( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第5話「熱血のブーン」

440: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:31:15.84 ID:pjS5zqYl0
第5話「熱血のブーン」




川 ゚ -゚)「モナー、弱小部の新入部員に何手こずってるの?」

( ´∀`)「す、すぐに倒すモナ!黙っててくださいモナ!」

モナーは明らかに焦っていた。格下と思っていたブーンがコンボ攻撃から立ち上がり、
自分の得意技の茶筅3連撃をかわしたのだ。
そして、闘いの前半とは明らかに異なる得体のしれない雰囲気をブーンから感じとっていた。

( ゚∀゚)「ブーン!相手はびびってるぞ!一気に決めちまえ!」

(;^ω^)「は、はいですお。」

しかし、ブーンの顔にも疲労が伺えた。

ξ゚听)ξ「何だかブーンが疲れているみたい。顔色も悪くなってきてる。」

(´・ω・`)「シンクロ率が高いから体の負担も大きいんだろうね。そろそろ決めないとまずいな。」



443: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:32:45.58 ID:pjS5zqYl0
┫『マイマスター。一気に勝負を決めるぞ。』

( ^ω^)「わかったお!」

ブーンはモナーに向かって突っ込んでいった。

( ´∀`)「また、抹茶目潰しの餌食モナ!」

近づいてきたブーンにモナーは抹茶の粉末を投げつけた。

( ^ω^)「トンファーサイクロン!!」

ブーンはグリップを軸にして両手のトンファーを回転させた。
強力な風が発生し、抹茶の粉末をモナーの方向へ跳ね返した。
そして、もろに抹茶の粉末が目に入ったモナーはその場で立ち止まり悶絶していた。

( ´∀`)「あ〜あ〜目がぁ〜目がぁ〜!!」

( ^ω^)「今だ!いくお!!!」

┫『了解。マイマスター。』



452: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:35:52.30 ID:pjS5zqYl0
         トンファータックル!          ‐=≡ ∧_∧
   ∩  _                     ‐=≡   (´∀`  )
   | |ニ(((( ク     ∧_∧        ‐=≡(  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ⌒ヽ
   | |  \ \   (  ^ω^) 、ヽ从 /   ‐=≡  ̄ ̄ ̄ ̄ \ヾ  イ |
   | |  ‐ \_ ̄ ̄7    `⌒ヽ    ;  . ‐=≡‐=≡; :  )  |  |
   | |     =  ̄ ̄|    八  ノノ′  . :  ,   ‐=≡  /   /|  |
   ∪    .  _ = .|    | .// W ヾ     ‐=≡  / / / し丿
    .  _ = ._ 〜ヽ|__/ イ         ‐=≡ / / /
    __ = ( ̄ (______/Y     ‐=≡   / / /
    _ =  |  )ー―‐(   丿     ‐=≡ ( ̄ / /
     、 、. |  .|     \  \  `:ヽ  ‐=≡  ̄(__/
  ( ヽ: _丿 ヘ.  ` ;   \ \ ⌒/ ヽ
(´ \.从(___) /`)  (、へ(__⌒_)从人/ ;`)


ドゴォォォという豪快な音と共にモナーはリングから飛び出し、体育館の壁に激突して倒れた。
ボブは一瞬カウントをとりはじめようとしたがリングアウトだと気づいた。
そして、ブーンが勝者という声を高らかに上げた。

( ^ω^)「や、やったお!!」

( ゚∀゚)「うおおお!やりやがったぜ!!!」

(´・ω・`)「僕は最初からブーンが勝つと思ってたよ。」

ξ゚听)ξ「すごいわ!ブーン!」



456: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:36:46.52 ID:pjS5zqYl0
川 ゚ -゚)「・・・モナー・・・。」

わなわなと怒りで震えているクーにジョルジュが声をかけた。

( ゚∀゚)「おい、クー。部費3ヶ月分よろしくな。」

川 ゚ -゚)「わかってるわよ。約束は守るわよ。」

そう言うとクー達格闘茶道部員達は体育館から去っていった。

ξ゚听)ξ「ブーン、大丈夫?」

( ^ω^)「うん、ちょっと疲れたけど大丈夫だお。」

( ゚∀゚)「じゃ、俺たちは部室に戻って祝勝会だぜ!」

(´・ω・`)「部費3ヶ月分もらえるからね。今日は盛大に行こう。ツンも来てもいいよ。」

ξ゚听)ξ「じゃあ私が買い出しに行って来ます。」

( ^ω^)「あ、ちょっと僕は休んでから行くから先に行っておいてだお。」

ブーンを体育館に残してジョルジュ達は体育館を出て行った。



461: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:38:32.98 ID:pjS5zqYl0
ジョルジュ達が体育館を出て行くのを見送った後、ブーンは腰を落とした。
そして、ホワイティに話しかけた。

( ^ω^)「ホワイティ、ありがとうだお。」

┫『私は自分の使命を全うしたまでだ。礼には及ばない。』

( ^ω^)「でも、ホワイティすごいお。素人の僕があんなに戦えるなんて思わなかったお。」

┫『私とマイマスターはまだ完全に一体化できていない。まだまだ強くなれる。』

( ^ω^)「え!あれ以上に強くなれるのかお。」

┫『強くなれる。しかし、基礎体力がないと私を完全に使いこなせないだろう。
マイマスター自身の鍛錬も必要だ。』

( ^ω^)「わかったお。がんばるお。」



465: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:41:06.61 ID:pjS5zqYl0
しばらく休んでいたブーンが思い出したかのように言った。

( ^ω^)「そうだ。バタバタして聞くの忘れてたけどホワイティって何処から来たのかお?
あと、誰に作ってもらったのかお?」

┫『・・・。』

( ^ω^)「あれ?どうかしたかお?」

┫『すまない、マイマスター。私の過去の記憶は思い出せない・・・。
私が何処から来て誰に作られたのかはわからない・・・。』

( ^ω^)「・・・そうかお。まあ、そのうち思い出すだろうからそのときにでも教えてだお。」

┫『了解。マイマスター。』

( ^ω^)「じゃ、そろそろ行こうだお。」

ブーンは立ち上がると部塔へ向かってゆっくりと歩き出した。



472: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:43:15.83 ID:pjS5zqYl0
その頃、部塔の最上階にあるクラブ委員会室。
すべてのクラブを取りまとめるクラブ委員会の会長であるモララーは、
椅子に座り机の上にある書類に目をとおしていた。そこへ、荒巻がやってきた。

( ・∀・)「荒巻か、何か用か。」

/ ,' 3「モララー会長、クラブ勝負でトンファー部が使っていたトンファーの件ですが。」

( ・∀・)「話せ。」

/ ,' 3「やはり最強の武器トンファー、いや白のトンファーのようです。」

( ・∀・)「・・・そうか。」

/ ,' 3「いかが致しましょうか?」

( ・∀・)「・・・潰せ。」



478: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:45:05.09 ID:pjS5zqYl0
/ ,' 3「わかりました。」

そう言うと荒巻はクラブ委員会室を出て行った。

( ・∀・)「とうとう、白のトンファーが主を見つけたか・・・。」

モララーは机の引き出しを開けた。そこにはブーンが持っているホワイティと全く同じ形状のトンファーが入っていた。
ただし、そのトンファーは漆黒の闇のように真っ黒だった。

( ・∀・)「・・・トンファー大戦か・・・。」

モララーはそう呟くと引き出しを閉めた。



484: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:46:39.33 ID:pjS5zqYl0
トンファー部の部室では、ツンが買ってきたお菓子や飲みもので祝勝会が行われていた。

( ゚∀゚)「いやー、それにしてもブーンはすげえ!俺は感動したぜ!」

( ^ω^)「いえいえ、それほどでもないですお。」

(´・ω・`)「これからの活躍が期待できるね。」

ξ゚听)ξ「ほんとブーンかっこよかったわよ。」

( ^ω^)「ツ、ツン。僕ほんとにかっこよかったかお?!!」

ξ////)ξ「べ、別に深い意味はないからね!!」

( ^ω^)「うん、でも嬉しいお。」



489: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/24(金) 23:47:58.67 ID:pjS5zqYl0
ブーン達が祝勝会を楽しんでいるとドアをノックする音がした。

( ゚∀゚)「あれ?誰だろ?開いてるぜ。どうぞ。」

荒巻が部室に入ってきた。

( ゚∀゚)「お、荒巻か。どうしたんだ。クラブ委員会から何か連絡事項でもあるのか。」

/ ,' 3「申し訳ありませんがトンファー部は廃部にするという方向で話が進んでいます。
即刻部室を明け渡して退去するようにと警告に来ました。」

( ゚∀゚)「ええっ!?」

(´・ω・`)「なんでだろう。」

(;^ω^)「え、入部していきなり廃部ですかお!?」




To Be Continued...



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