ID:XqO+1lmD0
ポジティブさん「先生がお世話をかけてます、こっちでやっとくんで・・・はいはい、先生。教室に・・・」

ξ゚听)ξ「あの人、確か国語の先生のクラスの生徒さんだったわね・・・」
('A`)「・・・帰国子女もいるって聞いたぞ」
( ^ω^)「・・・でクーのことはどうなんだお・・・」




ξ゚听)ξ「・・・何かあるんじゃないの・・・?」
( ^ω^)「・・・」



8: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:30:07.06 ID:XqO+1lmD0
〜CAT'S EYE〜


それから数日経ってもクーは授業が終わったらさっさと帰る。
そんな日々が続いてました・・・

クーは何か隠してるのかお・・・?どうなんだお・・・
・・・そうだお・・・追ってみるお・・・



9: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:30:57.52 ID:XqO+1lmD0
そしてあくる日・・・

数学教師「今日の授業はここまでだ!それじゃあな!愚か者ども諸君!」

川 ゚ -゚)「さようならです」(ばひゅん

クーは案の定、終わりと共に荷物を持ってハヤテなごとくに教室を出て行きます。
それに続きブーンも教室を抜け出ていきます。

( ^ω^)「(よし、僕も・・・)さよならだお!」
ξ;゚听)ξ「ちょっとブーン!・・・行っちゃった・・・」



11: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:31:52.86 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


クーの家は・・・学校のかなり近くです・・・
にもかかわらず・・・

ル;^ω^)レ「外なら髪ほどいていいお・・・でも・・・おかしいお・・・クーの家より遠い所に行ってるお・・・」

クーは家を通り越しさらに遠くへと行っているようです・・・
それも人気の全くない廃マンションへ・・・



12: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:32:36.76 ID:XqO+1lmD0
ル;^ω^)レ「・・・一体、どこへ行くんだお。クーは・・・ッ?こんな所まで・・・」

ブーンが不思議がっているとクーは廃マンションの中へと入っていきます。

ル;^ω^)レ「そう言えば・・・クーなんかビニール袋持ってるお・・・僕も見失わないうちに・・・」

そう言うとブーンもクーを追って廃マンションに入っていきます・・・



13: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:33:33.02 ID:XqO+1lmD0
ル;^ω^)レ「・・・?そう言えば・・・なんだお・・・?これは・・・動物の声かお?」

「・・・なーん・・・」

ル^ω^)レ「・・・ネコかお・・・?鳴き声からして・・・そっちかお・・・?」

ブーンは鳴き声のした左側の方の通路へ向かっていきます。
何部屋かドアが開きっぱなしになっており通路からは部屋の中が丸見えです。
そしてブーンはドアが開きっぱなしの部屋からネコの鳴き声が聞こえてくるのを耳にしました。



15: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:34:12.45 ID:XqO+1lmD0
ル^ω^)レ「・・・この部屋からだお・・・除いてみるお・・・」

ブーンは開きっぱなしのドアから頭を出して部屋の中を覗いてみます。すると・・・

・・・
・・



川;゚ -゚)「ん・・・?な。ブーン君かい・・・?なんでここに・・・」

ル;^ω^)レ「クー!やっぱりここだったのかお!それに・・・」

ネコ「ミャオン・・・」
ネコ「フミャア」
親ネコ「フミャアア」



16: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:35:00.12 ID:XqO+1lmD0
部屋の中にはクーと・・・大きいネコ1匹に小さいネコが3匹・・・恐らく大きい方が親ネコでしょう・・・

ル;^ω^)レ「ええっと・・・」
川;゚ -゚)「ああ・・・そのなんだ・・・説明するよ・・・」

・・・
・・
・・・

ル^ω^)レ「つまり・・・買った魚をこの親ネコにとられて裸足で駆けてって
       探してったら親ネコが子ネコにご飯・・・かお・・・」

川 ゚ -゚)「ああ。この親ネコを追っていたらな・・・でまだ小さいみたいだしな・・・面倒見ているんだよ」



17: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:35:52.42 ID:XqO+1lmD0
ル^ω^)レ「そうなのかお・・・なんなら・・・クー!僕も一緒に世話をするお!」

川 ゚ -゚)「え・・・でもいいのかい・・・私と一緒に授業が終わったらとっとと帰ることにもなるんだぞ?」

ル^ω^)レ「構わないお!ネコは好きだお」

川 - )「・・・やっぱり君のそういうところに・・・分かったよ。一緒にやろう、ブーン君」



18: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:36:35.01 ID:XqO+1lmD0
〜シビビーン・ラプソディ〜

こうして僕とクーはネコの世話をし始めたお
たまにひっかかれたりとか。トイレの世話とか。
世話をするのは初めてだったけど楽しいもんだったお。

・・


ル^ω^)レ「じゃれるのはいいけどあんましやりすぎちゃダメだお!」
川 ゚ -゚)「・・・(思えばブーン君と二人っきりか。しかしネコがいる前でそういうのは・・・いやいや)
ネコ「・・・フミャアゴ」
ネコ「ンニャア」
川 ゚ -゚)「ん?お腹がすいたのか?ああ。分かった分かった・・・」



19: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:37:23.31 ID:XqO+1lmD0
・・


ネコ「・・・」
川 ゚ -゚)「寝てるのか・・・」
ネコ「・・・ピィー・・・ピィー・・・」
ル;^ω^)レ「変な鼻息のネコもいるもんだおね・・・かわいいけど」



20: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:38:00.52 ID:XqO+1lmD0
・・


川 ゚ -゚)「ブーン君。すまないが廊下に置いておいたキャットフードを取ってきてくれないかい」
ル^ω^)レ「分かったお」

ブーンはクーにそういわれ廊下に出て行きます。
ドアの近くにはキャットフードが入ったビニール袋が置いてあります。

ル^ω^)レ「これかお。じゃあおいっしょっと・・・」

ブーンは腰を落としビニール袋を持ち上げます。
すると入り口辺りから声が聞こえます。どうやらネコではなく人のようです。
人数は数人みたいですが・・・なにやら話し合いをしているようです。



21: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:39:16.68 ID:XqO+1lmD0
ル^ω^)レ「?なんだお・・・変な所で会議するんだおね」

ブーンはそう言いつつ部屋に戻りキャットフードの袋を開けます。

ル^ω^)レ「クー。さっき入り口の所辺りで誰かいたお」
川 ゚ -゚)「む・・・そうか。またか・・・誰だか知らないがたまに来るんだ
      私が知らないときにも来ているようだが・・・悪いことをしているわけでもないしな・・・」
ル^ω^)レ「そうなのかお?何しに来ているんだお・・・」
川 ゚ -゚)「そうだなぁ・・・しいて言うなら何か落書きか何かして帰っていくんだが・・・」
ル^ω^)レ「・・・?」



22: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:40:32.43 ID:XqO+1lmD0
そしてあくる日・・・

('A`)「外は雨かよ・・・ルン、なんとかしてくれよ・・・」
!ル ゚ -゚ノ|ヽ「流石に自然現象まで干渉するのはちょっとねぇ・・・」


( ^ω^)「・・・雨・・・かお。でも関係ないお。」
川 ゚ -゚)「そうだな・・・今日も行かないとな・・・」



23: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:41:32.44 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


そして授業も終わりブーンとクーがカバンを持とうとした瞬間、ショボンが話しかけてきました。

(´・ω・`)「やぁ、いいんちょ。いつもブーンと一緒にどこへ行っているんだい」

( ^ω^)「それは・・・ひ・み・つ だお」

(´・ω・`)「掘るぞ」

( ;゜ω゜)「ひぃいいい!ネ、ネコだおッ(シャレにならないお、今は女なんだおし・・・!)」

川 ゚ -゚)「ああ・・・そうだよ。ネコ」



24: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:42:31.03 ID:XqO+1lmD0
(´・ω・`)「ネコ?」

川 ゚ -゚)「ああ。ネコだ」

(´・ω・`)「ネコですか?」

川 ゚ -゚)「はいネコですとも」

(´・ω・`)「・・・」

川 ゚ -゚)「・・・」

(´・ω・`)「・・・そうですか」(にょろーん)

川 ゚ -゚)「そうです・・・」



25: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:43:47.73 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


〜廃マンション〜

川 ゚ -゚)「(む・・・また来ているみたいだな・・・雨が降っていてあまり分かりにくいが・・・)」

川 ゚ -゚)「ブーン君。今日は裏のほうから入ろう」

ル^ω^)レ「そうだおね、お取り込み中みたいだし」



26: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:44:42.24 ID:XqO+1lmD0
いつもは使わないのですがブーンたちは廃マンションの裏口から入っていきます。
裏口から入りネコのいる部屋へ向かったのですがクーは何か変な物を見つけます。

川 ゚ -゚)「んん?なんだこれは・・・前に通った時は無かったはずだが・・・」
ル^ω^)レ「なんか線がついてるお。そんなことよりさっさとネコのところに行くお」
川 ゚ -゚)「ああ・・・うん。そうだね」

・・・
・・




27: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:46:15.60 ID:XqO+1lmD0
ネコ「ンニャア」
ル^ω^)レ「しかしこいつら落ち着きないお。そこらじゅう動き回るお」
親ネコ「フミャアー」
ネコ「ウニャニャニャーン」
川 ゚ -゚)「そうだな・・・しかし・・・数が・・・足りないように見えるんだが・・・」


ル^ω^)レ「・・・実際、足りないお!勝手にどっかへ行ったんだお!」
川 ゚ -゚)「一匹に親ネコで二ィ・・・二匹か・・・」



28: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:47:23.28 ID:XqO+1lmD0
ル^ω^)レ「しょうがないお・・・じゃあ僕が探してくるお」

川 ゚ -゚)「ああ、頼むよ。私は世話をしているからな」

僕はドアを閉めてネコを探しに行ったお。
でもネコの居場所ってどこか分からないお・・・
ここは手当たり次第だお。
にしても・・・なんだお、この変な物・・・こっちにもあったお・・・



29: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:48:35.15 ID:XqO+1lmD0
一方、その頃・・・雨の中、ブーンたちのいる廃マンションを覘いている者がいました・・・


「なんとなく気になってついて来たんだけど・・・」


(´・ω・`)「こんな廃マンションにいいんちょたちはなんで・・・」



30: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:49:45.78 ID:XqO+1lmD0
(´・ω・`)「ん?なんか工事か何かかな?」

作業員さん「うんー?どうしたぃ。君。危ないよ?」

(´・ω・`)「へ?危ないって・・・何か工事するんですか?」

作業員さん「ああ。この廃マンション、爆破するんだよ。まぁ火薬の量は
        少なめだから周りに迷惑はかからないけどこれ、壊すには十分だよ
        あと爆破するまで6分ぐらいかな・・・」

(;´・ω・`)「え・・・ じゃ、じゃあ話は変わりますけどなんか
       ネコ目でぽんやりした男子となんかクールな女子見ませんでしたか?」



31: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:50:43.59 ID:XqO+1lmD0
作業員さん「え?あー・・・そういやーさっきちらっと見たような・・・」

(;´・ω・`)「・・・な・・・」

ショボンの顔に汗がにじみます・・・まさか・・・そんな考えが頭の中を駆け巡ります。
そしてその考えはショボンの体を動かします。

作業員さん「え!?あ、君危ないよ!?」

(;´・ω・`)「言われなくてもスタコラサッサだぜぃ・・・じゃなくて!探さないと!」



32: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:51:35.54 ID:XqO+1lmD0
一方、中のクーは・・・

川 ゚ -゚)「なんだか騒がしくなってきたな外が・・・なんだ?」

ドタドタドタドタ

川 ゚ -゚)「・・・何か・・・音が近づいてきたな・・・」
ネコ「・・・フギャアオォ・・・」

ドドドドドドドドド

川;゚ -゚)「・・・な・・・なんだ・・・?」



33: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:53:24.60 ID:XqO+1lmD0
するとドアが勢いよく開き、ドアの外からはいつも教室で見慣れたショボンが飛び込んできました。

(;´・ω・`)「ここかぁぁぁぁああああ!?」(バンッ)

川;゚ -゚)「おわあ!?ショ、ショボン!?なぜここに!?」
ネコ「キシャアア!」
親ネコ「フギャアアアアアゴ!」



34: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:54:29.24 ID:XqO+1lmD0
(;´・ω・`)「ああ、ネコってのこtのことか・・・すごく威嚇されてるけど・・・って違う!
       んなことよりこのマンション、もうちょっとで爆破されるよ!」

川;゚ -゚)「な、なんだって!?」
ネコ「フミャ?」

(;´・ω・`)「あれ・・・そう言えばブーンは・・・?」
川;゚ -゚)「・・・あ・・・ま・・・ブーン君が・・・まずい!」



35: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:55:41.27 ID:XqO+1lmD0
作業員さん「はぁ・・・はぁ・・・やっと見つけた・・・って他にもいたのかい!?って・・・残り4分もないよ!」

(;´・ω・`)「これはホントにまずい事態だ・・・!」

川;゚ -゚)「・・・ハッ!そうだ!ブーン君の携帯に・・・」



36: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:56:31.87 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


ル;^ω^)レ「全然、見つかんないお。ホントどこ行ったんだお・・・」

「・・・アオン・・・」

ル;^ω^)レ「・・・今のどっから聞こえたんだおッ?」



37: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:57:18.02 ID:XqO+1lmD0
ル;^ω^)レ「ええっと・・・あっちの部屋からかお・・・?」

「ンナー・・・」

少し離れた部屋から子ネコの鳴き声が聞こえます。どうやらそこにいるようです。
ブーンはさっそく向かおうとしたのですがそこで携帯電話が鳴りました。



38: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 01:58:34.54 ID:XqO+1lmD0
プルル プルル キュイン

「大佐。聞こえるか」

ル;^ω^)レ「!?あんた誰だお!!」

「何ィ!?すまん、間違えだ・・・いや・・・しかし間違えなんて・・・」

キュイン



40: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:00:17.79 ID:XqO+1lmD0
どうやら間違え電話のようでした。
そしてブーンが携帯をしまおうと思ったらまたかかってきました。

プルル

ル;^ω^)レ「またあんたかお!」

「え、いや・・・私はまだ一回もかけてないが・・・いや、それよりブーン君!大変なんだ!」

ル;^ω^)レ「クーかお!でもなんあんだお?」



42: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:01:22.36 ID:XqO+1lmD0
「もうすぐこのマンションが爆破されるそうなんだ!急いで子ネコたちを見つけてここ出るんだ!」

ル;^ω^)レ「え・・・ええ!?何言ってるお!そんないきなり・・・」

「確かにいきなりなんだが・・・外にいる人たちがいただろ!その人たちは工事の人だ!」

ル;^ω^)レ「・・・そ・・・そりゃ・・・信じるしか・・・ないお・・・で、でも子ネコが見つからないんだお!」

「今、いるのは君だけだ!どうにかして探してくれ!」



43: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:02:03.52 ID:XqO+1lmD0
ル;^ω^)レ「・・・分かったお・・・必ず見つけるお・・・じゃあ切るお」

「ああ・・・急いでくれよ・・・」

プツン


ル; ω )レ「さてと・・・どこいるんだおーーーー!!」



44: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:02:37.67 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


作業員さん「え・・・!?ネコ探してる!?」

川;゚ -゚)「はぁ・・・2匹なんですが・・・」

作業員さん「ま・・・まずいよ・・・爆破まであと2分ぐらいしか・・・」

川;゚ -゚)「・・・な・・・ホントに・・・まずい・・・」



45: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:03:33.25 ID:XqO+1lmD0
(;´・ω・`)「・・・あ・・・しょうがないけど・・・なんとかできるかもだ!」

頭が悪いなりにもショボンは何かを
思いついたらしく外にダッシュで駆けて行きました。

川;゚ -゚)「お、おいッ。どこへ行くんだ!」



47: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:05:04.45 ID:XqO+1lmD0
2:10

ル;^ω^)レ「ホントどこだお!ってうひゃあ!」

ブーンは壊れた机に転びました。
一瞬、天と地が逆さになったような衝撃を受けました。

ル;−ω−)レ「あうー・・・痛た・・・あ・・・あれ・・・ああ・・・そこにいたのかお・・・」

ネコ「ンニャアー・・・」



49: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:05:47.73 ID:XqO+1lmD0
1:40

作業員さん「や、やばい!爆破準備してるよ!とりあえず外に出ないと!」

川;゚ -゚)「・・・ブーン君・・・」

作業員さん「とりあえずネコは俺が連れてっとくから!君も外に出て!」

川;゚ -゚)「あ・・・はい」



50: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:06:42.44 ID:XqO+1lmD0
1:10

ル;^ω^)レ「あと1匹はどこなんだお!ホントにヤヴァイお!」

ネコ「・・・フミャアーーーーーゴ」

ル;^ω^)レ「・・・もしかして・・・呼んでるのかお・・・?」

ネコ「フミャーゴ・・・」

ル;^ω^)レ「そっちかお・・・?あれ・・・こんれは・・・」

ネコ「ピィー・・・ピィー・・・」
ネコ「ンニャアア!」

ル;^ω^)レ「・・・鼻息が変な子だったのかお・・・いや!そんなことより見つけたんだから脱出だお!」



51: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:07:39.52 ID:XqO+1lmD0
0:40

作業員さん「もう・・・ダメっぽいかも・・・」

川;゚ -゚)「そんな・・・そんなことは・・・他の人にやめるように言ってください!」

作業員さん「もう・・・間に合わない・・・よ・・・」

川; - )「・・・ブーン君!」



52: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:08:21.10 ID:XqO+1lmD0





0:00


・・・
・・



意外・・・意外にも意外でした・・・爆発は起きません・・・
作業員さんは口をぽかんと開けています。

川;゚ -゚)「・・・ば・・・爆発・・・は・・・?」

作業員さん「・・・あ・・・あれ・・・」



53: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:09:20.16 ID:XqO+1lmD0
「ふぅ・・・こういう時・・・こういうのかな・・・『その時、世界が輝いた』って・・・」

川;゚ -゚)「その声は・・・ショボン・・・?」

(´・ω・`)「うん。いやぁ・・・5分ぐらい遅れてたらやばかったよ・・・」

作業員さん「え・・・何をどうしたんだい・・・」



54: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:10:19.03 ID:XqO+1lmD0
(´・ω・`)「ほんの少しばかりだけど親からお金を借りたんだよ。そんでここのマンションを買ったんだよ」

監督さん「そういうことだよ。いきなりだったからびっくりだったよ・・・」

作業員さん「監督!?」

川;゚ ー゚)「ふふ・・・なんてスケールのでかい・・・」

(´・ω・`)「じゃあ・・・とりあえず爆破はふせいだわけだし・・・あとはブーン・・・」



55: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:10:57.60 ID:XqO+1lmD0
ショボンが言いかけた刹那の瞬間・・・ブーンが飛び出してきました。
おそらく運動会だったならば1位にはなっていたほどの速さで。

ル;^ω^)レ「みんな!爆発するお!伏せるお!」

(´・ω・`)「・・・」

川 ゚ -゚)「・・・」

作業員さん「・・・」

監督さん「・・・」



56: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:11:45.57 ID:XqO+1lmD0
ル;^ω^)レ「あれ・・・どうしたんだおみんな・・・爆発するんだお?」

ネコ「・・・ンナ・・・」
ネコ「・・・」
親ネコ「・・・」

ル;^ω^)レ「ネコまでもかお!コッチミンナだお!て言うか何みんな笑ってるんだお!」


「もう爆破はショボンが止めてくれたよ」
「なんだお、それ!」
「買ったんだよ・・・それよりブーン。お前、その髪は・・・何?」
「え・・・ファッション大魔王・・・じゃなくてファッションだお!」



57: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:12:48.40 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


それから・・・ネコたちはその時の作業員さんが
ひとまず預かってくれてるんだけどクーが飼い主を探すことになったんだお・・・
でも・・・それがさっぱり・・・



58: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:13:44.82 ID:XqO+1lmD0
クーは買ってくれる人を探している途中、河原の土手で休んでいました。

・・



川 ゚ -゚)「・・・川はきれいに流れていくな・・・」
( ^ω^)「クー。どうだったお?」

川 ゚ -゚)「それがまぁ・・・どこも・・・」



60: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:14:59.01 ID:XqO+1lmD0
( ^ω^)「やっぱ楽には見つからないんだおね・・・」

川 ゚ -゚)「まぁな・・・」

( ^ω^)「このまま見つからないままなのかお・・・?」

川 ゚ -゚)「いや・・・見つけてみせるよ・・・」



61: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:16:03.88 ID:XqO+1lmD0
クーは冷静に振舞っていてもブーンには少し参っているように見えます。
しかしその時、誰かやってきました。


Wリ゚ -゚ノリ「あれ・・・すいませんけど・・・もしかしたら・・・火消しの委員長さんじゃないですか・・・?」

川 ゚ -゚)「ん・・・?た、たしか君はあの時の・・・」

( ^ω^)「?クーの知り合いかお?」



62: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:16:48.90 ID:XqO+1lmD0
川 ゚ -゚)「ああ。前に不良に絡まれてるのを助けてね」
( ^ω^)「・・・なんか僕にもあったような・・・」

Wリ゚ -゚ノリ「露瀬蒼って言います・・・でもこんな所で会うなんて奇遇ですね。何をしていたんですか?」
( ^ω^)「ちょっとネコを飼ってくれる人を探してたんだお」
Wリ゚ -゚ノリ「ネコ・・・ですか?」


川 ゚ -゚)「ああ、そうなんだ・・・」
( ^ω^)「でも全然、見つからないんだお・・・」



63: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:17:45.45 ID:XqO+1lmD0
Wリ゚ -゚ノリ「・・・あの・・・」

( ^ω^)「クー。まぁ次の人を探せばいいお」

川 ゚ -゚)「まぁ・・・そうだな」


Wリ゚ -゚ノリ「僕の家で飼ってもいいですよ・・・?」



64: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:19:07.84 ID:XqO+1lmD0
( ^ω^)「・・・へ?」
川 ゚ -゚)「か・・・飼ってもいいっていったのかい?」
Wリ゚ ー゚ノリ「はい。うちは7人家族ですけどペットとかは飼ったことないんですよ。
       それに少し仲の悪い姉と妹がいまして・・・それでこれが機会で仲良くなればなぁって思って」


川 ゚ -゚)「・・・本当かい・・・?そ、そうなら・・・お願いしても・・・」

Wリ゚ ー゚ノリ「はい。構いません」

( ^ω^)「・・・ネコも君みたいな子がいるところで飼ってもらえるとうれしいと思うお!」



65: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:20:00.21 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


「あら〜?蒼ちゃん何してるのかしら〜?」
「さっさと家に帰るわよぉ?」
「あ。夏奈姉さんに銀都姉さん。これから家に家族が増えるよっ」
「?」
「家族ぅ?」



66: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:21:08.23 ID:XqO+1lmD0
( ^ω^)「・・・いい人で良かったお」

川 ゚ -゚)「ああ・・・あれ・・・」

( ^ω^)「?どうしたんだおクー?」

川 - )「また・・・さっきの会話の中で・・・」



67: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:22:29.64 ID:XqO+1lmD0
「さり気に胸にタッチしておけば良かった!」
「!?クー何言ってるんだお!?他の人が見てる!」



68: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:23:17.95 ID:XqO+1lmD0
・・・
・・


('A`)「・・・またか!今度はだ、騙されないぞ!」


('A`)「・・・」


('A`)「・・・あれ・・・?」



69: 1 ◆4zgCWEtm.A :2006/07/29(土) 02:24:40.53 ID:XqO+1lmD0
(;'A`)「・・・今度は・・・大丈夫なのか・・・?」


('A`)「・・・じゃ、じゃあ、また歌っちゃおうかな・・・いや!歌うよりも・・・モノマネとか!」


('A`)「ええーっと・・・じゃあタモさんのモノマネします・・・」


('A`)「髪切っt」


ブツン


・・・
ネコ「ニャー(ちゃんちゃんだにゃ)」



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