( ^ω^)ブーンが死んでしまったようです。

229: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:05:05 ID:s4aF6zCg0
手術室のランプが消える
扉が開くと同時に、二人は詰め寄った。聞くことは唯一つ、

(´・ω・`) 「先生!! ブーンは、ブーンは・・・・!?」
医者 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

医者は口を閉ざしたまま、何も言おうとはしない

('A`) 「何とか言えよ・・・! なぁ!? どうなったんだよ!?」
医者 「なんとも・・・・・言えません」
('A`) 「なんだよ・・・・・それ・・・・・・? アンタ医者だろっ!?」
(´・ω・`) 「毒男! 落ち着いて・・・・・・!!」
('A`) 「うるせぇ!! これがだまったられっか!?」
医者 「手は・・・・・・・尽くしました・・・・・・・!」
('A`) 「!? それでゆるされっとおもってんのかぁ!?」
(´・ω・`) 「毒男!!」

今にも掴みかからんばかりの毒男を、ショボンは必死でおさえる
だが、心情としては、毒男と一緒に、詰め寄りたいぐらいだ

医者 「脳の損傷が・・・・・・・激しいんです・・・・・・・・!」
    「正直、脳波がまだあることが奇跡なぐらいです」
(´・ω・`) 「それじゃあ、ブーンは・・・・・・・・・?」

医者は、首を横に振った。つまり、絶望的だ・・・・と

('A`) 「ふっざけんなああああああああああああああああ!!!!!!!」

毒男の叫びが、院内に響き渡る・・・・・・・・・・・・・・・・・



231: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:12:14 ID:s4aF6zCg0
会話もなく、二人は歩く
さっきの店の後も、いくつか回ってみた
けれど、やっぱり最初の店と結果は同じ
・・・・・・・・・・・・・・ここで改めて言うのもいやな、あの結果ばかりだった

ξ゚听)ξ  「初めての・・・・・・・デートなのに・・・・・・ね」
( ^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

呟く、ツンの声は沈んでいた。でも、ブーンには何も言えない
気にするな、とでも言うのか? また次に来よう、なんて言える筈もない
そのすべては、自分の所為なのだから・・・・・・・・・・

ξ゚听)ξ  「ねぇ・・・・・・・・・・最後に、あそこ、行かない?」
( ^ω^) 「え・・・・・・・・・どこだお?」

ツンの指差すその先は・・・・・・・・・・・

(;^ω^) 「え・・・・え!? ら、ラブホかお!?」
ξ///)ξ 「・・・・・・・・・・・・女の子に、恥じかかす気・・・・・?」
( ^ω^) 「え・・・・・・・あ・・・・・いや・・・・・・・・・」

何も言えるはずもなく、ブーンはそのままついていった



232: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:13:00 ID:s4aF6zCg0
ピンク色のビラビラをくぐり、二人はホテルへと入っていく

ξ゚-゚)ξ 「ね・・・ねぇブーン・・・・・・・・・?」
(;^ω^) 「な、なんだお!?」

二人ともがちがちに緊張しているが、それも当然だろう

ξ///)ξ 「あ、あたし・・・・こういうとこ・・・・・初めてなんだけど・・・・・」
(;^ω^) 「ちょ!? ぼくもだお!?」

沈黙が流れる
どうしたらいいのか、分からないのだろう
だったら来るな、と言いたくなる

ξ///)ξ  「えっと・・・・・・カウンターで聞けば、いいのか・・・・・な?」
(;^ω^) 「そ・・・・・それしか、ないお・・・・・・・?」

二人は挙動不審なぐらいにきょろきょろとしていた



235: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:19:39 ID:s4aF6zCg0
ξ///)ξ  「あの・・・・すいません・・・・・」
受付 「あ、はい? なんでしょうか?」

もじもじと、緊張しているのかなんなのか分からない態度で、ツンが尋ねようとした
その前に・・・・・・・・・・

受付 「あの・・・・・・そう言うのは、困るんですけど・・・・・・・・」
ξ゚-゚)ξ 「え・・・・・・? そういうの・・・・・って・・・・・?」

頭をかき、めんどくさそうに、受付はため息

受付 「あのね? 一人とか、そういうのは、困るんだよね?」
ξ゚-゚)ξ 「え・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」

またか、とブーンは思う
仕方ない、これまでもそうだった、自分の所為なんだ、と諦めた思考がよぎった
その時・・・・・・・

パシィンっ!!

受付 「え・・・・・・・・?」
ξ゚-゚)ξ 「・・・・・・・・・・・・・いい加減にして・・・・・・・・・!!」
( ^ω^) 「え!? ツン・・・・・・・・・・・・・・・?」

ツンは、思いっきり、受付の顔をひっぱたいていた



240: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:27:22 ID:s4aF6zCg0
カウンターに身を乗り出し、受付の胸倉を掴むツン

ξ゚听)ξ 「あんた達って、目がホントにどうかしてんじゃないのっ!?」
(;^ω^) 「ツン!?」

驚き、ブーンが止めようとするが、それも無駄だ
ブーンの手を振り払い、叫び続ける

ξ゚听)ξ 「なんでよ・・・・・・! なんで見えないのよ・・・・・・・!!」
     「ここに・・・・! ここにいるじゃない!?」
     「見てよっ!? ちゃんと見てよっ!? どうして・・・・・!?」
     「どうして・・・・・・・あんた達は・・・・・・・・・・!!!」

一息

ξ#゚听)ξ 「どうしてアタシの彼氏を無視すんのよっ・・・・・・・・・!!!」

最後は、涙声の、嗚咽交じりだった
しかし、そんなツンの叫びは受付には届かなかった

受付 「い・・・・いいかげんにしないと、警察呼びますよ・・・・・!」
ξ゚听)ξ 「呼ぶならよべb・・・・・・・・・!?」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・・もう行くお」

叫ぼうとするツンの口を抑え、ブーンはツンを引きずり、そのまま出て行った



252: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:40:09 ID:s4aF6zCg0
ξ;;)ξ 「ヒッグ・・・・・エッグ・・・・・・・・なんで・・・・よぉ・・・・」

とぼとぼと、ブーンに手を引かれながら歩くツンは、さっきからそればかりだ
ブーンのために、怒り、悲しみ、そして今涙している
それでも、ブーンには、その涙をぬぐうことさえ許されない

( ^ω^) 「もう・・・・・泣かないでほしいお・・・・・・・・」
ξ;;)ξ 「なんで・・・・・なんでよぉ・・・・・・・・・・!」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・」
ξ;;)ξ 「なんで・・・・・・みんな・・・・・・・・・」

そっと、ツンの頭を撫でる。今、自分に出来るのは、これぐらいしかない

ξ;;)ξ 「なんで・・・・・・・・なんで・・・・・こうなっちゃうのさ・・・・・・」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・本当にごめ・・・・」
ξ;;)ξ 「謝んなっ!!」

ボスっ、と力ないパンチが、ブーンの胸を二重に打つ

ξ;;)ξ 「ぁ・・・・・あたしは・・・・・・みとめ・・・・ないんだから・・・・」
     「アンタが・・・・・・そんな・・・・て、認めない・・・・・!!」
     「認めたくないんだからっ!!!!!!!!!!!」
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・・・・・・」
ξ;;)ξ 「だから・・・・・・・あやまる・・・・・・・な・・・・・・・!!」



255: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:48:20 ID:s4aF6zCg0
ツンの言葉は、止まらない。まるで堰を切ったかのように流れ出す

ξ;;)ξ 「これから・・・・・・・クリスマスだよ!?」
     「あたし・・・・・あたし・・・・・・楽しみ・・・・・・・なんだよ・・・・・!!」
     「りょう・・・り・・・・・・・グス・・・・まだ、まだできないけど・・・・・!!」
     「これから!! これからなんだよ!?」

ボスっ、と、ブーンの胸に、涙を隠すように顔をうずめる

ξ;;)ξ 「なのに・・・・・・! なのに・・・・・・・・・!!」
     「なんでよ・・・・・・・!? なんで・・・・・・・・・」
     「なんで、これからが・・・・・・なくなっちゃうのよ・・・・!?」
     「これから、これから、これからこれからこれから!!!!!!」

声が、涙で途切れる。嗚咽が続き、そして大きく息を吸い込む

ξ;;)ξ 「いっぱい・・・・・楽しいこと・・・・・・・・いっぱい・・・・ぅぐっ・・・・」
     「いっぱい・・・・・あるんじゃ・・・・ないの・・・・・・・・・!?」
     「なんで・・・・・・・・・・これで、終わっちゃうの・・・・・・!!!」



261: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 07:59:04 ID:s4aF6zCg0
( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・・・・・・」

泣き止まない、泣き止めないツンに、ブーンは謝ることも慰めることも出来ない
ただただ、くやしい。なぜ、ほんとうに何故こうなってしまったのか・・・・・・・・
奥歯が折れんばかりに食いしばっていると、

( ^ω^) (あれ・・・・・・・・・・・・ここ・・・・・・・・・・は・・・・・?)

周囲の景色に、何かを思い出しそうになる
確かこのアーケードを抜けると・・・・・・・・・・・

キシィっ・・・!

(;^ω^) 「うあっ・・・・・・・・・・・・!?」

頭が・・・・・・痛い・・・・・・・・・・・・・・・・・?
何か、思い出しそうなのに、何故だ、頭が痛くなる
この先・・・・・・・・この先に・・・・・・何が・・・・・・・・?

キシィっ・・・・・・・・・・・・!

(;^ω^) 「あああああっ・・・・・・・!?」
ξ;;)ξ 「どう・・・・・したの・・・・・・・・・・?」

ツンが、何か言ってる・・・・・でも、それより・・・・・・・・・・

頭が・・・・・・・・割れそうだ・・・・・・・・・・・・・・・・!!!



264: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 08:08:51 ID:s4aF6zCg0
頭が痛い・・・・痛い・・・・・・痛い・・・・・・・・・!!

ξ゚-゚)ξ 「ど・・・・どうしたの・・・・・? ねえ・・・・・どうしたの・・・・・!?」

頭を抱え、倒れるブーンのその背中を、ツンがさする
まともな身体ではないブーンに、それが意味があるとは思えないが
それでも、ツンはつづける

ξ゚-゚)ξ 「ねぇっ!? 一体どうしたのよっ!?」
(;^ω^) 「ツン・・・・・・・・あっち・・・・・・・」
ξ゚听)ξ 「え!? 何、なんて言ったの?」

ふるふると、震える指先を、必死の思いでアーケードの端に向ける

ξ゚听)ξ 「あっち・・・・・・・?」
     「あっちって・・・・・・向こうはオフィス街よ・・・・・・?」

そうだ、確か、そのあたりで、意識がもどったんだ・・・・・・・・・
そこに、何があるって言うんだ・・・・・・?

ξ゚听)ξ 「あっちには・・・・・・あとは、宝石店ぐらいしか・・・・・・」
( ^ω^) 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

それだ!
それを忘れていたんだ!!!!!!!!!!!!!
 

 全 部 思 い 出 し た !



270: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 08:20:46 ID:s4aF6zCg0
バシュゥゥゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウッッッッッ!!!!!!!

ξ゚-゚)ξ 「え・・・・・・・・・? え・・・・・・・・・・!?」

蒸発するような音を立て、まばゆい光を立て
光と音のすさまじさに、ツンが目を閉じ、そして開いたとき
ブーンの姿が消えていた

ξ゚-゚)ξ 「うそ・・・・・・・・・・・・・でしょ・・・・・・・・・?」

たまらず、ツンは駆け出す。ブーンが指差した方向へと
アーケードを抜け、視線をめぐらす
記憶に、宝石店があった位置に視線を移すと

ξ゚-゚)ξ 「何・・・・・・よ・・・・・あれ・・・・・・・・!?」

『立ち入り禁止』
の文字が書かれた、黄色のテープで宝石店への道は閉ざされていた

ξ゚-゚)ξ 「どういう・・・・・・・こと・・・・・・! どういうことよおおおおお!!!?」

ツンの叫びは、夕方のアーケードに響いて、消えていった



272: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 08:27:27 ID:s4aF6zCg0
ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・
心電図の音が、部屋に響く

('A`) 「・・・・・・・・・・・・・・・」
(´・ω・`) 「・・・・・・・・・・・・・・・」

病室の中では、毒男とショボンの二人が、一言も発せず、ただ座っていた
毒男は、無意識にタバコを口にくわえ、病室だと気づいて、それを折る
ショボンは、それを拾い、ゴミ箱へと投げ込む
ただ、それを繰り返していた

('A`) 「なあ・・・・・・・いい加減、起きろよ・・・・・・・・・・」

毒男が、眠ったままのブーンに話し掛ける

('A`) 「ツンがな、誰かとデート中なんだとよ・・・・・・・・・・・」
    「ふざけてんよなw・・・・・・・・・」

返事は、返らない

('A`) 「なあ・・・・・・・・・お前は、それでいいのかよ・・・・・・・・!!」
    「頼むからよ・・・・・・・!! おきてくれねぇかな・・・・・!!」

返事は、返らず、ただ心電図の音だけが響く



273: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 08:35:02 ID:s4aF6zCg0
(´・ω・`) 「まったく・・・・・・・・間が悪いにも、程があるよ・・・・・」
('A`) 「だよな・・・・・・・・・まさか、こいつが、な・・・・・・・・・」

窓の外は、もう夕暮れだ。赤い光が、まるで血のように部屋を染め抜く

('A`) 「あの時も、こんな夕日だったのかな・・・・・・・・」
(´・ω・`) 「かも・・・・・・ね」

ギリっ、と二人同時に歯軋りする

('A`) 「なんで、コイツが、珍しいとこにいるところに・・・・・・・・・!!」
    「強盗なんかが来るんだよ・・・・・・・・・・・!?」

ブーンの怪我は、それが原因だった
宝石店に強盗が入り、金品を強奪
それを阻止しようとしたブーンが、金属バットで頭を殴られ、今にいたる

(´・ω・`) 「なんで・・・・・・なんで抵抗なんかしたのさ・・・・・・・・!!」
('A`) 「わっかんねぇよ・・・・・・わかるわきゃねぇだろが・・・・・・・!!」

ゴスっ! ゴスっ! ゴスっ! ・・・・・・・・・

壁を毒男が殴りつける。何度も何度も。ショボンもそれを止めようとはしない

ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・



444: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 23:06:08 ID:s4aF6zCg0
ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・

頭が・・・・・・痛い・・・・・・・・・・・・・・・・
どうしようもなく・・・・・・痛い・・・・・・・・・・・・・

もう、意識を保つことも難しいぐらい、痛みは増している

それでも・・・・・・それでも・・・・・まだだ・・・・・・・まだなんだ・・・・・

精神力、体力、その限界なんて、知ったこっちゃない
まだ、伝えなきゃいけない言葉が残っている

このまま・・・・・・・・・終わりになんて・・・・・・・・・できない・・・・・・・・!!

( ^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・・・ツ・・・・・・・ン」
('A`)・(´・ω・`) 「!? ブーン!?」

突然、なんの前触れもなく、ブーンの口から声が漏れた
傍にいて、やっと聞こえる程度のその音は、衝撃をもって二人に伝わる

('A`) 「おい!? おい!? 目ぇ覚めてんのか!?」
(´・ω・`) 「・・・・・そんな・・・・・ははw・・・・・・嘘みたいだ・・・・・・!!」

ああ・・・・・・・・・・二人の声が・・・・・・・聞こえる・・・・・・・・
でも・・・・・・・・・でも・・・・・・・・・・・・・・聞きたい声は・・・・・これじゃない・・・・・・

( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・ツン・・・・・・・・・・来・・・・・・て・・・・・・」



451: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 23:15:39 ID:s4aF6zCg0
もう、決して聞く事ができないと思っていたブーンの声に
二人は一瞬の間、喜んだ
だが、その後に気がつく。まだ、ブーンの容態は回復したわけではないのだ

('A`) 「おい!? 聞こえるか・・・・・・・!? ・・・・ああ、返事はすんなよ!?」
(´・ω・`) 「そうだよ! とにかく・・・・・・喋らないで・・・・・・!!」
('A`) 「おい、ショボン! ナースコール押せ! ヤブ医者もついでに呼んで来い!!」
(´・ω・`) 「うん! わかった!!」

ベッドの上にあるナースコールに、ショボンが手を伸ばそうとした。が
ガッ! と、その手をブーンが握り、止めた

(´・ω・`) 「え・・・・・・・!?」
( ^ω^) 「いい・・・・・・・・・・・・から・・・・・・・・・・ツン・・・・・・!!」
('A`) 「・・・・・・・!? ・・・・・ばっかやろうっ!! そんなときじゃねぇんだぞ!?」

ドアへと毒男が走り出そうとする。しかし・・・・・・・・

( ^ω^) 「いい・・・・・・・!! から・・・・・・・・・!!」

体力を、振り絞り、ブーンが叫ぶ
もう、自分で呼吸すらすることも出来ないはずなのに、その声は力強い



455: ◆3mfWSeVk8Q :2005/12/07(水) 23:23:06 ID:s4aF6zCg0
('A`) 「・・・・・・・・・・・・ちっ!」

唇を噛み締め、舌打ち
ドアノブから手を離し、ブーンへと向き直ると、毒男は携帯を取り出した
それを見て、ショボンは焦る
ここには今、精密機器が大量にある。もし、それで影響が出たならば・・・・・・・

(´・ω・`) 「ちょ・・・・・・! 毒男! ここは病室で・・・・・・・・・!!」
('A`) 「うるせぇよ・・・・・・・・・!! こうするしかねぇだろが・・・・・!?」

構わず、電話帳を開き、ある番号へと電話をかける

('A`) 「・・・・・・・・・おい、ブーン」
    「てめぇの愛しい愛しいアイツはよ・・・・・・・今、お前を見てねぇぞ・・・・・」
    「それでも・・・・・・それでも・・・・・・・・・・・!!」

ブツっ、と噛み締めた唇が破裂するように血をふきだす

('A`) 「それでも・・・・・・・・・アイツに来て欲しいのかよっ!?」

何を・・・・・・・・・・当たり前のことを・・・・・・・・・・・・・・・

( ^ω^) 「ツン・・・・・・・・・・・に・・・・・・・・伝えな・・・・・・・・きゃ・・・・!!」

ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・ピッ・・・・・



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