( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第9話「ツンの決意」

270: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:05:53.23 ID:rJawZgMW0
第9話「ツンの決意」




サッカー部対トンファー部の3対3のPK対決。
サドンデスにまでもつれ込んだ激戦の末、3−2でトンファー部の勝利に終わった。

( ゚∀゚)「俺たちの勝ちだぜ!」

( ´ー`)「まさか負けるとは思わなかったな・・・。」

(´・ω・`)「じゃあ、部員1人もらおうかね。」

( ´ー`)「約束だからな。しょうがない。」

( ^ω^)(ショボン先輩はどんな人を選ぶんだろう。)



274: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:06:55.94 ID:rJawZgMW0
( ´ー`)(しっかし、まいったなー。もしキャプテンの俺とか選ばれたらサッカー部どうなるんだ?
まあ、ショボンもそこまで無茶はしないと思うんだが・・・。
できれば新入部員で最近入った奴とかを選んで欲しい。)

( ゚∀゚)「とりあえず誰を選びますかね。」

(´・ω・`)「そうだねー。とりあえずサッカー部のレギュラーとかはまずいだろうから、
新入部員で体力ありそうな人にしようか。」

( ゚∀゚)「まあ、そのあたりが無難ですね。」

( ^ω^)「新入部員ということは1年生ですお。仲間が増えて嬉しいですお。」

ブーン達が相談をしているとホワイティがブーンに話しかけてきた。

┫『マイマスター、1つ聞きたいことがある。』

( ^ω^)「ん?」



277: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:08:37.30 ID:rJawZgMW0
ブーンはジョルジュ達から少し離れると小声でホワイティに話しかけた。

( ^ω^)「何かお?」

┫『先ほど、ツンが言っていたマネージャーというのは何だ。』

( ^ω^)「ああ、マネージャーっていうのはクラブの雑務を担当する人のことだお。」

┫『では、マネージャーというのはトンファー部にはいないことになるのか。』

( ^ω^)「うん、そうだお。」

┫『トンファー部には必要ではないのか。』

( ^ω^)「そりゃ、トンファー部にもマネージャーは欲しいお。」

その時、シラネーヨの目が怪しく輝いた。

( ´ー`)「ブーン、今、マネージャーが欲しいって言ったよな!」

(;^ω^)「アッー!!」

( ´ー`)「いやー、サッカー選手を選ぶのかと思ったらマネージャーか。
そりゃそうだ。トンファー部にマネージャーいないもんな。わかった!
入ったばかりの初々しいマネージャーをトンファー部に渡すよ!」

そう言うとシラネーヨは半ば強引にツンを連れてきた。



281: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:11:12.73 ID:rJawZgMW0
( ´ー`)「ツン、申し訳ないがトンファー部の申し出があったため、
クラブ勝負の勝者条件である部員異動は君になった。」

ξ゚听)ξ「えっ?」

( ´ー`)「じゃあ、後のことはそちらに任せるから。」

シラネーヨはそう言うとサッカー部員を引き連れてグランドを去っていった。
グランドに取り残されたブーンとツン。
やがて遠くから一連の事態を眺めていたジョルジュとショボンがやってきた。
勝手に部員を選んでしまったブーンは2人にどう謝ろうか悩んでいた。

(;^ω^)(・・・どうしよう。怒られるお。)

下を向いてうつむいているブーンにジョルジュが声をかけた。

( ゚∀゚)「ブーンが勝手に選んじゃったのかよ。ま、でもおまえのおかげで勝てたようなもんだしな。
俺は特に異論はないぜ。」

(´・ω・`)「そうだね。ちょうどマネージャーも欲しかったしね。」

( ^ω^)「・・・。」



283: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:12:12.28 ID:rJawZgMW0
(´・ω・`)「ツン、ちょっと急なことになっちゃったけど、
よかったらトンファー部のマネージャーをやって欲しいんだ。」

( ゚∀゚)「俺からも頼むよ。全国大会に向けてマネージャーとか欲しかったんだよな。」

( ^ω^)「ぼ、僕もお願いしますお。」

しばらく困惑していたツンだったがしばらく考えた後に口を開いた。

ξ゚听)ξ「私でよかったらよろしくお願いします。」

ツンが頭を下げた。

( ^ω^)「ツ、ツン!」

( ゚∀゚)「よし!じゃあ今日は祝勝会とツンの入部歓迎会をやろうぜ!」

(´・ω・`)「そうだね。」

ブーン達は部室に戻り、祝勝会とツンの入部歓迎会をはじめた。



286: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:13:46.22 ID:rJawZgMW0
その日の帰り道。ブーンとツンは一緒に帰っていた。

( ^ω^)「・・・。」

ξ゚听)ξ「ブーン、どうかしたの?」

( ^ω^)「あ、あの、ごめんお。サッカー部のマネージャーの方がよかったかお?」

ξ゚听)ξ「・・・ああ、そのこと。」

ツンは少し微笑んだ。

ξ゚听)ξ「入ってからわかったんだけど、サッカー部ってマネージャーがたくさんいるのよ。
だから最近はあんまり必要とされてないのかなあって思ってたの。
でも、今日トンファー部のみんなに私が必要とされてるんだなって思えてすごく嬉しかった。」

( ^ω^)「そ、そうかお。」

ξ゚听)ξ「いきなりトンファー部に異動で驚いたけど、私にはこっちの方が向いてそう。
だから、全然気にしないで。」

( ^ω^)「あ、ありがとうだお。これからもよろしくだお。」

ξ゚听)ξ「うん、よろしくね。」

ブーンとツンは夜の道をゆっくりと歩いていった。



289: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:15:09.44 ID:rJawZgMW0
次の日の放課後。部塔の最上階にあるクラブ委員会室。
モララーは窓の外を眺めていた。そこへ、荒巻がやってきた。
窓の外を眺めながらモララーは言った。

( ・∀・)「トンファー部の廃部の件はどうなった?」

/ ,' 3「申し訳ありません。失敗に終わりました・・・。」

( ・∀・)「・・・荒巻、おまえは確か料理部の部長だったな。」

/ ,' 3「は、はい。」

( ・∀・)「なら、トンファー部とクラブ勝負をしろ。勝者が敗者の部員を4人引き取る。」

/ ,' 3「え、料理部は4人しかいませんが・・・。」

( ・∀・)「そうだ。負けたクラブは即廃部ということだ。」

/ ,' 3「し、しかし・・・。」

( ・∀・)「自分の失敗の責任すら取れないか。」

/ ,' 3「わ、わかりました。トンファー部を廃部させてみせます。」

荒巻はそう言うとクラブ委員会室を出て行った。



292: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:16:33.66 ID:rJawZgMW0
その頃、体育館ではトンファー部が練習を行っていた。
ジョルジュとブーンは実戦稽古の真っ只中だった。

( ゚∀゚)「ブーン、防御が甘いぜ!」

次から次へと攻撃を繰り出しブーンを追い詰めるジョルジュ。

(;^ω^)「あうあう・・・。」

防戦一方のブーンはやがて足がもつれて倒れてしまった。
そこへすかさずジョルジュがブーンの上へ覆いかぶさってきた。

( ゚∀゚)「いくぜ!!」



294: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:17:30.00 ID:rJawZgMW0
                     \\\
                   (⌒\  ∧_∧
                    \ ヽヽ(  ゚∀゚) トンファー ラーッシュッ!
                     (mJ     ⌒\
                      ノ ∩  / /
            ∩        (  | .|∧_∧
 \∧∧∧∧∧∧|| ∧/  /\丿 | (    )
  <⊂ニニニニニニニニ⊃>  (___へ_ノ ゝ__ノ
 /∨∨∨∨∨∨∨∨∨\

( ゚∀゚)「オラオラオラオラ〜!」

(´・ω・`)「そこまで。」

(;^ω^)「ま、参りましたですお。」

( ゚∀゚)「格闘茶道部のときみたいなプレッシャーを感じないぜ。もっと気合いれろよ。」

(;^ω^)「は、はいですお。」



297: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/28(火) 23:18:42.17 ID:rJawZgMW0

(´・ω・`)「まあ、ブーンは練習よりも実戦で実力が出るタイプなんだろうね。」

( ^ω^)(ホワイティに頼りっぱなしじゃだめだお。もっと僕自身も強くならなくちゃだお。)

(´・ω・`)「じゃあ、ちょっと休憩しようか。」

ξ゚听)ξ「はい、私が作った特製スポーツドリンクよ。」

ツンがブーン達にスポーツドリンクを配り始めた。

( ^ω^)「ツンの作ったドリンクおいしいおね。」

ξ////)ξ「ほ、褒めたって何にもでないからね。」

ブーン達が和やかに休憩しているとき、荒巻が体育館に現れた。




To Be Continued...



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