( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第6話「トンファー部の危機 」

736: ◆0UBHj9d5Uc : 2006/03/25(土) 23:52:49.65 ID:zdNO3HBU0
第6話「トンファー部の危機 」




( ゚∀゚)「いきなりやってきて廃部にしますはないだろ!ちゃんと事情を説明しろよ。」

/ ,' 3「廃部の理由は、部員数が規定数に達していないからです。」

( ゚∀゚)「うっ。」

(´・ω・`)「痛いところをついてきたね。」

( ^ω^)「規定数って何人ですかお?」

/ ,' 3「4人です。」

(;^ω^)「ええっ!?このクラブ3人しかいないのかお?」



740: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/25(土) 23:53:53.49 ID:zdNO3HBU0
( ゚∀゚)「面目ないがブーンと俺とショボン先輩の3人なんだ。」

ジョルジュは申し訳なさそうな顔をした。

( ^ω^)「クラブ勝負のときになんでジョルジュ先輩とショボン先輩しかいないんだろう。と思ってはいたけどだお・・・。」

(´・ω・`)「でも、まだクラブ勧誘の期間だよね。その間にあと1人集めればいいよね。」

/ ,' 3「はい、いちおう警告ということで今日は来ました。クラブ勧誘の期間までに4人揃わない場合は即刻廃部です。」

( ゚∀゚)「まあ、あと1人くらいすぐに集めてやるぜ。」

( ^ω^)「そうですお。僕も勧誘しますお。」



742 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/25(土) 23:55:12.90 ID:zdNO3HBU0
次の日からブーン達は必死で勧誘をはじめた。しかし、一向に入部者は増えなかった。
放課後、ジョルジュ達は部室に集まって話し合っていた。

(´・ω・`)「なにかおかしいね。」

( ^ω^)「何がおかしいですかお?」

(´・ω・`)「部室に話を聞きに来る新入生すらいない。今まではこんなことなかったよ。」

( ゚∀゚)「勧誘しても避けられているような感じがするぜ。」

(´・ω・`)「確かに僕らの勧誘を避けているような感じもするね。それでも僕達は勧誘をするしかない。明日もがんばろう。」

( ^ω^)「がんばりましょうですお。」



743 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/25(土) 23:56:42.97 ID:zdNO3HBU0
次の日のお昼休み。ブーンはクラスメイトのドクオと校舎の屋上で昼飯を食べていた。

( ^ω^)「ポーションうめぇえええwwwww。」

('A`)「ブーン、そういえばトンファー部は大丈夫か?」

( ^ω^)「え、いちおう大丈夫だお・・・どうかしたかお?」

('A`)「いや、さっき購買部にパン買いに行った時に他のクラスの奴らが言ってたんだ。」

( ^ω^)「何をだお?」

('A`)「トンファー部はもうすぐ廃部になるから誰も入るわけねーよなーって。」

(;^ω^)「ええっ!」

('A`)「まあ、トンファー部のブーンが大丈夫って言ってるならいいんだけどな。」

(;^ω^)(何か嫌な予感がするお・・・。)



744 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/25(土) 23:58:12.18 ID:zdNO3HBU0
放課後。部室でブーンはジョルジュ達にドクオの話を説明した。

(´・ω・`)「ふむ、廃部の噂を流して新入生を遠ざけているね。これは間違いなくトンファー部を潰しにきてるね。」

( ^ω^)「え、誰がですかお?」

(´・ω・`)「おそらくクラブ委員会だろうね。」

( ゚∀゚)「腹立ちますね!俺がクラブ委員会に殴りこみましょうか。汚いことするんじゃねぇって。」

(´・ω・`)「証拠がないし駄目だろうね。むしろ殴りこんだらそれを理由に即廃部に追い込まれそうだ。」

( ゚∀゚)「くそっ!どうすりゃいいんだよ!このままじゃ新入部員は絶対集まらないぜ。」

(´・ω・`)「しょうがない。奥の手を使おうか。」



746 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/25(土) 23:59:56.45 ID:zdNO3HBU0
( ^ω^)「奥の手ですかお?」

(´・ω・`)「クラブ勝負で他のクラブの部員をもらう。」

( ゚∀゚)「そうか!その手があったか!」

( ^ω^)「で、どこのクラブと勝負するんですかお?」

(´・ω・`)「まあ、部員が多くて体力的にも優秀なクラブといえばやっぱりサッカー部かな。」

( ゚∀゚)「サッカー部ですか。悪くないですね。」

( ^ω^)「でも、サッカー部の人と何で勝負するんですかお?格闘サッカー部ってのはないですおね?」

( ゚∀゚)「格闘サッカー部はないな。」



747 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/26(日) 00:01:53.05 ID:p+sBxARN0
(´・ω・`)「まあ、ガチの格闘技勝負はできないね。」

( ゚∀゚)「うーん、でもサッカー勝負だとこっちは11人もいませんからね。」

( ^ω^)「フットサルでも人数足りないですお。」

(´・ω・`)「そこで3対3のPK対決にしようかと思うんだ。」

( ゚∀゚)「あ、それなら勝てそうですね。」

( ^ω^)「PKなら運の要素も高いからいいですおね。」

(´・ω・`)「じゃあ、その方向でサッカー部にクラブ勝負を挑もう。サッカー部との交渉は僕がやっておくから。」

ブーン達の話し合いは終わり、部室を出ると各自帰路についた。



751 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/26(日) 00:04:39.58 ID:p+sBxARN0
次の日の放課後。部室で再び話し合いが行われていた。

(´・ω・`)「サッカー部と交渉は成功したよ。勝負は3対3のPK対決。勝った方が負けた方の部員を1人もらえる。」

( ゚∀゚)「1人だけですか・・・。もうちょっと欲しかったですね。」

(´・ω・`)「まあ、しょうがないね。受けてもらえただけでもよしとしよう。」

( ^ω^)「勝負の日はいつですかお?」

(´・ω・`)「明日の放課後だよ。クラブ勧誘の期間もあまりもうないし、明日で決めてしまおう。」

( ゚∀゚)「よし、じゃあ今日はサッカーの練習をしようぜ。」

(´・ω・`)「そうだね。サッカー部の練習が終わったらグランドを使わせてもらおう。」



754 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/26(日) 00:06:27.08 ID:p+sBxARN0
サッカー部の練習が終わった後にブーン達はグランドに集まった。

( ゚∀゚)「さて、じゃあちょっと蹴ってみますか。」

ジョルジュはゴールポストに向かってサッカーボールをキックした。
スピードのあるボールは低い弾道でゴールネットに突き刺さった。

( ^ω^)「おおー、ジョルジュ先輩すごいですお。」

( ゚∀゚)「まあ、中学の頃はサッカー部だったしな。」

( ^ω^)「そうでしたかお。これは心強いですお。」

(´・ω・`)「じゃ、次は僕が蹴ってみよう。」

ショボンがサッカーボールを蹴った。
ボールのスピードはさほど速くないがゴールポスト右上に突き刺さった。



756 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/26(日) 00:08:09.94 ID:p+sBxARN0
( ^ω^)「精密なコントロールですお。すばらしいですお。」

(´・ω・`)「僕はウイニングイレブンが得意なんだ。」

(;^ω^)「・・・でもうまいですお。」

( ゚∀゚)「じゃ、ブーンもやってみろよ。」

( ^ω^)「はいですお。」

ブーンは力一杯サッカボールを蹴った。ボールはゴールポストの遥か上を飛んでいった。

( ゚∀゚)「ま、まあ、俺たちががんばるから。」

(´・ω・`)「ブーンのせいで負けたらぶち殺すけどね。」

(;^ω^)「・・・。」




To Be Continued...



戻る第7話