( ^ω^)ブーンが鼻くそに乗っているようです

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:15:43.68 ID:DUaToBb50
  
唐突に地球は滅亡した。
神が飽きたのだ。
神は暇つぶしに地球を作ってみたものの、
手間が想像以上にかかったため隕石を地球に飛ばした。
これくらいの試練にも耐えられないのなら、地球人など必要ない。
神は鼻をほじりながら、ほくそ笑んだ。



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:15:57.94 ID:DUaToBb50
  
隕石とは所謂一般的庶民の言葉で言う"鼻くそ"であるが、
神の鼻くそはとんでもなくでかい。
さらにそれ以上にでかい指で思いっきりはじくから、
大気圏を楽々突破して地球にハンパないダメージを与える。
宇宙から無数に降り注ぐ隕石。
このまま地球は神に滅ぼされてしまうのか。


( ^ω^)ブーンはマッチョマン



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:16:23.07 ID:DUaToBb50
  
巨大な隕石が日本に落ちてきた。
ブッシュは諦めた。小泉は泣いた。金は喜んだ。
そんな皆の如何わしい想いが交差する隕石が、
とある男によって受け止められた。
いまテレビで大人気、"マッチョマン"の中の人を務める
人気俳優のブーンであった。



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:16:38.67 ID:DUaToBb50
  
彼は驚くインタビュアーにこう言った。

( ^ω^)「困ってる人はほっとけないんですよね」

この一言が決め手となり、第三次世界大戦がはじまった。
ブーンはその隙に首相官邸に忍び込み、小泉を暗殺した。
そう、彼は俳優を務める振りをし、隕石を止めたヒーローの振りをした
殺し屋だったのだ。

ΩΩΩ<ナンダッテー



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:16:54.41 ID:DUaToBb50
  
しかし第三次世界大戦はブーンの想像以上に白熱の体を相してきた。
飛び交うミサイル、消滅する大陸。
さらに神も鼻くそを飛ばしてきたから、地球はボロボロになった。

( ^ω^)「これじゃ、仕事を終えても報酬がもらえないお」

ではどうすれば報酬が手に入るのか。
考えた結果、素晴らしい方法を思いついた。
ブーンはスクワットを始めた。そして三日がたった。
ブーンの足はとんでもなく太くなっていた。
さらにブーンはロン毛を刈った。そして剃った。
ツルツルのスキンヘッド。麻生外務大臣もびっくりだ。



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:17:09.94 ID:DUaToBb50
  
ブーンは準備を整え、神の鼻くそを宇宙に向かって放り投げた。
もの凄い速さで飛ぶ鼻くそ。ブーンは鍛え上げた美脚で地を思いっきり蹴った。

"空も飛べるはずだお"

ブーンは鼻くそに全力でしがみついた。
鼻くそは大気圏を抜け、神の住むアンジョンファンに向かって飛んでいった。



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:17:27.06 ID:DUaToBb50
  
【アンジョンファン】

(´・ω・`)「あー、もう鼻くそなくなっちったわ」

神は太い指を鼻から引き抜いた。
すると、爪と指の間に固まった血がついているのに気づいた。

(´・ω・`)「やっべ、ほじりすぎて鼻血出たかも」

神がそんなことを言っていると、鼻くそに乗ったブーンが飛んできた。
だが神は気がつかない。
ブーンと鼻くそはそのまま神の鼻の穴に突撃した。



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:17:42.81 ID:DUaToBb50
  
(´・ω・`)「ああああああああああああああああ」

もの凄い速さで鼻に突っ込んだのだ。
いくら柔らかい鼻くそとはいえ、これは痛い。
しかもブーンの馬鹿力で放り投げたから、鼻くそは神の脳みそまで届いた。
神は倒れた。

こうして地球に平和が戻ったかのように見えた。
気がしたが、気のせいだった。地球は平和になった。



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:18:40.20 ID:DUaToBb50
  
安価
1:地球は平和になった。
2:バルタン星人が侵略に来る。

人が居ない可能性もあるけど……

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:18:55.20 ID:WruCR/Pz0
  
2

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:21:43.44 ID:K0KhP11YO
  
>>9 2だろw

>>1空も飛べるはずスレの人?



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:21:56.14 ID:DUaToBb50
  
バルタン「フォッフォッフォ」

バルタンはアフタヌーンティーを楽しんでいた。
この香り、中国産の緑茶は体にいいと友達の
ジャパネットの社長に薦められ、昨日から飲み始めていた。

しかしそんな時に地球が滅亡しそうになっていると
社長から電話が入る。

バルタン「アンパンマンは何をやってるんだ!」

バルタン星人は地球に向かって飛び立った。



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:24:13.73 ID:DUaToBb50
  
【ジャムおじさん】

ジャム「隕石が降ってきた」

アンパンマン「で?」

ジャム「……」

アンパンマン「そう切なそうな顔をするなよ。ほら、尻を向けな」

バルタンが地球に向かって飛んでいるころ、アンパンマンはセクロスをしていた。



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:26:21.70 ID:DUaToBb50
  
【M72星雲】

ウルトラ乳「やべぇwww母乳がとまんねwww」

ウルトラ「ちょwww吸わせてwww」

乳「バルタンが地球を侵略しようとしているから、
  それを阻止したらおkwwww」

ウルトラ「把握したwww」

父「ウヒヒwww俺のが先にバルタン倒すもんねーww」

ウルトラ「ちょ、待てよ!」

父とウルトラは地球に向けて飛び立った。



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:28:39.69 ID:DUaToBb50
  
バタ子「アンパンマン、バルタンから電話よ!」

アンパンマンはセクロスの後の喫煙を楽しんでいた。
そこへ大嫌いなバタ子が入ってきたからアンパンマンが怒ったのも無理はない。

アンパンマン「カバ男が死んだらお前のせいだからな」

アンパンマンはバタ子にDVをしながらそう言った。
バタ子の目から涙がこぼれた。



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:30:49.28 ID:DUaToBb50
  
バルタン「お、地球だ」

バルタンが順調に地球に向けて飛んでいると、
何かが地球から飛んできた。

バルタン「なんだアレ……」

それがバルタンの最期の言葉になった。
ウルトラと父が乳をめぐって喧嘩をしていて、
父の放った光線がたまたまバルタンに当たったのだ。

バルタンはジャパネット社長を思い浮かべた。
ジャパネット社長は生きているのだろうか、無事だろうか。
バルタンの体は破裂した。



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:33:42.37 ID:DUaToBb50
  
アンパンマンは森に飛んだ。
カバ男は森にある洞窟にエロ本を隠している。
アンパンマンはそれをバルタンから聞いていた。

アンパン「カバ男のやつ、エロ本がないと知ればとんでもない力を発揮するだろうな」

アンパンマンはエロ本をアンパンチで遠くに飛ばし、
エロ本の隠してあった場所にバタ子と書いた紙を置いておいた。

アンパン「これでよし、と」

アンパンマンはスキップしながら洞窟を出た。



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:35:58.90 ID:DUaToBb50
  
【アンジョンファン】

( ^ω^)「さてと、隕石の元凶も殺したし、あとは地球に戻るだけだお」

しかしブーンは気づいていなかった。
神の恐ろしさを。神は死んでも神。神以外の何者でもないのだ。

( ^ω^)「るんる……アレ?」

ブーンは気づいた。
どうやって帰ればいいんだ?ってか帰れなくね?
しかしブーンの脳みそはありえないほど回転していた。

ブーンは右手を前に突き出し、親指を立てた。



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:38:03.56 ID:DUaToBb50
  
地球は混乱を極めていた。
鼻くそによる北極の沈没。
それによって海水面が一気に上昇した。

その被害をもっとも多く受けたのがこの人である。

アンパン「力が出ないー」

アンパンマンは死んだ。



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:41:06.18 ID:DUaToBb50
  
海面が上昇しているにも関わらず、
第三次世界大戦はいっそうの盛り上がりを見せていた。
アメリカが核を撃てばロシアが反撃に出る。
しかし核といってもこの時代には核はないので、紙飛行機だった。

さすがは世界の頂点アメリカ。
アメリカの飛ばした紙飛行機は太平洋を突っ切り、北朝鮮を超え、
ロシアの領土まで届いた。

だがロシアも負けてはいない。
ロシアは紙飛行機の先を軽く折ることにより、
さらに飛距離を伸ばすことに成功していた。



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:44:07.66 ID:DUaToBb50
  
だがそれが裏目に出ようとは。
ロシアは紙飛行機の先端を折ることによって
飛距離は格段に上昇したが、その分大量生産の面で劣っている。
さらに飛距離がどれだけあがったかの計算が出来ていなかったため、
飛行機はとんでもない速さで大気圏を抜けた。

そのころ。
宇宙ではまだウルトラと父による戦いが続いていた。

ウルトラ「くそ、なかなかやるな」

父「乳は俺のものだ。お前は小さいころに吸っただろう」

ウルトラ「なんだと?それを言うなら、父のほうが吸ってただろ!」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:46:31.71 ID:DUaToBb50
  
ウルトラの一言で、父の表情が凍りついた。
何故だろう。父の瞼には涙が溜まっている。

ウルトラ「え……あの、僕なにか悪いことを……」

父「いやスマン。実は俺、乳の裸すら見たことないんだ」

ウルトラは泣いた。父の肩に手を回し、額と額をくっつけ合って泣いた。
そうだったのか、俺は父の子供じゃなかったのか。



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:50:20.69 ID:DUaToBb50
  
突然、ウルトラの肩にかかっている父の腕が外れた。

ウルトラ「ん、どうし」

ウルトラは見た。
スローモーションで、父が前のめりに倒れていくところを。
そしてさらに見た。
父の頭に何かが刺さっていることを。

ウルトラ「と、とうさーん!」

ウルトラは父の肩を揺すった。
すると父の目が開いた。

父「はじめて……父さんと呼んでくれたな……」

ウルトラ「父さん、父さん、うわぁぁぁぁぁあぁっぁぁぁ」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:53:27.50 ID:DUaToBb50
  
父の体から力が抜ける。腕がだらしなくブラブラする。
ウルトラは泣き続けた。
しかしふとさっきのことを思い出して父の後頭部を見てみると、
そこには"ロシア"と大きく書かれている紙飛行機が突き刺さっていた。

ウルトラ「ロシア……それが俺の敵の名か」

ウルトラは父を力いっぱい放り投げた。
父はものすごい速さでM72星雲と反対方向に飛んでいった。

ウルトラ「方向間違えちゃった」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:55:56.55 ID:DUaToBb50
  
第三次世界大戦は終わりを迎えようとしていた。
今回もアメリカの勝ちは確定しているようなもの。
相変わらずアメリカの領土は傷一つついていなかった。

国防次官の進言により、アメリカは滞空紙飛行機の製造に力を入れていた。
それによって

安価
1:アメリカ死ぬ
2:アメリカ最強
3:ロサンゼルスで最終決戦

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 01:56:50.18 ID:XkJqG3mW0
  
>>31
3で



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:00:45.40 ID:DUaToBb50
  
ブッシュは驚いた。
鉄壁の守備を誇るアメリカの領土が、
宇宙から降ってきた謎の生命体によって崩壊してしまったのだ。
降ってきたのは言わずもがな、父である。
つまり犯人はウルトラ。
NASU航空宇宙局のハッカーは、その事実をすでに割り出していた。

ブッシュ「ゆるせん、ジャパネットの社長に至急連絡を取れ」

ハッカーによって、ウルトラと社長の関係は割り出されていた。



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:03:14.28 ID:DUaToBb50
  
アメリカのロサンゼルスにある特大メガホンによって、
社長は直に呼び出された。

ブッシュ「おい、お前の友達のせいでアメリカがロサンゼルスを残して壊滅した。
      責任を取ってウルトラを呼び出せ」

社長「わかりました」

社長は携帯でウルトラに連絡を取った。
ウルトラはすぐに来るという。

ブッシュ「よし、ウルトラを見せしめにアメリカを復興させてやる」

ブッシュはそういって笑った。



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:05:11.04 ID:DUaToBb50
  
ジャム「いまのを聞いたか?」

バタ子「はい。社長がアメリカに呼び出されたようですね」

特大メガホンは水没したアンパン工場にも届いていた。

ジャム「これは一大事だ。すぐ食パンとカレーをアメリカに送れ」

バタ子「把握しました。私も飛びます」

ジャム「うむ。わしもすぐに後を追いかける」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:07:20.24 ID:DUaToBb50
  
ウルトラ「そうか、父の亡骸はアメリカにあるのか」

社長「そうだ。すぐにこっちに来てくれ」

ウルトラ「分かった」

乳「話は聞かせてもらったわ。私も一緒に行きましょう」

ウルトラ「カーチャン……」

乳「いいのよ。息子の責任は親にもあるわ」

ウルトラと乳はアメリカに向かって飛んだ。



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:09:27.08 ID:DUaToBb50
  
特大メガホンの声はロシアにも届いていた。
それによると、父の後頭部にはロシア製の紙飛行機が突き刺さっているという。

プーチン「参ったな。このままではわが国の紙飛行機技術が漏れてしまう」

プーチンはすぐに大陸に連絡を取った。
すると、最強のロボが完成したという。

プーチン「よし、そのロボは私が操縦しよう」

プーチンはロボに乗り、アメリカを目指した。



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:11:01.33 ID:DUaToBb50
  
こうして世界中から猛者たちが、ロサンゼルス目掛けて移動を開始した。

第三次世界大戦もいよいよ終盤を迎える。
どの国が勝つのか。
いや、すでに国など関係ない。
誰が一番強いのか。
ただそれだけのために、彼らはロサンゼルスに向かうのだ。


トバルNo.1編終わり。



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