( ^ω^)ブーンがGANTZに選ばれたようです

163:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:44:23.67 ID:l210RWA/0
  
ブーン達が転送されたのは、とあるビルの屋上だった。
( ^ω^)「ここは……?」
ξ゚听)ξ「パ○コの屋上……かしら?」
(,,゚Д゚)「みたいだな」
そこは、ブーン達の街でももっとも栄えている地区だった。
川゚−゚)レ「む?レーダーがおかしいぞ」
クーの腕のレーダーには、LimitLess の表示だけが映されていた。
('A`)「今回は時間もフィールドも無制限……てことか?」
(`・ж・´)「なら、よくわからないけど帰らせてもらうよ」
( ∵)「ああ、明日も仕事だよ……」
水戸とビコーズが階段を降りる。
( ゚∀゚)「おい、待てって!!」
ジョルジュが引きとめようとした次の瞬間
下のフロアから、いくつもの爆発音が響いた。
( ゚ф゚)「え?ちょ、えぇ!?」
ビルは、一気に倒壊を始めた。



164:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:44:54.21 ID:l210RWA/0
  
(;^ω^)「うわぁあああああ!!」
いくらスーツを着ているとは言え、9階分もあるビルの崩落に巻き込まれては
タダで済むわけがない。
(,,゚Д゚)「と、飛び移るぞ!!」
ギコは隣のビルの窓に飛び込んだ。
それに触発されたように、次々と周囲のビルへと移っていく。
从'ー'从「あれ〜?みんなどこいくの〜?」
(;^ω^)「ちょwwwwwwwちゃんと、つかまってるんだお!」
ブーンは渡辺さんを抱き上げ、隣のビルへと飛び移ろうとする。
しかし、出遅れ過ぎていたようだった。
すでにビルの高さは、2階分も無かった。
( ^ω^)「だぉおおおおお!!」
ブーンは、路上駐車してあったワゴンの屋根へ飛び降りた。
<ヽ`∀´>「何人逝ったニダ?」
<ヽ`∀´>「階段降りた2人だけみたいニダ!」
<ヽ`∀´>「お、あそこに2人チョパーリ発見ニダ!!」
路上へ降りたブーンと渡辺さんを、ビルを爆破したニダー星人の部隊が発見した。



165:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:45:26.79 ID:l210RWA/0
  
( ^ω^)「よーし、やったるお!」
ブーンは銃を手に、ニダー星人の群れを迎え撃つ。
从'ー'从「あれ〜?向こうからも来たよ〜?」
ブーンは背後を向く。すると、そちらからもニダー星人が迫ってきていた。
(;^ω^)「テラヤバスwwwwwww」
ふと、ブーンの前方のニダー星人の群れが横に吹っ飛んだ。
('A`)「ブーン、大丈夫か!?」
ドクオの手には、やたらと大型で、銃身も長い銃があった。
( ^ω^)「ドクオ!なんだおそれ!?」
('A`)「新しい武器!なんか、こんなんなっちゃった!」
( ^ω^)「なんでもありかお……」
<ヽ`∀´>「ウリナラマンセー!」
从'ー'从「きゃ〜〜」
振り向くと、ニダー星人がすぐ側まで接近していた。
( ^ω^)「くッ……だおぉおおお!!」
銃では、間に合わない。ブーンは銃をしまい肉弾戦に持ち込んだ。
(#^ω^)「だおおおおッ!!」
ブーンはニダー星人の一体に殴りかかる。
<ヽ`∀´>「アイゴー!!」
ニダー星人はきりもみ回転をしながら、地面に倒れた。
<ヽ`∀´>「チョパーリが同胞を殺したニダ!!」
<ヽ`∀´>「生意気ニダ!!」
<ヽ`∀´>「謝罪と賠償を要求するニダ!!」
ブーンは、ニダー星人に袋叩きにされた。



166:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:45:52.78 ID:l210RWA/0
  
('A`)「ブーン、伏せろ!」
そういうと、ブーンは叩かれながらも亀の様に丸くなる。
そして、ドクオの新しい銃……大砲の方が、表現として適切だろう。
とにかく、その銃を撃ちはなった。
ギョーンという、いつもの音。すこしの空白。そして、肉の弾け飛ぶ音。
砲身の先から放射線状に立っていたニダー星人が、一気に吹き飛んだ。
<ヽ`∀´>「アイゴー!!」
<ヽ`∀´>「撤収ニダ!!」
ニダー星人は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
( ^ω^)「た、助かったお」
('A`)「さ、追いかけるぞ!」
ブーンとドクオは、ニダー星人の殲滅に繰り出した。

从'ー'从「あれ〜?私なんもしてないよ〜?」
渡辺さんは、とりあえずブーン達を追いかけていった。



167:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:46:19.67 ID:l210RWA/0
  
( ゚д゚ )「…………ガッデーム」
ミルナコッチ……もとい、そのそっくりさん。プレストンは
逃げ込んだビルの一角で、ニダー星人に包囲されていた。
プレストンは両手に拳銃を持った。
( ゚д゚ )「…………ジェノサイッ!!」
彼の叫びに呼応するように、ニダー星人が一斉に飛びかかった。
ギョーン、ギョーン、ギョーン
プレストンの銃が、一気に光を放つ。
そして、ニダーの繰り出すカカト落としや回し蹴りを舞うように回避する。
<ヽ`∀´>「アイゴー!!」
弾け飛ぶニダー星人。撃ってから炸裂するまでの数秒の間に戸惑ったが、コツは掴んだようだ。
プレストンは、ただのミルナコッチのそっくりさんでは無かった。
彼は、一子相伝の武術『ガン=カタ』の使い手だった。
それは、二丁拳銃を用い、近接戦闘にて一気に敵を殲滅するための武術。
顔目掛けて飛んでくる足刀を避け、逆に相手の顔を撃つ。
足払いと中段蹴りを、高いバク宙で回避し、そのまま両サイドのニダー星人を撃つ。
着地の間際、まだ撃っていなかった3体を一気に撃つ。
( ゚д゚ )「…………Amen(エイメン)」
次々と、ニダー星人が肉の塊となって弾けとんだ。
プレストンは、悠々と1階を目指した。



168:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:46:53.78 ID:l210RWA/0
  
ξ゚听)ξ「ちょっと……どうしよう」
ツンは、十数体のニダー星人のよって、追い詰められていた。

崩れ落ちるビルから、ツンはこのビルへ飛び移った。
しかし、飛んだタイミングがずれてしまった所為で、クー達のフロアとは別の階に着地した。
そして、最悪な事に、ツンは跳んだ拍子に銃を落としてしまった。
ξ゚听)ξ「早く取りにいかなきゃ……」
ツンは、地面に落ちたと思われる銃を回収するべく未だ動いているエレベータへと向かった。
しかし、ツンは気付く。何故エレベータが動いている?こんな誰もいない時に?
エレベータは、ツンのいる階で動きを止める。ドアが、開いた。
<ヽ`∀´>「ウェーハハハ!チョパーリのメス発見ニダ!」
<ヽ`∀´>「上玉ニダ!チマチョゴリ着せたいニダ!」
<ヽ`∀´>「チョパーリには勿体無いニダ!ウェーハハハ!!」
ξ゚听)ξ「きゃあああああああッ!!」
ヤる気マンマンのニダー星人から逃げるツン。しかし、数が違いすぎる。
そして、ツンは囲まれてしまった。
<ヽ`∀´>「お、あの車、ヒュンダイ製ニダ!」
<ヽ`∀´>「やっぱりイルボンの車と違って優雅ニダ!」
ツンは、バッと背後を見やる。そこには、ヒュンダイ製の自動車が展示してあった。
このビルのこのフロアは、自動車の展示販売所だったのだ。
そう。そこには、自動車があった。
ξ#゚听)ξ「どりゃあ〜〜〜〜ッ!!」
ツンは、自動車を持ち上げ、ニダー星人の群れへと放り投げた。



169:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:47:28.08 ID:l210RWA/0
  
<ヽ`∀´>「ギャー!!」
ニダー星人のうち一体に、車が直撃する。
絶命にこそ至らなかったものの、気絶はしたようだ。
空飛ぶ車。そんな夢のような光景を目撃したニダー星人たちは、一瞬呆然とした。
そして、その一瞬の隙をツンは逃さなかった。
すかさず、腰に差してあった新兵器の柄を握る。
柄は、そのままズルッと伸び、その先には三日月のような大きな刃が形成された。
ξ;゚听)ξ「何これ……鎌?」
その、死神や悪魔が持つような非常識なサイズの鎌に、ニダー星人は恐れおののいた。
ξ゚听)ξ「ま、ちょうどいいわね!」
そういって、ツンは鎌を一気に横に薙いだ。
ニダー星人の上半身が、一斉に宙へと舞った。
ξ;゚听)ξ「うッ……」
その光景に、犯人であるツンが吐き気を催す。しかし、なんとか堪えてクー達のいるであろう
2階上のフロアを目指した。
当座の武器を手にしたので、銃を回収するのは、後でもいいと踏んだのだ。

そして、その2階上のフロア。
そこは、地獄と化していた。



170:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:47:54.58 ID:l210RWA/0
  
クー、モララー、プギャー、熊ケ谷が飛び移ったフロアは、ニダー星人達の拠点だった。
4人は、あっという間に取り囲まれる。
川゚−゚)レ「クッ……」
クーは槍を振りつつ、隙を見ては銃を撃つ。
しかし、このままではラチが開かない。
<ヽ`∀´>「ウェーハハハハハハ!!」
ニダー星人の一体がクーへと跳びかかる。前方の群れへの防御に、槍は使ってしまっている。
そして、回避すれば今度は後ろの3人に被害が及ぶ。
川;゚−゚)レ「仕方ない、か」
クーはダメージを覚悟した。その時、3人のうちのひとりが空中のニダー星人を撃ち落とした。
( ・∀・)「ふむ……。威力はすごいけど、遅いね」
モララーは銃の性能を把握し、しまう。今度は、黒い柄を手にした。
柄は、一瞬でナイフへと姿を変えた。
( ・∀・)「これはこれは……」
ナイフは、モララーにとってもっとも身近な武器だった。
それもそのはず。彼の被害者18人は、みなナイフで喉を掻っ切られていたのだ。
( ・∀・)「あつらえ向きだね」
そういうと、モララーはニダー星人の群れへ飛び込んだ。
たちまち、群れのあちこちから血飛沫が上がる。
ニダー星人達は、突然の事にパニックを起こした。
川゚−゚)レ「今だ!」
クーも、防御に使っていた槍で攻撃に転じた。
たちまち、上る血煙が2倍になった。
生きているニダー星人が撤退を終えた頃には、フロア一杯に死骸が転がっていた。
モララーもクーも、血まみれになって佇んでいた。
( ・∀・)「へぇ……君、強いね」
川゚−゚)レ「貴様程じゃないさ、斬り裂き魔」



171:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:48:26.72 ID:l210RWA/0
  
その圧倒的すぎる光景を呆然と見ていたうちのひとりが声をあげた。
m9(^Д^)「ニダー星人超弱ぇ!!プギャーーーwwwwwwww」
川゚−゚)レ「お前何もしてないだろ」
クーが淡白なツッコミをいれた後、プギャーと熊ケ谷の背後の窓に、人影が現れた。
窓ガラスを突き破ったそれは、黒い球の部屋の人間ではなかった。
<ヽ`≧´>「随分好き勝手やってくれてるようニダね?」
それは、2mを遥かに越す巨躯を誇るニダー星人の幹部、ホンマンだった。
(^Д^)「ちょ、でか
でかい、そう言いかけたのだろうか。とにかく、プギャーは一瞬のうちに頭を掴まれ
そのまま膝蹴りをブチ込まれた。スーツが故障するより早く、頭が砕けた。
(;;゚ф゚)「ひ、ひ、ひぃいいいいい!!!1」
熊ケ谷が背を向けて逃げ出そうとする。しかし、すぐに首根っこを掴まれる。
キューンという、シャットダウン音。首を強く握っただけで、スーツは機能を停止された。
<ヽ`≧´>「ふんッ!」
ホンマンはそのまま熊ケ谷を外へと放り出す。生身の人間が落ちて助かる高さではなかった。
<ヽ`≧´>「これで、あと2人ニダ」
クーは、冷や汗を垂らした。
こいつの強さは、クックル星人に匹敵するかもしれない。
そう、直感的に判断した。



172:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:48:57.58 ID:l210RWA/0
  
ホンマンの腕がクーの喉へと伸びる。
川゚−゚)レ「遅いッ!」
クックル星人のそれと比べたら遥かに鈍重な動きの腕を軽々と回避し、
クーの槍が弧を描く。標的は、ホンマンの手首だった。
ガキィン
肉と血管は切れた。しかし、骨を断つまでにはいたらなかった。
川゚−゚)レ「くッ……なんて硬さだ!」
そして、先程の腕の動きはフェイクであったかのように
空気を切る凄まじい音と共に、ホンマンの膝がクーの顔面へと迫った。
川;゚−゚)レ「うあぁッ!!」
クーは槍でそれを防ぐ。直撃こそしなかったものの、クーは遠くへ吹っ飛ばされた。
<ヽ`≧´>「女の方は後のお楽しみニダ」
ホンマンはモララーの方へ顔を向けた。
<ヽ`≧´>「まず、お前を潰す事にするニダ」
( ・∀・)「…………」
モララーの瞳の色に、狂気が浮かんだ。
( ・∀・)「とても、とても楽しめそうだ!!」
モララーは、ホンマンの懐目掛けて飛び込んだ。



174:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/29(土) 21:49:25.99 ID:l210RWA/0
  
( ^ω^) ブーン 
ξ゚听)ξ ツン 
('A`)  ドクオ 
川゚−゚)レ クー 
( ゚∀゚) ジョルジュ 
(,,゚Д゚) ギコ 
从'ー'从 渡辺さん
( ,' 3 )荒巻
( ・∀・) モララー
( ´_ゝ`) 兄者
(´く_` ) 弟者
(´;゚;ё;゚;) ノリヲ
(-_-) ヒッキー
( ゚д゚ ) プレストン



264 名前:1アッー! ◆DcS0KIr23w :2006/04/30(日) 01:04:22.42 ID:+0zR2Zuo0
  
( ・∀・)「フハハハハハハハハ!!最高だ!!」
モララーはホンマンの攻撃をかわしながら、笑っていた。
<ヽ`≧´>「ちょこざいなぁあああ!!」
( ・∀・)「そこッ!」
伸ばされた腕に、モララーはナイフを突き立てた。
<ヽ`≧´>「うぐッ」
( ・∀・)「いい骨してるね。けど、肉だけ断たせてもらうよ」
モララーはそう言い放つと、一気に間合いを詰めた。
そして、右腕のナイフで超高速の刺突を繰り出した。
狙いは、肋骨と肋骨の隙間。心臓目掛けて、一気に貫く。
ガキィッ
(;・∀・)「くッ……」
<ヽ`≧´>「キャオラッ!!」
ニダー星人と地球人の骨格の僅かな違い。それにまんまとしてやられた。
ホンマンの膝が、ぐんぐん迫っていた。
ドパァン
ホンマンの膝から先が、吹き飛んだ。
(,,゚Д゚)「よっし、命中!」
ギコの精密射撃が、ホンマンの脚を破壊したのだ。
ξ゚听)ξ「お姉ちゃん、大丈夫?」
川゚−゚)レ「ああ……すまなかったな。ツン、ギコ」
( ゚∀゚)「俺は無視かよ!?」
川゚−゚)レ「これから、あのデカブツを仕留めるんだろう?礼はその後まとめて済ます」
( ゚∀゚)「あ、そーいう事ね」
<ヽ`≧´>「……うおぁああああああああああああ!!」
それは、ビルの窓ガラスが割れる程の大きな叫び声だった。
( ゚∀゚)「うるせぇ!!」
ジョルジュの銃が光を放つ。ホンマンの頭が、砕け散った。



254:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/30(日) 00:38:38.25 ID:+0zR2Zuo0
  
川゚−゚)レ「大丈夫か、モララー」
( ・∀・)「……余計な事を」
( ゚∀゚)「おいおい、助けられといてそりゃ無ぇだろ」
( ・∀・)「今度、獲物に手を出したら、殺す」
そう吐き捨て、モララーは窓から飛び降りた。
モララーと入れ違いに、ブーン達が現れた。
(;^ω^)「凄い音したけど、大丈夫かお!?」
( ゚∀゚)「ああ、大丈夫みたいだ」
その直後、2人、殺られちまったけどな。と、付けたした。
ξ゚听)ξ「……はやく、あの神崎ってヤツも倒さなくっちゃね」
('A`)「無制限とはいえ、早くどうにかしないとな」
7人は、ビルを出て神崎やニダー星人のボスの捜索を開始した。
空には既に、朝日が昇っていた。

同時刻、某所にて

<ヽ`∀´>「戦況、報告しますニダ!」
《 ◆3◆》「うむ」
<ヽ`∀´>「我等が同胞の被害、ホンマン隊長を含め約600!敵の撃破数、6でありますニダ!」
(゚=゚)「7だ」
篠田は、血をすべて吸われて干からびたノリヲを投げ棄てた。
(゚=゚)「やっぱり、見た目と味は比例するものだな」
|||ー゚||「さて、どうする?まだまだ優勢みたいだけど」
《 ◆3◆》「……ホンマンがやられたとは、以外にだ」
《 ◆3◆》「尚早かもしれないが、助力をお願いするニダ」
|||ー゚||「賢明だね」
(゚=゚)「次は美味い血吸いてぇな」
2人組の吸血鬼は、朝日の差し始めた街へと消えていった。



232:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/30(日) 00:10:52.18 ID:+0zR2Zuo0
  
( ´_ゝ`)「ふー……ようやく片付いたな」
(´く_` )「流石だな、俺達」
流石兄弟は、無数のニダー星人の屍の上に立っていた。
兄者の手には黒い棍棒、弟者の手には黒いメリケンサックが握られていた。
<ヽσ_σ>「へぇ、流石ニダ」
( ´_ゝ`)「なんだお前?」
そのニダー星人は、他のニダー星人とは違い、長いマフラーを巻いていた。
<ヽσ_σ>「これから死ぬ君達には教える意味は無いニダ」
(´く_` )「おいおい……それは、死亡フラグというんだぜッ!!」
弟者はマフラーを巻いたニダー星人……ぺヨンに急接近する。
(´く_` )「ドラッ!」
身を屈め、一気に伸び上がりアッパーカットを叩きこむ。手ごたえは、無い。
ギョーンギョーンギョーンギョーン
(´く_`;)「え……?」
どうして、マフラー野郎が後ろに?てか、何今の音?アイツの持ってる銃、俺等のと同じだよな?
やべ、なんか耳のとこから変な液出てきた。何これ、故障か?どうなって
弟者の意識は、そこで途絶えた。彼の上半身は粉々になって散った。
(;´_ゝ`)「弟者ァアアアア!!」
兄者は怒りと憎しみ、悲しみに任せてぺヨンに襲い掛かった。
大振りの攻撃は、どんどんかわされる。そして。
ギョーンギョーンギョーン
(;´_ゝ`)「……糞ッ」
兄者の頭が飛び散った。
<ヽσ_σ>「これは、いいもの拾ったニダ」
ぺヨンは部下に、に流石兄弟や現段階で死体となっている者の銃も回収させるよう命じた。



258:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/30(日) 00:47:17.04 ID:+0zR2Zuo0
  
ブーン達は、2手にわかれて敵の捜索をはじめた。
( ^ω^)「ああもう、すっかり朝だお!」
ξ゚听)ξ「学校どうしよう」
(;^ω^)「おまwwwww余裕かおwwwwww」
从'ー'从「あれ〜?なんかおかしいよ〜?」
渡辺さんは、突如そう言い立ち止まった。
( ^ω^)「どうしたんだお?」
从'ー'从「普通の人、誰もいないよ〜?」
そう、今はもう朝だ。それなのに、人っ子一人見当たらない。
人だけじゃない。ゴミを漁るカラスもいなかった。
ξ゚听)ξ「確かに、ちょっと変よね」
( ^ω^)「あ、向こうにミルナコッチ!!」
ξ゚听)ξ「の、そっくりさんね」
3人は、ニダー星人を次々と倒すプレストンの姿を発見した。



263:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/30(日) 01:01:48.87 ID:+0zR2Zuo0
  
( ゚д゚ )「…………Amen」
ニダー星人を片付けたところで、ブーン達に気付く。
从'ー'从「Would you come together with us?」
( ゚д゚ )「…………Okay」
( ^ω^)「ちょwwwww英語wwwwwww」
ξ゚听)ξ「意外な特技ね……」
ふと、後ろから気配を感じ振り返る。そこには、自分達の銃を構えたニダー星人と、
幹部であろうマフラーを巻いたものまでいた。
<ヽσ_σ>「行くニダ」
ぺヨンが右手を上げると、銃を持ったニダー星人が一斉に構えた。
( ^ω^)「ヤバイお!!」
幾重にも重なったギョーンという音が響いた。

|||ー゚||「あ、いたいた」
(゚=゚)「おぉ、どれも結構美味そう」
(;゚∀゚)「おい、あの銀髪……」
川゚−゚)レ「……神崎、か」
(,,゚Д゚)「後ろのも仲間か?」
('A`)「多分、そうじゃないかな」
4人は、こちらへ向かってくる黒服に武器を構えた。



268:1 ◆DcS0KIr23w:2006/04/30(日) 01:10:18.60 ID:+0zR2Zuo0
  
次回予告

局面は一気に最悪の方向へと傾く。
吸血鬼の脅威、自らへ向けられた銃の脅威。
そして、ニダー星人の放つ、決定的な最終兵器。
次々消え逝く生命の中で、彼等が手にするのは終わりか、それとも。

次回『ニダー星人編・後編』



戻るニダー星人編・後編