( ^ω^)ブーンがケータイを買ったようです

77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:53:02.50 ID:3IPzlgjcO
  
あとはツンだけだ。

0X0…4X5X…4X4……

ブーンはツンに電話をかけようとするが、最後のボタンがどうしても押せない

ブーンはついさっきの公園での出来事を思い出した。
ツンの「ずっと一緒にいてね…」という言葉に、「もちろんだお!」なんて軽々しい返事をしてしまった
ことにブーンは後悔していた。

( ^ω^)「ツンになんて言えばよいのかお・・・」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:53:32.96 ID:3IPzlgjcO
  
ブーンは悩んだ、今まで生きてきた中で一番悩んだだろう。

( -ω-)・・・

いつのまにかブーンはケータイを手にしたまま寝てしまっていた



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:56:11.82 ID:3IPzlgjcO
  
チュンチュン……チュン

( -ω-`)「ん…うるさいお…今何時だお?」

(;^ω^)ガバッ!

ブーンは時計をみて驚愕した



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:57:16.61 ID:3IPzlgjcO
  
(;^ω^)「8:42!?いつのまに朝になったんだお!?」

(;^ω^)「やばいお!やばいお!超kskだお!」
ブーンは急いで支度を済ませた

( ^ω^)「伯父さん!どうもお世話になりましたお!」

┌。ω゚┐「あひゃひゃー」
( ^ω^)「(あの人仕事してないのかお…?)」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:58:31.18 ID:3IPzlgjcO
  
ブーンはタクシーに乗って駅に向かった。
タクシーに乗るのはこれが初めてだが、ブーンはそんなことは気にしてられなかった。
(;^ω^)「ツンに!ツンにまだ伝えてないお!!!」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:59:39.98 ID:3IPzlgjcO   
ブーンはドクオに電話をかけ事情を説明した。

(;^ω^)「ドッ、ドクオ!これはやばいお!」

('A`)「おまえのことだからそんなこったろうと思ったぜ……安心しな、おまえのことは一応昨日ツンにメールで知らせといたからよ」

( ^ω^)「それはよかったおwwwwいいわけないお!僕から何も言わないなんて、きっとツン怒ってるお;;」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:00:49.30 ID:FcF1fdK0O
  
( ^ω^)「そうだ!返信は!?返信はなんて…」

('A`)「それが返信がこないんだよ、電話もでないし」

(;^ω^)「あぴゃー!」



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:02:28.30 ID:FcF1fdK0O
  
タクシーは約15分で駅に着いた。
今ちょうど9:30だ。

タクシーを降りるとそこにはドクオやみんなの姿があった。

( ^,ω^)「クチャクチャ」
< `∀´>「俺のことも忘れないでくれニダ!」
(><)「いい無料エロサイトが…」

( ;ω;)「先生、みんな…ありがとうだお……」

('A`)「ブーン!そんなことよりツンは!?」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:03:54.58 ID:FcF1fdK0O
  
( ;ω;)「電話も出ないし、メール送ってみたけど返事がこないお・・・僕は最低なダメ人間だお」

('A`)「もしかしたら駅のどこかにいるかもしれない!」

('A`)「9:40か…発車まであと20分ある!みんなでツンを捜すんだ!」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:05:11.91 ID:FcF1fdK0O
  
クラスのみんなはここまで熱くなったドクオを見たことがなかった。

( ^ω^)「僕のために…ドクオ・・・(おまえは本当の親友だお)」

('A`)「ブーン!はやく捜しにいくんだ!」

(;^ω^)「把握したお!」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:06:12.92 ID:FcF1fdK0O
  
15分が経った

< `∀´>「見つからなかったニダ…」
(><)「僕もです><」
( ^,ω^)「すまんこ」
(;'A`)「ゼェゼェ……もう57分だ……ブーン!もう間に合わない!乗るんだ!」

発車前のアナウンスが構内に響いた



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:07:29.58 ID:FcF1fdK0O
  
( ;ω;)「みんな、ありがとう…ドクオ、君には最後まで世話になりっぱなしだったお…これはあの時のケータイのお礼だお!」

そういってブーンはドクオに二枚のメンコを手渡した。



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:09:04.98 ID:FcF1fdK0O
  
(;^ω^)「それは僕の宝物なんだお!!それを使えば絶対に誰にも負けないお!一枚はツンに渡してくれお!」

(;A;)「把握した!」

( ^ω^)「ドクオ!僕たちは親友だお!」

ブーンはドクオの涙を初めて見た。そしてブーンはその言葉を最後にし、振り向くことなく改札を通り抜けドクオ達に別れをつげた。



135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:13:51.30 ID:FcF1fdK0O
  
( ;ω;)「うぇっぅぇ…エッグ…」

ブーンは涙で顔をくしゃくしゃにしながら新幹線へ駆け込んだ。



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/14(水) 00:18:50.08 ID:FcF1fdK0O
  
指定の席に座ると同時に列車は秋田へ向かい動きだした。

( ;ω;)「ごめんねツン………ごめんね……」

息を整え落ち着いたブーンは顔をあげた。
            



⊂( ^ω^)⊃「うはーwwwww新幹線速いお!空も飛べるはずだおwwwwブーンwwww」


END



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