( ^ω^)ブーンが死んでしまったようです。

173: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 03:43:23 ID:s4aF6zCg0
( ^ω^) 「ぼくは・・・・・ここで待ってるお」

流石に、そのおじさんとやらまでに、自分が見える保証は・・・・・・・ない
ツンに、気づかれたくは無い。どうしてか、そう思う

ξ゚听)ξ  「そう?」
( ^ω^) 「何か勘違いされても困るお?」
ξ///)ξ  「な、なにもこまらな・・・!」
ξ゚-゚)ξ 「そ、そうね、そうよねっ!? うん、確かに! 困るわ!!」

大袈裟に頷いて、ツンはおじさんの家へと向かった

( ^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

出来れば、いっしょに挨拶がしたかった。口には出さないがブーンはそう思っていた
でも、それは出来ない。一緒に、他の誰かに会えばきっと、確信してしまうだろう

ごまかしでも何でもいい。とにかく、先送りにしたかった

ツンの後姿を見送り、壁に寄りかかり、独り言を呟く

( ^ω^) 「なんで、こうなっちゃんだお・・・・・・・・・・」

それが、今でも思い出せない



176: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 03:53:42 ID:s4aF6zCg0
ぎぃ・・・・と、古めかしい音をたて、家のドアが開く

/ ,' 3 「おや? ツンじゃないか? ひさしぶりだね」
ξ゚-゚)ξ  「ええ、お久しぶりです。あ、旅行から帰ってきましたので、お土産です」
/ ,' 3 「おお、おお。うれしいねぇ・・・・・あんなちっちゃかったツンが」
    「今じゃこうしてお土産なんぞ持ってくるw」
ξ゚-゚)ξ 「もう、いつの話をしてるんですかっ!?」

かっかっか、と笑う荒巻にツンがプリプリと怒る
その仕草が荒巻を笑わせていると気がついていないようだ

/ ,' 3 「しかし、しばらく見ないうちにいい顔になったな?」
ξ゚-゚)ξ 「え? 何がですか?」

ニヤリ、意地悪そうな笑みで荒巻は応える

/ ,' 3 「あれか? 彼氏でもできたのか?」
ξ///)ξ  「////// いやっ! そのぉ・・・・・・えっとぉ・・・・」
    「か、彼氏とかじゃなくてぇ・・・・・でも、そのぉ・・・・・///」

顔を真っ赤にして、ツンはぐだぐだな調子で喋る

ξ///)ξ  「なんていうか・・・・・・・その、クリスマスに・・・・・・・・・・」
/ ,' 3 「クリスマス・・・・・? 家にでも、その子を呼ぶのかい?」

頷くツン



178: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 04:03:23 ID:s4aF6zCg0
ξ///)ξ  「あっ! ・・・・・・やだ、アタシったらなにを!?」

のせられるままに喋ってしまったことに気づき、赤面

/ ,' 3 「そうかそうかwちびっこだったツンも、そんな歳か・・・・・w」
ξ///)ξ  「うー・・・ちがうんです・・・・・・!!」
/ ,' 3 「昔は、おじちゃんのお嫁さんになる、って言ってたのにねぇ・・・・」
ξ///)ξ  「ほんとにそれ、いつの話ですかっ!?」

あっはっはっは、と響く荒巻の笑い声の間に、奇妙な音が紛れ込んだ
ジャコンっ!!

ξ゚-゚)ξ  「え・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
/ ,' 3 「あっはっは。 ・・・・・・わしのツンに手を出すのは何処のどいつだ?」

そう言って、荒巻はショットガンを靴箱の上から取り出していた

/ ,' 3 「あっはっは、どうれ、わしのショットガンの餌食にしてくれるわ!!」
ξ゚-゚)ξ  「ちょっ!? おじさま!?」
/ ,' 3 「なぁに、せめてもの情け。一撃でしとめて見せるわ!!」

いけない、目が血走っている。マジだ!
思わずツンは素早く荒巻の背後に回り・・・・・・・・・・

ξ゚-゚)ξ  「おじさま! おちついて!!」
/ ,' 3 「ふぐっ!?」

ゴキャリっ! ・・・・・・・・・荒巻は静かになった



181: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 04:14:17 ID:s4aF6zCg0
/ ,' 3 「そうかそうか・・・・・・それじゃあ、クリスマスが楽しみなはずだな・・・・・・」

首をさすり、どこか物悲しげな荒巻と、肩で息をし、本気で怒るツン

ξ゚-゚)ξ 「冗談でも、銃を持ち出すなんて・・・・・・・・!」
/ ,' 3 「ああ、ああ、悪かった悪かった。お詫びにこれをあげようじゃないか」

と、荒巻が取り出したのは、さらしで包まれた棒状の何かだった

ξ゚-゚)ξ 「? おじさま、これはなんですか?」
/ ,' 3 「ああ、包丁だよ。研ぎに出したばかりなんだがね、ツンちゃんにあげよう」
    「そういう使い込まれた包丁があればな、料理上手に見えるよ?」

それで彼氏を驚かしてやれ、と高笑い。どこかやけくそに見えるのは気のせいだろう

ξ゚-゚)ξ 「え・・・・・でも・・・・・アタシはそんな・・・・・・・」
/ ,' 3 「ふむ・・・・・料理に、自信が無いのかね?」

頷く



182: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 04:23:11 ID:s4aF6zCg0
ふむ、と頷く荒巻は、スーツのポケットから紙を二枚取り出した
それは近所のフランス料理店の無料券だった

/ ,' 3 「だったら、万が一のときのために、この招待状を上げよう」
ξ゚-゚)ξ  「え・・・・・・・・いいんですか?」
/ ,' 3 「どうせわしの店だ。彼氏と二人でくればいい」
ξ゚-゚)ξ 「あ・・・・・・ありがとうございます!」

はしゃぐようにお礼を言うツンに、荒巻は、だが、と付け加える

/ ,' 3 「その・・・・ツンちゃんの彼氏を見て・・・・・・・・・・・・・」
    「わしはチャッピー・・・・・・・・・・ああ、ショットガンの名前だがね」
    「こいつの引き金を引かない自信が無いよ・・・・・・・・・・・・・」
ξ゚-゚)ξ 「ちょ!? おじさま!?」

ツンの言葉を遮り、だから、と、荒巻は不敵に笑い

/ ,' 3 「必死で、料理の練習をしなさい?」
    「彼氏もきっと、そっちの方が喜ぶよ? ・・・・・・・・というか」
    「喜ばなかったら、わしが殺す。ぶち殺す」
ξ゚-゚)ξ「おじさま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

荒巻の遠回りの応援は、ツンにとって一番のプレゼントだった

ξ゚-゚)ξ 「はい! アタシ、頑張ります!!」



183: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 04:42:55 ID:s4aF6zCg0
ξ゚-゚)ξ 「ふっふーん♪ おまたせー!」

なにやら上機嫌なツンは、スキップでブーンのもとへと近寄る

( ^ω^) 「お帰り・・・・・・? どうしたお?」
ξ゚-゚)ξ 「んー? なにがー?」
( ^ω^) 「なんか、すっごくうれしそうだお?」

戻ってからずっと笑いっぱなしのツンは、いきなりブーンの腕を取り
そして、抱きしめるように組む

(;^ω^) 「ちょ!? え!? なに!? なんだお!?」

突然のツンの行動に戸惑う
そんなブーンの、さっきの質問にツンは答えた

ξ゚-゚)ξ 「ふふw ねぇ、ブーンは・・・・・・・・・・・・」

聞いて、ブーンは、何気ないその質問を、後悔した

ξ゚-゚)ξ 「ブーンは、まだ、死にたく無いもんねっ?」

( ^ω^) 「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ピキッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

空気が、一気に凍ったような気がした



185: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 04:53:01 ID:s4aF6zCg0
何気ない質問の答えもまた、何気ない物だった
そう、この会話は、どこもおかしなとこなんてない
ぼくらは、日常的にこんなやりとりをしているはずだ

おまえ、死にたいの?
おまえ、ぶち殺すぞ?

それはきっと、死というものが身近に無いから、言える言葉だ

もし、目の前に、死にそうな人間がいたら・・・・・・・・・・・・・・・・・
もし、自分に、人を殺せる暴力があったら・・・・・・・・・・・・・・・・・
もし、今ココで、誰かが死んでいたのなら・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんな言葉は、言えないはずだ

でも、ツンにとって、荒巻にとって、それはココじゃないどこかで
それは、今じゃない、いつか、ずいぶん昔かずいぶん先の話なんだろう

でも、ブーンにとってそれは、今で、まさにココでの話だった

それだけの違いは、この一言の印象を、大きく違えた
その違いを、ツンに悟らせないため、平静を装ってブーンが答える

( ^ω^) 「死にたく・・・・・・・・ない・・・・・・・お・・・・・・・?」



189: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 05:04:35 ID:s4aF6zCg0
ブーンの、たどたどしい台詞に、ツンはクスリ、と笑う

ξ゚-゚)ξ 「そうよねぇw 死にたくないもんねぇw」
(;^ω^) 「そうだお・・・・・・・・死にたく・・・・・・ないお・・・・」

死にたくない、それを繰り返すブーンに、しかしツンは気がつかない

ξ゚-゚)ξ 「よっし! それじゃあ、料理の練習しよっと!」
( ^ω^) 「急に、どうしたんだお・・・・・・・・・?」
ξ゚听)ξ 「アンタが死にたくないっていうからでしょっ!?」

荒巻との会話を知らないブーンにとっては、意味不明だ
気にせず、ツンは続ける

ξ゚听)ξ 「あ、アタシだって、アンタに死んでほしくないもん・・・・・・」
(;^ω^) 「え・・・・・・・・・・・・・・・ツン・・・・・・・・・・・・?」

ああ、これが、本当にいつもの日常だったなら
ツンの言葉は、どれだけ嬉しく、心躍る物だったのだろう
だが、今のブーンにとって、これほど残酷な言葉は・・・・・・・・・ない

( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・・ぼくは・・・・・!!」

ブーンが何か言う前、ツンは顔を真っ赤にして言わせまいと、声をかさねる

ξ///)ξ  「か、勘違いしないでよねっ!?」 
     「べ、べつにアンタなんかどうなってもいいんだからねっ!?」
     「ただ、アタシのせいにしたくないだけなんだからねっ!!」



195: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 05:20:19 ID:s4aF6zCg0
と、そんなときだった

ξ゚听)ξ 「あら・・・・・・・? もう、なによ・・・・・・」

ツンの携帯が鳴った。公衆電話からの着信は、誰からなのか分からない
うんざりと、面倒そうに通話ボタンを押す

ξ゚听)ξ 「はい、もしもし?」
(´・ω・`) 『あ、やっとつながった・・・・・・・・・!』
ξ゚听)ξ 「ショボン? ・・・・・何よ? 大した用事じゃないなら切るわよ?」
(´・ω・`) 『大した・・・・・!? 大事だよ!? ツンさんは何やってるんだよ!?』

今にも電話を切りそうなツンとは対照的に、ショボンは切羽詰った声を出す

ξ゚听)ξ 「今? 今は・・・・・・ええっと・・・・・・・・」
ξ///)ξ 「その・・・・・・・・でーと・・・・・・・・・してる・・・・・?」
(´・ω・`) 『デートだって・・・・・・!? こんなときに!? 誰とだよ!?』
ξ#゚听)ξ  「・・・・・・# さっきっからなんなのよっ!?」
      「アタシが・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!」

ブーンとデートして何が悪い、そう言う前に・・・・・・・

(´・ω・`) 『今・・・・いま!! ・・・・・・ブーンが大変なんだよ・・・・!?』
ξ゚听)ξ  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・?」



198: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 05:31:48 ID:s4aF6zCg0
何を言っているのだろう?
今、ブーンが大変なはずはない。ココにいるのだから
今、デート、という単語を聞いて、おろおろしているコイツが大変なわけがない

ξ゚听)ξ  「・・・・・・・・・冗談にしても、たちが悪くない?」
(´・ω・`) 『冗談なんかじゃないって!! ほんとのほんとに・・・・・・・!』

と、そこで電話の向こうで誰かが、代われ、と言うのが聞こえる

('A`) 『おい・・・・・? お前が誰とヨロシクやってんのかしらんけどな』
ξ゚听)ξ  「な・・・・・・なによ? アンタも・・・・・グルになって・・・・!」
('A`) 『いいか? 現状だけを伝えてやる、よく聞いとけ』

大きく、息を吸い込む音が伝わる

('A`) 『ブーンが、大怪我で病院に運ばれた』
    『時刻は昨夜だ。頭蓋骨陥没、脳挫傷の恐れもあるそうだ』
    『今も集中治療室に放り込まれてる状況で・・・・・・・』

一息

('A`) 『かなりヤバイ。自発呼吸はおろか、心臓も動いちゃいねぇ・・・・』
    『機械はずしゃ、それでお陀仏ってじょう・・・・・・』
ξ゚听)ξ  「う・・・・・・・・・・・うるさいっ!!!」

ブツっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ツンは、電話を切った。そして、電源も切る
こんな、悪い冗談、もう聞きたくもない・・・・・・・・・・・・・!!



203: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 05:44:39 ID:s4aF6zCg0
(;^ω^) 「ど、どうしたお・・・・・・・?」
ξ゚听)ξ  「ううん・・・・・・・何でもない」

気分が悪い・・・・・・・・・・・・
言っていい冗談と悪い冗談が、世の中にはある
これは、悪い方の冗談だ。それも、とびっきりの
さっきの会話を、頭から振り落とすように、首を振る

ξ゚听)ξ  「行きましょ」
( ^ω^) 「え、どこへだお?」
ξ゚听)ξ  「どこだって、いいでしょっ!?」
      「これから・・・・・・・デートなんだからっ!!」

ブーンの腕を掴み、ずんずんと歩くツン



204: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 05:51:53 ID:s4aF6zCg0
( ^ω^) (さっきの電話は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

もしかして、と思う
自分の意識は昨日、家を出て、夜に弟者と会う前まで途切れている
もし、本当に、弟者のような事があったのなら・・・・・・・・

( ^ω^) (もう、ツンに連絡が行っても・・・・・・・・・・・・・・)

いや、そんなはずはない! 自分に言い聞かせる
そんなわけはない、自分はココにいる、どこでもない、ツンの横に
と・・・・・・・・・・

子供 「ままー。あのおねぇちゃん変な歩き方してるー」
ママ 「・・・・・・こら。指差さないの!」
ξ゚听)ξ  「・・・・・・・・・!?」
(;^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

やはり、ツン以外の人間に、自分は見えていない
きっと、ツンもそれに気がついているはず。でも

ξ゚听)ξ  「なによ、あのガキ・・・・・・!」
     「きっと、デートしてるアタシ達が羨ましいのよ・・・・・・・!」
( ^ω^) 「つ・・・・・・・・ツン」

唇を噛み締め、ツンは、それでもただただ歩く



207: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 06:00:10 ID:s4aF6zCg0
('A`) 「ちっくしょ・・・・・・・あんの馬鹿・・・・・・・・・!!」

ダンっ!! と、公衆電話を殴りつける

(´・ω・`) 「毒男・・・・・どうしたの?」
('A`) 「どーしたもこーしたも・・・・・・・・あいつ、電源きってやがる!!」

タバコを取り出し、口にくわえる

(´・ω・`) 「毒男、病院の中は・・・・・・・・・・」
('A`) 「わかってんよ! ・・・・・・くわえるだけだ、火はつけねぇよ・・・・」
(´・ω・`) 「・・・・・・・それにしても、誰といるんだろうね・・・・・・・・・」
('A`) 「知るかよ・・・・・・・!! ブーン以外に考えられねぇってのに・・・・・・」

ふ、と視線を治療室へと向ける。まだ、手術中のようだ

(´・ω・`) 「せっかく、やっと繋がったって言うのに・・・・・・!!」
('A`) 「まだだ・・・・・・・・まだだぞ、ショボン・・・・・・・・・・!」
(´・ω・`) 「え・・・・・・・・・?」

ギリリ、とタバコを噛み千切り、吐き捨てながら毒男が言う

('A`) 「まだ、まだアイツは死んじゃいねぇ!! アイツが死ぬわけねぇ・・・・!」

そうだろ、と問い掛けられ、ショボンは首肯する

(´・ω・`) 「うん、そうだね・・・・・・まだだ。 うん、まだなんだ・・・・・!!」



215: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 06:14:00 ID:s4aF6zCg0
ξ゚听)ξ  「あ、ブーン! あの店、あの店に寄りましょ!!」

ツンが指差す先は、服屋だった
いや、服屋という呼び方は正しくないような、オシャレな店だ

(;^ω^) 「え・・・・・・でも・・・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ  「いいから・・・・・・・・いいでしょ・・・・・・・・・・・!!」

強引に、無理矢理に、引きずるように店内へと入るツン


ξ゚听)ξ  「あ、ねぇねぇ、これなんか良くない?」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・」

そう言って、ツンは若草色のワンピースを身体に当ててこちらに見せる
しかし、まわりから見れば、ただの独り言でしかない

ξ゚听)ξ  「そうね、これにあわせるんなら、このバッグが言いと思わない?」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・!」

周りの視線が、痛い
自分ではなくツンに注がれる視線が・・・・・・・・・・・・痛すぎる



219: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 06:27:51 ID:s4aF6zCg0
ξ゚听)ξ 「試着・・・・・・・・してみよっかな♪」
     「すいませーん、フィッティングルームかりまーす」

色々と抱えたツンが試着室へと入っていく

ξ゚听)ξ 「あ、ブーン? ・・・・・覗いたら、ただじゃおかないからねっ!?」
(;^ω^) 「わ、わかってるお・・・・・」

ツンが試着室に入ったと同時、少し離れた店員達の声が聞こえる

店員1 「ねぇ、あのお客さんキモくない?」
店員2 「あ、やっぱりぃ? なんかすっごい独り言言ってさw」
店員1 「きっと彼氏いなくて寂しいのよww」
店員2 「うっわwwうけるしぃwwwwばっかみたいよねぇwwwww」

キャハハハハ、と馬鹿みたいに笑う
お前ら・・・・・お前らに、ツンの何がわかる!? 優しいツンを何故笑う!?
もう、我慢が限界だ・・・・・・・・・・!!

(#^ω^) 「ふざけんな・・・・・・・ふざけるな・・・・・・!」

無駄だと知りながら、ブーンは拳を振るう

店員1 「きっとさw自意識過剰なお嬢様てタイプよ?」
店員2 「プッ、今時はやんないってwwww」

(#^ω^) 「黙れ・・・・・・黙れって・・・いってんだろおがあああああああ!!」



224: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 06:37:28 ID:s4aF6zCg0
振り上げた拳を、何度も何度も打ち付ける
しかし、手ごたえはまるでない。いや、手ごたえはある
ただ、それは岩よりも鉄よりも硬い感触
実体に決して影響を及ぼせないこの体は、反動はすべて自分にかえる
殴れば殴るほど、自分が痛い、痛いだけなのに・・・・・・・・・・!!

(#^ω^) 「うるせぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!」

ブーンは止まらない。止まれない
次第に、手が赤く染まっていく。それでも、止まらない


ξ゚听)ξ  「ブーン・・・・・・・・・・・もう、行こうか?」
(;^ω^) 「つ・・・・・ツン」

肩を落とし、拳を震わせるツンは、悲しんでいるのか怒っているのか・・・・・
こちらに歩み寄り、そして、おしゃべりをしていた店員二人
今は気まずそうに頭を下げているその二人に向かって

ξ゚听)ξ  「接客態度がなってないわね? これ、返すわ!」
店員 「きゃっ!?」

服を叩きつけ、ひらりと出口へと向かう

ξ゚听)ξ 「それと、アタシの彼氏・・・・・・・・・・・・・」
     「あんた達には、見えないの? 眼科にでも行きなさいっ!」



戻る次のページ