□俺は(*゚ー゚)しぃの携帯電話のようです

11: 携帯の電池が弱る :2007/05/08(火) 21:53:27.36 ID:+JJb+tAd0
  
あー、やばいわ。
現在は夕方5時、しぃが学校から家に帰っている途中だ。

(*゚ー゚)「やばっ……電池残り1個じゃん!」

そう、俺の残り電池は1個。
満タンから電池二個になるのは結構もつんだけど、
電池二個から一個、一個から電池切れまでは物凄く短いんだよな。

(*゚ー゚)「ここから家まで1時間以上あるのにぃ……」

この年代の女子となると、一時間も携帯がないというのは、大変なことなのだろう。
しぃは電車に揺られながら、俺をポケットに直す。



12: 携帯の電池が弱る :2007/05/08(火) 21:55:25.93 ID:+JJb+tAd0
  
サーバー「おーいメールきたぞー」

□「ん……ああ、送っておいてくれ」

サーバー「なんか元気ないな、お前」

□「残り電池1個……なんか最近消耗激しいんだよ」

サーバー「お前って、確か2年前のモデルだよな」

□「そうそう……」

サーバー「……んじゃ、メール送っておくわ」

□「さんきゅ」



14: 携帯の電池が弱る :2007/05/08(火) 21:59:43.27 ID:+JJb+tAd0
  
『ブブブブブブブ』

俺はサーバーからメールを受け取り、バイブでしぃに知らせる。
しぃは俺をポケットから取り出して、メールを確認した。

『送信者:つー
今日も学校お疲れナリ♪』

(*゚ー゚)「返事返事っと」

俺のボタンを優しくタッチする。
だが……既に、俺の意識は朦朧としていた。

耐えろ……!せめて、このメールだけは……おくらせてやれ!
頑張れ俺……、しぃのために、力を振り絞るんだ……!

ぐ、ぐおおおおおおお!!!!



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 22:00:10.27 ID:+JJb+tAd0
  






                 『ピーッ!電池が切れました』







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