（　＾ω＾）はパンクバンドのベーシストのようです

174：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2006/05/08(月) 17:28:21.86 ID:TA/xXrD20

　　

　エピローグ

　ブーンは、故郷に帰ってきていた。
　いまは実家で暮らしている。
　アルバイトをしながら、散歩したり、トキオシティーではめったに見なかったテレビを見て笑ったり、そんなふうにのんびりと過ごしていた。
　いまも、バンド活動はやっている。高校卒業したての若い男たちを従え、月１回程度、地元でライブをやっていた。
　たまに、トキオシティーでライブをやることもある。
　そんなときは、ショボンやドクオ、ジョルジュ、そしてトキオシティーの仲間たちが駆けつけてくれた。
　結局、ブーンはシドヴィシャスやディーディーラモーンのようにはなれなかった。ブーンは今、生きている。

(　^ω^)（けど、それでいいんだお）

　シドやディーディーのようにならなくたっていい。

(　^ω^)（僕は僕だお）

　そんなふうに思えるようになった。

(　^ω^)「これが僕のなかのパンクだお！！」

　さあ、ステージが待っている。
　みんな、逝こうか！！！！



　(　^ω^)はパンクバンドのベーシストのようです

　おわり

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