( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです 第19話「さよならトンファー大戦」

598: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:45:56.60 ID:crGrVyBj0
第19話「さよならトンファー大戦」




トンファー部対クラブ委員会のクラブ勝負。
勝負自体は2−0となりクラブ勝負はトンファー部の勝利となったが、
双方の同意があったため、大将戦が行われていた。
その大将戦もいよいよ最終局面に向かおうとしていた。

( ・∀・)「くっ。何なのだこのプレッシャーは・・・。」

┣『落ち着けマイマスター。こちらも全力で迎え撃つ。』

( ・∀・)「よし。」

モララーは黒のトンファーのグリップを握り締め、集中をはじめた。
さらなる力が黒のトンファーからモララーに流れていく。

( ・∀・)「よし、いくぞ!これで決めてやる!」

┣『了解。マイマスター。』

モララーは全力でブーンに向かっていった。



600: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:46:42.70 ID:crGrVyBj0
⊂ニニニニ○ニ⊃
    \ \

       三 __,、
       三 ミ ヽ     ∧_∧
        三 \ \   ._(  ・∀・) 殺劇舞トンファー!
         三  \_ ̄ ̄      )
           三  ̄ ̄イ    ノ/
              三 |    (〈 _
              三 |     } )||にニニニニニフ
              三 /  ,ヘ  | ~
             .三 /  / l、 ヽ
            三 / /  ,l  /
          三 / /  /  /
         三 〈  <  / _/
          三 ヽ_) ヽ、_ヽ


( ゚∀゚)「まずい!殺劇舞トンファーだ!」

ξ゚听)ξ「ブーン!逃げて!」

(´・ω・`)「トンファー使ってないんじゃね?」

( ゚ω゚)「いくお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』

ブーンとホワイティはモララーに向かっていった。



602: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:47:51.40 ID:crGrVyBj0
            トンファービ〜ム!
      ∧_∧____________________
     _(  ゚ω゚ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /      )     ドゴォォォ _  /
∩  / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
| | / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
| | | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \
| | | |   `iー__=―_ ;, / / /
| |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,'      \ \
∪     /  /       /  /|  |     ⊂||にニニニニニフ
     /  /       !、_/ /   〉
    / _/             |_/
    ヽ、_ヽ


トンファービームをまともにくらったモララーは吹っ飛んで床に激突した。



606: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:48:26.08 ID:crGrVyBj0
( ・∀・)「ぐああぁぁっ!」

すかさずカウントをとりはじめるボブ。
カウント9ギリギリでよろめきながらモララーは立ち上がった。

( ・∀・)「まだだっ!まだ終わらんっ!いくぞ!」

┣『了解。マイマスター。』

モララーは黒のトンファーのグリップを握り締めブーンに突っ込んでいった。

( ゚ω゚)「これで最後だお。いくお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』



608: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:49:18.90 ID:crGrVyBj0
         ∩    我がトンファーは
         (っm     天地とひとつ
         | | 
     ∧_∧ |   故にトンファーは無くともよいのです
    _(  ゚ω゚)|
   /      )     ドゴォォォ _  /
  / ,イ 、  ノ     ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
  / / |   (   ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
 | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \
 | |   `iー__=―_ ;, / / /
  (!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,'
       /  /       /  /|  |
     /  /       !、_/ /   〉
    / _/             |_/
    ヽ、_ヽ


モララーは我がトンファーは天地にひとつをくらい吹っ飛び、床を転げまわった。

( ゚∀゚)「我がトンファーは天地にひとつかよ!この技を使える者がいたとは・・・。」

ξ゚听)ξ「す、すごい。」

(´・ω・`)「ブーンを育てたのは私です。」



612: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:50:43.58 ID:crGrVyBj0
ボブはカウントをとりはじめたがモララーはカウント10でも立ち上がることはなかった。
ボブは勝者ブーンと大きな声で叫んだ。

( ゚ω゚)「や、やったお!勝ったお!ホワイティ!」

┫『マイマスター。我々の勝利だ。』

( ゚∀゚)「やりやがったぜ!3勝の完全勝利だ!」

ξ゚听)ξ「おめでとうブーン!」

(´・ω・`)「勝負を決めた闘いは僕なのにチヤホヤされるブーンに嫉妬。」

ジョルジュ達はブーンの元へ走っていった。

( ^ω^)「・・・これで・・・終わったお・・・。」

ブーンはそう言うとその場で崩れるように倒れた。

ξ゚听)ξ「ブ、ブーン!?」



614: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:52:09.20 ID:crGrVyBj0
ブーンが目覚めるとベッドの上にいた。

ξ゚听)ξ「よかった・・・。」

目を真っ赤に晴らしたツンがベッドの横に立っていた。

( ^ω^)「あれ?ここはどこだお?」

( ゚∀゚)「ここは保健室だ。大将戦が終わった後にお前が倒れたからここまで運んで来たんだ。」

( ^ω^)「そうですかお。お世話になりましたお。」

(´・ω・`)「ブーンが寝てる間にお医者さんに見てもらったんだけど、
極度の疲労で倒れただけ命には別状はないって言ってたよ。」

ξ゚听)ξ「ほんと心配したんだから・・・。」

( ^ω^)「ツン、心配かけてごめんお。」

ξ////)ξ「べ、別にブーンだから心配したわけじゃないからね。クラブ仲間として心配しただけだからね。」

( ^ω^)「うん、でも嬉しいお。」



619: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:53:55.41 ID:crGrVyBj0
ξ゚听)ξ「ブーン、起きれる?」

( ^ω^)「うんだお。歩くくらいなら大丈夫だお。」

( ゚∀゚)「じゃあ、そろそろ帰ろうか。祝勝会はまた後日にしよう。」

(´・ω・`)「じゃあ、みんな一旦部室に戻ろう。ブーンの荷物はとってくるからちょっと待っててね。」

ツン達は保健室を出て行った。ベッドに横になっているブーンは天井を見上げていた。
ベッドの横にあるテーブルにはホワイティが置いてあった。ブーンはホワイティに言った。

( ^ω^)「これで終わったんだおね。」

┫『・・・。』

その時、カーテンで仕切られているもう1つのベッドの方から声がしてきた。

( ・∀・)「・・・まだトンファー大戦は終わってはいない。」

( ^ω^)「えっ!?」



625: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:55:29.16 ID:crGrVyBj0
ブーンはベッドから起きるともう1つのベッドを仕切っているカーテンを開けた。
そこには負傷したモララーが寝ていた。ベッドの横にあるテーブルには黒のトンファーが置いてあった。

( ・∀・)「お前達が黒のトンファーを破壊しない限りトンファー大戦は終わらない。」

┣『・・・先ほどの闘いで私とお前の優劣はついた。私を破壊しろ。』

しばらく黙っていたブーンだったがやがて口を開いた。

( ^ω^)「・・・黒のトンファーは壊さないお。」

┣『・・・白のトンファー。おまえの意見はどうなのだ。』

┫『マイマスターに従うまでだ。私はおまえを破壊しない。』

( ・∀・)「・・・ほう、ならばまたトンファー大戦がはじまるな。」

( ^ω^)「何度でも戦うお。そして何度でも僕とホワイティが勝つお。」

ブーンは力強く言った。



628: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:57:01.86 ID:crGrVyBj0
┣『・・・それならばなぜ、今私を破壊しない。』

( ^ω^)「黒のトンファーとホワイティはオルソンシリーズ同士なんだから兄弟みたいなもんだお。」

┣『・・・兄弟・・・。』

┫『私と黒のトンファーが兄弟・・・。』

( ^ω^)「兄弟同士は仲良くした方がいいお。喧嘩は駄目だお。
でも、どうしても喧嘩したいなら僕が間に入って止めるお。それだけだお。」

モララーは少しだけ微笑み、呟いた。

( ・∀・)「・・・なるほど、最初はなぜ私が負けたのか理解できなかった。
だが、今は少しだけ理解できる・・・。」

そのとき、ツン達が保健室に戻ってきた。

ξ゚听)ξ「ちょっとブーン、起きてて大丈夫?」

( ^ω^)「あ、うん、大丈夫だお。」

( ゚∀゚)「じゃあ、そろそろ帰ろうぜ。」

(´・ω・`)「今日は疲れたね。」

ブーン達は保険室を出て行った。1人残されたモララーは天井を見上げながら呟いた。

( ・∀・)「結局は私が弱く、小さかったのだ・・・。」



634: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:58:31.04 ID:crGrVyBj0
高校からの帰り道、トンファー部のみんなは一緒に帰っていた。

( ゚∀゚)「いやー、3連勝の完全勝利は気持ちいいぜ!」

(´・ω・`)「これでトンファー部の廃部の問題も解決できそうだね。」

( ^ω^)「来週から平和なトンファー部が戻ってきますお。」

ξ゚听)ξ「ほんとよかったですね。」

しばらく歩いているとジョルジュが言った。

( ゚∀゚)「俺とショボン先輩はこっちの道だから。じゃあな。あ、来週に祝勝会やるから。」

(´・ω・`)「ブーン、今日と明日はゆっくりと体をやめた方がいいよ。」

( ^ω^)「はいですお。お疲れ様でしたお。」

ξ゚听)ξ「お疲れ様でした。」

ジョルジュとショボンはブーンとツンとわかれた。



639: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/02(日) 23:59:37.84 ID:crGrVyBj0
ブーンとツンは一緒に歩いていた。

ξ゚听)ξ「ブーン、体は大丈夫?」

( ^ω^)「体のあちこちが痛くて疲れてるけど、大丈夫だお。」

しばらく黙って歩いていた2人だったがやがてツンが話し始めた。

ξ゚听)ξ「・・・ブーンかっこよかったよ。」

( ^ω^)「えっ?」

ξ゚听)ξ「ジョルジュ先輩もショボン先輩もかっこよかったけどブーンが1番かっこよかった。
スポーツに打ち込んでいる人ってやっぱりかっこいいよね。」

( ^ω^)「ありがとうだお。マネージャーのツンが身の回りのこといろいろやってくれたから、
僕達も全力を出せたんだお。だからツンもかっこいいよ。」



645: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/03(月) 00:00:27.45 ID:SXGHdAIh0
ξ゚听)ξ「・・・。」

( ^ω^)「あれ?どうかしたかお?」

ξ゚听)ξ「私もかっこいいの?」

( ^ω^)「うんだお。一生懸命何かに打ち込んでいる人はみんなかっこいいお。」

ξ゚听)ξ「女の子がかっこいいって変かも。でも、ありがとう。すごく嬉しいわ。」

ツンは微笑んだ。

ξ゚听)ξ「やっぱりトンファー部に入ってよかった。すごく楽しい。」

( ^ω^)「これからもよろしくだお。」

ξ゚听)ξ「うん、よろしくね。」

ブーンとツンはいつまでも楽しく話していた。



654: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/03(月) 00:02:10.25 ID:SXGHdAIh0
トンファー大戦が終わった数日後。ブーンは全力で学校へ向かう道を走っていた。

(;^ω^)「うおおぉぉ!!!遅刻するおー!!!」

┫『夜更かししているからだ。』

(;^ω^)(ジョルジュ先輩から借りたおっぱいDVDをオールナイトで見るんじゃなかったお・・・。)

┫『しょうがない。私を使って近道だ。』

( ^ω^)「わかったお、あれでいっきにショートカットだお。」

そういうとブーンは公園の公衆トイレへ向かっていった。

( ^ω^)「よし!行くお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』



657: ◆0UBHj9d5Uc :2006/04/03(月) 00:02:30.64 ID:SXGHdAIh0
    |                |
    | ⊂ニ○|E)ニニニニニ⊃ ジャーッ ゴボゴボ・・・
__ノ      .| |         |  _
| |        .| |          ./ )ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | |        .//|\ノ(◎)
_____/ /" ̄| ヽ∧_∧// .|
   /  /    / ( ;^ω^)  ̄ ̄\
   |  |/⌒゙ /      /       \
   .\ヽ__ノ__,,./。 ゚    |\   .\
     .\\::::::::::::::::: \\ ゚ ./   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       .\\::::::::::::::::: \\ |  トンファーテレポート!!
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         \\_:::::::::::_) )
             ヽ-二二-―'


それから2時間後、公園の公衆トイレに詰まったブーンがレスキュー隊に救出された。








「( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです」−END−



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