( ^ω^)ブーンが関西女に惚れたようです

34: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:27:48.04 ID:4NWQuAGT0
  
第拾陸話 恋に至る病、なんで?

ξ ゚听)ξ「どうなん?そっちはうまいこといってるん?」
川 ゚ -゚)『うむ。ばっちぐーだ。』
ξ*゚听)ξ「あ、ほんまに?よかったやん!」
川 ゚ -゚)『ありがとう。後で内藤くんにも礼を言わないとな。』
ξ*゚听)ξ「そんなに気にせんでええって!ほな6時に遊園地出たとこでなー」
川 ゚ -゚)『了解した。どうやらそっちも上手くいっ』
プツ!
私はクーがなんか言おうとしてたけどケータイ切ってもーた。
べ、べつにまだ内藤のことは好きとかそんなんちゃう…かな?
でも優しいのはポイント高いやんなぁー。
( ^ω^)「向こうは上手くいってたかお?」
ξ*゚听)ξ「う、うん!うまいこといってるって!」
内藤のこと考えてる時に、その内藤から話しかけられたからちょっと声が変になってもーた!
(*^ω^)「それは良かったお!」
でも内藤は私の声には気付かんと喜んでるみたい。
ほんまこいつ天然やなー。
さて、昼も食べたし、これからどーしよかなぁ?



35: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:28:55.20 ID:4NWQuAGT0
  
ξ ゚听)ξ「なぁ内藤、これからどーする?」
( ^ω^)「津村さんは何か乗りたい物とか無いのかお?」
ξ ゚听)ξ「んー…、せやなぁ、別にないわ。絶叫マシンとか苦手やし。」
(;^ω^)「あ、そうだったのかお。」
ξ;゚听)ξ「ごめんな…でも別に内藤が乗りたいんやったら乗ってきてええで?」
( ^ω^)「一人で乗っても面白くないお!2人で出来ること考えるお!」
ξ*゚听)ξ「あ、ありがとー」
( ^ω^)「何がだお?」
ξ*゚听)ξ「え…?あぁ、分からんかったらええわ!」
こんな天然で優しい奴は初めてやわ…
男ってもっと自分勝手な奴ばっかりやと思ってた。
私の男運が悪かっただけ?
その時、内藤の頭上にピコ―ンって音と一緒に豆電球が出てきた!
(*^ω^)「スターバースト!」
ξ*゚听)ξ「LV七星剣できたかなぁ?ってマニアックやなぁー」
(*^ω^)「わんにゃんパークに行くお!津村さんは動物は好きかお?」
ξ*゚听)ξ「うん!めっちゃ好きやで!」
(*^ω^)「良かったお!」



37: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:30:07.32 ID:4NWQuAGT0
  
ξ*゚听)ξ「この猫かわいぃー!」
ξ*゚听)ξ「あの犬もめっちゃかわいいわー!」
ξ ゚听)ξ「あれはイマイチやな…なんか野獣の目ぇしてるわ…」
どうやら津村さんは楽しんでくれてるみたいだ。
ラーメンと動物は数字とれるんだなぁ〜 ガースー
謎の名言が僕の頭に浮かんだ。
(*^ω^)「津村さんが楽しんでくれてて嬉しいお!」
ξ ゚听)ξ「あー…内藤、ちょっといい?」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ ゚听)ξ「津村さんってなんか他人行儀やから、ツンって呼んでええよ。」
(;^ω^)「え?いいのかお?素直さんしかツンって呼んでないお?」
ξ*゚听)ξ「う、うん!あ!でもあれやで!?私がツンって呼んで欲しいんちゃうで!?内藤が呼びたかったら呼んでもええかなて…」
(*^ω^)「分かったお!これからツンさんって呼ぶお!」
ξ#゚听)ξ「[さん]いらん!」
(;^ω^)「おぉ……じゃぁ…ツン…」
ξ*゚听)ξ「よし!」
そんなこんなで、僕たちはわんにゃんパークを満喫した。



38: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:31:15.43 ID:4NWQuAGT0
  
ξ*゚听)ξ「あーおもしろかったー!」
( ^ω^)「僕たちはわんにゃんパークとゲームセンターで遊びまくったお!」
ξ ゚听)ξ「だから誰に言うてんのよ?」
(;^ω^)「不特定多数の人に向けてだお…」
僕たちがゲームセンターを出てふと空を見上げると、優しい夕日の光が観覧車を照らしていた。
時計は5時30分を指している。
もうこんな時間か…楽しい時間は早く過ぎるってのは本当だなぁ…
ξ*゚听)ξ「そうや内藤!最後に観覧車乗れへん?」
( ^ω^)「ツンが乗りたいなら全然おkだお!」
ξ*゚听)ξ「わ、わたしが内藤と一緒に乗りたいとかそんなんと違うで!?」
(;^ω^)「そうかお…僕はツンと乗りたいお…」
ξ*゚听)ξ「な、内藤が乗りたいんやったらしゃぁないなぁー!一緒に乗ったるわ!」
(*^ω^)「嬉しいお!」
ξ////)ξ「………」
ツンは真っ赤になってうつ向いてしまった。
夕日でそう見えるだけかな?



39: ◆mFWJzt/.Cs :2006/06/30(金) 02:32:13.25 ID:4NWQuAGT0
  
ξ////)ξ「………」
(;^ω^)「ツン…?」
ツンは観覧車の中に入っても顔を赤くして下を向いている。
さっきからずっと無言だし、また怒らせてしまったんだろうか?
どう謝ろうかと考えていると、観覧車が一番上にたどり着いた。
(*^ω^)「きれいだお…」
僕は観覧車の窓から見える景色に思わず見とれた。
ξ*゚听)ξ「すごいなぁ…」
海に沈んでいく夕日…
ツンもようやく顔を上げ、彼女の顔を夕日が輝かせる。
その瞬間、僕は気付いた。
最初は唯の同情だったのかもしれない。
でも、今日一日を一緒に遊んで、僕は今まで生きてきた中で一番楽しかった。
この子とずっと一緒に居たい…ツンのことが好きだ…

第拾陸話 おわり



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