( ^ω^)ブーンがスライムベスの中の人になったようです

214:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 10:55:00.67 ID:ha8J5tREO
  
川 ゚ -゚)「あーー暇だなー」

中にはポテチを食べながらベットに寝そべり漫画を読んでいる女がいた


('A`)「……おいおい。行儀悪すぎだろ…。」

( ^ω^)「うわぁ……………美人だけど地雷女っぽいなりぃ………」

二人がドアを閉めようとした時


(´・ω・`)「美人じゃあないか」


と後ろから声をかけられた

( ^ω^)「お……お前つかまっったんじゃ!?」

(´・ω・`)「ああ。お前等のせいでな」

('A`)「いや、お前が元々泥棒まがいの事してたんじゃねーか」



216:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:03:52.57 ID:ha8J5tREO
  
(´・ω・`)「いやぁ、あの後兵士を倒してしまってねぇ。今や追われる身さ」

('A`)「うわ、最悪」

( ^ω^)「………で?こんな所に何しにきたの?」

(´・ω・`)「あぁ。ローラ姫を人質にとって指名手配をやめさせようと思ったんだ」

( ^ω^)「うわぁ……卑怯なり………」

('A`)「外道だな」

(´・ω・`)「ははははは!誰がドラゴンなんかと戦うかっての!地上から穴掘ってここまでついたんだ」

('A`)「穴!?」

( ^ω^)「その根性をモンスター退治に使えお!」

(´・ω・`)「まぁいい。それでお姫様は…」

('A`)「あれ?いねーぞあの怠け姫」



219:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:12:42.65 ID:ha8J5tREO
  
川 ゚ -゚)「……おい。なにやってんの?」

(´・ω・`)「何って……ローラ姫を誘拐しに………」

('A`)「げ!」

( ^ω^)「いつの間に後ろに………!?」

川 ゚ -゚)「勘弁しろよ………。何が誘拐だ」

ため息をつきながら言う

('A`)「しかも口悪!」

川 ゚ -゚)「ドラキーのクセに生意気ですぅーー」

ドラキーの口を両側に引っ張った

('A`)「うががががほへんなはい……!」

(´・ω・`)「ふふふふ………俺は女でも本気で殴れるんだぜ?」

( ^ω^)「うわ、最低」

ローラ姫はドラキーを床に落としながら言った

川 ゚ -゚)「あっそ」

('A`)「いて!」



220:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:21:26.05 ID:ha8J5tREO
  
(´・ω・`)「ははははは!早くこい!」

川 ゚ -゚)「…………」

その時向こうからワー!っと歓声が聞こえて来た

('A`)「何だ!?」

( ^ω^)「ん〜……。誰かがキースドラゴンに勝ったんじゃないかお?」
(´・ω・`)「やば!早く早く!ローラさん!お願い!」

川 ゚ -゚)「やだ。めんどくせ」

('A`)「おいおい、コッチに来るゾ」


一人分の足跡が聞こえる

(´・ω・`)「!!」
( ^ω^)「!!!」
('A`)「!!!」


ξ゚听)ξ「姫!助けに…………。あれ?」



222:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:28:32.37 ID:ha8J5tREO
  
ξ゚听)ξ「まーたアンタ達?なにやってんの?メタルスライムになったりスライムに戻ったり」

( ^ω^)「ペ!」

スライムはツバを吐いた。つばはツンの靴に当たった


ξ゚听)ξ「………」

無言で武器を構えるツン

(´・ω・`)「おいおい!何怒らせてんの!?」

( ^ω^)「よーし!アンタが相手してくれ!」

('A`)「お、そうだな。その間に俺らは逃げるか」

(´・ω・`)「え?俺まだレベル1だよ?」

('A`)( ^ω^)「――――は?」


川 ゚ -゚)「……」

ローラ姫は興味なさそうに見ていた



228:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:39:03.43 ID:ha8J5tREO
  
('A`)「おい!じゃあどうやってここまで来たんだ!てか今まで何してたんだよ!」

(´・ω・`)「ここまでモンスターに会わなかったんだよ。わはは!」

( ^ω^)「わはは!じゃねーよ!そうだ!ギラ!ギラ使え!」

(´・ω・`)「そ…そうか!」

ギラを唱えた!


ξ゚听)ξ「はぁ!」

ツンは炎を切りつけた。炎が真っ二つに割れる


('A`)「げぇ!!おい化け物じゃん!」

ξ゚听)ξ「むか!誰が化け物よ!」

( ^ω^)「お前や!!!!!!!」


(´・ω・`)「は……そうだ!」

男はローラ姫に近寄る。そして首筋に剣をあてながら

(´・ω・`)「それ以上近づくな!コイツがどうなってもいいのか!」



233:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:45:04.80 ID:ha8J5tREO
  
ξ゚听)ξ「え?別にどうなってもいいけど」


川 ゚ -゚)「……」

(´・ω・`)「え゛」

ξ゚听)ξ「よーし。覚悟なさい!」

(´・ω・`)「ちょ………」

ツンが剣を振るう。男は盾で防御したが盾ごと体を斬られてしまった

(´・ω・`)「あ………ロトの盾じゃないじゃん……ダマされた……………」

( ^ω^)「…………」

('A`)「…………」

男の体が消えていく


ξ゚听)ξ「ジロ」


( ^ω^)「!」
('A`)「!」



240:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 11:57:27.88 ID:ha8J5tREO
  
( ^ω^)「………」

スライムはローラ姫に目で助けを求めた

川 ゚ -゚)「……」

ローラ姫はスライムに地獄へ落ちろ、とジェスチャーでかえした

( ^ω^)「…………」

('A`)「おい、あれ。」
( ^ω^)「ん?」

見るとツンの腰にはキメラの翼があった

('A`)「あれを奪えば逃げれる!」
( ^ω^)「でもどうやって………」

('A`)「………」

ξ゚听)ξ「はぁ!」

考えてる内にツンが攻撃してきた
( ^ω^)「うあ!!」

スレスレの所を剣がとうる



247:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 12:09:25.71 ID:ha8J5tREO
  
('A`)「ぬぅん!」

ドラキーがツンに体当たりをカマす

ξ゚听)ξ「うわっと……」

ツンがよろめいた。その隙をつきスライムがキメラの翼に向かう

( ^ω^)「とった―――――――」

スライムがキメラの翼を手にとり空に放り投げた――――




( ^ω^)「はーっはははは!のろま!」

ξ゚听)ξ「ぐ……でもここは洞窟だからキメラの翼は…」

('A`)「あの男が掘った穴から外に出れるんだな!」

ξ゚听)ξ「!!!」

( ^ω^)「わぁっはははははは!私の勝ちだ!」

ξ゚听)ξ「何が勝ちよ!!!逃げただけじゃない」

とスライムとドラキーの姿は消えてしまった



249:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 12:16:51.06 ID:ha8J5tREO
  
ξ゚听)ξ「ぐ……まぁいいわ。ローラ姫を城に連れ帰ったら褒美が……」

ξ゚听)ξ「……あれ?ローラ姫?」

――――――――――

竜王の城



( ^ω^)「!」
('A`)「!」

シュっと音を立てて二人が現れる。そこへ

( ・∀・)「よ。」

(´・ω・`)「やぁ遅かったね」

( ^ω^)「は?」

('A`)「…………」

( ・∀・)「おい。早いとこコイツを持ち帰ってくれ。」

( ^ω^)「いやいやいや………。何でここに?」

(´・ω・`)「いやね、何か殺された後ここにきちゃって。ラダトームの城に戻ると思ってたけど………。」



299:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 13:36:41.81 ID:ha8J5tREO
  
( ・∀・)「まぁいい。それで?後ろの女は何?」

('A`)( ^ω^)「え?」

二人して振り向く。そこにはローラ姫が立っていた。ローラ姫は不機嫌そうな顔をしながら

川 ゚ -゚)「ペッ!」

と唾を吐き出した

( ・∀・)「ガラわる!!!!!」

( ^ω^)「アンタ本当にお姫様かよ……。スケバンじゃねーか……」

川 ゚ -゚)「……ねーねー。ここタバコないの?」

(´・ω・`)「おいお前未成年じゃ……」

川 ゚ -゚)「あ、この箱の中?」

( ・∀・)「勝手にあさるな!」

川 ゚ -゚)「あ、あったあった」

ローラ姫はタバコを取り出し口にくわえた。

川 ゚ -゚)「ねーあんた。火吐いて」

( ・∀・)「………」



303:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 13:44:57.56 ID:ha8J5tREO
  
( ・∀・)「お……おいお前等!早くこの女返してこい!!」

( ^ω^)「……わかったけど一つお願いがあるお」

('A`)「?」

( ・∀・)「何だ?」

( ^ω^)「ドラゴンの心くれよ」

( ・∀・)「はぁ!?」

('A`)「あ!俺も俺も!」

( ・∀・)「やれるか馬鹿!」

(´・ω・`)「じゃあ俺はメトロゴーストの心を……」

( ・∀・)「お前は勇者だろ!!」

( ^ω^)「あっそ。じゃあこの女置いてくお」

川 ゚ -゚)「………」

( ・∀・)「勘弁してくれ………」

('A`)「はははは!なら早く俺達をドラゴンにしろ!!」



312:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 13:51:48.55 ID:ha8J5tREO
  
( ^ω^)「ドラゴン!ドラゴン」

('A`)「ドラゴン!ドラゴン!」

二人は手を叩きながら大声で叫び続ける

( ・∀・)「わかったよ!ほら!」

竜王は呆れながら宝箱から玉を取り出した

(´・ω・`)「え!?やるのかよ!」

( ^ω^)「よし!一気に昇格だお!」

('A`)「はははは!」


二人はその玉を同時に飲み込む。その途端光りが二人を包み込む


( ^ω^)「!」
('A`)「!」


光りが治まった時、二人は何故かドロルになっていた

( ・∀・)「ぎゃーっはっはっはっはっはっはwwwwwwよーく似合うぞその姿!」

('A`)( ^ω^)「え!?」



322:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 13:58:01.66 ID:ha8J5tREO
  
( ^ω^)「ちょ……お前早く戻せ!!」
( ・∀・)「ん〜……。この女を連れて帰ると誓ったら元に戻してやる」

('A`)「卑怯な!」

( ・∀・)「…………」

( ^ω^)「……」

元スライムはローラ姫の方をチラッと見た

川 ゚ -゚)「キモい」


( ^ω^)「………」
('A`)「…………」
(´・ω・`)「うわぁ……自業自得なりぃ…………」

( ^ω^)「はぁ……仕方ない。ちゃんと連れて戻るからスライムに戻してくれお……」

( ・∀・)「よーし。わかった。スライムに戻してやるよ」
竜王は宝箱をゴソゴソとあさる

( ・∀・)「あれ?スライムの心もうねーや」

( ^ω^)「おい!!!」



342:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 14:06:57.54 ID:ha8J5tREO
  
('A`)「どうすんだよコレ!」

( ・∀・)「いいじゃねーか……。見た目はともかく多少は強くなったんだし…」

( ^ω^)「ほかの心はないのかお!?」

( ・∀・)「あー…?他にはメーダ、ゴースト、死霊の心があるけど……」

(´・ω・`)「な………何故にゾンビモンスターだけ!?」

( ・∀・)「とりあえずお前等がその女を戻してる間にほかの心取り寄せるから我慢して行ってきてくれ」

('A`)「うぇ……マジかよ…………」

( ^ω^)「…………」

(´・ω・`)「じゃあ僕はここで待ってる………」

( ・∀・)「アホか!!!!お前もだよ!!!!!」

(´・ω・`)「!?」



343:◆utqnf46htc :2006/06/07(水) 14:12:46.07 ID:ha8J5tREO
  
こうしで元゙スライム達は姫をラダトームに返品する為竜王の城を出たのでした


( ^ω^)ドロル:時給600円
('A`)ドロル:時給600円
(´・ω・`)勇者?: 時給20円
川 ゚ -゚)お姫様:時給5万円



(´・ω・`)「え?なんでドロルより給料ひくいの……?」



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