( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第4話「ブーン出撃す」

348: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 00:02:03.92 ID:0SjIrYoP
第4話「ブーン出撃す」




( ゚∀゚)「そういえば、格闘茶道部からは誰が出るんだ?クーが出るのか?」

川 ゚ -゚)「弱小トンファー部ごときに私が出るまでもないわ。」

( ゚∀゚)「な、なんだと!」

(´・ω・`)「落ち着けジョルジュ。これも相手の作戦だ。」

( ゚∀゚)「・・・は、はい。すみません。」

川 ゚ -゚)「格闘茶道部からは彼が戦うわ。」

格闘茶道部の集団の中から1人の男が現れた。



352: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:37:28.32 ID:pjS5zqYl0
( ´∀`)「俺がおまえらの相手モナ。」

( ゚∀゚)「モ、モナーか!」

(´・ω・`)「こりゃ駄目かもしれんね。」

( ^ω^)「あのー、あの人そんなすごい人ですかお?」

( ゚∀゚)「格闘茶道全国大会ベスト8だぜ・・・。」

(;^ω^)「ええっ!?」

川 ゚ -゚)「ちなみに私は優勝だけどね。」

( ゚∀゚)「やれることはやった。後はブーン次第だ。」

(´・ω・`)「まあ、負けたらぶち殺すけどね。」

(;^ω^)「・・・。」



353: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:39:22.47 ID:pjS5zqYl0
勝負前から既に不穏な空気が漂っているトンファー部。
そこへツンがブーンに声をかけた。

ξ゚听)ξ「ちょっとブーン大丈夫なの。なんか相手の人強そうだけど・・・。」

(;^ω^)「だ、大丈夫だお。一生懸命練習したお・・・。」

ξ゚听)ξ「怪我とかしちゃまずいから適当なところで負けちゃえば?」

(;^ω^)(負けたら部長にぶち殺されるお。部費3ヶ月分も多分僕の自腹だお・・・。)

川 ゚ -゚)「では、ルールを説明します。体育館の床に10m4方の正方形のラインを引きました。
これを勝負のリングとします。リングから出るかダウンして10カウント、もしくはギブアップした方が負けです。
審判は審判部のボブに行ってもらいます。」

( ´∀`)「わかったモナ。」

( ^ω^)「わかりましたお。」

川 ゚ -゚)「では、両者リング中央にきてください。」



354: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:40:59.25 ID:pjS5zqYl0
リング中央で向かい合って立つブーンとモナー。両手に白いトンファーを装備しているブーン。
腰から茶筅(お茶を点てる道具)、鉄びん(お湯を入れておくもの)、抹茶の粉末の入った缶等をぶら下げているモナー。
そして、ボブの試合開始の声が上がった。

試合開始と同時にバックステップで距離をとったモナーはブーンに茶筅を投げつけた。

( ´∀`)「茶筅スラッシュ!」

ブーンはその茶筅をかわした。茶筅は床に当たるとゴッという音がして少し床にめり込んだ。

(;^ω^)(ちょwwwこの茶筅は鉄でできてるお!当たりどころ悪かったら死ぬお!!!)

( ´∀`)「近づかなければトンファーの攻撃は当たらないモナ。距離とっていれば楽勝モナ。」

( ゚∀゚)「ブーン!距離を詰めろ!離れていたらこっちの攻撃が当たらないぞ!」

( ^ω^)「そうだお。近寄らないと駄目だお。」

ブーンはモナーに向かってダッシュで近づこうとした。



356: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:42:17.49 ID:pjS5zqYl0
( ´∀`)「まあ、近づいてきても問題はないモナ。」

近づいてきたブーンにモナーは抹茶の粉末を投げつけた。

( ´∀`)「抹茶目潰し!」

もろに抹茶の粉末が目に入ったブーンはその場で立ち止まり悶絶していた。

(;^ω^)「あ〜あ〜目がぁ〜目がぁ〜!!」

すかさずモナーは、鉄びんに入っている熱湯をブーンに頭からふりかけた。

( ´∀`)「必殺熱湯地獄!」

(;^ω^)「熱っ!熱っ!熱っ!熱っ!」

あまりの熱さにブーンは倒れて床を転げ回る。
そして、すかさずカウントをとりはじめるボブ。



357: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:44:15.83 ID:pjS5zqYl0
川 ゚ -゚)「抹茶目潰しから熱湯地獄のコンボ。これは決まったわね。」

( ^ω^)「も、もう駄目だお・・・。」

床で転げまわっているブーンは一方的な攻撃を受けたため、すっかり戦意を喪失していた。
そのとき、ブーンの耳に声が聞こえた。

┫『諦めるなマイマスター。立ち上がるんだ。」

( ^ω^)「で、でもあの人めちゃくちゃ強いお。勝てないお。」

┫『このまま負けっぱなしでいいのか。大丈夫だ。私を信じるんだ。
そして、勝ちたいと強く心に願うんだ。』

( ^ω^)「わ、わかったお。がんばってみるお。」

ブーンはよろめきながら立ち上がった。カウントは9。ギリギリだった。
ボブは思わずモナーに勝ちと言いそうになったが堪えて試合を続行させた。



364: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:47:49.94 ID:pjS5zqYl0
( ´∀`)「・・・あのコンボで立ち上がるとはモナ。」

┫『マイマスター。集中だ。私と1つになるようにイメージするんだ。』

( ^ω^)「わかったお。」

ブーンは深呼吸するとトンファーのグリップを握り締め、集中した。
すると、トンファーからブーンの体に何かが流れ込んできているのがブーンにわかった。

( ^ω^)(な、なんだお。何かが流れ込んでくるお。)

┫『私の戦闘記録をマイマスターの体に流し込んだ。
これでマイマスターは幾戦の闘いを乗り越えた戦士と同じになる。』



365: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:49:05.39 ID:pjS5zqYl0
( ^ω^)「・・・力が溢れてくるお。」

( ´∀`)「む、何か感じがかわったモナ。これは一気に勝負つけたほうがいいモナ。」

モナーは立ち上がったブーンから距離を離すとブーンに茶筅を3つ投げつけた。

( ´∀`)「必殺茶筅3連撃!」

( ^ω^)「当たらなければどうということはないお!」



367: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:49:58.99 ID:pjS5zqYl0
           ∧_∧  トンファーウォ〜ク!
        三. _(  ^ω^)
       三./      )
三∈   ∩  / ,イ 、  ノ/
     | | / / |    (〈
     | | | |  |     }
三∈   | | | |  ヽ   ヽ’
     | |ニ(!、)   \  \
三∈   ∪  三  /  ゝ  )
        三 /  / {  |
       三/ _/  |  |_
         ヽ、_ヽ {_ ___ゝ

ブーンはトンファーウォ〜クで茶筅3つをすべてかわした。

( ゚∀゚)「え!トンファーウォ〜ク!?」

(´・ω・`)「昨日までは全然出来てなかったよね。」

( ゚∀゚)「真剣勝負の中で覚醒したか・・・。」



369: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 22:51:55.62 ID:pjS5zqYl0
(´・ω・`)「おまけにシンクロ率が高いね。」

ξ゚听)ξ「シンクロ率って何ですか?」

ブーンの戦いをハラハラしながら見ていたツンがショボンに聞いた。

(´・ω・`)「シンクロ率っていうのはトンファー使いがどれだけトンファーと一体化できているかを計る為の数値的な目安だね。
トンファー使いなら相手を見てるとだいたいわかるんだよ。」

( ゚∀゚)「普通のトンファー使いだと40〜60%くらいかな。」

(´・ω・`)「あの感じだとブーンは70%くらいあるね。」

( ゚∀゚)「そうですね。やっぱりあのトンファーの力ですかね。」

(´・ω・`)「そうかもしれないね。いずれにせよ勝負はもうすぐつくだろうね。」

ブーンとモナーの闘いは最終局面へと向かっていった。




To Be Continued...



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