('A`)(ヒキヲタニート)がもてまくるようです  ドクオの学生時代

666 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:34:59.00 ID:Tc1hrlSM0
ドクオの学生時代

中学校時代

('∀`)「お、ショボンおはよー」
(´・ω・`)「おはよう、ドックン」
意外と普通の家に生まれて、意外と普通の生活をしていた

学校では
女子1「うわ・・・今日も来たよ・・・」
女子2「・・・なんでごにょごにょ」
('A`)「俺ってやっぱキモイのかな」
(´・ω・`)「そんなことないよ」
( ^ω^)「僕から見れば、ものごっつかっこいいお」
('A`)「ありがとう・・・」

本当は

女子1「うわ!今日もきたよードクオ君」
女子2「なんであんなにカッコいいんだろう・・・」
川゚−゚)「かっこいいかな?あのダサ男」
ξ゚听)ξ「すくなくとも、私はカッコいいと思うわ」
川゚−゚)「でもツンはブーンくんだよね」
ξ///)ξ「べ、べつにそんなわけじゃ・・・」



669 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:39:53.83 ID:Tc1hrlSM0
ドクオの学生時代

高校時代

川*゚−゚)ドキドキドキドキ
('∀`)「あ、おはようクーさん」
川*゚−゚)「あ・・・あの・・・おはよう・・・」

('∀`)「ショボンさー、それはないよ」

川*゚−゚)(・・・遠くから・・・見てるだけでは物足りない・・・

卒業式

川*゚−゚)(今日こそ告白するぞ!)
('A`)「ちょ、どこつれていくんだよ!!」
(´・ω・`)「いいからくるんだ」
(;'A`)「いや、ちょ、いやな予感がああああ・・・」



670 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:43:22.74 ID:Tc1hrlSM0
ドクオの学生時代

高校時代

川*゚−゚)「あ・・・ドクオくん・・・おはよう・・・」
('∀`)「クーさん、おはよー」
川*゚−゚)「今日も言えた♪」

('A`)「話って?」
女子A「つ、つきあってください!」
('∀`)「あー、そういうのもたないから」
高校時代も彼女はできなかった、というより持たなかった

卒業式

川*゚−゚)(今日こそ告白するぞ!)
('A`)「ちょ、どこ連れて行くんだよ」
(´・ω・`)「いいところさ」
(;'A`)「なんかいやな予感がするからやめてえええ!!」



672 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:47:53.93 ID:Tc1hrlSM0
ドクオの学生時代

大学時代

大学が一緒の友達はいなかったが、ドクオはまわりとすぐうちとけ友達をいっぱい作った

当時の手紙の内容

カーチャン、お元気ですか
こっちの大学にきて、一人暮らしして、もう半年が経ちます
バイトもがんばってるから仕送りはいらないよ、俺本当にがんばってるから
友達もいっぱいできた、大学の生活にはもうなじんだよ
カーチャンには学費払ってもらってるけど、俺ぜったい全部返すから!
楽しみに待っててください

タケシより



674 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:52:02.57 ID:Tc1hrlSM0
そしてドクオは、大学のコンパで運命の人とであった気がした

(*゚ー゚)「しぃです、よろしく」
(*'∀`)「ドクオです、始めまして!」

ドクオの初恋だった
遅い初恋だが、本当の恋を始めて経験するドクオ

そのコンパからすぐ付き合い始める

(*゚ー゚)「ドクオくーん♪」
('∀`)「あ、しぃ」
(*゚ー゚)「今日はお弁当あるんだよ!」
('∀`)「おーわざわざありがとう!」

パカッ

('∀`)「おおお!!すっげえうまそう!いただきまーす」

はぐ・・・
('A`)「こ、この料理・・・」
(*゚ー゚)「?」
('A`)「俺のカーチャンの味に似てる・・・」
(*゚ー゚)「おいしい?」
('∀`)「おいしいよ!すっげえおいしいよ!!」



675 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 01:58:41.54 ID:Tc1hrlSM0
そしてあるデートの日

('∀`)「遊園地楽しみだなぁ・・・トーチャンと来たのが最後か・・・」
(*゚ー゚)「私も家族で来たのが最後だなぁ・・・まず何乗る?」

普通のデートのはずだった

子供「あ・・・風船が・・・」
子供がよろよろと風船を追う、だが身長がとどかない
子供はやがて、車道へと出てしまう

(*゚0゚)「危ない!!」

ガキバキ・・・ブシャァ・・・
(;'A`)「しぃ!!」
(;'A`)「しぃ・・・君は・・・誰か!救急車をぉ!!」

しぃは、すぐさま救急病院へ移された

医者はさじを投げた、未だ息があるのがふしぎだと



677 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 02:08:07.81 ID:Tc1hrlSM0
子供のほうはなんとか軽症で済んだが、しぃのほうは

内臓は飛び散り、体中の骨は粉々で、頭を強打している
しかも頭の一部が変形している、きっと頭蓋骨の一部が粉砕されているんだろう

(;'A`)「しぃ!しぃ!!起きろよ!!起きろって!!!」
(メメ゚--)「ど く お・・・くん、わた し  し なな い・・・よ・・・」
(;'A`)「しぃ!絶対死ぬなよ!死ぬんじゃないぞ!!!」
(メメ゚--)「あ・・う・・・・たび・・・すき・・・・に・・・なって・・・」
(メメ゚--)「いま・・は・・あ いし  て  る」
(;'A`)「無理するな!今は生きることだけ考えればいい!!」
(メメ゚--)「あり が・・・と」
ピー・・・
無情にも音は鳴る
ドクオはその場にふさぎ込んで、しぃの親族が来ても
(#'A`)「こいつは死んでないんだ!死んでないんだ!!」といい張る



678 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 02:15:19.43 ID:Tc1hrlSM0
しぃの葬儀

('A`)「・・・」
ドクオはもう何も考えることができない
強いて言えば、死ぬことを考えていた
('A`)「・・・しぃ・・・ああ・・・しぃ・・・」
しぃの棺には顔が見えるはずの、のぞき窓がなかった
顔は酷いものだった
目の玉は飛び出し、目があったと思われる穴はものすごくに擦り切れていた
とても人前に見せられる顔じゃない、それでもドクオは・・・
しぃ母「ドクオくん・・・しぃから話は聞いているわ」
('A`)「はぁ・・・」
しぃ母「あなたはしぃの最後を看取ってくれたのね・・・」
しぃの母は泣き崩れた、そして話始めた

しぃ母「あの子は・・・いい子でした」
('A`)「でしょうね・・・僕もなんど元気付けられたか・・・」
しぃ母「あの子は帰ってくるたびにあなたの話をしてくれたわ・・・」
('A`)「・・・」
しぃ母「いつもいつも・・・楽しそうに・・・」
('A`)「ぐっ・・・」
しぃ母「どうしたの?」
('A`)「涙が出ない・・・俺が悔しくて・・・」
しぃ母「しぃの死を受け止められてないのよ・・・人間そう言うことがあるわ・・・」
(#'A`)「でも!最愛の人が死んだのに、なぜ涙が出ないんですか!!!」



679 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 02:20:51.05 ID:Tc1hrlSM0
しぃ母「人とはふしぎね・・・」
しぃ母「悲しいのに・・・泣けなくて怒ったり・・・」
しぃ母「愛しいのに・・・言葉に出せなくて戸惑ったり・・・」
しぃ母「人間の感情は・・・グスッ・・・矛盾するものなのよ・・・」
('A`)「・・・僕はもうこの場に居られそうにありません・・・」
しぃ母「そう・・・またいつでも電話してきてね・・・」
('A`)「はい・・・それでは・・・」

ドクオはもう何がなんだか分からなくなっていた

('A`)「はあ・・・帰ってきた・・・」
ほっとしたのか、ドクオの目から大粒の涙が溢れ出す
('A`)「・・・しぃ・・・」

そして、泣きながら、哀しみながら・・・
自慰をしていた

('A`)「もう死にたい、こんなときに俺はオナニーかよ」
('A`)「いつも以上に疲れた・・・手ぇ洗って寝よう・・・」



681 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 02:27:13.23 ID:Tc1hrlSM0

('A`)「ここは・・・」
(*゚ー゚)「あなたの夢の中」
('A`)「しぃ・・・」

(*゚ー゚)「約束・・・守れなくてごめんね・・・?」
(#'A`)「誰が許すかよ!」
(*゚ー゚)「そうだよね・・・」
('A`)「なんで、いつも笑ってられるの?」
(*゚ー゚)「あなたの前ではね」
(*゚ー゚)「あなたの見て居ないところでは泣いたりしてるわ」
('A`)「そうなのか・・・」
(*゚ー゚)「あなたはこれから・・・私のことをずっとひきずると思う」
('A`)「・・・」
(*゚ー゚)「だから、たまにドクオを慰めにくるわ」
('A`)「そんなことを望んじゃいないんだよ!!」
(*゚ー゚)「じゃあ何を?」
('A`)「君だ・・・君をずっとそばに置きたい」
(*゚ー゚)「あんなぐちゃぐちゃな私を・・・見てほしくない」
('A`)「でも!僕は君を愛してる!だから・・・」
(*゚ー゚)「私も愛してる」
('A`)「ならなんで死んだ!」
(*゚ー゚)「死ぬのは・・・自然の理なのよ・・・」



684 : ◆DYaMoU5o7g :2006/04/08(土) 02:34:55.08 ID:Tc1hrlSM0
(*゚ー゚)「それが・・・早いか遅いか、それだけなの」
('A`)「・・・」
(*゚ー゚)「私はたまたま、早かっただけ」
(*^ー^)「美人薄命って、昔から言うしね」
(#'A`)「笑うなよ!!その笑い顔が・・・」
(*゚ー゚)「・・・」
('A`)「俺は怖い・・・」

('A`)「はっ!」
('A`)「しぃ・・・」

ドクオは、生まれて始めて手首をナイフで切った
血がにじむ手首、ポタリ、ポタリと床に零れ落ちる血、血、血
(||'A`)「うわあああああああいやだああああああ!!!」
血をみると、しぃのぐちゃぐちゃな姿が脳裏に浮かぶドクオ

(||゚A゚)「いやだあああ・・・もう・・・ぐあああああ!!!!」

(;'A`)「はっ!」
(;'A`)「はぁ・・・はぁ・・・」
('A`)「あんな昔の夢・・・今でも見るんだな・・・」
('A`)「しぃ・・・」

ドクオの眠れない夜が続きそうです



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