□俺は(*゚ー゚)しぃの携帯電話のようです

42:画面に貼ってあるシート :2007/06/01(金) 22:49:33.38 ID:qAQGckxI0
(*゚ー゚)「む〜」

俺の画面を見つめながら、何やらいぶかしげな顔をするしぃ。
何か不満でもあるのだろうか。

(*゚ー゚)「画面汚いなぁ……」

……そういうことか。
確かに、俺は2年前のモデルだから、相当使われている。
今の女子高生には、あまり綺麗とはいえないのだろう。

(*゚ー゚)「そだ、シート剥がそう!」

携帯に初期からついている画面シール。
それを剥がせば、また綺麗な状態に戻せるのだ。

(*゚ー゚)「私って天才かも〜♪」



43:画面に貼ってあるシート :2007/06/01(金) 22:53:19.60 ID:qAQGckxI0
そういって、画面のはじに爪を立てる。

(*゚ー゚)「んっ……」

だが、2年間ひっついた状態のシートは、なかなかはがれない。
空気が完全に抜けた状態で、隙間なく密着しているのだ。

(*゚ー゚)「んんんんんんんーーーーー!!!」

何度も何度も、爪をカチカチと動かす。
そんなに強く扱われたら……いやん(はぁと

(#*゚ー゚)「んんんんんんんーーーーーー!!!!!」



44:画面に貼ってあるシート :2007/06/01(金) 22:58:06.43 ID:qAQGckxI0
『ピリリ』

綺麗な音を出して、シートははがれていく。
だが──勢いよく引っ張った反動で、俺はしぃの手から離れていった。

(;*゚ー゚)「やばっ……!」

高く高く舞い上がる俺、そして下へ一直線。
嗚呼、流石に今回は、『キャッチだとう』なんて展開はないだろうな。
シールはがした途端、画面に傷付けてしまうな。

『ぱふっ』

……ぱふっ?


俺は、しぃの大きな胸テーブルへと着地した。



45:画面に貼ってあるシート :2007/06/01(金) 22:59:37.26 ID:qAQGckxI0
□「おっぱいktkr!!」

サーバー「おお、今バイブしたら感じるんじゃね?」

□「それだ!!」

サーバー「んじゃ、適当にスパムメールおくっといてやるよ」

□「職権乱用すんなwwwww」

サーバー「感謝しろよwwwwwwwww」

□「うはwwwwwww」



48:画面に貼ってあるシート :2007/06/01(金) 23:02:48.81 ID:qAQGckxI0
『ブブブブブブ』

サーバーから来たメールを受け取り、俺はバイブで知らせる。
これで、しぃは感じてくれるだろう。
ふひwwwwwふひひwwwwwwww

(*゚ー゚)「あ」

バイブの振動で、俺は胸の上で微妙に動く。
その動きにより、俺は胸から崖へと近づき──



『ドスッ』

(;*゚ー゚)「げ……」

地面へと、一直線に落ちた。



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