( ^ω^)ブーンが爆弾魔になったようです

888: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:33:50.08 ID:xV1EjmpvO
  
(´・ω・`)「フサギコさん起きて!朝だよ!」


ミ,,-Д゚彡「んん・・・・おお?、すまんな寝てしまった」


ミ,,゚Д゚彡「ありゃ?ブーンは?」


(´・ω・`)「昨日店を飛び出したっきりもどってないよ」


ミ,,゚Д゚彡「そうか・・・・」


フサギコは嫌な予感がした
その時



890: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:35:13.49 ID:xV1EjmpvO
  
ヴヴヴヴヴヴ


携帯がなった、ツンからだ

眠たい目を擦りながら電話にでた



892: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:36:41.79 ID:xV1EjmpvO
  
ξ;゚听)ξ「もしもしフサギコさん!?」


かなり慌てている


ミ,,゚Д゚彡「どうしたんじゃ?ゆっくり話してくれんと聞きとれんぞい」


ξ;゚听)ξ「フサギコさん今警察手帳持ってますか!?」


ミ,,゚Д゚彡「警察手帳?ああ、確かコートの中に・・・・あれ?」


ない


ξ;゚听)ξ「やっぱり・・・・」


ミ,,゚Д゚彡「一体全体何があったんじゃ?わしの警察手帳がないのはなんでなんじゃ?」



893: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:37:56.36 ID:xV1EjmpvO
  
落ち着いて聞いて下さいとツンは言った


屋敷を爆発させた犯人と見られていたドクオが殺されたこと


事件現場にフサギコの警察手帳が落ちていたこと



ξ;゚听)ξ「疑うわけではないんですが・・・・あの一応昨日何処にいたか教えて貰えますか?」



895: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:39:50.79 ID:xV1EjmpvO
  
ミ,,゚Д゚彡「昨日はブーンと一緒に朝まで・・・・!」


まさか


ミ,,゚Д゚彡「ブーンが・・・・?」


もしもし!?フサギコさん!?
ピッ


携帯を切るとフサギコは走りだした



896: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:41:06.07 ID:xV1EjmpvO
  
ξ゚听)ξ「フサギコさん!・・・・切れちゃった」

ブーンと飲んで?


確か昨日あの花火の警備員さんのファイルを見たときフサギコさんはあっという間に彼を追い掛けていっちゃってそのまま朝まで帰らなかった

ブーン?あの警備員さんは確か内藤って名前だったわよね?

・・・・考えても始まんないフサギコさんを探さないと



897: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:42:48.14 ID:xV1EjmpvO
  
ゆったりとした電車の中ブーンは眠りこけていた


目指すはブーンの故郷


花火工場がある場所

少年時代の思い出の地


夢も悲しみも全てをおいてきたあの場所へ

ブーンは母が亡くなってから5年ぶりに故郷へ帰ってきた



898: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:44:33.71 ID:xV1EjmpvO
  
( ^ω^)「とーちゃんかーちゃん・・・・帰ってきたお」


二人の墓の前で手を合わせ花火工場へ向かう


花火を見ながら死にたい


最後に綺麗な奴を一つ上げて爆弾魔らしくお手製の奴を体につけてスイッチを押せばクーに会えるかな



899: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:45:46.28 ID:xV1EjmpvO
  
ξ#゚听)ξ「ああっ!もうどうすりゃいいのよ!フサギコさんは見つからないし、犯人は殺されちゃうし!」


( ´∀`)「・・・・一ついいモナ?」


ξ#゚听)ξ「何?」


( ´∀`)「多分フサギコさんの携帯ってGPSがついてるモナ」


ξ゚听)ξ「・・・・マジで?」

(;´∀`)「確かにあれはGPS機能つきの奴モナ・・・・マジで」



900: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:46:43.93 ID:xV1EjmpvO
  
(V´∀`)「うわああああ飛ばし過ぎモナ!スピード違反だモナ!」



ξ#゚听)ξ「うっさいうっさい!ぶっ飛ばすわよ!(二つの意味で)ナビは任せた!」

パトカーを飛ばしてひたすら走る


(V´∀`)「うう・・・・酔いそう」



901: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:48:03.78 ID:xV1EjmpvO
  
工場に入る前に我が家を見ておこうと思った


父さんと母さんとギコおじさんと僕


ささやかだったけど小さな幸せ


かなしいな、僕は二度と戻れない



903: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:49:54.56 ID:xV1EjmpvO
  
工場についた


そこら一面雑草だらけだ


あの日工場が閉じてから一歩も近付いた事はなかった

工場は20年間眠りっぱなしだ

用意してきた爆弾と花火をバックから取り出す


草がこんなに生えてる場所は危ないなあ


下手したら燃え移っちゃうな


周りは家なんて立ってないし燃えちゃっても大丈夫かな?


「花火は周りを確認してあげんといかんぞい」



905: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:51:38.54 ID:xV1EjmpvO
  
振り向くてギコおじさんが立っていた


ミ,,゚Д゚彡「花火職人たるもの周りの注意を怠ってはいかん」



( ^ω^)「なんでここが・・・・」



ミ,,゚Д゚彡「わしの携帯もお前の携帯もGPS機能とやらがついておる」



ξ゚听)ξ「後はあなたを追って来たらここについたってわけ」


ツンとモナーがパトカーからおり駆け寄ってくる



906: ◆7YW6txupJQ :2006/05/02(火) 18:53:58.06 ID:xV1EjmpvO
  
僕は手に持っていたスイッチを押した


瞬間体が熱くなった


ただ熱くてそれだけだった

涙なんて出なかった

僕の時間は止まって

僕という化け物はこの世から消えた



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