( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第13話「トンファー部出撃」
- 10: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:12:19.90 ID:ukhkmITt0
- 第13話「トンファー部出撃」
トンファー部と料理部のクラブ勝負が終わってから数日後。
トンファー部の練習が休みの日にブーンとツンが部室にやってきた。
ブーンが部室のドアを開けるとそこには既にジョルジュがいた。
( ^ω^)「おはようですお、ジョルジュ先輩。」
ξ゚听)ξ「おはようございます。」
( ゚∀゚)「よう、おはよう。」
( ^ω^)「あれ?ショボン先輩はまだですかお?」
( ゚∀゚)「ちょっと遅れるって連絡があったぜ。」
- 11: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:13:09.50 ID:ukhkmITt0
- ブーンとツンはパイプ椅子に座った。
( ^ω^)「ショボン先輩が僕達に話があるって何ですかお?」
( ゚∀゚)「さあなあ。俺も詳しいことは今日教えてもらうことになってたから知らないんだよな。」
ξ゚听)ξ「何の話でしょうね。」
その後、3人で雑談をしているとブーンが思い出したかのように言った。
( ^ω^)「あ、そうだ!ジョルジュ先輩に聞きたいことがあったんですお。」
( ゚∀゚)「え?何?」
- 13: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:14:19.13 ID:ukhkmITt0
- ( ^ω^)「ジョルジュ先輩って中学校のころは有名なサッカー選手だったんですおね?」
( ゚∀゚)「ああ、まあ、そうみたいだな。俺はあんまり有名人とは思ってなかったけど。」
( ^ω^)「それなのに何で高校でサッカー部に入らずにトンファー部に入ったんですかお?」
( ゚∀゚)「ああ、それはだな・・・。高校に入って何部に入ろうかなぁ、
やっぱサッカー部にしようかなぁって考えているときに勧誘されたんだよ。」
ξ゚听)ξ「トンファー部にですか?」
( ゚∀゚)「そう、巨乳でナイスバディでカワイコちゃんのハニー先輩に勧誘されたんだ。
その人がトンファー部のマネージャーだったんだよ。もう卒業しちゃったけどね。」
( ^ω^)(さすがおっぱい星人ですお。)
- 18: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:16:54.66 ID:ukhkmITt0
- ( ゚∀゚)「まあ最初は不純な動機だったかもしれないけど、
練習とかしているうちにトンファーにはまっちゃったんだよな。で、今に至る。」
( ^ω^)「なるほどですお。で、そのハニー先輩とジョルジュ先輩のご関係などは・・・。」
ξ゚听)ξ「ちょっとブーン、あんまりそういうことは聞くものじゃないわよ。」
( ゚∀゚)「ああ、別にかまわないよ。ハニー先輩はラオウ先輩と付き合ってたんだよ。」
( ^ω^)「ラオウ先輩?」
( ゚∀゚)「ラオウ先輩ももう卒業しちゃったけどトンファー部のエースだった人だよ。
去年のトンファー全国大会個人部門優勝だよ。」
( ^ω^)「えっ!?この高校から日本一の人がいたんですかお!!」
( ゚∀゚)「ああ、そうだぜ。」
そう言うとジョルジュは棚から月間トンファーマガジンを取り出してブーン達に見せた。
- 22: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:18:47.75 ID:ukhkmITt0
- ( ゚∀゚)「ほら、これがそのページ。」
ブーンは月間トンファーマガジンを手に取ると読み始めた。
( ^ω^)「・・・圧倒的な強さで個人部門を優勝したヴィップ学園高校のラオウ選手は、
わが生涯に一片の悔いなし!と言い残して大会会場を去っていった・・・。へーすごいですおね。」
ξ゚听)ξ「あら、こっちに写ってのるのはジョルジュ先輩とショボン先輩じゃないですか?」
ツンがそう言うとブーンから本を取り上げて記事を読み始めた。
ξ゚听)ξ「・・・ラオウ選手率いるヴィップ学園高校は惜しくも準決勝で優勝候補の八つ橋高校に2−1で破れた・・・。」
(;^ω^)「ええっ!?準決勝敗退ってことはジョルジュ先輩達って全国大会でベスト4だったんですかお!?」
( ゚∀゚)「あれ、言ってなかったっけ?そうだぜ。」
- 26: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:20:11.78 ID:ukhkmITt0
- (;^ω^)「めちゃくちゃすごいですおね。」
( ゚∀゚)「全国大会は3対3の団体戦なんだ。勝ち抜き戦じゃなくて1試合ずつ勝敗を決める。
それで俺とショボン先輩が負けちゃって。結局ラオウ先輩は1回も負けてなかったんだけど敗退しちゃったんだよな・・・。」
ジョルジュは少し悔しそうな顔をした。
( ゚∀゚)「ま、ブーンも入ったことだし、マネージャーもいるし、今年はぜひとも優勝したいぜ。」
( ^ω^)「がんばりますお。」
ξ゚听)ξ「私もがんばります。」
その時、ショボンが部室に入ってきた。
- 27: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:21:30.08 ID:ukhkmITt0
- (´・ω・`)「ごめん、ごめん。ちょっと急用で遅くなっちゃった。
わざわざ練習が休みの日に呼んじゃってごめんね。」
ショボンはそう言いながらパイプ椅子に座った。
( ゚∀゚)「で、話って何ですか?」
(´・ω・`)「トンファー部の今後のことなんだけどね。」
( ^ω^)「今後のことがどうかしましたかお?」
(´・ω・`)「もうみんなわかっていると思うけどクラブ委員会がトンファー部を潰そうとしているよね。
理由はよくわからないけど。」
( ^ω^)「まったく嫌らしい委員会ですおね。」
ξ゚听)ξ「酷い話よね。」
( ゚∀゚)「腹立ちますよね。殴りこみたいぜ。」
(´・ω・`)「じゃ、殴りこもうか。」
( ゚∀゚)「え!?」
- 28: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:22:38.59 ID:ukhkmITt0
- (´・ω・`)「このままだとクラブ委員会はトンファー部を廃部にするために、
次から次へとクラブ勝負を挑んでくると思うんだよね。
それならこっちから出向いてクラブ勝負してそれをやめさせようと思うんだ。」
( ^ω^)「あれ?クラブ委員会とクラブ勝負ってできるんですかお?」
(´・ω・`)「いちおうできるよ。ただ、クラブ委員会は3対3の格闘技勝負しか受け付けないんだよ。」
( ゚∀゚)「3強が相手ですからね。まあ、普通は誰も挑まないですね。」
ξ゚听)ξ「3強って何ですか?」
(´・ω・`)「クラブ委員会の会長モララー、会計の兄者、書記の弟者。
それぞれ総合格闘技部、空手部、剣道部のキャプテンでこの3人が3強と言われているんだよ。
学園内では勝てる者はほとんどいないだろうね。特にモララーは学園内最強と噂されている。」
( ^ω^)「なるほどですお。それで勝ったら具体的には何をお願いするんですかお?」
(´・ω・`)「トンファー部が勝ったら1年間クラブ勝負を受け付けない権利をもらうつもりだよ。
なぜ1年間かというと、黒幕はモララーだと思うんだよね。
で、彼は3年生だし来年はいないから1年間クラブ勝負しなければ多分問題は解決できるんじゃないかなと思ってる。」
( ^ω^)「なるほどですお。」
- 30: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:23:50.22 ID:ukhkmITt0
- (´・ω・`)「この勝負は正直勝てるかどうかわからない。だけどここでケリをつけるべきだと思うんだ。
もしよかったらみんなの力を貸してくれないかな。」
( ゚∀゚)「何言ってるんですか。水臭いですよ。狙うは3勝の完全勝利ですよ。」
( ^ω^)「僕も絶対に勝ちますお。」
ξ゚听)ξ「私はマネージャーですけれど、サポートできることがあったらがんばります。」
(´・ω・`)「みんなありがとう。じゃあ、今からみんなでクラブ委員会室へ行こう。」
( ゚∀゚)「よし!行きましょう!」
( ^ω^)「殴りこみですお!」
ξ゚听)ξ「ブーン、張り切りすぎて空回りしちゃ駄目だからね。」
ブーン達トンファー部は部塔の最上階のクラブ委員会室へ向かった。
- 33: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/31(金) 23:24:40.84 ID:ukhkmITt0
- クラブ委員会室の前に来たブーン達。
(´・ω・`)「じゃ、いくよ。」
他の全員が黙ってうなづいた。ショボンはドアをノックした。
中から返事がありブーン達はドアを開けクラブ委員会室に入った。
部屋の中にはモララー、兄者、弟者の3人がいた。
( ´_ゝ`)「・・・。」
(´<_` )「誰かと思えばトンファー部のみなさんでゴザルか。」
( ・∀・)「・・・何か用か。」
To Be Continued...
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