( ^ω^)ブーンが爆弾魔になったようです
- 650: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:17:41.87 ID:+sBXcWrpO
- 夢をみた
クーは笑って線香花火をしていた
夢を見た
クーはねずみ花火を驚いた様子で眺めていた
夢を見た
クーは大きな花火を見て泣いてた
クー何が悲しいんだお?
大丈夫だお
僕はクーに幸せを届けるお
必ず
- 651: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:19:09.83 ID:+sBXcWrpO
- ・・・・ナ
・・・・モナ
( ´∀`)「起きるモナ!こんなとこで寝ちゃだめモナ!」
( ^ω^)「・・・・んん?」
瞼をあけると変な人が僕を揺さぶっていた
昨日花火をここで一人で上げ続けたんだっけ?
そんで花火を見てたら眠ってたみたいだ
( ´∀`)「大丈夫かモナ?」
そうだクーは・・・・
( ;ω;)「うう・・・・」
(V´∀`)「え、え?な、なんで泣くモナ?」
- 652: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:20:36.87 ID:+sBXcWrpO
- -警察署-
( ´∀`)「そうかモナ、この前起きた爆発事件のお屋敷で仕事してたのかモナ」
( ;ω;)「グスッ、僕はクーに約束したのに・・・・約束守れなかったお」
( ´∀`)「約束?」
( ;ω;)「クーの目が治ったら花火を見せてあげるって約束したお、だけど・・・・クーはウウッ」
(V´∀`)「な、ないちゃ駄目モナ、か、かつ丼食べるモナ!」
( ;ω;)「い、いただくお・・・・」
カツ丼はちょっとしょっぱかった
- 654: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:24:47.73 ID:+sBXcWrpO
- ξ゚听)ξ「お屋敷の事件の関係者が?」
( ´∀`)「そうモナ海岸で寝てたところを見つけたモナ」
ξ゚听)ξ「参考人として警備員と使用人に話を聞いて、確か・・・・」
( ´∀`)「二人だけ連絡がつかない奴がいたモナ」
ξ゚听)ξ「そのうちの一人ってわけね」
ξ゚听)ξ「で?今どこにいるの?」
( ´∀`)「取り調べ室でカツ丼たべてるモナ、泣きながら」
- 656: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:26:34.92 ID:+sBXcWrpO
- ( ;ω;)「クー、うう・・・・こんな事になるなら約束なんてしなきゃよかったお」
コンコン
部屋の扉がガチャリと開く
そこには女の人が立っていた
- 657: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:27:41.63 ID:+sBXcWrpO
- ξ゚听)ξ「さてと洗いざらいしゃべって貰うわよ?」
女の人はドカっと椅子に座りファイルを開く
ξ゚听)ξ「あなたがあの日どこで何をしてたか、ね?」
( ;ω;)「・・・・わかりましたお」
- 658: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:28:55.60 ID:+sBXcWrpO
- ブーンは警備員になってからの事を全て話した
警備の仕事の事
クーに花火を見せてあげる約束をした事
クーの最後を見届けたのは自分である事
海岸でクーに花火を見せていたら眠っていた事
全てを
- 659: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:30:04.97 ID:+sBXcWrpO
- ξ゚听)ξ「話はわかったわ」
ぱたっとファイルを閉じるとふぅっと息をはきツンは続けた
ξ゚听)ξ「私、警察官になって6年だけど、あなたみたいな人初めてみたわ」
( ^ω^)「・・・・?」
ξ゚听)ξ「こんな仕事続けてると疑心暗鬼になっちゃってね、常に-猜疑心ってやつかな-誰かを疑うようになっちゃうのよ」
ξ゚听)ξ「辛い思いだっていっぱいしたわ、あなただって辛い事今までいっぱいあったでしょ?」
- 660: ◆7YW6txupJQ :2006/05/01(月) 00:31:38.81 ID:+sBXcWrpO
- ξ゚听)ξ「多分人は何処かで曲がってくものよ」
ξ゚听)ξ「でもあなたは彼女のために約束を守ろうとした、真っ直ぐに」
( ^ω^)「・・・・」
ξ^‐^)ξ「あなたの気持ちはきっと彼女に届いてるはずよ」
ツンは精一杯の笑顔でブーンに語りかけた
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