( ^ω^)ブーンが空も飛べるようです
- 80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:21:07.80 ID:lmWyBZb20
- 新宿世田谷区の路上で一人の女性が倒れていた。
いつかの夢のような状況にdkdkしながらも、ブーンは携帯を取り出した。
( ^ω^)「おいすー^^殺人事件発生だお」
携帯の向こうからは、眠たげな声が聞こえてきた。
(´・ω・`)「んー、それは外国人の犯行かい?」
( ^ω^)「さあ?」
(´・ω・`)「僕たちは外国人向けの組織だからね。普通の殺人事件は扱わないんだよ」
ブーンは納得し、とりあえず救急車だけ呼んだ。
救急車はとりあえずUターンし、乗っていた救急隊員が警察に電話した。
- 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:25:02.55 ID:lmWyBZb20
- (*゚ー゚)「なんか騒がしいな」
しぃが看護室から顔を出すと、ショボンが走ってくるのが見えた。
(*゚ー゚)「ショボン先生、事件ですか?」
言うの忘れたけど、しぃもV.I.P.の隊員ね。
そのしぃに向かってショボンは適当に頷いた。
(´・ω・`)「まだ分からないが、世田谷区には外国人が多く住んでいるからね
念のため検死をすることにしたんだ」
(*゚ー゚)「検死で外国人の犯行か分かるんですか?」
(´・ω・`)「さあ」
しぃはコイツは駄目だと思った。
- 82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:28:31.11 ID:lmWyBZb20
- 検死の結果、胸から二発の銃弾が検出され、女性は大陸製のトカレフで撃たれたことが分かった。
(´・ω・`)「これは念のためにV.I.P.も出動だな」
(*゚ー゚)「そうですか。私はどうしましょう?」
(´・ω・`)「君はいまのまま看護師のふりを続けてくれ。必要になったときは呼ぶから」
(*゚ー゚)「このあいだ間違った薬を投与しちゃったんですけどね。そろそろ首になりますよ」
(´・ω・`)「そうなったら君には風俗で研究費用を稼いでもらおう」
(*゚ー゚)「把握した」
ショボンは携帯を取り出して、ブーンとツンに出動を命じた。
- 83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:30:00.38 ID:lmWyBZb20
- しかし実は犯人はこの中にいる!
1:( ^ω^)
2:(´・ω・`)
3:(*゚ー゚)
4:逃げた軍人
推理してみてくれ。
- 84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:32:43.81 ID:lmWyBZb20
- >>83
分かった犯人は1だろwww
- 85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:33:00.62 ID:lmWyBZb20
- >>84
ブー。残念でしたー
- 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:33:48.13 ID:lmWyBZb20
- 切ない……胸がキュンキュンするの……
- 88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:36:26.70 ID:lmWyBZb20
- ある日ブーンが歩いていると、銭湯の窓に梯子をかけて中をのぞいている男を発見した。
( ^ω^)「うはwwウラヤマシスwww」
ブーンはとりあえず男を裏路地に引きずっていき、問い詰めた。
すると男は盗撮を認めた。
ブーンはカメラを没収すると、男を解放した。
( ^ω^)「うはwwwいいもんGETしたwww」
- 89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:39:04.22 ID:lmWyBZb20
- (´・ω・`)「いい尻だ」
ショボンが呟いた。その声に隊員は振り向いた。
ξ゚听)ξ「セクハラですよ」
(´・ω・`)「お前の尻に興味はない」
(*゚ー゚)「あー、私は駄目ですよw所長ったらーいくら私が可愛いからってーエヘヘ」
(´・ω・`)「お前でもない」
( ^ω^)「まさか……」
ξ゚听)ξ「まさか……」
(*゚ー゚)「まさか……」
(´・ω・`)「俺っていい尻してるよなー」
その日以来ショボンの姿を見たものはいない
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:43:56.71 ID:lmWyBZb20
- ここはとある風俗店。しぃは指名ナンバーONEの座に君臨していた。
しぃがいつも通り部屋で客を待っていると、ノックの音が鳴り響いた。
(*゚ー゚)「あ、お客さんだ♪エヘヘw人気嬢は大変だねww」
しぃがドアを開けると、そこにいたのはツンだった。
(*゚ー゚)「え……」
そっとしぃ肩を抱き寄せるツン。ツンの荒い息が耳をくすぐる。
(*゚ー゚)「駄目だよ、私たちは女同士だよ……」
ξ゚听)ξ「そうね、でもそんなこと関係ないわ」
(*゚ー゚)「……ツン」
しぃの喉に銃が突きつけられた。
(*゚ー゚)「なんで?」
ξ゚听)ξ「ショボンは私の物なの。あなたには渡さないわ」
乾いた銃声が聞こえ、しぃの意識は途切れた。
(´・ω・`)「ハックション!もう、誰か僕の噂をしてるなwwモテる男はつらいよww」
- 93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:48:31.07 ID:lmWyBZb20
- ブーン。彼を見たものはそう呟く。
しなやかな腕、ぽっこりと膨らんだチャーミングな腹。
しかしその腹の中には夢が詰まっていた。
空を飛ぶという人類の夢が。
その昔、ライト兄弟がいた。
彼らは常に空を見上げては、叶わぬ夢に思いを馳せていた。
「空を飛べたらどんなに素晴らしいだろう」
すると彼らの目にとんでもないものが映った。
( ^ω^)「空も飛べるはずだおwww」
ライト兄弟は彼を問い詰めた。なぜ豚に空が飛べるのかと。
人間より豚のほうが優れているのかと。
しかしその豚はただ一言こう呟いた。
( ^ω^)「飛べねぇ豚はただの豚だ」
その一ヵ月後、ライト兄弟は太りすぎで入院したと言う。
- 94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/16(金) 04:51:20.09 ID:lmWyBZb20
- 新宿の世田谷で起きた事件の公判が開かれていた。
(´・ω・`)「僕はやっていません」
裁判官「そんな言い訳は聞きたくありません」
判決は……裁判長のその言葉で法廷内が水を打ったように静まり返った。
裁判長「無罪です。ごめんなさい、私がやりました」
裁判長がそう言い、変装を解いた。
なんと裁判長はあの日逃げた軍人だった。
ということで、答えは4番。
戻る