( ^ω^)が悲しい別れをするようです
- 28:諷 ◆9Pw6FLVfBE :2006/09/17(日) 21:12:39.79 ID:XsmfekPg0
- 第16話
―別れ―
( ^ω^)「ツン!危ないお!」
ξ゚听)ξ「あっ・・・」
必死に逃げようとするツン。
ツンを助けようとするブーン。
しかしトラックは無常にもノーブレーキで走ってくる。
( ^ω^)「ツーーーーーーーーン!」
- 30:諷 ◆9Pw6FLVfBE :2006/09/17(日) 21:14:55.81 ID:XsmfekPg0
- 立ち尽くすブーンとその周りに広がる血。
それをみる野次馬たち。
その真ん中にはツンが寝そべっていた。
( ^ω^)「ツ・・・ン・・・」
ピーポーピーポー
どこからともなく聞こえてくる救急車の音。
彼にはそれすらも聞こえていなかった。
( ;ω;)「ツーーーーーーン!」
彼はその場に泣き崩れた。
自分の無力さと情けなさで心はいっぱいだった。
やがて彼女は救急車で運ばれていった。
彼を残して・・・
- 31:諷 ◆9Pw6FLVfBE :2006/09/17(日) 21:16:11.67 ID:XsmfekPg0
- 第16話
―二人の最後―
ベットに横たわるツン。その横に座るブーン。
( ^ω^)「ツンまだおきないのかお?早く起きないと学校留年になるお」
( ^ω^)「今日は木曜日だお。ツンの好きな家庭科があるんだお。」
( つω;)「みんなも心配してるお。早く起きるんだお」
( ;ω;)「返事してくれお・・・ツン・・・」
時はさかのぼり事故の次の日
- 32:諷 ◆9Pw6FLVfBE :2006/09/17(日) 21:17:36.51 ID:XsmfekPg0
- がちゃ
( ^ω^)「ツンは・・・ツンはどうなったんだお!」
医者「落ち着いてください。とりあえず一命は取り留めました。」
( ^ω^)「本当かお?さすがだお!」
医者「しかしこれだけは知っておいてください。」
( ^ω^)「なんだお?」
医者「彼女はもう目を覚まさないでしょう。」
( ^ω^)「・・・・は?」
医者「簡単に言えば植物状態です。」
( ^ω^)「・・・・」
医者「残念ながら手は尽くしたんですが・・・」
( ^ω^)「・・・・嘘だお・・・」
医者「・・・・」
( ;ω;)「ツンがおきないなんて・・・嘘だお!!!!!!」
手術室の前で泣きじゃくるブーン。
だれも彼を止めようとはしなかった
戻る/最終話