( ^ω^)ブーンが夢をかなえたようです

27: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:20:44.82 ID:E9yqRx720
  
常日頃感じている事だけど、僕はかなりの駄目人間だ。
それでも以前よりは、かなりまともになっているのだけど。

実家から追い出された後、2人に何かとアドバイスされたおかげで、かろうじて食いつないでいる感じ。
あのままニート一直線で生きてたらとか、考えるだけでむなしくなる。

むなしくなる事をわざわざ考えていても仕方ない。
出来る事からやって行こう。

バイト君に連絡をとり、何とか頼み込んでかわってもらう。
・・・とっくの昔に他界している祖父に、悪いけれどもう1回死んでもらった。
金ならすごい事になっているのだから、今すぐ出せる5千円程度を渡してもよさそうな気はしたけど。
IRCでドクオから、そういう普段しない事をしようとするのがよくねぇ・・・とか言われた。

言われてみれば・・・何だか複雑な話だけど、僕にとっての5千円は本来大金だ。


30分後、来てくれたバイト君に、軽くキョどりながらも礼を言って、ボロが出る前に退散。
店の外で合流する約束の2人を探す事にする。
ショボンは、今の時間なら車でドクオのところによって来ても、20分はかからないと言っていた。


('A`)「よう、久しぶり。ブーン、流石にうれしそう・・・いや、ヘラヘラしてるのはデフォか」

( ^ω^)「お!4ヶ月ぶりくらいかお?ドクオは相変わらず不健康そうだお」



28: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:21:30.32 ID:E9yqRx720
  
ごちゃごちゃした模様の入った派手なシャツにレザーのズボン。
何だか全身に数えるのが面倒なくらい、じゃらじゃらとアクセサリーをぶらさげている。
そこらの入院患者より、よほど不健康そうな顔色でフラフラしているけど・・・彼はこれで普通だそうだ。
どこかチンピラっぽさがあるけど、会った時はいつもこの調子だ。

最初会った時も、ネットでの印象とズレがなくて気にならなかった。


('A`)「あー、そのあたりはお互いのチャームポイントってことで・・・っとショボン来たか」

(´・ω・`)「うん。済まない。最近は路駐も厳しいからね」

( ^ω^)「マスターも久しぶりだお!」


ショボンはドクオと対照的に、スーツにYシャツ、ネクタイまでつけている。
ノートPC用のカバンを片手にぶらさげて、家から来たはずなのに仕事帰りのサラリーマンのようだ。
途中でなく帰り・・・なのは、夜って事より全身にただよう・・・どこか疲れたような態度のせいだろう。
どこをとっても変わったところがなく、結局特徴はないけど容姿端麗って奴だと思う。

・・・このあたり正直うらやましい。


(´・ω・`)「さて、ここで立ち話も何だし、移動しようか」

('A`)「だな。この近くだと何あったっけか」



31: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:22:33.24 ID:E9yqRx720
  
( ^ω^)「歩いて5分くらいのところに、小さいカラオケ屋があるお」

('A`)「んー、1年ぶりくらいだなカラオケ。まあ、それでいいんじゃね?」

(´・ω・`)「うん。僕も1年ぶりくらいだね。いいんじゃないかな」

( ^ω^)「奇遇だお。僕もそんな感じだお」

(´・ω・`)「お嬢さんもあわせて、4人そろって行った時以来なだけじゃないのかな」


ショボンの言うとおり、大した事はない話。
交友関係が狭いという点に関して、僕らはそろって似た者同士だし。
3人で雑談をしながら、歩いてカラオケ屋に向かう。


( ^ω^)「2人とも最近は仕事どうだお?」

('A`)「あー、どうだって言われてもなぁ。ほとんど一日中チャットしてるだろうが」

(´・ω・`)「まあ、今は不自由もしてないし、暇なのはいい事だよね」

('A`)「そういや、ツンにVIP・GAMEの件は言ったのか?」

(;^ω^)「・・・パラノイアと診断されたお」



32: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:23:32.41 ID:E9yqRx720
  
('A`)「奴と同じなのが気にいらねぇけど、そういう反応したしな・・・俺も」

(´・ω・`)「その反応は仕方ないけど、せっかくだからお嬢さんも呼んでおこうか」

( ^ω^)「お!そうだお!本当だったら何でもしてくれるって言ってたし、全力で呼び出すお!」

('A`)「はっ、そりゃいいわ」


早速ドクオがうれしそうに携帯をいじり出す。


(´・ω・`)「そう言えば、君は携帯どうしたの?さっき掛けたけど出なかったし」

(;^ω^)「お・・・それは済まなかったお。急いでたから家に忘れたんだお」


('A`)「あー、駄目だ。電源切ってやがる」

(;^ω^)「あ・・・ツンは今マイキー中だから切ってるんだと思うお」

(´・ω・`)「うん。なるほど。たしか今日届くとか言ってたね」

('A`)「ったく、あんなきめぇマネキンのどこがいいんだ?」

(;^ω^)「ドクオ、ツンにそれ言ったらマジギレされるお」



33: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:24:19.82 ID:E9yqRx720
  
(´・ω・`)「まあ、僕はPC持ってきてるし、後でIRCから呼び出したら気がつくかもね」

('A`)「だな。とりあえず先に行っとくか」


僕らもそうだけど、ツンも実家を出ていて1人暮らしだ。
ついでに全員そろって暇人。
お互い用事がなければ呼び出さないかわりに、呼び出したときは仕事でもなければ滅多に断らない。

雑談をしているうちにカラオケ屋に到着。
4人という事で部屋をとった。
とりあえず今は、3人でドリンクメニューをながめてる。


(#^ω^)「ポーションを置いてないとは、なってないカラオケ屋だお!女将を呼べお!」

(;'A`)「いや、ポーション置いてるカラオケ屋がありえねぇから。俺はコーラだ」

(´・ω・`)「僕はウーロン茶かな」

(´ω`)「仕方ないから僕もコーラでいいお・・・注文してくるお」


備え付けの電話で注文すると、1分程度ですぐに届いた。
ここもうちの店ほどじゃないけど暇なのだろう。



36: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:25:07.25 ID:E9yqRx720
  
(´・ω・`)「さてと、くどくなるけど聞いておいて欲しい事があるんだ」


ツンを呼び出すためだろう、カバンからPCをだして準備をしながら、ショボンが話し始めた。


( ^ω^)「なんだお?ばっちこいだお!」

('A`)「あー、俺らお前に対しては、そういうつもりはねぇ。先にそれは断言しとく」

(´・ω・`)「うん。だけど君の認識は正直甘いところがある」

(;^ω^)「そ、それはさすがに思い知ってきたところだお」


今日になってから、短い間に散々言われてきた事だし、否定しようがない。


('A`)「んー、世の中ろくでもねぇ奴が多いからな。っつうか、俺ら結構上位ランカーだし」

(´・ω・`)「まあ、そういう事だね。こんな機会だし、とりあえず僕らの仕事の説明をしよう」

( ^ω^)「お?ろくでもない奴の上位ランカーって?2人は探偵だお?」

(´・ω・`)「だけどやり方がね。それを聞いたら・・・ここで付き合いを切るべきかもしれない」



37: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:26:01.90 ID:E9yqRx720
  
いきなりそんな事を言われても、ショボンの意図がまるで把握できない。
僕が2人と縁を切る?
そんな事は、身内と縁を切るより断然重い。


(;^ω^)「マスター?僕にはそんな気はないお?」


(´・ω・`)「否定も肯定も無言もいい。とりあえず聞いて欲しい」

('A`)「仕事自体・・・何ていうか、良くはねぇけどな。お巡りに引っ張られねぇ程度に注意はしてる」

(´・ω・`)「でも、僕達が客に依頼を受けて、最初に調べるのは客の資産状況」

('A`)「あー、その後だが仕事は実際する。出来る範囲でな」

(´・ω・`)「うん。だけど、そこから先は情報を小出しにしつつ、話術で金を限界まで引っ張る」

('A`)「仕事の難度はあまり関係ねぇ。1時間もかからねぇ調査でも同じだ」

(´・ω・`)「実際、情報みたいな形のない物の料金は、状況次第でかわる・・・時価だからね」

('A`)「ペテン師や悪徳宗教と違って、詐欺で捕まる予定はねぇよ?やるって言った事はやってるし」

(´・ω・`)「だけど、実状は彼らと大差ないね。行けるようなら借金させても情報出し惜しみするから」



38: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:26:50.44 ID:E9yqRx720
  
なるほど、2人のやってる事が、褒められた事じゃないのはわかった。
だけど、そんな事は僕らの付き合いに関しては、まるで関係のない事だろう。
僕が彼らを好きなところも、嫌いなところ・・・は思いつかないけど、どっちにしてもソレとは関係ない。

何よりも今・・・


( ^ω^)「把握したお。そんなの関係ないし、わざわざ言う必要のない事を僕に説明してくれたお」

('A`)「あー、お前なぁ。確かに最初に言ったとおり、俺らお前に対しては、そういうつもりはねぇ」

(´・ω・`)「うん。だけど人がいつ死ぬかわからないのと同じ。人の気持ちだってどうなるかわからない」

('A`)「正直俺ら自分のやってる事に、罪悪感みたいなのまるでねぇしな」

( ^ω^)「2人がそうなるなら、その時はその時、今は適当でいいお」

(#'A`)「だー、430億だぞ?馬鹿。そんだけあればな、もっとまともな人間と付き合えるっての」

(´・ω・`)「ひどい言い方だけど、君は駄目人間だったから、僕達としか付き合えなかっただけだしね」

(;^ω^)「と、友達は、今のメンバーで間に合ってるお!」


そう、僕は駄目人間で、特にコミュニケーションが駄目。
2人とツン、それ以上はいらない・・・んじゃなくて、正直増やすのが怖い。



39: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:27:26.46 ID:E9yqRx720
  
('A`)「あー、ブーン煙草吸っていいか?」

(;^ω^)「お?把握したお」

(´・ω・`)「・・・僕も一本もらっていい?」

('A`)「ん、あいよ」


ドクオが慣れた手つきで煙草の箱を振り、ショボンに向けた。
ショボンが1本受け取ってくわえると、ドクオが自分のライターで火をつける。
ドクオはそのまま箱からもう1本取り出し、自分もくわえて火をつけた。


(´・ω・`)「君のは相変わらずきついね」

('A`)「ニコチンとタールの量が全てなの。偉い人にはそれがわからんのですよ」

(;^ω^)「2人ともどうかしたのかお?」

('A`)「ん?その、何だ。ブーンが明日にも、億万長者なのはわかってんだけどな」

(´・ω・`)「うん。それでも先行きが不安だね」

(;^ω^)「ちょwww人をかわいそうな奴みたいに言うのは良くないお!」



40: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:28:04.34 ID:E9yqRx720
  
('A`)「あー、今回ばかりは実際そう思うからなぁ」


ドクオは煙草をくわえて深呼吸のような事をしている。
どうみても体に悪そうだが、彼がやるとあまり違和感がない。
僕がそんな事を考えている間に、ショボンは、まだだいぶ残ってる煙草を灰皿に押し付けていた。


('A`)「おー、ショボン。もったいないお化けが出るぜ?そういう事すると。いや、マジで」

(´・ω・`)「うん。済まない。でも君のはきつすぎ」

('A`)「・・・まあいいや。ブーン、お前が飽きるまでは付き合ってやる。どうせ暇だしな」

(´・ω・`)「右に同じ。あまり期待されても見返りはないけどね」

( ^ω^)「お!今のままで十分だお!」


2人の心境はさっぱりわからない。
だけど僕らの関係が変わらないなら、別にそれで何の問題もない。
話が一段落ついたところで、ショボンがPCと携帯をつなぎ終えた。


(´・ω・`)「うん。じゃあ、お嬢さんを呼び出してみよう」

(;^ω^)「マスター、マイキー中のツンは凶暴だお!気をつけるお!」



41: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:28:51.60 ID:E9yqRx720
  
('A`)「あー、この手の事は、ツンよかショボンが一枚上手だ。任せときゃ問題ねぇよ」

(´・ω・`)「まあ大丈夫だと思うよ。VIP・GAMEの事は伝えておく?」

( ^ω^)「いや、それは出来ればここで伝えたいお!」

(´・ω・`)「うん。わかったよ。っとログイン確認。反応は・・・オッケー気がついたよ」


ショボンが、すごいスピードでタイピングを始める。
僕も一時期は、四天王クラスの引き篭もりだった・・・っていう、どうしようもない過去がある。
タイピングはネトゲとチャットで、人並み以上に早い自信があるけど、彼にはとてもかないそうにない。
ついでにタイピング音もほとんどしてないし。


(´・ω・`)「はい、完了。30分くらいで来るって」

(;^ω^)「ちょwwwマスター、今、超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じて・・・」

('A`)「まあ、ショボンだし不思議はねぇな」

( ^ω^)「・・・ああ、確かにマスターだし、不思議はないお」

(´・ω・`)「さて、じゃあ適当に曲でもいれながら待つ?」

('A`)「カラオケ屋来てこういう事いうのもアレだけどよ。せっかくだし、もう少し雑談でもしねぇ?」



42: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:29:29.50 ID:E9yqRx720
  
(´・ω・`)「雑談ね・・・仕事の話もしちゃったことだし、例の南極の地下にある基地の話とか?」

(;'A`)「あー、アレかよ?思い出すと、こっちまで頭おかしくなりそうだけどな」

( ^ω^)「ちょwwwそれ、気になるお!」

('A`)「んー、3ヶ月くらい前に来てた依頼人なんだけどな・・・何ていうかアレだ」

( ^ω^)「kwsk!」

(´・ω・`)「いいけど、すごい量になるよ?」

(;^ω^)「3行でお願いするお」

(´・ω・`)「彼は南極の地下に秘密基地を持つ組織に追われていたそうでね」

('A`)「式神だのビジョンだのって言ってたかな?あー、特別な力を持ってるから追われてたんだとよ」

(´・ω・`)「で、好きな女の子の住所を知りたいって、依頼に来たんだ」

(;^ω^)「ちょwwwそれ、明らかに話が変だお?」

(´・ω・`)「うん。どうみてもパラノイアだね。彼が兄に頭の病院送りにされるまでしぼり取ったけど」

('A`)「延々電波トークに付き合ったしなぁ。おかげで、ここ3ヶ月ダラダラ適当に過ごしてる」



44: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:30:10.34 ID:E9yqRx720
  
( ^ω^)「何か2人の仕事が楽しそうな件」

('A`)「いや、たまったもんじゃねぇよ。奴は飛びぬけてたけど、基本的に普通のメンヘル多いしな」

(´・ω・`)「まあまあ。ああいう人達は、比較的しぼり取りやすいお得意さんなんだから」

('A`)「・・・そりゃわかるけどなぁ。あ、そうだ!ブーンは金の使い道とかちっとは考えたのか?」

(´・ω・`)「ああ、そうだね。実際何でも出来るって言える額だし」


金の使い道・・・そう言えばまだ考えていなかった。
ゲーム機そろえたりとか、そんな小さな事を言うのは流石に恥ずかしい。


( ^ω^)「・・・ブ、ブーン帝国を作るとか」

('A`)「ブーンの発想がこないだの客と被る件」

(;^ω^)「ちょwwwパラノイア扱いは勘弁だお!だったら、何かステキな使い道はあるのかお?」

('A`)「んー、ちっと現実味がなすぎる大金だからなぁ」

(´・ω・`)「難しいところだね」



45: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:30:46.94 ID:E9yqRx720
  
3人そろって考え込む。
あったらあったでいいかもしれない・・・程度の物はいくらか出てくるけど方向性が決まらない。
いくら何でも、金額が個人で持つには馬鹿げた大きさだ。
良くわからないけど、大金持ちが寄付とかするのは、こういう理由からだろうか。
あいにく、気の毒な人には悪いけど、そういうのをする気にはならない。


('A`)「んー、24時間TVの募金会場に行ってから、500円玉1枚入れて来るってのはどう?」

(;^ω^)「ちょwwwドクオひねくれすぎだおwww」


('A`)「あー、じゃあ、何億円か積み上げてタワー作ってだな。燃やしてキャンプファイアーとか」

( ^ω^)「うはwwwやべぇwwwちょっと楽しそうだおwww」

('A`)「な?これよくね?」


(´・ω・`)「うん。実に君らしい、すがすがしい利用法だね。オススメは出来ないけど」

('A`)「え?嘘?マジで?っつうか、ショボンは何かねぇのかよ」

( ^ω^)「マスターの考えは是非聞きたいお!」



46: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:31:30.28 ID:E9yqRx720
  
(´・ω・`)「例えば、どこか静かなところに豪邸を建てて、適当に美術品とかを集め・・・」

('A`)「うわ・・・きめぇ・・・」

(´・ω・`)「そんな感じで過ごして、晩年のある日、窓辺で酒の入ったグラスを傾けながら・・・」

(;^ω^)「か、傾けながらどうするんだお?」

(´・ω・`)「人生は虚しい・・・とか、つぶやいてみたり?」

('A`)「キメェwwwwwwwwwww」

(;^ω^)「ちょwwwマスターwwwwww」


僕とドクオはカラオケ屋なのもあって、大声で遠慮なく笑い転げた。
滅多に笑わないショボンも、自分で言った事に苦笑いしている。


('A`)「あー、しかし、落ち着いて考えても、中々思いつかねぇもんだな」

( ^ω^)「だお?案外難しいものだお」

(´・ω・`)「うん。結局スタート時点に戻るけど、換金してからでいいんじゃないかな」



47: ◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:32:08.33 ID:E9yqRx720
  
('A`)「ああ、わからねぇ事は後回しだ」

( ^ω^)「えっと、じゃあツンが来るまでどうするお?」

(´・ω・`)「今度は普通に・・・カラオケ屋の流儀に従えばいいと思うよ」

( ^ω^)「把握したお!」


僕のレパートリーは偏っていて少ない。
ついでに人前で歌ったりとか、まずありえない。
まあ、このメンバーの中で歌う分には問題ないけど・・・いざ選ぼうとすると中々決まらない。


('A`)「はーい、1番ドクオ“うらみ・ます”」

( ^ω^)「いきなり必殺技を出して来るかお!流石ドクオだお!」

(´・ω・`)「君がそう来るならここは・・・ん?」

ξ;゚听)ξ「・・・部屋間違えたって事にしていいかしら」

(#'A`)「あー、文句あんのか!っつうか、お前タイミング悪い!歌わせろ!」

ξ#゚听)ξ「何が悲しくてマイキー中断してまで、アンタの中島みゆき聴かなきゃならないのよっ!」


第2話 完



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