( ^ω^)ぶーんがとじこめられたようです

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 09:44:46.42 ID:4vefHXga0
ある朝、ぶーんが目覚めた時のことです

( ^ω^)「うーん、今日はドクオと遊ぶ日だお。今何時だお??」

          13:00分
( ^ω^)「しまったお!約束は13:30だったお!!今からじゃ間に合わないお!」
そういいながらぶーんは電話を手にとりドクオに連絡をしようとしました

が、電話が見当たりません
それどころか、ぶーんは全く見知らぬ部屋にきていたのです

( ^ω^)「ここは・・・どこだお?」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 10:46:55.09 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「取り敢えず、朝起きたら小便ってきまってるお」
ぶーんはそう言うと立上がり布団を片付け、トイレを探しました。

( ^ω^)「おっ、といれがあったお」

( ^ω^)「ふぅ、やっぱり朝の小便は気持ちいいお」

そういいながらぶーんはあたりを見回しました。

( ^ω^)「そういえばここはどこなんだお?手がかりを探すお」

とはいったものの、あたりには台所と冷蔵庫、テーブルしかありません。
他に部屋はトイレと、鍵が掛かってる二つの部屋と風呂があり、なかなか高級そうな広い部屋です。

( ^ω^)「もういっそここに住んでも良いくらいの部屋だお。」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 10:48:36.11 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「この鍵が掛かってる部屋はなんなんだお?気になるお」
取り敢えずぶーんは思いっきりドアを蹴りましたが、ドアはびくともしません

ドア「いたいじゃないか」
( ^ω^)「ドアが喋った!?」
ドア「・・・・・」
( ^ω^)「気のせいかお・・・?」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 10:53:02.01 ID:4vefHXga0
ぶーんは取り敢えずてがかりを探しました。

部屋A かぎがかかっている
部屋B かぎがかかっている
部屋C トイレだ。
部屋D 風呂だ。

( ^ω^)「なんだかイライラしてきたお。」
ぶーんは手がかりを探しましたが、見つかりません。

( ^ω^)「ん?なんだこれは」
トイレのすみっこにゴミ箱が置いてあります。
その中にはどうやらなにか書かれた紙が入っているようです。

( ^ω^)「これは・・?この家の間取りかお?そもそもここは家なのかお?」

ぶーんは間取りをみつめました。
鍵が掛かってる部屋Aには、どうやらもう一つ、部屋があるようです。

( ^ω^)「でも鍵がなければ何処にもいけないお。」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 10:58:23.26 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「取り敢えず、おなかすいたお。なんかないのかお?」
冷蔵庫を開けると、そこにはたくさんの食料と飲料水があります。

( ^ω^)「これだけの量があると言う事は、暫くはこの部屋にいなきゃいけないのかお・・・」
ぶーんは冷蔵庫からフルーツを取り出し、台所においてある包丁で食べやすいようにきりました。

( ^ω^)「もぐもぐ・・・おいしいお。」
ぶーんは一つ気がつきました。
天井から何かぶら下がっています。

( ^ω^)「あれは?箱だお。手がかりに違いないお。」
ぶーんはテーブルを動かし台にして、包丁で箱についてる紐を切りました。

( ^ω^)「とれたお。なになに? いざとなったら開けなさい 
もういざとなってるお。開けちゃおうか、どうしようか」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:00:56.87 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「取り敢えず箱はいざという時のためにとっておくお。」
ぶーんは我慢し、開けないことを決意したようです。

( ^ω^)「ドクオが待ってるお。早くここから脱出しないといけないお」

          13:58
( ^ω^)「もうすぐ二時だお・・・」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:07:13.18 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「それにしても連絡がとれないのは不安だお」

( ^ω^)「あ、そうだ。いいこと考えたお。」
ぶーんは冷蔵庫からフルーツを取り出し、包丁で文字を刻みました。

 だれかここからだしてください
( ^ω^)「よし、取り敢えず書いたはいいけど、どこから此れを外の世界に出すか・・。」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:09:56.89 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「うーん。外と繋がってそうな場所はないかお。」
ぶーんは手についた果汁を洗おうと水を出しました

( ^ω^)「あ。そうか!水が出るんだから外の世界と水道は繋がってるお!」

( ^ω^)「でもフルーツは大きすぎて水道には入るわけないお。」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:15:13.96 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「!!」
ぶーんがなにかひらいめいたようです。

( ^ω^)「そうだお!トイレから流せばいいお!!!」
ぶーんは急いでトイレにむかい、フルーツを流しました

( ^ω^)「あれ。水が流れなくなったお・・・詰まったかもしれないお・・・。」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:21:46.75 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「なんかキュポキュポするものが必要だお。」
ぶーんはきゅぽきゅぽするものを探しました。

( ^ω^)「しょうがないから、手を突っ込むかお・・・」
ぶーんはいやいやながらも手を突っ込み、なんとかフルーツをとることに成功しました

( ^ω^)「やっぱり少しずつ管は細くなっていくんだお・・・。」
ぶーんの予想通り、トイレの排水溝はすこしずつ細くなっていき、フルーツが入れる太さではなくなってしまったのです



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:23:58.61 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「どうするかお。」
ぶーんは考えました
( ^ω^)(もうすこし小さな物にメッセージを書かなければいけないお)

ぶーんはもう少し小さいものを探しました。

ドア「若いの、頑張るねぇ。」

( ^ω^)「!?」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:25:34.27 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「ドアさん。君はしゃべれるのかお?さっきもしゃべってたお」
ドア「・・・・」

(;^ω^)「やばいお。幻聴が聞こえるようになってしまったお」

ドア「幻聴じゃないさ。君が信じれば俺たちの声は聞こえるのさ」

(;^ω^)「・・・・」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:28:05.74 ID:4vefHXga0
ドア「テーブルの裏を調べてみな。そこにお前の一筋の光りが見えるだろう」

( ^ω^)(なんだこいつw厨2病患者かおwww)

( ^ω^)「なにがあるのですか?」

ドア「・・・・・」

(#^ω^)「質問には答えないくせに、勝手に喋るのかお、このドアは」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:30:09.53 ID:4vefHXga0
(#^ω^)「あー、イライラするお。あんなドア今すぐ蹴破ってやるお」

ガンッ

(#^ω^)「あー、イライラする。このやろ!このやろ!」
ガンッ ガンッ ガンッ

ドア「・・・・・・」

( ^ω^)「ああ。すっきりしたお。動いたら腹へったお。」
ぶーんは手に持つフルーツを食べ始めました。



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:32:32.73 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「あれ・・・?これはまさか・・・」
 
だれかここか

(;^ω^)(これ、トイレにおっこちたんだお・・・)



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:34:28.37 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「うわっ、やべwwwwwきめえww」
ぶーんは急いで口をゆすぎました。

( ^ω^)「ひーっwひーっww」
ぶーんは口をゆすぎ、ある程度落ち着くとあることを思い出しました。

( ^ω^)(テーブルの・・・下??」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:38:30.54 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「よっと、テーブルの下には何があるのかな??わくわくてかてか」

( ^ω^)「・・・これは」
テーブルの裏にはFAXの用紙が5枚ほどくっついていました

( ^ω^)「紙があったのはいいけど、どうするかお。書くものがないお。」
ぶーんは書くものを探しましたが、見つかりません。

( ^ω^)「そういうときこそ果汁うはおkwww」
ぶーんは冷蔵庫からフルーツを取り出そうと冷蔵庫を開けました。

ぶーんは フルーツ を 手に入れた 

( ^ω^)「よし、あとはこれをかじって果汁を出して、、と」
しゃきっ しゃきっ

( ^ω^)「うめえwwwwうめえwww」

( ^ω^)「あ、食べちゃった。」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:40:25.72 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「やれやれ。まあいいお。まだまだフルーツはあるお」
ぶーんは再び冷蔵庫からフルーツを取り出すと、あることに気がつきました

( ^ω^)(一度食べたはずのものがまた補充されてるお・・・)
ぶーんは更なる長期戦を覚悟しました。

( ^ω^)「くそっ、ここから出るのは程遠いってことかお!」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:43:37.82 ID:4vefHXga0
(#^ω^)「好い加減にしないとこの部屋ごとブーンビームで滅ぼすお」

ドア(お前の方が厨2病じゃねwwww)

( ^ω^)「ブーンビーム!!!!1111」

     しーん

ドア「げらげらげらげら」

(#^ω^)「笑うなお!このやろ!このやろ!!」
ぶーんはドアの前に行きドアを蹴り始めました
ガンッ ガンッ ガンッ

( ^ω^)「ここから出ることはできないのかお・・・。」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:49:47.24 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「取り敢えず、落ち着くお。落ち着くんだお。」

( ^ω^)「えーと・・・紙をみつけて・・それで・・・」

( ^ω^)「そうだお、果汁で文字を書くんだお」
ぶーんは冷蔵庫をあけ、フルーツを取り出し、一口かじり、果汁でうまく文字を書きました

( ^ω^)(うすいお・・・どうにかしてもう少し濃くできないかお・・・)
ぶーんはあることを思い出しました

( ^ω^)「そういえば果汁で文字を書いて炙れば文字が浮き上がるってばっちゃが言ってたお!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:52:08.83 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「よし!早速やってみるお!ばっちゃありがとう!」
ぶーんは台所にいき、コンロを使って果汁を炙って出す作戦を実行しました

( ^ω^)「よーし!頑張るお!!」




( ^ω^)「紙が燃えてなくなっちゃったお・・・」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:55:00.48 ID:4vefHXga0
ぶーんはもくもくと燃え上がる煙をみつめています。

( ^ω^)「紙は後4枚だお・・・。もしかしたら今の一枚の紙がなくなったことで脱出できなくなったり・・」
ぶーんは不安にかられました。紙が一枚なくなっただけでも、そこに紙は5枚用意されていたのです。
意味もなく5枚の紙がそこにあるでしょうか。それは必ず意味があるはずなのです。

( ^ω^)「もう紙は使わないほうが良いかもしれないお・・・。」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 11:58:27.32 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「そうだお。トイレットペーパーを使うお。」
ぶーんはトイレへと向かいました。
ガチャッ

( ^ω^)「おっ、あったあった。とりあえずもらっとくお。」
ぶーんはトイレットペーパーを外しました。

( ^ω^)「よし。さっきと同じように炙り出しに挑戦だお!!」
ぶーんは器用に果汁で字を書き、あぶりだしました。
今度は成功したようです。

( ^ω^)「よし。取り敢えずこのトイレットペーパーを水に流して助けを求めるお。」
ぶーんはメッセージを書いた紙をトイレに流しました。

ジャー

( ^ω^)「あれ?トイレットペーパーが水にとけてなくなっちゃったお。」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:03:14.58 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「仕方がないお。フルーツの皮剥いて其処に文字刻むかお。」
ぶーんは冷蔵庫からもう一つフルーツを取り出し、皮をはぎ、包丁で文字を刻みました。

たすけてくださいとじこめられてます

               ぶーん
( ^ω^)「これでおk」
ぶーんはトイレに行きフルーツの皮を流しました。



( ^ω^)「最初からこうすればよかったんだお・・・。」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:08:45.14 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「とりあえず助けを求めたし、大丈夫だお。きっと誰かきてくれるお。」


先生「ここが下水処理場です。では、此処に働いてる人たちの邪魔にならないように見学しましょう。」
小学生「はーい!!」
先生「では、今日一日よろしくおねがいします!」
おやじ「こんにちは、ただのしがない配管工の毬男と言います。
    今日はみなさん、下水処理場の様子を(ry」
小学生「はーい!!!」

毬男「ここから下水が流れてきます。家庭のトイレから流された水なので、おっこちたら大変ですよ。」

小学生「うんこ!うんこだー!!!」
小学生「あれ?なんか流れてるよ!!」

毬男「ん?これはフルーツの皮??
   たすけてくださいとじこめられてます
           ぶーん
   だって?」
小学生「とじこめられてるんだってさー!」
小学生「へー!!」
毬男「はっはっは!閉じ込められてたらトイレから物が流れるはずないじゃないか!
   これは捨てておこう!!はっはっは!!!」
小学生「はーい!!」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:10:50.92 ID:4vefHXga0
( ^ω^)(助けがこないお・・・。)
( ^ω^)「そういえば、住所を書くの忘れてたお・・・。誰も助けになんかこないお。」

( ^ω^)「ここからは自力で脱出しなければならないのかお・・。」
ぶーんはふと時計を見ました。
15:08
( ^ω^)「おやつの時間だお。」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:15:09.92 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「取り敢えずフルーツは食べあきたから、アイスでもあるかお?」
ぶーんは冷凍庫を開けました。

( ^ω^)「冷凍サンマ・・・」
冷凍庫には大量のサンマが入っていました。

( ^ω^)「サンマ・・・。しょうがないからおやつはサンマでいいお。」
ぶーんはサンマを解凍し、焼きはじめました。

( ^ω^)「良い臭いだお。早速たべるお。」

( ^ω^)「いたっ。なんか刺さったお!骨かお?」
ぶーんは口から刺さったものを取り出しました。

( ^ω^)「これは・・・?針金・・?」
短い針金がありました。どうやらサンマが海に落ちていた針金をのみこんでしまったようです。



( ^ω^)「そういえば、針金を駆使すればドアを開けることが出来るってばっちゃが言ってたお・・・。」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:18:13.65 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「ばっちゃは針金で人の家を開けるプロだったお。確か二本必要っていってたお。」
ぶーんはもう一匹冷凍庫からサンマを取り出し、解凍し、焼き、食べ始めました。

( ^ω^)「いてっ。よし、針金を・・・あれ?」
ところがそのサンマの中からは釣り針が出てきました。
ぶーんの口の中は血だらけです。



( ^ω^)「・・・」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:23:08.26 ID:4vefHXga0
( ^ω^)「釣り針・・・・」
ぶーんは釣り針をみつめ、また何か思い出しました。

( ^ω^)「いかなる金属も、熱することでその強度を弱める事が出来るってばっちゃ(ry」
ぶーんは針金をコンロで炙りました。

( ^ω^)「あつっ!我慢するお!えいっ!おっ、少し曲がったお!」
ぶーんは少しずつ釣り針をまげて、ついには針金のようにまっすぐにすることができました。

( ^ω^)「よし、これで一応針金が二本揃ったお。此れを駆使すればドアを開けられるお。」
ぶーんはドアの前に行き、鍵穴に針金をさし、がちゃがちゃいじくりはじめました。

ガチャッ

( ^ω^)「!!!」



( ^ω^)「ドアノブが・・・取れたお・・・。」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/12(土) 12:25:31.85 ID:4vefHXga0
しかし、取れたドアノブの穴から、向こう側を見ることが出来るようです。

( ^ω^)「よし。覗くお。いつでも覗きはどきどきするものだお。」
ぶーんは部屋の中を見ようとドアノブの穴から覗きました。



(;^ω^)「・・・みなかったことにするお」



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