( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第16話「燃えるショボン」
- 353: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:25:46.30 ID:4avN4sJ50
- 第16話「燃えるショボン」
トンファー部対クラブ委員会のクラブ勝負。
先鋒戦、ジョルジュ対弟者の対決はジョルジュの勝利で終わった。
(´・ω・`)「さて、次は僕の番だね。」
ショボンがトンファーを装備した。
( ^ω^)「がんばってくださいですお。」
( ゚∀゚)「相手は空手部キャプテンの兄者ですからね。
一筋縄ではいかないと思いますけどショボン先輩なら必ず勝つと思っています。」
ξ゚听)ξ「ショボン先輩、がんばってください。」
(´・ω・`)「うん、がんばって勝つからね。」
ショボンがリングの中央へ歩いていった。
- 359: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:26:56.37 ID:4avN4sJ50
- リング中央で向かいあうショボンと兄者。
ボブはどこかで見つけてきた車椅子に座っていた。
( ´_ゝ`)「・・・。」
(´・ω・`)(相変わらず無口だなあ。)
そして、ボブの試合開始の声が上がった。
ショボンと兄者はお互い間合いをとりながら微妙に動いていた。
(´・ω・`)(まあ、相手は素手だから間合いには困らないけど・・・。)
ショボンがどう攻めようか考えているといきなり兄者がローキックを繰り出した。
ショボンは腕から肘を覆っていたロッドを半回転させてローキックをガードした。
( ゚∀゚)「うまいっ!さすがショボン先輩。」
( ^ω^)「さすがですお。」
(´・ω・`)(・・・ローキックね。)
( ´_ゝ`)「・・・。」
- 367: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:32:09.21 ID:4avN4sJ50
- それからも兄者はショボンがガードしていようがおかまいなしに無言でひたすらローキックを繰り出していた。
( ^ω^)「ローキックばっかりですお。」
( ゚∀゚)「まあ、パンチの打ち合いだったらトンファーの方に分があるからな。
空手の闘い方としてはキックの方がいいとは思うが・・・。」
ξ゚听)ξ「でも、ローキックばっかりで気味が悪いですね。」
(´・ω・`)「さて、そろそろこっちからいかせてもらうよ。」
ショボンは腕から肘を覆っていたロッドを半回転させると兄者を殴りつけた。
しかし、兄者はその攻撃をかわした。
(´・ω・`)(ふむ。攻撃をローキックに絞って上半身は回避に専念しているのか。これはちょっとやっかいだね。)
( ´_ゝ`)「・・・。」
- 370: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:33:22.59 ID:4avN4sJ50
- お互い有効打が決まらずにしばらくの間膠着状態が続いていた。
その間も兄者はローキックをひたすら繰り出していた。
(´・ω・`)(さて、次はどう攻めようかなあ。)
兄者のキックモーションが見えたのでショボンはトンファーで足をガードしようとした。
しかし、その次の瞬間、兄者のハイキックがショボンの頭に綺麗に決まった。
(´・ω・`)(え?ローキックと見せかけてハイキックだったの?)
遠くなる意識の中でショボンは床に倒れた。
すかさず車椅子の上からカウントをとるボブ。
(;^ω^)「ああっ!」
( ゚∀゚)「ローキックをずっと出し続けていきなりハイキックか!!!
ローキックの連発はこのハイキックのための布石だったのか・・・。」
ξ゚听)ξ「頭に直撃してたわ。ショボン先輩大丈夫かしら・・・。」
- 373: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:34:45.48 ID:4avN4sJ50
- カウントを淡々ととり続けるボブ。
ブーン達は倒れているショボンに向かって大声を上げていた。
(;^ω^)「ショボン先輩!起きてくださいですお!」
( ゚∀゚)「ショボン先輩!」
ξ゚听)ξ「起きてください!」
倒れているショボンは目を覚ました。
(´・ω・`)「・・・あれ?何で寝てるんだっけ?えっ?カウントとられてるの?」
頭を蹴られて軽い脳震盪になっているショボンは意識が少し飛んでいた。
急いで立ち上がろうとしたが足がもつれて上手く立てない。
(´・ω・`)(・・・これはまずいな。)
- 378: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:36:40.81 ID:4avN4sJ50
- ショボンはその場に座り込むとカウントギリギリまで体を休めた。
そして、カウント9で立ち上がった。
ボブは思わず兄者に勝ちと言いそうになったが堪えて試合を続行させた。
(;^ω^)「セフセフ。」
( ゚∀゚)「危なかったぜ。」
ξ゚听)ξ「でも、まだピンチですよね。」
立ち上がったショボンは兄者に言った。
(´・ω・`)「ハイキックが当たった瞬間に頭を動かしてダメージを軽減してなかったら負けてたよ。
ちょっと真剣勝負から離れていたから体がなまっていたみたいだ。
さっきのハイキックで目が覚めたよ。ありがとう。」
( ´_ゝ`)「・・・。」
(´・ω・`)「さて、じゃあ本気でいくよ。」
ショボンは兄者に突っ込んでいった。
- 380: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:37:34.06 ID:4avN4sJ50
- 兄者はローキックを繰り出した。しかし、ショボンはトンファーでガードした。
次に兄者はハイキックを繰り出した。その攻撃もショボンはトンファーでガードした。
(´・ω・`)「さすがにもう引っかからないよ。」
さらにショボンは間合いを詰めると兄者の頭を掴んだ。
( ´_ゝ`)「・・・。」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ。」
そう言うとショボンは兄者を片手で持ち上げた。
- 387: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:40:10.99 ID:4avN4sJ50
- トンファー叩き付け! /´`l
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j´ ヽ`ヾ i | | |
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r'´ _r´ 〔___`ヽ, <~ 人  ̄二二二二ヽ∈
 ̄ ̄  ̄ へ⌒  ̄へ `~´
ショボンはトンファー叩き付けで兄者を床に叩きつけた。
兄者はそのまま床に倒れた。カウントをとりはじめるボブ。
しかし、兄者が10カウントで立つことはなかった。ボブが勝者ショボンと声を上げた。
- 391: ◆0UBHj9d5Uc :2006/03/33(日) 00:41:11.65 ID:4avN4sJ50
- ( ^ω^)「やったですお!!」
( ゚∀゚)「さすがショボン先輩!やってくれたぜ!」
ξ゚听)ξ「ショボン先輩、おめでとうございます!」
ブーン達はショボンの元へ走っていった。
(´・ω・`)「疲れたよ。」
To Be Continued...
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