( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第3話「体育館の午後」

57: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/23(木) 23:59:05.28 ID:MpZmTJU00
第3話「体育館の午後」




部室に戻ってきたジョルジュにブーンは事情を説明した。

( ゚∀゚)「うーん、勝手にクラブ勝負受けちまったか・・・。」

( ^ω^)「・・・ごめんなさいですお。」

ブーンは頭を深々と下げた。

( ゚∀゚)「まあ、受けちまったものはしょうがないな。俺か部長が勝負に出るぜ。」

( ^ω^)「そ、それが勝負するのは僕だけみたいなんですお。」

( ゚∀゚)「えっ!?」



61: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:02:03.92 ID:0SjIrYoP0
( ^ω^)「クー先輩はそう言ってましたお。」

( ゚∀゚)「クーの奴うまいことやりやがったな・・・。なら、今日から練習だ。」

( ^ω^)「わかりましたお。僕にも責任がありますお。やりますお。」

その時、部室のドアをノックして1人の男が入ってきた。

(´・ω・`)「おはよう。」

( ゚∀゚)「ショボン先輩。ちょうどいいところに来てくれたぜ。
ブーン、この人はトンファー部の部長で3年生のショボン先輩だ。
で、こっちが新入部員のブーンです。」

(´・ω・`)「もう1人入部させたのか。すごなジョルジュ。」

( ゚∀゚)「俺もやるときはやるぜ。」



64: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:03:31.75 ID:0SjIrYoP0
( ^ω^)「新入部員のブーンですお。よろしくお願いしますお。」

(´・ω・`)「部長のショボンです。よろしく。」

( ゚∀゚)「ショボン先輩、それでですね。ちょっとややこしいことになりまして・・・。」

(´・ω・`)「どうしたの?」

ジョルジュはショボンにクラブ勝負の話をした。

(´・ω・`)「こりゃまた大変なことになったね。」

( ゚∀゚)「はい、だからとりあえず今日と明日で練習、いや猛練習しようかと思うんです。」

(´・ω・`)「そうだね。僕も付き合うよ。」



65: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:04:38.78 ID:0SjIrYoP0
( ^ω^)「よろしくお願いしますお。」

(´・ω・`)「ああ、ブーン。もし、クラブ勝負に負けたら・・・ぶち殺すぞ。」

(;^ω^)「・・・は、はいですお。」

その時、ショボンがブーンが手に持っている白いトンファーに気づいた。

(´・ω・`)「あれ!?そのトンファーひょっとして・・・。」

( ゚∀゚)「あ、そうだ!言うの忘れてた。最強武器トンファーですよ。」

(´・ω・`)「ええええ!!あれ抜いちゃったの!?ブーンが?」

( ゚∀゚)「そうなんですよ。だからひょっとして見込みがあるのではないかと。」



66: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:06:12.34 ID:0SjIrYoP0
(´・ω・`)「うーむ、こりゃ面白い人材を見つけたね。さっそく練習を始めよう。」

( ゚∀゚)「よし、ブーン。練習に行くぞ。」

( ^ω^)「はいですお。」

ブーン達は体育館へ向かった。体育館に着いたジョルジュ達は2階へ上がっていった。

( ゚∀゚)「体育館の2階がトンファー部の練習場だ。」

( ^ω^)「2階建ての体育館って珍しいですお。」

(´・ω・`)「うちの高校はクラブ活動に力を入れてるからね。
1階はバスケとかの球技の練習場で2階はその他のクラブが使ってるんだよ。」



68: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:07:34.19 ID:0SjIrYoP0
2階へ上がったジョルジュ達は練習を開始した。

(´・ω・`)「まず、トンファーについて説明しておくよ。
トンファーは、古武道で使われる武器の1つで、主に刀を持つ敵と戦うために作られたものなんだ。
トンファー自体は、石臼の挽き棒から発明されたらしいよ。」

( ^ω^)「ふむふむですお。」

(´・ω・`)「で、基本のフォームは長い棒の部分から垂直に出ているグリップを握る。
そして、長い棒の部分で腕から肘を覆うようにする。」

( ^ω^)「こうですかお。」

ブーンはトンファーのグリップを握ると基本のフォームをとった。

(´・ω・`)「そうそう、そういう感じだよ。ちなみに長い棒の部分をロッド。
グリップを中心としてロッドの端から短い部分を短ロッド、長い部分を長ロッドって言うから。」

( ^ω^)「わかりましたお。」



69: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:08:56.88 ID:0SjIrYoP0
ショボンはブーンに基本的なフォームや突きや打ち方などを教えていった。

(´・ω・`)「スジは悪くないね。だけど時間がないな。」

( ゚∀゚)「まあ、時間ギリギリまで練習するしかないですね。」

( ^ω^)「がんばりますお。」

(´・ω・`)「よし、じゃあ次はトンファーウォ〜クをやってみよう。」

( ^ω^)「トンファーウォ〜ク?」

(´・ω・`)「トンファー使いの基本歩行術だよ。
習得するのはちょっと難しいけど極めればそれだけで相手にダメージを与えられる。
ある意味トンファー使い最強の技だよ。」

( ^ω^)「そんなのがあるんですかお。」

(´・ω・`)「じゃあ、ジョルジュやってみて。」

( ゚∀゚)「わかりました。」



71: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:09:31.15 ID:0SjIrYoP0
      ∧_∧  トンファーウォ〜ク!
   三. _(  ゚∀゚)
  三./      )
∩  / ,イ 、  ノ/
| | / / |    (〈
| | | |  |     }
| | | |  ヽ   ヽ’
| |ニ(!、)   \  \
∪  三  /  ゝ  )
   三 /  / {  |
  三/ _/  |  |_
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ


(´・ω・`)「こういう感じで。ブーンもやってみて。」

( ^ω^)「はい、やってみますお。」



73: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:10:38.22 ID:0SjIrYoP0
      ∧_∧  トンファーウォ〜ク!
    . _(  ^ω^)
   ./      )
∩  / ,イ 、  ノ/
| | / / |    (〈
| | | |  |     }
| | | |  ヽ   ヽ’
| |ニ(!、)   \  \
∪     /  ゝ  )
     /  / {  |
   / _/  |  |_
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ

(´・ω・`)「やっぱりまだ無理か。まあ、反復練習あるのみだね。」

( ^ω^)「わかりました。がんばりますお。」



74: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:12:05.11 ID:0SjIrYoP0
それから深夜におよぶまで練習が行われた。

(´・ω・`)「よし、じゃあ今日はこれくらいにしよう。」

(;^ω^)「・・・お疲れ様でしたお。」

( ゚∀゚)「お疲れ様でした。」

(;^ω^)(めちゃくちゃ疲れたお・・・。)

(´・ω・`)「じゃあ、明日も練習やるからブーンは来てね。」

( ^ω^)「わ、わかりましたお。よろしくお願いしますお。」

ブーン達は体育館を出ると各自帰路についた。



75: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:12:54.05 ID:0SjIrYoP0

そして、とうとう決戦の日がやってきた。

体育館の2階には格闘茶道部とトンファー部の面々とブーンが心配でついてきたツンがいた。

川 ゚ -゚)「逃げずによく来たわね。」

( ゚∀゚)「そっちこそ逃げた方がよかったんじゃないのか?」

川 ゚ -゚)「あいからずの減らず口ね。じゃあ、はじめましょうか。」

格闘茶道部対トンファー部の闘いの火蓋が今切って落とされようとしていた。




To Be Cotinued...



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