ブーンの心が世界を左右するようです( ^ω^)
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:00:22.80 ID:/vfs4v250
- >−−−−五日目・その1
( ゚∀゚)「お、内藤。今日は早いな」
( ^ω^)「これからドクシン国に行くんだお、昨日何もしなかった分頑張るんだお!」
( ゚∀゚)「おう、でもせっかくだし朝飯は食ってけよ」
( ^ω^)「よろしくお願いするお」
まだ弱音は吐かない、出来る限り元気に積極的に振舞った。
辛い事があったらいつでも頼れる人達ができた、それが嬉しかった。
情報員の3人は自分にとってとても助かる存在だ。
ごはんを食べているとツンが来た。
ξ゚听)ξ「あら、アンタ今日は起きてたの?」
(;^ω^)「……いつも寝坊しているわけじゃないお」
ξ゚听)ξ「あっそ。ジョルジュ、私とおじーちゃんの分もごはん追加!」
(;゚∀゚)「オマエ達はいい身分だな……把握した」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:00:57.49 ID:/vfs4v250
- (;^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「……」
(;^ω^)「……あ、荒巻さんはどうしたんだお?」
ξ゚听)ξ「後から来る」
(;^ω^)「……そうかお」
ξ゚听)ξ「……」
(;^ω^)「……」
会話がまったく続かない。
昨日の事もあってすごく気まずいふいんき(ryが流れた。
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:01:14.73 ID:/vfs4v250
- (;^ω^)「……ツン、昨日はゴメンだったお」
一日あって頭が冷えた事もあり、自分から謝る事にした。
まだ言い合いには納得していないが。
ξ゚听)ξ「別にいいわよ。それよりもアンタ、今日はどうするの?」
( ^ω^)「今日はドクシン国に行く事にしたお」
ξ゚听)ξ「あっそ」
(;^ω^)「……」
自分がどれだけ頑張って話しても、相手してくれないという事が分かった。
多分あちらも昨日のことをまだ根に持っているのだろう。
( ^ω^)「ハフッ、ハムハムッ、ハフッ!」
ξ゚听)ξ「キメェwww」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:01:30.89 ID:/vfs4v250
- ごはんが終わるとジョルジュさんにお礼を言って小屋を出た。
何となく道は覚えているのでドクシンまでは一人で行く事にした。
そして小一時間、見慣れた集落に来た。
(*ノωノ)「アプー」
(;^ω^)「おうっ!!」
<ヽ`∀´>「こらこらアプー、どこに……内藤さん!」
( ^ω^)「お久しぶりですお」
<ヽ`∀´>「いえいえ、わざわざ来ていただけるとは……どうぞどうぞニダ」
そう言ってニダーさんは自分を小屋に招き入れてくれた。
<ヽ`∀´>「そういえば内藤さん、この前の戦いについては聞かれたニダか?」
( ^ω^)「はい、ドクシン側の勝利だったようで」
<ヽ`∀´>「おかげさまで……ありがとうございますニダ」
お礼を言われるのはすごく変な気分だった。
別に自分は何もしていないというのに。
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:01:53.30 ID:/vfs4v250
- <ヽ`∀´>「最近……ようやく子供たちにおもちゃが出来まして……」
ニダーさんの向いたほうを見ると、数人の子供たちがおもちゃの取り合いをしていた。
そのさまはすごく平和だった。
思わず笑みが浮かんでしまう。
<ヽ`∀´>「やっぱり……誰かの命を自分が繋げられる、誰かのためにでも存在できる……
我々はそれだけで素直に嬉しいニダ」
( ^ω^)
誰かのために存在している……自分とは少し対照的な気がした。
自分はどちらかの国を生きさせるためにこの場に存在しているというのに。
どちらかを消すために存在しているというのに。
しばらくの内に、随分と否定的になったものだ。
<ヽ`∀´>「……内藤さん」
( ^ω^)「どうしたお?」
<ヽ`∀´>「実は……今度の戦いは自分も出なければならないニダ……」
(;^ω^)「mjd!? じゃあ子供たちはどうなるお!?」
<ヽ`∀´>「分かりませんニダ」
人材不足……それでも頑張って来たんだこの国は。
そもそもこの国は戦う意味があるのだろうか?
もしかして……バーボン国の戦いにただ巻き込まれているだけではないのか?
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:02:12.80 ID:/vfs4v250
- しばらくすると、ドクオさんが来た。
('A`)「おー、内藤さんもいるのか」
<ヽ`∀´>「ドクオさん、いらっしゃいニダ」
( ^ω^)「お邪魔していますお」
('A`)「いやいや、ゆっくりしていってください」
ドクオさんはそう言うと、当然のように自分の場所を作って座る。
本当に親密な国だと思った。
国民と王様の距離がすごく近いのだ。
('A`)「今日はどうされたんですか?」
( ^ω^)「子供たちの様子を見に来ただけですお。特に理由は無いですお」
(*'A`)「そうですか、ゆっくりと子供と遊んで行ってあげて下さい」
本当に子供を大切にしているなと思った。
その言葉を出した途端にドクオさんはすごく嬉しそうにした。
ニダーさんも隣で同じように嬉しそうにしている。
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:03:05.56 ID:/vfs4v250
- ( ^ω^)「それで……今聞いたんですが、ニダーさんが兵として戦われると……」
('A`)「……はい。もともとこの国は兵となる人も少ないので……
ただ大丈夫です、代わりの者をここに置きますので」
そういう事を聞きたいのではない、本当に考えの中心が子供たちな人だ。
( ^ω^)「ドクシン国は、どうして戦いをするんだお?」
('A`)「……我々に聞かないでください。
バーボン国に聞いて下さい」
( ^ω^)「……」
こう言っている以上、本当にバーボン国に聞いてみないと分からないのだろうと思った。
これだけでドクシン国が被害者だと決め付けてはいけない、
自分はしっかりと情報を集めて、考えないと。
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:03:21.69 ID:/vfs4v250
- --バーボン国
(´・ω・`)「よし、それじゃあ攻めようか」
(・∀・)「はい、次こそ相手を殲滅しちゃうぞー」
(´・ω・`)「期待しているよ、そのためにわざわざすぐに攻撃をかけるんだから。
相手はきっとしばらくこちらが警戒すると思っているだろうからね、
逆に準備不足のところを大きく叩くよ?」
(・∀・)「やられた借りは返しましょう」
(´・ω・`)「数人兵を追加させるよ、希望者も数人見つかった。
あと、今回ばかりは情けをかける必要はない」
(;・∀・)「!! ショボンさんでも……」
(´・ω・`)「ただ今回だけだ、わかったなジエン。
相手がその気ならこちらもその気だというところを見せておかないとね」
(;・∀・)「は……はい、今度こそは絶対に勝利を我が国に……!!」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:03:39.34 ID:/vfs4v250
- ---ドクシン国
('A`)「それでよ、やっぱりヨガは自分のアナルを見るためとかそんな軽い気持ちで始めちゃいけねーんだよな」
( ^ω^)「なるほど、勉強になりますお」
('A`)「穴から出てきたとうもろこしを食べた時はそりゃもう……」
(;^ω^)「ちょwwwwおまwwwww」
ドクオさんとすっかりアナルトークに花を咲かせていた。
中々分かる人だ、正に真のアナリストだ。
そんな中、突然ドアから一人の男が入ってくる。
(;=゚ω゚)ノ「ドクオさん、まずいですバーボン国が攻めて来ました!」
(;'A`)「何ィ!? バカな、前回完全勝利を決めたというのに……!」
そしてチラッとこちらを見た。
言いたいことは分かる、それで僕の心がバーボンに動いたんじゃないのかと聞きたかったのだろう。
それでバーボン国が一気に発展したんじゃないかと思ったのだろう。
結局それを聞かれる事は無かったが。
('A`)「とりあえず戦いの場所はどこだ!」
ドクオさんはそうやって話を聞くと、指示を出してニダーさんも連れてその場を後にした。
自分に子供たちのおもりを任せて……。
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:03:54.90 ID:/vfs4v250
- ( ^ω^)「……」
確か今回戦っている所はギシアン地方だと言ったか、子供たちにその場所を聞いた。
そしていい子にしているんだよと言うと、自分もその場所に向かった。
アプーも嫌々としていたが、強く言い聞かせたらしぶしぶ手を離してくれた。
(#^ω^)「絶対に……止めるお……!」
自分なら止めれる気がした。
自分は"心の主"だ、その重さも誰よりも良く知っている。
だから……自分が行けばきっと止めれるはずだ。
正直怖い、それでも自分の"心の主"という肩書きを信じた。
恥ずかしい話だが自分にはそれくらいしか武器が無い。
それを利用するしかない、その自分には重過ぎる肩書きしか……。
ギシアンまではそれなりに距離がある、少しでも早く……
⊂二二二(#^ω^)二⊃ブーン
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:04:17.07 ID:/vfs4v250
- --バーボン国、ドクシン国境界・ギシアン
ギシアンは緑の多い地方だ、今その地方から火の手が上がっていた。
煙は視界を遮る、ドクシン側はその煙に苦戦していた。
( ;゚д゚ )「チィ、狙いが定まっても、火縄銃が発射する時には煙で隠れちまう……!」
遠くから射撃を続けるミンナだが、思うように弾は相手に当たらない。
緑が生い茂るここではただでさえ視界が悪いと言うのに……
自分がバーボン国を足止めして、時間を稼がなくてはならないと言うのに……。
そんな中を一人のバーボン国の兵が、ひたひたと歩いてきた。
もう、全てを否定しきっているその姿。
(`_ゝ´)「バーボンの者だな!?」
その前にドクシン国の男が立った。そして剣を抜く。
(;`_ゝ´)「この視界の悪さでは剣の方が有利だという考えだが……オマエは丸腰か?
何を考えている?」
文化の発展? 火縄銃? 何のことです?
仮にバーボン国も同様に発展して火縄銃を手に入れていたとしても火縄銃を発射させる時間も与えない。
約3秒、丸腰の相手にそこまで時間を費やす必要も無い。
(`_ゝ´)「死んでもらうッ!」
男は斬りかかった。
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:04:33.60 ID:/vfs4v250
- ( ;ω;)「うぅ〜煙が目にしみるし、全然周りが見えないお……」
ようやく到着したと思ったら木々や煙で視界が全然晴れない。
しかも銃の音が幾度もこだまして、そのたびにビクビクしている。
パンッ
また音がした。
どうやら周期的に3秒程度に一度、この音がするようだ。
さておき早くバーボンの人を見つけて止めるように言わないと。
相手が自分の事を知らなかったらどうしよう……そう考えると足が震えた。
ダメだダメだ、自分しかこの戦いを止められる人はいないのだ。
パンッ
また音がした、しかし周期があると分かるとこの音に対してもある程度驚かなくなった。
パンッ
(( ゚ω゚))「ッ!!」
突然その周期を乱す音が一際大きく聞こえた。
明らかに目の前からした発砲音、それに恐怖した。
足が完全に動かなくなった、物音を立てたら殺されるような錯覚に落ちた。
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:04:56.69 ID:/vfs4v250
- ドサッ
(`_ゝ´)
人が一人、血を出して前で倒れた。
死んで……いるのだろうか?
パンッ
さらに発砲の音、同時に倒れていた人が一度跳ねた。
声は出ていない、明らかに死んでいる。
パンッ
男の体はみるみる血に染まった。
自分はこういったグロテスクなものは苦手だ、精神的なブラクラで何度と吐いた事もある。
だがこの時は不思議と吐き気などしなかった。
自分もそうなってしまうんだとどこかで考えていた、仲間意識のようなふざけた物が出来上がっていた。
赤い血が美しいとも思えてしまった。
そして死んだ男の前からやってくる人影。
自分はずっと俯いて死体を見ていた。
下を向いて戦う意志がない事を知らせればもしかして……そんな甘い考えだったのか?
ただ相手と目を合わせれば殺されてしまうような気がした。
死体からは血が流れ出るばかりだった……
きっと自分もこうなってしまうのだろう、それを本能で察した。
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:05:28.31 ID:/vfs4v250
- 体はずっと、異常なほど震えていた。
言葉なんて今正常に話せないだろう、それほどすごい震えだった。
そこでの数秒は長かった。
走馬灯とはこれなのか、仲の良かった親友達が頭を舞った。
ドク、ショボ、ツン、しぃ……いつでも一緒だったみんな。
自分に優しくしてくれたみんな。
そしてカーチャン、親孝行できなくてごめんね。
最後にもう一度会いたかった。
頭の中のみんなは自分と一緒に笑ってくれていた。
そんな中、現実に引き戻す声があった。
「主……様?」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:06:00.94 ID:/vfs4v250
- 聞き覚えのある声、思わず向かう相手の顔を見た。
一体誰だ、誰がこれほど残酷なことを……
(;*゚ー゚)「主様……ですよね……?」
(;^ω^)「おっ……おお……」
言いたい事、聞きたい事はいくらであった。
でも声が出なかった。
どこかで自分は殺されないのではないのか、そう思った。
少しでも安心できたはずだ、はずだが……相手の姿を見てしまったら震えが止まるはずがなかった。
震えはむしろ大きくなっていく。
(;^ω^)「しい……」
相手の名前をようやく言えた。
その自分に、相手は優しく笑ってくれた。
(*゚ー゚)「はい、しいです」
その笑顔はなんなのか?
どうしてそんな笑顔が今この場で作れるのか?
( ;ω;)「しい……さん……」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:06:23.33 ID:/vfs4v250
- (*゚ー゚)「主様、ごめんなさい」
そう言って自分の横を通り過ぎようとするしいさん、
慌ててそれを遮ろうとすると、自分に銃が向けられた。
そう、拳銃が。
引き金を引けば自分は死ぬ、その恐怖は半端なものでない。
反射的に両腕を上げて、そのままの体勢でへなへなと座り込んだ。
( ;ω;)「ころ、さあぃで……ほしいぉ……」
うまく口が動かない、そして……口から出てきた言葉はなんとも恥ずかしい命乞いだった。
この戦いを止めるつもりじゃないのか?
ここで彼女を止めれるのは自分しかいないんだ。
でも……結局自分の命が惜しいのだ。
( ;ω;)「ころさ……あいで……」
鼻水も出たし涙も出た、なんとも情けない姿だった。
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:06:48.71 ID:/vfs4v250
- (*゚ー゚)「大丈夫です、邪魔さえしなければ……」
しいさんはそう言って銃を自分から離した。
それでも心臓はまだ鳴りを止めない、これほど心臓の音は大きいものだったか?
体全体が心音にあわせてビクッビクッと震えてしまう。
( ;ω;)「……なんで……?」
恐怖からか小声でしか疑問の声は出せなかったが、相手には届いたようだ。
(*゚ー゚)「あの人が……あの、あの人……」
しいさんはそして……とうとう悲しそうな顔をした。涙を流した。
(*;ー;)「もうあの人はいないの、もう……!
別に私は主様が憎い訳じゃない、でも……でも何を憎んでいいのか分からない!
ごめんなさい、主様も辛いのに……もっと辛くさせてごめんなさい……!」
しいさんは叫んだ。
自分はその言葉がすごく嬉しくて……辛かった。
自分の事を気遣ってくれて……そんな事をされては言い返しづらいじゃないか。
いっその事自分勝手に叫んでくれればいいのに、どうしてこんな時まで人のことを考えられるんだ。
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:07:10.80 ID:/vfs4v250
- ( ;ω;)「そんなの勝手だお! 赤ん坊だっているのに、勝手だお!」
残された者の辛さは誰よりも感じたはずなのだから……自分の赤ん坊にまで同じ辛い思いをさせるのか?
ギコさんの分までしっかりと赤ん坊を愛してやれないのか?
(*;ー;)「昨日死にました」
( ;ω;)「……おっ!?」
(*;ー;)「赤ん坊は昨日死にました。
なんとかなったと思っていたけど……私は未熟児でも障害を患わっていてもいい、
生きて欲しかったけど……あの子はもう死んでしまったの!!」
自分は何も言えなかった。
自分はそんな偉い人間じゃない、掛けれる言葉なんて上辺だけの言葉しかない。
自分よりもよっぽど辛く……頑張っているしいさんに。
しいさんは涙を拭った。
(* ー )「主様……」
そして、今までに無いほどの綺麗な笑顔を作って言った。
(*^ー^)「さようなら」
それを引き止めることは出来なかった。
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:07:27.01 ID:/vfs4v250
- ---バーボン国
川;´ー`)「ぅん……」
川 ゚ -゚)「目が覚めたか、マターリ?」
川;´ー`)「あ、クーちゃん……」
川 ゚ -゚)「驚いたぞ、突然倒れるから……」
川;´ー`)「ごめんなさい……」
マターリはギコや旦那の死を告げられると供に気を失った。
もともと病弱でヒステリックな所がある、目覚めてすぐに自殺しかねないのでモナーに言われてクーが看病していた
。
川;´ー`)「……。しいちゃんは?」
川 ゚ -゚)「……戦いに行った」
無言の時間が少しあった。
そして突然マターリは泣き出した。
川;ー;)「なんで……なんで死なないといけなかったの!?」
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/07(金) 23:07:42.63 ID:/vfs4v250
- クーは何も言わない、それでもマターリは続けた。
川;ー;)「なんなのあの"心の主"って!
ギコさんが……あの人が戦って負けるわけ無いじゃない!
勝手よ、私達の命があの人の心変わりで無くなるなんて……そんなの勝手よ!」
わめくマターリをクーは抱いてやった。
それでもマターリは叫び続けた。
川;ー;)「私たちが何をやったの?
怖いよぉ……私怖いよぉ……"心の主"って……。
私たちはこの悔しさをどうすればいいの!?」
川 ゚ -゚)「落ち着け、マターリ」
川;ー;)「しいさんの出産の時は同じだと思ったのに……普通の人だったのに……
もう怖いよ、それで……自分勝手だよ……。
こんなのって……ないよ……」
クーはマターリが落ち着くまでずっと抱いてやった。
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