ガンパレードブーン


  
604:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 00:53:15 ID:Cjj3V90V0
  
2匹の狐が疾走し、誰もいない夜の闇に、青と赤が交差する。
蹴りを防ぎ、突きをかわし、投げを裁く。
青と赤が交差する。
その速度は高速を超え神速。神速を超え魔速へ。
めまぐるしく走る青と赤の軌跡は混ざり合い、夜空には紫色が浮かび上がっていた。



  
608:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 01:21:07 ID:Cjj3V90V0
  
('A`)「・・・あー痛ぇ。実際切られてないってわかっててもこればっかりはなぁ・・・」

2機の西洋型は、互いに構えまったく動かず静止していた。
ドクオの駆る西洋型には、いくつかの傷痕がみえる。
対するドッペル西洋型は、肩の装甲が切り裂かれ、片足の大腿部がひしゃげていた。他にも無数の損傷。
士魂号西洋型、ちんぽっぽと一体となったドクオは、同じ力をもったドッペル西洋型を相手に優勢を保っていた。
士魂号と完全に同調したドクオと、していない状態のドクオを写し取ったドッペルゲンガー。
力の差は小さくなかった。
だが、腐っても偽者でも絢爛舞踏。ドッペル西洋型は圧倒されながらも、しぶとく生き残った。
そう、学習し続けながら。
秒刻みで、ドッペル西洋型はドクオに近づいていく。優勢を保てるのはそう長くなかった。

('A`)「・・・さすがにそろそろ決着を・・・。ん?」

ドッペル西洋型の背後に、赤い光点が浮かび上がる。
ミノタウルスにキメラ。幻獣の生き残りの2匹が、こちらに流れてきていた。

('A` )「・・・やべぇかな」



  
685:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 13:09:09 ID:Cjj3V90V0
  
ミノタウルスとキメラは、どんどん近づいてくる。
かといって、先にそれを片付ける訳にもいかない。
だが、2匹の幻獣がここに来る前にドッペル西洋型を倒すのも難しかった。
つまりおそらくは。ドクオはドッペル西洋型と2匹の幻獣、同時に相手をせねばならない。

('A`)「・・・ちんぽっぽは・・・瀬戸口は何度か負けたって言ってたな」

静寂を破り、ドクオは疾駆する。
難易度は高いが、0ではない。2匹の雑魚が到着する前に、目の前の贋作を倒す気だった。

('A`)「それってよぉ!何度か負けて、一回勝ったってオチじゃねぇだろううな!!」

答える者はいない。
2機、いや、一機と一匹の西洋型は、ふたたび剣舞を再開した。



  
686:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 13:09:52 ID:Cjj3V90V0
  
剣の柄についた鈴が、戦場に似合わない雅な音を立てる。
それを防ぐ鈴の音。
美しい鈴の音にまじって、無骨な剣戟と打撃の音。

ドッペル西洋型が5連の斬撃を放つと、ドクオはその全てを避ける。
ドクオが6連の斬撃を返すと、ドッペル西洋型はその内3つを避ける。

次の攻撃は6連。ドクオは全てかわす。
返すは7連。ドッペル西洋型は4つをかわす。

合間に蹴りがくる。ドクオはスウェーでかわす。
ドクオは掌底で返す。ドッペル西洋型が防ぐ。

('A`)「ちっ!」

仕切りなおし一瞬静止、ドクオは再び7連を放つ。
ドッペル西洋型は5つをかわした。
返って来る7連撃。ドクオは、一撃食らった。



  
692:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 13:39:24 ID:Cjj3V90V0
  
人間の肉体と精神には密接な関わりがある。
木の棒を焼けた鉄だと思いこませて 押し付ければ火傷を負う様に、精神の負傷は肉体にまで影響を及ぼすのである。
ちんぽっぽと直結しているドクオは、新たな傷口から血を流した。

ドクオは狙っていた。
ドクオはドッペル西洋型のくりだす攻撃を避け、避けきれない攻撃は防ぐ。
防ぐ際、ドクオは剣鈴を使わなかった。甲冑部分を使い、被害を最小にし軌道を逸らし防いでいた。
対するドッペル西洋型は普通に剣鈴で防ぐ。
ドクオは、できるだけ剣鈴の強度を損なわないようにしていた。
狙っているのは、武器破壊。

迫る刃の腹を掌底で打ち上げ、軌道を逸らす。
その時、ドッペル西洋型の剣鈴に亀裂が走る。

('A`)「!ずいぶん待ったぜ!!」

全力で剣鈴を振るう。それを防いだドッペル西洋型の剣鈴は、半ほどから綺麗に折れた。



  
693:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 13:40:46 ID:Cjj3V90V0
  
敵の武器は破壊した。
今まではしぶとく生き残ってこられたが、素手ではそうもいくまい。
ドクオは勝利を確信しドッペル西洋型を蹴り飛ばす。

蹴り飛ばした先には、ミノタウルスとキメラがいた。

('A`)「・・・着いちゃったのね・・・」

キメラのレーザーを避ける。ミノタウルスのパンチを避ける。
まずはミノタウルス。ミノタウルスにとって撃破確定の一撃は、ドッペル西洋型の腕部装甲に防がれる。
装甲に切っ先がはいった瞬間、腕を動かし軌道を逸らす。
さっきまでドクオがやっていた防御。
ドクオのそれほど練達はしていないが、学習されていた。
レーザーが迫る。バックステップで避ける。
左目の端に、ミノタウルスの拳が近づいているのが見えた。



  
779:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 23:24:58 ID:Cjj3V90V0
  
('A`)「なめるなっ!」
迫るミノタウルスの拳を、裏拳で弾き飛ばす。
迎撃されたミノタウルスの腕は変な形にひしゃげた。
再びレーザーをかわし、ドッペル西洋型の攻撃を防ぐ。

ドッペル西洋型が戦い、ミノタウルスが隙をみては殴りかかり、キメラがレーザーで支援する。
それぞれの幻獣の戦い方は、偶然にだが実に効果的なコンビネーションを発揮していた。

ドクオは何とか隙を見つけ、遠く後方へ跳躍する。
追いすがるレーザーを剣鈴で撃ち落し、ドクオは考える。

('A`)「さぁて・・・どうやって倒すか・・・」
('A` )「にしても本当に厄日だぜ。むかし幻獣に小便かけたのが悪かったかね・・・」



  
789:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/25(金) 23:45:30 ID:Cjj3V90V0
  
('A`)「・・・よし、いくか」

キメラがレーザーを撃とうと、眼を赤く輝かせる。
ドッペル西洋型とミノタウルスはじりじりと間合いをつめて来ていた。

ドクオは、腕を振りかぶり思いっきり、剣鈴を投げた。
剣鈴はキメラの主眼を見事に貫く。
ドッペル西洋型とミノタウルスが一瞬キメラに気をとられた。
そのわずか一瞬に、ドクオはミノタウルスの側まで移動する。
振り向くミノタウルスの腹に軽く掌を打ち込み、すぐさまドッペル西洋型に向かう。
攻撃されても、ミノタウルスは何ともなかった。
ドッペル西洋型に向かおうとするドクオに攻撃しようとした時、ミノタウルスの体がまるで体内に爆薬でも仕掛けられていたかのように、内部から破裂した。

('A`)「あと一匹・・・」



  
796:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 00:14:00 ID:iewYaDd90
  
ドッペル西洋型がドクオを迎え撃とうと蹴りをくりだす。
だが、ドッペル西洋型を攻撃すると思われたドクオは、ドッペル西洋型を通り過ぎた。
背後にあるキメラの死体から剣鈴を抜き取る。
鞘から抜刀するように、キメラの死体から抜刀された剣鈴の一撃は、回避しようとしたドッペル西洋型の頭部を切り飛ばした。

崩れ落ちるドッペル西洋型。みつめるドクオ。
倒れていくドッペル西洋型に剣鈴を構え、残心を怠らない。

ドッペル西洋型が膝をつく。ドクオは構えをとかない。
ドッペル西洋型が地面に倒れこむ。ドクオは剣鈴をさげる。
ドッペル西洋型は倒れたまま動かない。ドクオは倒れた偽者に背を向けた。



  
800:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 00:21:39 ID:iewYaDd90
  
そう、ドクオは倒れた偽者に背を向けた。
今まで頭をなくして動ける幻獣はいなかったから。
今まで経験した戦闘で、ドクオは噂こそ聞いてはいたがドッペルゲンガーと戦っていなかった。
当然だ。ドッペルゲンガーは、二度目の絢爛舞踏に対しての抑止力。
絶望した絢爛舞踏が、再び希望を抱きその力を奮った時にのみ現れる存在。

ドクオは今までずっと力を隠してきた。今回だけだ、これほど本気を出したのは。
今回で、きっとループは終わる。心のどこかで、なぜかそういう予感がしていた。
故にドクオは再び、自分でも意識せずに絢爛舞踏として力を奮った。
そして、その力がドッペルゲンガーを呼んだ。

それもこれも全て、運命なのだろうか。
ドクオが今回のループに、心のどこかで儚い望みをかけていたのも。
5121小隊が、損害をださずに絢爛舞踏を生み出そうとしているのも。

運命とは、世界の意思。世界の流れ。偶然がかさなり必然となる流れ。
絢爛舞踏は、単独では世界の意思に逆らえない。
どこかの誰かの手助けがなければ。

ドクオの背後で、ドッペル西洋型が静かに立ち上がった。



  
802:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 00:25:07 ID:iewYaDd90
  
突っ込まれる前に言い訳させてもらうお( ^ω^)
二度目の絢爛ではない内藤と速水・舞ペアにもドッペルゲンガーが現れた理由は、厳密に言うとドッペルゲンガーは幻獣という生物ではなくてドッペルゲンガーという世界が引き起こす事象だからだお。
ドクオに対してドッペルゲンガーが発生したため、近くにいた内藤、速水・舞ペアもとばっちりを受けたんだお。
あるいはそれもまた運命だったんだお( ^ω^)



  
813:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 00:50:20 ID:iewYaDd90
  
アーリィFOX同士の戦いは熾烈を極めた。
拳と拳がぶつかり合い、蹴りと蹴りが交差する。
その度に音すら超える拳速が、地面を削り大気を揺らす。

( ^ω^)「・・・ふぅ。さすがに手強いお・・・!!」

空中で互いに蹴りを繰り出す。   
つま先とつま先が激突し、その反動で弾かれる。
着地した内藤は、クラウチングスタートの構えをとった。
対する赤眼の狐も、同じ構え。

( ^ω^)「やる気かお・・・!おもしろいお!!」

その構えは必殺の構え。
その構えから放たれるのはただの疾走だが、そのただの疾走が内藤の最高の技だった。
なぜなら、内藤は空すら駆ける事が出来ると信じていた。
信じるという事は出来るということ。
空すら駆ける速度からの攻撃は、回避不能の一撃必殺。



  
818:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 00:58:47 ID:iewYaDd90
  
( ^ω^)「ブーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!」

内藤は駆ける。
視線の先で同じように駆け出した敵に向けて。

ドッペルゲンガーとは世界の意思が生み出したもの。
世界の意思は強い。その世界に住む人間一人程度では、どう足掻こうと勝てるものではない。

だが、その世界に住む者ではない存在がいればどうだろう?
そんな存在が、もし手を貸してくれたら?
どこかの誰かが、世界の意思に打ち勝つ事を望んでいたとしたら?

そう、内藤は一人ではなかった。
内藤のアーリィFOXには、とある世界の某巨大掲示板にいる者達が生み出した架空存在が宿っている。
その架空存在はこの世界に到達した時に、この世界にある自分にもっとも似た形のものに擬態した。

擬態したものの名は、OVERS-SYSTEMといった。



  
819:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 01:01:33 ID:iewYaDd90
  
内藤達が戦っているこの世界。
そこに今、本物のOVERS-SYSTEMが生まれようとしていた。
オリジナルが生み出されようとしているため、内藤のアーリィFOXに宿ったOVERS-SYSTEMは本来の自分の姿に戻り、再び世界に適応しようとする。
アーリィFOXに宿ったその存在は、より自分に相応しい形へと姿をかえる。
疾駆する狐の制御系で、OVERS-SYSTEMという文字が一文字ずつ消去されていった。

そして新たにタイプされる文字。その黄金色の文字が紡いだのは。

−VIPPERS−SYSTEM Ver0.87 −

…………nu ru po

GA!!

“うはwwwwwおけwwwwwww”

それは7つの世界でただ一つ、VIPクオリティをもつプログラム。



  
831:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 01:35:58 ID:iewYaDd90
  
青い単眼の狐と、赤い単眼の狐。
その速度は同じはずだった。
全ては同じはずだった。

だが、世界は自分の世界にしか干渉できない。
どこかの世界からの介入に対しての力はもっていない。
青の狐と赤の狐は、わずかにだが青の狐のほうが速かった。



  
834:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 01:37:06 ID:iewYaDd90
  
超高速の疾走。
視界は背後に伸び、激突までの時間が1秒にも1時間にも覚える不思議な感覚。
その中で内藤は聞こえるはずのない歌を聞いた。

それはどこかの誰かが歌う声。
その歌はアーリィFOXに宿るVIPPES-SYSTEMを通じ、内藤に届いた。


光る風を追い越したらー

君にきっと逢えるねー

新しい輝き...


その歌は、内藤に力を与えた。
それはどこかの誰かが愛する歌。まるでそれは、内藤のための歌のようだった。
敵に迫る中、内藤は歌を引き継ぐ。

( ^ω^)「―――HAPPY READY GO!!!!」



  
840:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 01:51:34 ID:iewYaDd90
  
人の知覚を超えた速度を、内藤は制御する。
速度で赤い狐を凌駕した青の狐は、すれ違いざまに赤い狐を十字に切り裂いた。

地面を削り火花を散らし、内藤が着地する。
内藤の反対側で着地した赤い狐は、激しく血を噴出し霧散した。
その噴出した血は、まるで赤い十字架のようだった。

( ^ω^)「あの世で誇るが良いお・・・俺がくれてやったその十字の餞別を・・・」



  
846:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 02:09:26 ID:iewYaDd90
  
( ^ω^)「さてと・・・ドクオは無事かお?」

内藤は熊本城へ急いだ。


熊本城では、ドッペル西洋型が静かに立ち上がる。
ドッペル西洋型は剣鈴を折られても、折れた剣鈴を手放していなかった。
ドクオに気取られないように、ゆっくりと静かに折れた剣鈴を構える。
腰を落とし、ドッペル西洋型は損傷だらけの脚に力を込める。

内藤は、着地した熊本城の正門の上からその光景を見ていた。

(;^ω^)「避けるおドクオ!!」
('A` )「!?」

その声がドクオに届くと同時に、ドクオの駆る西洋型の腹部から折れた剣鈴の切っ先が突き出した。



  
860:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 02:26:26 ID:iewYaDd90
  
('A` )「・・・ガ・・・ハッ・・・」
(;^ω^)「ドクオ!!!!」
('A` )「へっ・・・ヘマ・・・うっちまったか・・・」

ドッペル西洋型が折れた剣鈴を引き抜く。
抜いた後すぐに、刺突の構え。

('A` )「ちっ・・・俺も、瀬戸口の二の舞・・・か。だがよぉ・・・てめーは連れてくぜ!!」

ドクオは剣鈴を逆手に持つ。
ドッペル西洋型の折れた剣鈴が心臓のあたりに迫る中、ドクオは逆手に剣鈴をもったまま大きく腕を振り上げる。
左胸をドッペル西洋型に貫かれながら、ドクオは自分の体、西洋型の腹部を突き刺した。
背中から突き出した剣鈴がドッペル西洋型を貫く。
ドッペル西洋型の胴体中心部、コクピットにあたる部分にあるコアを貫かれ、ドッペル西洋型は静かに霧散した。

ドクオの駆る西洋型は、腹部に自分の剣鈴を突き刺したまま膝をつき、それから動かなくなった。



  
897:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 12:21:59 ID:iewYaDd90
  
(;^ω^)「ドクオ!!」

西洋型は動かない。
いや、動いた。コクピットハッチが開いて行く。
合成された機械的な声が聞こえてきた。

(*‘ω‘ *)「残念だが・・・彼は助からん。相打ちだ」
(;^ω^)「なっ・・・!」
(*‘ω‘ *)「大したものだ。約束通り私・・・つまり、私の本体である脳が収められている頭部には傷一つない。彼は約束を守ってくれたようだ」
(;^ω^)「・・・ドクオ・・・まさかあんなに強かったドクオが・・・」

('A` )「・・・強くても・・・死ぬときは死ぬさ・・・」
(;^ω^)「ドクオ!?」
('A`)「内藤・・・お前にいいもんやるよ。こっち来い・・・・」
(;^ω^)「な、なんだお?手が光ってるお・・・!?」
('A` )「・・・精霊手・・・ってんだ。俺は使う気にはなれなかったからな・・・お前にやるよ・・・」
(;^ω^)「そんな・・・そんな最後みたいな事言うなお!ドクオは強いからこれくらいじゃ死なないお!?」
('A` )「へっ・・・少しばかりマシになったかと思ったが・・・まだ為りきれてないみてぇだな」
( ;ω;)「ドクオ・・・!」
('A` )「覚えとけ・・・ガンプ・オーマが最強なのは、そんな手品が使えるからじゃない。大事なのは・・・覚悟と決意、それと・・・愛だぜ・・・」
( ;ω;)「ドクオ!!・・・良くわからないけど・・・忘れないお、その言葉・・・」

それきり、ドクオは喋らなくなった。



  
898:1 ◆NcZOHhe0jA:2005/11/26(土) 12:22:59 ID:iewYaDd90
  
その頃、瀬戸口は阿蘇の山で幻獣と戦っていた。
武尊に身を包み、名刀、鬼切り丸を振るう。
幻獣の死体の山で、瀬戸口は夜空を仰ぎ、眉をよせ眼を細めた。

瀬戸口「ゴッドスピード・・・絢爛舞踏。会えたら、また会おうぜ・・・」



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