( ^ω^)ブーンがちょっと昔話をしているようです


  
185 :蕎麦屋 ◆SOBAYAmrcU :2006/04/23(日) 01:48:21.43 ID:WXHsW91t0
  
-エピローグ-

( ´_ゝ`)「社宅を二人住まいに?なんだ、同棲か?」
( ^ω^)「まぁ、そんなところですかおー?」
( ´_ゝ`)「そうか・・・おかんか。いい年して嫁もいないと母親と二人暮しになるとは、恐ろしい世の中だな・・・」
( ^ω^)「チーフ、いい加減頭沸いてるの直したほうが良いお・・・それに、嫁ならいますおw」
( ´_ゝ`)「そうか・・・ダッチワイフは大事にしろよ」
( ^ω^)「てめーと一緒にするなお」

そう、一人暮らし用のせまい社宅のドアを開ければ。
包丁の音と鼻歌が出迎えてくれる。
そして、内藤がこの世で一番大事な言葉で。

ξ゚听)ξ「あ、内藤おかえり」
( ^ω^)「ただいまだお、ツン」

それから将来のことを話し合いながら、一緒に夕飯を食べるのだ。
ツンは大阪の大学に編入し、もうすぐ教師になれる。そうなったら大阪の学校に配属されるのか、とか。
今日職場でこんなことがあったとか。同窓会に一緒に行こうとか。

ξ///)ξ「・・・私達の子供も、私が教えたいなぁ・・・とか・・・」
( ^ω^)「んー?・・・その前に、これじゃないかお?」

そして、たまには恋人へのプレゼントを渡したり。
今内藤がさしだした、結婚指輪のように。

( ^ω^)「・・・結婚してくれないかお?ツン?」



  
188 :蕎麦屋 ◆SOBAYAmrcU :2006/04/23(日) 01:49:21.19 ID:WXHsW91t0
  
('A`)「・・・認めん、俺は認めんぞ!なんで俺は一張羅を着てるんだ!?」
(´・ω・`)「それはここが結婚式の会場だからさ」
('A`)「あまり私を怒らせないほうが良い・・・」

(,,゚Д゚)「まったく、呼びつけられたから何の用かと・・・まさかケコーンとはなぁ」
(*゚ー゚)「良いじゃない。それより私達はまだなの?ギコ?」
( ,' 3 )「スピーチは僕な訳で、何て言おうか?」
( ´∀`)「新郎は高校時代ナンパしてました、で決まりモナー」



  
190 :蕎麦屋 ◆SOBAYAmrcU :2006/04/23(日) 01:50:13.37 ID:WXHsW91t0
  
大阪のはずれに、新しい家がたった。
新築の一戸建ては若い新婚夫婦のものだ。
噂では、夫は何かの専門職。妻は高校の教師だとか。

( ^ω^)「いやー・・・貯金しといてよかったお」
ξ゚听)ξ「何いってるのよ、20年ローンよ?」
( ^ω^)「良いじゃないかお、20年くらい?だって、僕たちずっと一緒だお?」
ξ///)ξ「う・・・ま、真顔でそんなこと言わないでよ・・・」
( ^ω^)「愛してるお、ツン」
ξ///)ξ「だ、だから・・・」
( ^ω^)「だから小遣いあげてくれお」
ξ゚听)ξ「・・・あんた今日の晩御飯カップラーメンね」

必死に謝る内藤と、笑顔でいびるツン。
新築の家ではしゃぐ新婚さんを見て、隣の家の老夫婦は自然に笑みを浮かべていた。
とても幸せそうな二人を、誰もが祝福していた。

( ^ω^)「ツン・・・一生、ずっと一緒だお」
ξ゚听)ξ「はいはい、あの世でだってずっと一緒ですよーだ」

めでたしめでたし。



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