( ^ω^)ブーンがスライムベスの中の人になったようです

489:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:12:28.43 ID:yq+bt+ZyO
  
姫をラダトームに連れていくため城を出たドロル達

('A`)「よっし!いくぞ」

(´・ω・`)「おい待て!何で目の前に毒の沼があるんだ!」

( ^ω^)「モンスターは毒ダメージうけないんだぜ?」

(´・ω・`)「人間はうけるんだよ!」

川 ゚ -゚)「……」

ドロル達は毒の沼へズブズブと入っていく


川 ゚ -゚)「おい、そこのキモいの」

(´・ω・`)「おいおい……アイツ等いくらモンスターとはいえ傷つくじゃないか」


川 ゚ -゚)「お前だよお前」

(´・ω・`)「?」

男は周囲を見渡す

川 ゚ -゚)「お前だっつーの!!!」



496:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:19:20.80 ID:yq+bt+ZyO
  
(´・ω・`)「……………俺?」

姫はコクンと頷く

(´・ω・`)「で、そのキモい俺に何か?」

川 ゚ -゚)「私をオンブしろ」

(´・ω・`)「え!!!」

川 ゚ -゚)「ロトの鎧きてるんだから大丈夫だろ」

(´・ω・`)「よーし!私に任せなさい!」

男は姫を背中に背負い毒の沼に突っ込む

ズボボ……

(´・ω・`)「ひぎぃ!!!」

川 ゚ -゚)「早くいけ!」

姫は男の頭をはたく

(´・ω・`)「(おかしい………ロトの鎧は毒ダメージを受けない筈なのに……)」

遠くからドロルの声が聞こえる

( ^ω^)「おい!早くしろノロマ!」



499:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:27:46.62 ID:yq+bt+ZyO
  
(´・ω・`)「ま……まさかこの鎧もニセモノか!?」

川 ゚ -゚)「はーやーく」

姫は男の頭をガスガシ殴る

(´・ω・`)「おい!頭殴るな!」


('A`)「……おい。俺が運んでやるよ………」

いつの間にかドロルがそばにいた

(´・ω・`)「おお!ありがたい!」

俺が姫をドロルの頭に乗せる

川 ゚ -゚)「……」



('A`)「よし。いくぜ」

(´・ω・`)「え?俺は?」

('A`)「……」

(´・ω・`)「ちょ、無視するな!おい!待て!」

ドロルは猛スピードで毒の沼を走っていく



500:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:34:18.06 ID:yq+bt+ZyO
  
暫くすると男の姿は見えなくなっていた

( ^ω^)「遅かったお」

('A`)「よし、降りろ姫様」

川 ゚ -゚)「……」

無言で降りる姫


( ^ω^)「リムルダールでキメラの翼買ってさっさとラダトームいくんだぜ?」

('A`)「早くいこーぜ」

川 ゚ -゚)「あれ、あの男………。まぁいいか」

三人はリムルダールの町へ向かう。その途中男の話題は出なかった

――――――――――


(´;ω;`)「UGAAAAAAAA!!!!!!!!!!」



506:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:41:40.86 ID:yq+bt+ZyO
  
――――――――――
リムルダール

('A`)「あ〜、久しぶりに歩いたから腰が痛いぜ」
( ^ω^)「そんな事より道具屋は?」
川 ゚ -゚)「……」

道具屋を探し歩いてると老人が話し掛けてきた

/',З「ここは リムルダールの 町です」

('A`)「!?」

/',З「ここは リムルダールの 町です」

( ^ω^)「ジジィ!?」

/',З「ここは リムルダールの 町です」

('A`)「……勇者からただの町人Aに降格されたのか…………」

( ^ω^)「コイツ何しにここにきたんだお…………」


川 ゚ -゚)「ねー。道具屋ってアレじゃない?」

姫が指を指す。その先にはでっかい道具屋があった



511:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 02:50:55.16 ID:yq+bt+ZyO
  
道具屋のドアを開ける

(´・ω・`)「ん?お前等何してたの?」

( ^ω^)「はぁ!?」

('A`)「え!?お前どうやってここに来たの!?てか何で俺達より早いんだよ!」

(´・ω・`)「ルーラで来たに決まってるんだぜ?」

( ^ω^)「ルーラ……………?」

ドロルが青筋を立てながら言う

('A`)「じゃあさ………ルーラ使えるんなら何故城の前で直接ラダトームに行かなかったんだ……?」

(´・ω・`)「………」
川 ゚ -゚)「……」
( ^ω^)「……」
('A`)「……」


(´・ω・`)「店長!!魔法の聖水とキメラの翼おくれ!」


( ^ω^)「無視すんな!」



514:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 03:00:21.87 ID:yq+bt+ZyO
  
(´・ω・`)「まぁ細かいことはいいじゃないか!」

('A`)「細かいか……?」

( ^ω^)「ん?」

ドロルは姫が何か新聞を読んでいるのに気付いた

( ^ω^)「何読んでるんだお?」

姫が無言でドロルに新聞を手渡す

( ^ω^)「ん〜……。『キメラ絶滅の危機!?商人の間でキメラ狩りが大ブーム!!キメラの翼が………』」

川 ゚ -゚)「違う。その下」

( ^ω^)「?」

記事の下を見る。そこには

――――――――――
賞金首
(´・ω・`)
賞金8000円
生きて連れ帰ったら8000円、死体で連れ帰ったら9000円
――――――――――

( ^ω^)「な……何故死体の方が高いんだ!?」



517:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 03:07:15.07 ID:yq+bt+ZyO
  
(´・ω・`)「ん?どうしたんだい?」

( ^ω^)「いや……」

('A`)「早くいこーぜ」

川 ゚ -゚)「…………」

(´・ω・`)「うむ。じゃあキメラの翼を…」

( ^ω^)「え?お前も行くの?」

(´・ω・`)「当たり前じゃないか」

('A`)「早くしろよ。」

(´・ω・`)「…………」

男はキメラの翼を空に放り投げた

――――――――――


いつの間にか四人はラダトームの玉座の前にいた

( ^ω^)「げ!!」

(´・ω・`)「どうしたんだい?」



520:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 03:15:48.17 ID:yq+bt+ZyO
  
ξ゚听)ξ「は?」

( ゚Д゚ )「ん?」

玉座の広場には二人の人間がいた

('A`)「またお前か……」

ξ゚听)ξ「………」

ツンがドロルになった二人を汚物を見るような目で見ている

( ^ω^)「………おいお前…」


ξ゚听)ξ「キモい」


( ^ω^)('A`)「うわぁ…………酷いなりぃ…………」

そんな事を言っていると男が

(´・ω・`)「王様!凶悪なモンスター、ドロルから無事ローラ姫を救出しました!!」

と玉座に座っている男にいった


( ^ω^)「!?」

('A`)「おい!誘拐しようとしてたのはお前だろ!!!!!」



524:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 03:24:23.78 ID:yq+bt+ZyO
  
( ^ω^)「おい!王様!ダマされんなよ!コイツは下着ドロボー兼インチキ野郎だ!」

('A`)「そうだ!大体お前モンスター側じゃねーか!」

(´・ω・`)「はっはっは!!さぁ、王様!薄汚いモンスターの言う事など信じてはいけないですよ!」

王様は男に向かって

( ゚Д゚ )「え?お前モンスターじゃないの?」


(´・ω・`)「―――――――」



(´;ω;`)「!?」


( ^ω^)「ぎゃっははははははは!!!!!!!!!!モンスターだとよ!!!!!!!」

('A`)「あーっはははははははは!!!!!!!!!!おいおい、勘弁してくれよ!モンスターだってお断りだ!」



528:◆utqnf46htc :2006/06/08(木) 03:30:52.77 ID:yq+bt+ZyO
  
ξ゚听)ξ「うわー…………可哀相」

(´;ω;`)「ウッ………」

男は鼻水を垂らしながら泣いている

ξ゚听)ξ「前言撤回。キモい」

(´;ω;`)「何で!?」


( ^ω^)「よかったなぁぁ!!竜王にゴーストの心でも貰えばぁぁ?」

('A`)「ねぇ、今どんな気持ち?ねぇ?ねぇ?ねぇーってばぁー?」

二人のドロルは男の回りをまわりながら踊っていた。その時


川 ゚ -゚)「お父様ーー!」

( ^ω^)「――――」
('A`)「―――――」
(´・ω・`)「――――」
ξ゚听)ξ「―――――」

川 ゚ -゚)「あのドロルと男が私をさらって……………うぅ!!」


( ^ω^)「え!?」



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