( ^ω^)ブーンが金の袋を振り回すようです

6: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:52:03.74 ID:nvEX3PGJ0

第八章【圧】



( ・∀・)「全く……せっかくあなたが作った第六姦も無駄となりましたね」

(  )「あぁ、だがまだお前がいる。私の最高傑作のお前が」

( ・∀・)「ハハハ、あまり期待されても困りますよw」

(  )「とにかく、だ。お前が確実にあいつの『欣霊』を持ってこい」

( ・∀・)「お任せください。――キンタマスター」

そして男は闇へと消える。
今までgdgdだったこの作品の雰囲気など気にせぬように……。







(  )「頼んだぞ…… 第六姦NO.1、モララー」



8: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:53:33.08 ID:nvEX3PGJ0

※※※※※※※※※※※※※※※※※※





(´Aヽ)「努力はしたけど顔戻すの無理だった」

( ^ω^)「努力が足りねぇお。もっと頑張れお」

('A`)「戻れた」

( ^ω^)「おk」

(,,゚Д゚)「やればできるじゃねぇか」

('A`)「ありがとう」

( ^ω^)「努力があれば大抵のものは何とかなるもんなんだお」

(,,゚Д゚)「あぁ、その気持ちを忘れなければお前はきっと化けるぞ」



10: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:55:40.98 ID:nvEX3PGJ0

普段通りの生活、普段通りの会話、普段通りの空気。
これ以上の物を誰が望むであろうか。
非日常はいらない。この日常的な平和を乱すのなら。

しかし、その日常は些細な物事で脅かされるような儚く脆い物であった……。




( ・∀・)「ここが内藤の家か」



日常を乱す最大の敵は今、彼らの憩いの場の外にいる。



11: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:56:27.25 ID:nvEX3PGJ0

               ,.-ー''"~"'i,
              /~   ..:::::::!.,___        ,,..、-、,
            /    .::::::::::::::`::::::~~""''''ー-,/~:::::::::.`i,
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         l       ::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: i 
         i,       ..:::::●:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::: !
        _,,.i      ..::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::●::  i'
      /~  'l,    ..:::::::::::::::::::::::::::|、;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::::::::::: ,i'            /~\
    /,.、-ー 、;i,   .::::::::::::::::::::::::::::::|  ~"''''"/::::::::::::::::::: /~\         /    i.,_
   /'/ ..::::::::|::' .,  :::::::::::::::::::::::::::::::|'⌒`ヽ,/;:::::::::::::::::: /:::::::.. \       ,i    .::.. \
   / i'  .::::::::::/:::::::`・、., :::::::::::::::::::::::,人,__,/;;;;;::::::::::::::::/;;;;;;:;:::::.. ヘ     /  .::::....::::::::. `.,
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  r ' ::::::::::::V,:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::.  ~"~  ..:::::::::;;;;;|:::::::::::::::. i,
  ,i'  ..::::::::::::::::;;\:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::..    ...::::::::::;;;;;;;;|:::::::::::::::: |
  i  .::::::::::::::::::::;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ..:::::::::::::::::;;;;;;;;'i:::::::::::::::::   □←内藤家
                  ↑
                 最大の敵






(;^ω^)「おぉ!? なんだか物凄いプレッシャーを感じるお」



15: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:58:31.80 ID:nvEX3PGJ0

携帯の人用の優しいAA。



○ o
↑ ↑
モ 内
ラ 藤
ラ 家







(;^ω^)「おぉ!? なんだか物凄いプレッシャーを感じるお」




こんな感じです。



18: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 19:59:41.14 ID:nvEX3PGJ0

(;,,゚Д゚)「こ、このプレッシャーはまさか!?」

(;'A`)「間違いない。これは……」








(;^ω^)「第六姦リーダーのモララーだお!!!」








(,,゚Д゚)「……」

('A`)「……」



19: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:00:32.53 ID:nvEX3PGJ0

( ^ω^)「お? 黙り込んでどうしたんだお?」

(,,゚Д゚)「いや、何かそういうのって」

('A`)「セオリーだと元第六姦の俺らが説明するもんなんじゃないのかなぁって」

( ^ω^)「もう話の流れ的に次来るのはモララーだなんて誰でも予想できるお」

どんな時でも常に冷静沈着なブーン。
そんな彼だからこそチンコが無くなってもショック死するようなことはなかったのであろう。





( ・∀・)(この会話の中で入っていったら空気読めない子だよなぁ……)



20: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:02:12.67 ID:nvEX3PGJ0

( ^ω^)「とにかく暇だからババ抜きでもするかお」

(,,゚Д゚)('A`)「おぉ〜!!」

そして何事もなかったかのようにババ抜きを始める三人。
例えババ抜きでも敗北は許されない。
これは漢達の熱い戦いなのである。

('A`)「ずっと俺のターン!!」

( ^ω^)(,,゚Д゚)「ねーよwwwwww」





(;・∀・)(え? 何この流れ……?)



22: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:03:45.29 ID:nvEX3PGJ0

(;・∀・)(状況的に第六姦のリーダーが襲いに来たんだよね? もっと緊迫したシーンになるべきだよね?)

一人葛藤するモララー。
冒頭の雰囲気が台無しになってしまったのだから仕方のないことなのであろう。
そして為す術もなく追いつめられた人間が取る行動はただ一つ。




( ・∀・)(もう空気なんてどうでも良いや! 【圧】!!)

場の空気を読まない暴走である。



23: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:04:51.41 ID:nvEX3PGJ0

( ^ω^)「ババがどれかわからな……」

グチャッ

( ゚ω゚)「アッー!!」

ブーンがどのカードを引こうか悩んでいた時、それは起こった。
小さく不快音が響いたかと思うと、強烈な痛みが彼の睾丸を襲ったのだ。
その痛みはショボンの【痛】など足元にも及ばないほどのものだったという。

(;'A`)「ブーン! どうした!?」

(;,,゚Д゚)「外にはモララーがいたよな。やばいかもしれん……金玉を見てみろ!」

即座にブーンのズボンとパンツを下ろし、下半身を露出させる二人。
縮れ毛のアマゾンの奥地へ目を送ると、そこには見慣れた茶褐色のお稲荷さんに包まれた金玉が――



(;'A`)「潰れ……てる……?」



――破壊されていた。



27: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:06:13.51 ID:nvEX3PGJ0

('A`)「何で…… 何でだよ。ただ俺はやつにババを引かせたかっただけなのに……」

思わず落胆するドクオ。
それを宥めるようにギコは口を開く。

(,,゚Д゚)「とりあえず冷やしてみるか……? 【冷】!!」

当たり前だが、破壊された金玉は冷やした程度では治らない。
良い子の皆は真似しないことをお勧めする。

(,,゚Д゚)「やっぱりダメか。ならば……」

ギコはドクオへと目配せする。
外へ出て悪の根源モララーを倒すぞ、と。
もちろんドクオもその視線に頷く。

(*'A`)(急に目が合ったら照れちゃうじゃない)



28: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:07:57.36 ID:nvEX3PGJ0

外に彼らが出ると、そこに待ち受けていたのはやはり第六姦のリーダー、モララーであった。

(,,゚Д゚)「クソッ! まさかお前がここに来ているとはな。知ってたけど」

('A`)「いつの間に家の前にいたんだ!? 知ってたけど」

(;・∀・)「知ってるならそんなこと言うなよ。もろ行数稼ぎだってばれるじゃないか」

今までで出会った敵の中で確実に最強、最大。
なんたって身長が20メートル近くもあるのだ。※AA参照
これはもうダメかもしれない。
二人の中に小さな、それでも心に深く根を張った諦めの念が芽生え始めた。

( ・∀・)「裏切り者が二人か。どうするの? 僕と戦って勝てると思う?」

(,,゚Д゚)「無理」

(;・∀・)「あ、そうなの。じゃあ中で倒れてるであろう内藤君を持ってきてくれるかな」

('A`)「わかった」



31: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:09:25.83 ID:nvEX3PGJ0

そうしてドクオが家の中から気絶中のブーンを引っ張り出す。
下半身は晒らし出され、そこに付いている玉袋のようにグッタリとしているブーンを。

('A`)「こいつ渡すから俺達は見逃してくれ」

(;・∀・)「あの……仲間を助けるために奮闘するとか、そんな感じのはないの?」

(,,゚Д゚)「無い」

('A`)「自分の身が一番だからな」

(;・∀・)「そっか。まぁ君らが戦っても僕には勝てなかったろうしね。賢明な判断だと思うよ。
      でもこのままだと内藤君は敵に連れて行かれちゃうけど必死で止めt(,,゚Д゚)「嫌だ」

(;・∀・)「じゃあこのまま連れて行っちゃうけど、良いね?」

('A`)ノ「良いともー!」



33: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:11:33.33 ID:nvEX3PGJ0

モララーは死んでいるように倒れているブーンを掴み、歩き出す。
何か一人、釈然としない様子で。
そんな彼をドクオとギコの二人は後ろでしっかりと見送るのであった。

('A`)ノシ(,,゚Д゚)ノシ「「お気を付けて〜」」

(;・∀・)(目的を達成したのは良いんだけど、なんかスッキリしないなぁ……)

それでも彼は歩く。第八章目にしてようやく捕まえた獲物を主へと届けるために。
自分は主の駒だ。駒ならば主が望む通りの働きをするべきだ。
全ては自分の信念を貫き通すために。

(;・∀・)(ある意味アイツらは裏切ってくれて助かったのかもな)

ちょっと微妙な気分のモララーであった。



34: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:13:00.23 ID:nvEX3PGJ0

('A`)「よし、行ったか」

モララーが去った後、ドクオが小さく呟く。
全てを達観したかのような面持ちで。

(,,゚Д゚)「ここからが勝負だぞ」

ドクオが呟いた後、ギコも小さく呟く。
全てを達観したかのような面持ちで。

('A`)「地の文サボるなよ」

ドクオが再度呟く。
全てを達観したかのような面持ちで。

(,,゚Д゚)「これはもうダメだな」

ギコも重ねて呟く。
全てを達観したかのような面持ちで。



38: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:14:15.80 ID:nvEX3PGJ0

( ・∀・)「ここまで来たら後もう少しだな」

一方でモララーは今、ブーンを主へ届けるための道程にいた。
彼が今いるのは様々な人が訪れる憩いの場、ラウン湖。

( ・∀・)「ちょっと休憩してから行くか」

そう呟くと湖畔でどっかりとしゃがみ込む。
少し疲れ気味な彼の視線は水の中へと向けられている。
モララーは漠然と元気に泳ぐ魚たちを眺めていた。全長20メートルのくせに。

(;・∀・)「しかしあいつらには拍子抜けだな……」

彼が考えているのは元部下達のこと。



39: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:15:27.48 ID:nvEX3PGJ0

(;・∀・)「確かに僕は第六姦の中で一番強かった。能力の【圧】も扱い方次第では全ての能力へと姿を変える。
      例えば過度な【圧】は【痛】に、適度な【圧】は【快】にと。だからこそ僕がリーダーだったわけなんだけど……」

一人説明口調でぼやく。
彼の見えないところで二つの影が動いていることも気付かずに。

(;・∀・)「簡単に仲間を見捨てるような奴らが僕の部下だったのかぁ……」

('A`)「別にそんなことはないぜ」

(;・∀・)「!?」

突如聞こえてきた声に反応し、咄嗟に目を向けようとしたモララー。
しかし、彼の目に映った物は……



40: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:16:26.16 ID:nvEX3PGJ0



                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
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   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                            ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙




爆発による絶対的な破壊であった。



42: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:18:29.08 ID:nvEX3PGJ0

携帯の人用の優しいAA。




Ωバコーン!









爆発による絶対的な破壊であった。





こんな感じです。



46: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:20:17.63 ID:nvEX3PGJ0

(メ#""∀*"':)「――ッ!!!」

言葉にならない声を上げて、叫びにもならない悲鳴を上げるモララー。
爆発に気付いた瞬間、既に彼はその衝撃に飲み込まれていた。

(,,゚Д゚)「俺らは強い絆で繋がっているんだ。仲間を見捨てるわけないだろ」

('A`)「今回のお前の敗因はその強さ故の自惚れと油断だ」

常識を逸した痛みに打ち拉がれるモララーの傍らで男が二人囁いた。
しかし、その声はモララーの欲する言葉ではない。
彼の望む言葉は唯一つ。


――何故……何故自分の居場所がわかったのか。


その答えだけだ。





(,,゚Д゚)「いや、だってお前でかくて目立つし」



48: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:22:14.10 ID:nvEX3PGJ0

ギコの言葉を最後に、彼の意識は遠のいていく。



  ――今までの自分の生き様はどうだったであろう。
     全てを見下したい。その一心だけで生きてきた。
     全てを見下したいのならば、高くへ行けば良いだけと上へ上り詰めるのにただ、必死で。

     決して美しい人生ではなかった。
     むしろ泥にまみれて上を目指した、汚い人生だったのかもしれない。
     なら、せめて最期は美しい物を見て逝こう――

最期の力を振り絞り、彼は自分の大好きな物を見ようと目を動かす。
必死に泳ぎ、必死に生きる美しい命の輝きを。
ラウン湖の中へと視線を向ける。そこには彼の大好きな魚の泳ぐ姿が窺える。


そして、彼の最期の瞬間。
彼の目に映った物は……





爆発の衝撃で死に絶えた魚達と、湖の畔で気絶しているブーンの玉袋であった。



51: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:24:43.08 ID:nvEX3PGJ0

なんともやるせない死に顔のモララーを見ながら、彼を倒した二人の男達は言葉を紡ぎ出す。

('A`)「モララー、あんたは強かったよ。俺らが正面から挑んでは絶対に勝てなかった」

(,,゚Д゚)「だからこそ、俺らはあえて不意打ちという方法を取らせてもらった」

彼らが考えた作戦はこうだ。
正面からぶつかっても勝ち目はない。
もし不意打ちをしても生半可な攻撃では意味を為さないであろう。※全長20メートルだから

だがしかし、用意周到な彼らはいつか襲いくるであろうモララーを倒す方法を、密かにヤフっていたのであった。
その方法は、『水蒸気爆発』
色々と読者のために説明してあげたいが面倒なので各自ググれ。

とにかくギコの【冷】で極限まで水温を下げられた湖に、ドクオの【熱】で極限まで熱せられた岩を投げ込んだら凄いことになったくらいで把握してもらいときたい。



54: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:26:50.71 ID:nvEX3PGJ0

(メ"#+*ω*+#)「……お?」

爆発の衝撃でブーンが目を覚ます。

('A`)「お、気付いたか」

(メ"#+*ω*+#)「一体僕に何があったんだお?」

(,,゚Д゚)「それじゃあ早速行くか」

(メ"#+*ω*+#)「何でこんな所に……?」

('A`)「遂に、か」

(メ"#+*ω*+#)「ん? 何か忘れてる気がするお……」

(,,゚Д゚)「あぁ……覚悟を決めろよ」

(メ"#+*ω*+#)「そう言えば……」




('A`)(,,゚Д゚)「「 最 終 決 戦 だ ! 」」




(メ"#+*ω*+#)「僕の金玉潰れてるううぅぅうぅぅぅぅぅううう!!!!!!!」



55: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 20:28:43.35 ID:nvEX3PGJ0

そして彼らは最後の戦いへと誘われる。
『キンタマスター、この先50メートル』と書かれた看板によって。

もう後悔や躊躇いの念など、無い。
今彼らを突き動かすのは静かな闘争心のみだ。

彼らは歩む。
キンタマスターの元へ。
何でギコが一緒に行動しているんだろう、という些細な疑問と共に。









(メ"#+*ω*+#)「僕の金玉ぁぁぁぁあぁぁああぁぁああああああああ!!!!!!!」



78: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/23(水) 21:07:19.63 ID:NGqZWa2M0

主 (  ) キンタマスター 【?】



NO.1 ( ・∀・)モララー 【圧】

NO.2 (,,゚Д゚)ギコ 【冷】

NO.3 ('A`)ドクオ 【熱】

NO.4 川 ゚ -゚)クー 【震】

NO.5 ξ゚听)ξツン 【快】

NO.6 (´・ω・`)ショボン 【痛】



表うp忘れてた……



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