( ^ω^)ブーンがスライムベスの中の人になったようです
- 49:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 02:34:29.11 ID:ha8J5tREO
- ギィーっと音を立てて城の扉を開ける。そこに看板か立っていた
「モンスターの方はコチラにどうぞ」
( ^ω^)「コッチだおドラキー!」
('A`)「おっと。モンスター専用通路はそっちか」
スライムベスとタホドラキーは看板のいうとうりに進んでいくと旅の扉が見えて来た。その前に見張りのドラゴンがいた
「……」
( ^ω^)「?」
('A`)「……寝てる……」
( ^ω^)「意味ないお」
そういいながらスライム達はリヤカーと一緒に旅の扉に飛び込んだ
('A`)「ひょー!!いつ来ても気持ちいいね!」
( ^ω^)「ああああ!目が回るお!」
- 52:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 02:41:45.67 ID:ha8J5tREO
- ( ・∀・)「あ〜〜……。暇だなおい」
玉座に男が酒を飲みながら座っていた。その時いきなりスライムベスとタホドラキーが現れた
( ・∀・)「お、久しぶりだなスライムベスとタホドラキー。どうした?」
( ^ω^)「よ。久しぶり竜王。勇者倒したから証拠の荷物持ってきたお」
('A`)「ま、楽勝だったけどな」
( ・∀・)「よしよし。ちぃーと待ってろ。今鑑定するからな」
竜王がリヤカーに目をうつす
( ・∀・)「お、なんだタバコあるじゃん。一つ貰うぞ」
( ^ω^)「………」
竜王は勇者の荷物を手に取った
( ・∀・)「ふむ。名前:ツン。レベル:19か……」
- 55:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 02:48:43.78 ID:ha8J5tREO
- ( ・∀・)「ほほー。随分強い奴を倒したもんだ。どうやって倒した?」
( ^ω^)「!!」
スライムベスはおどおどしている!
('A`)「え……その……………ルカニかけまくって………。」
( ・∀・)「ほー、ルカニねぇ……。何回唱えた?」
('A`)「20回くらい……かな」
( ^ω^)「ちょ!お前……!」
( ・∀・)「はい残念!お前のMPは5しか無いんだなこれが」
('A`)「しまった!」
( ^ω^)「あほか!!!」
( ・∀・)「ははははははは!!おおかた誰かの手柄を横取りしたんだろぅ?」
('A`)「ぐぬぬぬ……」
- 59:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 02:55:40.93 ID:ha8J5tREO
- ( ・∀・)「でもま、可哀相だからオマケしちゃる。」
( ^ω^)「マジかお!?」
('A`)「キャー!竜ちゃん太っ腹!」
( ・∀・)「ただし!」
( ^ω^)「?」
( ・∀・)「タバコ全部貰うからな」
('A`)「え゛」
( ^ω^)「まぁタバコくらいなら………」
( ・∀・)「よーし。商談成立!じゃあお前らには昇格ポイント500やろう!」
('A`)「ヤター!!!じゃあ俺キメラになりたい!」
( ^ω^)「俺はメタルスライムちゃん!!」
二人が驚く
('A`)「え?」
( ・∀・)「え?メタスラ?いいの?」
- 66:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:02:33.09 ID:ha8J5tREO
- ( ^ω^)「だって時給いいお!」
('A`)「いやまぁそうだが……倒されたら降格してまたベスに戻っちまうぞ?」
( ・∀・)「うーん。最近はメタスラ狩りが流行ってるからなぁ……」
( ^ω^)「ま、僕の足には誰も追いつけないお」
( ・∀・)「ま、いいか。じゃあはいキメラの心とメタスラの心」
竜王は宝箱から玉をとりだし二人にわたした
( ^ω^)「ふひひひ!これで僕もメタスラだお!」
('A`)「キメラだったら初心者を一瞬で殺せるぜ!ふひひひひ!」
二人はそれを飲み込んだ。二人の体がピカー!!!!!!!!と光った
( ^ω^)「おおおお!?」
('A`)「ああああ!?」
- 70:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:08:53.04 ID:ha8J5tREO
- 光りが治まった時二人はキメラとメタルスライムになっていた
( ^ω^)「よっし!メタスラ狩りを逆に利用するお!ふひひひ!」
('A`)「あ〜キメラだー………。かわいいぜキメラ……」
二人はメタルスライムとキメラに昇格した!
( ^ω^):メタルスライム:時給1500円
('A`):キメラ:時給750円
( ・∀・)「よーし。じゃあな。バシルーラ!!」
('A`)( ^ω^)「へ?」
二人は消えてしまった。
( ・∀・)「これも規則だからな!まぁメタスラなんてすぐ狩られて終わりだし」
――――――――――
シュン!と音を立てて二人は現れた
( ^ω^)「!?ここは!?」
('A`)「?」
- 76:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:16:02.47 ID:ha8J5tREO
- ( ^ω^)「リムルの村?」
('A`)「みたいだな……」
「メタルスライムだぁぁぁぁ!!!!!」
誰かが叫んだ。
( ^ω^)「!?」
('A`)「うわ!」
その途端数十人の勇者が二人を取り囲んだ
( ^ω^)「いきなりかよ!!」
('A`)「おい!逃げるぜ!」
「逃がすな!メタルスライムだぞ!」
「おい!誰かほかの勇者にも連絡しろ!」
( ^ω^)「ひぃぃ!!!」
('A`)「俺の背中に乗れ!空に逃げるぞ!」
( ^ω^)「わかったお!」
そしてメタスラが背中に乗って空に飛ぼうとした瞬間
「ベギラマ!!」
- 79:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:26:08.72 ID:ha8J5tREO
- ゴォォォ!!っと音を立てて炎が空にまう
('A`)「うぉ!!!」
間一髪、キメラはそれを避けた
( ^ω^)「畜生!空は危険だお!!!」
二人は地面に着地した。
('A`)「糞!何か増えてねーか!?」
( ^ω^)「ん……?」
よく見ると勇者達がルーラで大量に押し寄せて来た
( ^ω^)「うおおお!?百人はいる!?」
('A`)「何だよこれ!?」
「メタスラ倒せば一万円+経験値だ!!」
「キメラはベギラマで焼き殺せ!」
勇者が波のように押し寄せてくる
( ^ω^)「誰か助けてーーーー!!!!!!!」
('A`)「アッーーー!!!!!!!!!!」
- 81:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:38:15.36 ID:ha8J5tREO
- ('A`)「あ!そうだ……!キメラの翼……」
( ^ω^)「え?」
キメラは自分の羽根を一個ちぎりとり空に投げた
('A`)「キ メ ラ の 翼 !!」
またもシュン!っと音を立てて二人は消えた
「しまった!キメラめ!」
勇者達が地団駄を踏む
――――――――――
( ^ω^)「はぁ……はぁ……危なかった」
('A`)「………ひ〜……。メタスラの給料が高い訳がわかったよ……」
( ^ω^)「……ところでここはどこだお?」
('A`)「ん?」
- 84:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 03:46:46.28 ID:ha8J5tREO
- 二人の回りにはモヤがかかっていた
( ^ω^)「温泉……?」
('A`)「おい……あ……あれ」
キメラが指差す。そこには
温泉に入っている裸の女勇者達が沢山いた
( ^ω^)「!!!!!!!!!!女勇者達の入浴!!!!!」
('A`)「ぐふ!どうやら絶好のノゾキポイントに来た見たいだな……ふひひひ!」
( ^ω^)「コレハ……………。はぁ……はぁ」
('A`)「糞!ババァどけ!見えないだろうが!」
二人が夢中になって岩の隙間から覗いていると横から声が聞こえて来た
/',З「ふひひひ!若いオナゴはええのぉ!!」
( ^ω^)「げ…勇者!!」
- 100:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 05:14:54.60 ID:ha8J5tREO
- /',З「ん?なんじゃお前等。」
老人が二人に気付く
( ^ω^)「おいジーサン……。勇者としてあるまじき行為なのでは?」
/',З「るさいのぅ…………このイベントに参加したのはこれが目的じゃ!」
('A`)「え?賞金じゃなくて?」
/',З「賞金なんかいらんわい!お!あのオンナなんかどうじゃ!?ムチムチじゃぞ!」
( ^ω^)('A`)「なぬ!?」
二人同時に振り向く。
ξ゚听)ξ「〜♪」
( ^ω^)「げ!!」
('A`)「!!」
/',З「うひょひょひょ!!たまらんわい!」
- 101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/07(水) 05:20:00.31 ID:ha8J5tREO
- ('A`)「あいつさっき倒した筈なのにもうこんな所まで!」
( ^ω^)「見つかったら殺されるお……!」
/',З「さ……騒ぐなお前等!見つかるではないか!!」
カタカタカタ………
('A`)「おいジジィはなせ!俺は逃げる!」
/',З「動くなっつーの!!」
カタカタカタ……
( ^ω^)「あ……あれ……岩が……」
カタカタカタカタ…………ガラガラガラガラ!!!
三人が隠れていた岩が崩れ落ち三人は外に放り出された
('A`)「!」
/',З「!」
( ^ω^)「!」
シーン
ξ゚听)ξ「……………」
「…………」
- 104:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 05:29:28.10 ID:ha8J5tREO
- ( ^ω^)「おいジジィ………」
/',З「さーて。逃げるぞい」
そう言い老人はルーラを唱えた。しかしその瞬間
ξ゚听)ξ「マ ホ ト ー ン!!」
/',З「ぶふぉ!?」
老人に対しマホトーンが放たれた
/',З「し……しまった!」
( ^ω^)「キメラ!キメラの翼を!!」
('A`)「おう!」
キメラが自分の羽根を空に投げる。しかし何もおこらなかった
/',З「お前等馬鹿か!ルーラ系は10分に一回じゃぞ!」
( ^ω^)「!?まじ!?」
ξ゚听)ξ「………アンタ達……覗きとはいい根性してるわね」
温泉に入ってたほかの女勇者達が服に着替え、武器を持ち近づいて来た
/',З「や……やめろ!ワシはただこのメタルスライムに誘われただけなんじゃ……」
( ^ω^)「はぁ!?」
- 105:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 05:37:41.88 ID:ha8J5tREO
- ξ゚听)ξ「あら、その顔どこかで見たと思ったらあの時のスライムベスじゃない」
( ^ω^)「へ?ひひひ人違いだお!」
ξ゚听)ξ「へー、アタシを倒してメタルスライムに昇格したんだ。良かったわね……!」
( ^ω^)「さぁ?だから人違いじゃないか?」
ξ゚听)ξ「この期におよんで……」
数十人の女勇者達がじりじりと近づいてくる。
( ^ω^)「今だ!キメラ!火を吐くんだお!!!!」
('A`)「え…?あ、そうか!!!」
キメラが息を吸い込み炎を吐いた
ξ゚听)ξ「きゃ!?」
「わ……!」
( ^ω^)「今だお!逃げるお!」
メタルスライムは目に見えない程の早さで消えてしまった。
- 106:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 05:43:32.77 ID:ha8J5tREO
- ('A`)「はははは!!ばーか!」
キメラもそれに続き逃げ出した
/',З「え?ワシは?ちょっ……おいていくな!おい!ちょって待て!!!!!!!」
ξ゚听)ξ「あのスライムはあとで殺すとして………まずはこのジジイね」
/',З「!!や…やめろ!わしはただノゾキが来ないか見張ってただけなんじゃ!」
ξ゚听)ξ「アンタがそのノゾキでしょうがぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
/',З「アッーーーー!!!!!!!!!」
ー―――――――――
( ^ω^)「はぁ……はぁ…まいたか」
('A`)「しっかしあのまたあの女に会うとは………。」
( ^ω^)「ここは広いようで狭いお…」
- 108:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 05:53:50.15 ID:ha8J5tREO
- ( ^ω^)「ま、いいや。あの馬鹿女はその内自滅しそうだし」
('A`)「……………」
( ^ω^)「ん?どうしたお?」
キメラの視線をたどる。そこには
ξ゚听)ξ「…………」
( ^ω^)「ビギィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ξ゚听)ξ「馬鹿女とは何よ!!!」
ブン!と剣が振り落とされる。しかしメタルスライムの体に弾かれてしまった
ξ゚听)ξ「硬い!」
( ^ω^)「………………そうか!!!………ふふふふ。さっきのお前ならともかく今の低レベルのお前は僕にダメージを与えられないお!」
- 112:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 06:05:36.79 ID:ha8J5tREO
- ('A`)「そうか!考えてみりゃそうだよな!」
( ^ω^)「ははははは!!!!!!形成逆転だお!」
ξ゚听)ξ「ぐ……。勝てるとわかったら強気になるなんて根性ひんまがってるわねアンタ等」
('A`)「ふひひひ!またポイントゲットだぜ!」
( ^ω^)「いくお!キメラ!」
('A`)「おう!」
二人がツンを挟むように構える
ξ゚听)ξ「ふん!じゃあアンタ達を倒して経験値大量に手に入れてやる!」
ツンも剣を構える。
( ^ω^)「先手必勝!!!!メラ!!!」
メタルスライムから火の玉が発射された。
ξ゚听)ξ「レベルが無くてもこっちには経験があるのよ!」
メラをぎりぎりの所でよけるツン。そこへ
('A`)「はははは!後ろがガラ空きだ!」
- 113:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 06:12:14.14 ID:ha8J5tREO
- ξ゚听)ξ「!!」
キメラのクチバシがツンの背中に突き刺さる
ξ゚听)ξ「いったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
すかさず後ろに剣をふるがキメラは既に空中にいた
('A`)「タホドラキーの時の一撃離脱戦法なんだぜ?」
ξ゚听)ξ「卑怯臭いわね……。空中にいる敵には……」
ツンはギラを唱えた
('A`)「!」
火の閃光がキメラに向かってほとばしる。それを
( ^ω^)「ガード!!」
メタルスライムがキメラの前に立ち、自らギラに当たった
( ^ω^)「はははは!僕にギラは効かないんだお!」
- 117:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 06:24:04.30 ID:ha8J5tREO
- 20分後
( ^ω^)「はぁ……はぁ………」
('A`)「おぇっぷ……。火吐き過ぎて気持ち悪い…」
ξ゚听)ξ「あはは!まだ薬草は沢山あるのよ!」
( ^ω^)「うわ………反則じゃん」
ツンは薬草を200個持っていた
('A`)「どこに入れてんだよありゃ……」
ξ゚听)ξ「はぁ!!」
ツンがキメラにギラを唱える
( ^ω^)「む!」
すかさずメタルスライムはキメラを庇う。
( ^ω^)「ははは!だから僕にはギラなんて……」
グサッ
( ^ω^)「……あり?」
- 120:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 06:32:05.42 ID:ha8J5tREO
- ξ゚听)ξ「おっと、間違えて剣も投げちゃった。あははー」
メタルスライムの額にはツンの投げた剣が突き刺さっていた
( ^ω^)「うわぁ……………とても温かいなり…………」
メタルスライムが倒れた
('A`)「スライム!!」
そこへキメラが近寄る
ξ゚听)ξ「ようやく地面に来たわね!」
そこへニコニコと笑顔でツンが近寄って来た
('A`)「あ…」
ξ゚听)ξ「どりやぁぁぁぁ!!!!!!」
ザク……
('A`)「うわぁ……とても痛いなりぃ……」
ξ゚听)ξ「はー。じゃーねー。この前のカリ、確かに返したわよ。」
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