( ^ω^)ブーンがGANTZに選ばれたようです

13:1@ここから続き ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 22:54:35.88 ID:K1Ik+Evm0
  
#01-2

(#@∀@)「何ですかこれは!下らない、私はこれで失礼します!」
眼鏡を掛けたサラリーマン風の男、アサピーはそういってその場を去ろうとした。
(´・ω・`)「駄目だ、遠くにいっちゃいけない!!」
(#@∀@)「何故だ、説明してみろ!!」
(´・ω・`)「このエリアから遠くに離れると……頭の中の爆弾が起動する」
(##@∀@)「ッ……!!また下らない事を!!」
( ^ω^)「そ、それ本当かお?」
('A`) 「残念だけど、本当なんだ。俺は前も見ている」
( ^ω^)「あのモナーとかいうおっさん、結構前に帰っちゃったお」
('A`) 「ちょwwwwww」

( ´∀`)「全く、何がなんだかわからんが、とにかく私はまだ生きているモナ!」
モナーは家路を急いだ。タクシーを拾えば30分もせずに帰れるだろう。
この時間だ。おそらく妻も、今年で15になる娘も眠ってしまっているだろう。
( ´∀`)「それにしても、奇妙だったモナ。あの死に方は夢だったのかモナ?」
モナーは今日の昼下がり、不倫相手の部下に包丁で胸を刺された。
救急車の中で意識が途絶え、気がついた時にはあの部屋にいた。
( ´∀`)「まぁ……いいお灸だったかも知れんモナ」
( ´∀`)「これを機に、ちょっとアットホームなパパになるのも……」
ピピピピ、ピピピピという電子音が、モナーの耳になり響いた。
( ´∀`)「何の音モナ?携帯の着信音じゃないようだが……」
ピピピピピピ、ピピピピピピ。音はどんどん大きくなる。
(#´∀`)「あーー!うっさいモナ゛ッ
パァンという破裂音と共に、モナーの首から上は吹き飛んだ。
逃げることは、許されないのだ。



14:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 22:55:20.80 ID:K1Ik+Evm0
  
( ゚∀゚)「仕方ない……あのオッサンがアラームに気付いて、自分で戻ってくる事を祈ろう」
('A`) 「そんな……!俺、探してくるよ!」
( ゚∀゚)「ドクオ、分かってるだろ?大事なのは出来るだけ多く生き残る事」
( ゚∀゚)「行動は最低でも2人1組。それが俺たちの約束だろ?」
('A`) 「……わかったよ」
本当はモナーを呼び戻しに行きたい所だが、時間は限られている。
( ^ω^)「あのー……僕、帰ってもいいかお?」
( ゚∀゚)「ちょwwwwww話聞いてたのかwwwwwwww」
( ^ω^)「で、でも!僕の家、ここからすぐ近くなんだお!」
( ^ω^)「上手く隠れる事が出来るかも知れないお!」
川゚−゚)レ「……君の家、まさかこのアパートか?」
クーは左腕の機械に映された地図を指差した。そこには、赤い点が点滅していた。
( ^ω^)「だおだお!この赤い点の隣の部屋だお!」
川゚−゚)レ「そこに、星人がいる」
(;^ω^)「ふひ?」
川゚−゚)レ「この赤い点がミッションの標的だ。善は急げだ。行こう」
(´・ω・`)「それじゃあ、クーはブーン君と一緒にアパートまで向かってくれ」
川゚−゚)レ「了解した。まだ他に星人がいるだろう。気を抜くなよ」
(´・ω・`)「当然」
川゚−゚)レ「よし、それでは行くぞ」
(;^ω^)「は、はいだお……」



15:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 22:55:49.51 ID:K1Ik+Evm0
  
( ^ω^)「ここですお」
2人はブーンと、標的の住むアパートに着いていた。
川゚−゚)レ「ふむ……随分歴史あるアパートだな」
(;^ω^)「素直にボロいと言ってくれて結構ですお」
川゚−゚)レ「そうだ、先にコイツの使い方を教えておこう」
そういうと、クーは銃を手に取った。
川゚−゚)レ「上の引き金を引くと標的のロックオン、そのまま下の引き金も引く」
川゚−゚)レ「そこの自転車を撃ってみろ」
( ^ω^)「ちょwwwwww大丈夫なのかお?」
川゚−゚)レ「撃ってみればわかる」
( ^ω^)「上の引き金で的を固定して……下で撃つ!!」
ブーンの銃はギョーンというどこか間の抜けた効果音と共に光を放った。
( ^ω^)「ん?何にも起きないお?」
ブーンが不思議に思った刹那、撃たれた自転車はグシャンという音と共に爆ぜた。
(;^ω^)「ちょwwwwwwww」
川゚−゚)レ「使い方はわかったな。それじゃ、行くぞ」
(;^ω^)「ちょ、ちょと待つお。この自転車どうするお?」
川゚−゚)レ「壊れてしまったものは仕方あるまい」
こいつ、基地外だ。ブーンは心の底からそう思ったが、口には出さないようにした。
彼女の持つ銃は、ブーンのそれより大きな、ショットガンのような代物だったからだ。
川゚−゚)レ「この部屋だな……」
クーはドアを数度、軽くノックした。返事は無い。
もう一度、今度は少し強くノックした。今度は返事があった。
( ><)「ウチには誰もいないんです!」
( ^ω^)「うはwwwwwwこいつテラアホスwwwwwwww」



16:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 22:56:35.06 ID:K1Ik+Evm0
  
川゚−゚)レ「よし、カチ込むぞ」
そういうと、クーはドアに思い切りケンカキックを放った。
ドアは真ん中からベキッと折れ曲がり、そのまま部屋へと吹っ飛んだ。
(;^ω^)「ちょwwwwwwwおまwwwwwww」
川゚−゚)レ「気を抜くな、いくぞ!」
クーは慎重に部屋の中へと歩を進めた。一歩一歩、ゆっくりと。
ブーンも住むこのアパートの部屋は、キッチン付きのワンルームに
トイレ、風呂がついただけのものだ。玄関の先はすぐ、部屋だった。
ドアがぶつかった……埋め込まれた、の方が適切な表現だろう。
とにかく、そのヒビだらけの壁からは、青黒い液体が滴り落ちていた。
クーが壁に埋まったドアを無理やり引き剥がすと、そこには無惨にひしゃげた
こうですか星人が挟まっていた。
(;^ω^)「うッ……」
ブーンはその余りにも無惨な光景に、思わず吐きそうになる。
川゚−゚)レ「気をつけろ!赤い点が消えていない!」
クーがそう叫んだ時には既に、この部屋にもう一人いた
こうですか星人がブーンの背後に立っていた。
( ><)「死んでください!!」
こうですか星人は、ブーンの後頭部目掛けて拳を振り下ろした。



17:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 22:57:39.78 ID:K1Ik+Evm0
  
('A`)「くそッ…くそッ!!」
( ゚∀゚)「悲しむのも自分を責めるのも、後回しにしとけ!」
ドクオとジョルジュは、合わせて12体のこうですか星人に取り囲まれていた。

最初の一体が出てきた時、真っ先に飛び掛ったのはロシア人の格闘家
ミルナコッチだった。彼は一週間後の試合に向けた公開練習で
誤って後頭部を強打してしまい、あの部屋に訪れた。
( ゚д゚ )「…………ハラショー!!」
ミルナコッチはその巨躯からは想像も出来ないほどのスピードで
こうですか星人にタックルし、いとも簡単にテイクダウンを奪った。
('A`) 「なんだアイツ!?」
( ゚∀゚)「確か、総合格闘技のチャンプだ」
('A`) 「どうりで……スーツ無しで倒しちゃうんじゃないか?」
( ゚∀゚)「かもしれないな、見てみろよ」
ミルナコッチは、マウントポジションから物凄い形相で、
物凄く重く、物凄い速度のパウンドを、異常な程の勢いで連発していた。
こうですか星人のボコボコに歪んだ顔から飛び散る青黒い血液を
気にも留めず、どんどんパウンドを撃ちこんでいく。
すぐに、こうですか星人はグッタリと動かなくなった。
( ゚д゚ )「……バビエーダ!!」
ミルナコッチは右腕を高々と掲げ、勝利をアピールした。
そして、その直後
(#><)「フピィイイイーーーーーーッ!!」
こうですか星人が、甲高い悲鳴を上げた。
ミルナコッチは驚いた顔をしてこうですか星人の方へ向き直った。
しかし、こうですか星人は既に事切れていた。
('A`) 「な、なんだったんだ今の」
(´・ω・`)「……大変だ!!ターゲットがこっちに集まってきてる!!」
ショボンの腕のレーダーには、いくつもの赤い点が集まっていた。



18:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/23(日) 23:01:56.35 ID:K1Ik+Evm0
  
すぐに、大勢のこうですか星人が集まってきた。
アサピー、ょぅι゛ょはその様を見て、すぐに逃げ出してしまった。
('A`) 「なッ……おい、待ってくれ!」
(´・ω・`)「僕が追いかけよう。2人はあの外人を助けてくれ!」
ショボンはすぐに、2人の後を追いかけた。
( ゚д゚ )「…………ヴォドカ!!」
ミルナコッチはこうですか星人の群れに突っ込んでいった。
( ゚∀゚)「馬鹿、逃げろ!!」
ジョルジュが叫ぶが、時既に遅し。
ミルナコッチはあっという間に周囲を取り囲まれた。
そして、彼は瞬く間に袋叩きにされた。
( ゚∀゚)「ちっくしょお!!」
ジョルジュは一気に5体のこうですか星人をロックオンし、トリガーを引いた。
ギョーンという効果音と強い光。少しの空白。そして、一気に爆ぜる標的。
しかし、ミルナコッチは既に無惨なボロ切れと化していた。
('A`)「くそッ…くそッ!!」
( ゚∀゚)「悲しむのも自分を責めるのも、後回しにしとけ!」
('A`)「く……うぁああああああ!!」
2対12の、あまりに不公平な決戦が始まった。

Remaining...
( ^ω^) ブーン
('A`)  ドクオ
(´・ω・`) ショボン
川゚−゚)レ クー
( ゚∀゚) ジョルジュ
( @∀@) アサピー
J*'-') ょぅι゛ょ

to be continue.



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