( ^ω^)ブーン小説が終わったようです
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:31:37.49 ID:Um8AkpHH0
さようならブーン小説。
ありがとう、ブーンとその仲間達。
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:42:05.96 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「終わっちゃった……ブーン小説が終わっちゃったよ!」
(゜3゜)「まさか、内藤達がドラゴン圧縮に飲まれるとは……」
ミセ*゚ー゚)リ「生き残ったのは私達、マイナーAAだけなんて……」
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:44:11.74 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「諦めちゃ駄目だ! 僕達でブーン小説を蘇らせよう!」
(゜3゜)「ブーン……」
ミセ*゚ー゚)リ「……そうだよね。諦めたらそこで試合終了だよ!」
( ・□・)「よーし、がんばるぞ!!」
- 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:46:45.35 ID:Um8AkpHH0
(゜3゜)「しかし、我々マイナーAAはいまいちキャラが固まってないんだが」
( ・□・)「う〜ん、僕は主人公だから正義キャラだと思うんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「私は二重人格とか表と裏があるとか……。うん、影のあるヒロインにぴったりね」
(゜3゜)「俺……いや、僕?わし? 自分は一人称すら決まってないんだが」
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:51:00.94 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「よし、主人公が僕と決まれば地の文を入れよう!」
そう言うや否や、この物語に地の文が増えた。
まぁ、これは僕の一人称なんだけどね。
(゜3゜)「じゃあ、俺は主人公の親友役で。ポストドクオでどうだろう?」
ミセ*゚ー゚)リ「いいんじゃない? 女性キャラは私だけだから、ヒロインは当然ワ・タ・シ・ね♪」
( ・□・)(なんかきもい!)
思わず、考えが言葉として口から出そうになってしまった。
危ない、危ない。
ミセリさんは核兵器のボタンで遊んだり、危険思想を持っているからなぁ。
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:54:24.37 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「よし、さっそく三人で物語の練習をしよう!」
(゜3゜)「うむ。では、最初はどんなジャンルがいいかのぉ?」
田中さんの口調が荒巻さんみたいになっている。
うーん、実は結構おっさんなんじゃないだろうか?
ミセ*゚ー゚)リ「やっぱ、人気ジャンルといえば恋愛でしょ!」
( ・□・)「恋愛!?」
ミセ*゚ー゚)リ「そう! よし、そうと決まったらさっそく短編でやってみましょう!」
( ・□・)(゜3゜)「え〜……」
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 17:58:23.56 ID:Um8AkpHH0
とある居酒屋で二人の男が酒を飲んでいた。
ブーン、田中。
二人は学生時代からの友人である。
(゜3゜)「そういやブーン。お前、まだ彼女のことを……」
( ・□・)「ん……まあね」
( ・□・)ブーンはちょっと昔話をするようです
- 16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:01:23.93 ID:Um8AkpHH0
〜〜〜〜〜〜色々と省略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ・□・)「僕、ずっとミセリが好きだったんだ!」
ミセ*゚ー゚)リ「馬鹿! なんで……今頃いうのよ……!」
( ・□・)「ごめん。でも、大好きだ!」
ミセ*゚ー゚)リ「バカ! 私もブーンのことが好き!」
( ・□・)「うわぁぁぁん!!」
カンカン!
(゜3゜)「……はいカット!」
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:03:57.62 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「どうだった?」
(゜3゜)「……」
田中さんは少し考え込んでる。
不安だなぁ(というか、また地の文が僕の一人称に戻ってる訳で)
……そして、田中さんはゆっくりと顔を上げる。
(゜3゜)「……アリだな!」
( ・□・)ミセ*゚ー゚)リ「やったぁー!」
- 20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:08:16.80 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「あれ、これって結構いけるんじゃない?」
ミセ*゚ー゚)リ「うんうん! 私たちって使われて無かっただけで、実は凄いキャラだったんじゃない!
ツン○レとか○ーとか○ぃとかに負けてないじゃん!」
ミセリさんの言葉に伏字を入れながら、僕は喜んでいた。
しかし、田中さんは浮かない顔をしている。
( ・□・)「どうしたんですか田中さん?」
(゜3゜)「うむ。問題があるんだよ」
ミセ*゚ー゚)リ「問題?」
ミセリさんが首をかしげる。
(゜3゜)「我々だけでは、登場キャラが不足している!」
( ・□・)ミセ*゚ー゚)リ「なんだってー!?」
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:13:17.51 ID:Um8AkpHH0
(;・□・)「そう言われれば、三人だけじゃ出来るジャンルが限られている!」
(゜3゜)「そう。例えば、2年前に栄えていた○い護るや、ア○ファはもちろん。
○○○や○○○○さえ三人では演じきれない」
ミセ*゚ー゚)リ「でも、うまくやりくりすれば……!」
ミセリさんが反論するも、田中さんは首を横に振った。
(゜3゜)「……その目で見れば、不可能だということがわかるだろう」
田中さんがライトを消す。
すると、どこからともなく巨大なモニターが現れた。
( ・□・)ブーンが○い、ミセ*゚ー゚)リミセリが○るようです
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:17:11.98 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「うおおおお!! オーバーナントカ!!」
振り子のように体を揺らし、掌を繰り出す。
(゜3゜)「ぐおおおおお!!最強であるこの私がぁぁっぁ!!」
田中、死亡。
※ただいまのウエーポン表。
( ・□・)←1chの持ち主 ミセ*゚ー゚)リ←2chの持ち主
(;・□・)「うわぁ。三話で終わっちゃう勢いだ!!」
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:21:34.85 ID:Um8AkpHH0
〜〜〜〜モニター終了〜〜〜〜〜〜〜
(゜3゜)「まぁ、そうなる訳だ」
( ・□・)「なんだか、痛い厨房の駄文が打ち切られた感じに仕上がりそうだね!」
僕と田中さんはため息をつく。
もはや万事休す。ブーン小説終わったなと思っているその時だった。
ミセ*゚ー゚)リ「あそこに人がいる!」
( ・□・)「え!? 本当だ! 人が倒れているぞ! 行ってみよう!」
僕達は圧縮でつぶされたクソスレを掻き分け、その人の元へ向かった。
- 32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:25:34.33 ID:Um8AkpHH0
(`・ω・´)「うう……」
( ・□・)「大丈夫ですか! ってこの人はまさか、ショボンさん!?」
ショボンさん。
かつて、内藤さん、ドクオさんと仲良しトリオとしてレギュラー出演していた人だ。
( ・□・)「ショボンさん!しっかりしてください!ショボンさーん!!」
ミセ*゚ー゚)リ「まって、ブーン!!」
ミセリさんが、僕の腕を強くつかんだ。
( ・□・)「どうしたんだい!?」
ミセ*゚ー゚)リ「こいつは……ここで殺したほうがいいわ」
( ・□・)「!?」
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:30:08.54 ID:Um8AkpHH0
(;・□・)「な、なにをいってるんだ!」
ミセ*゚ー゚)リ「いい、ブーン。ショボンはかつてのレギュラーよ!? こいつが生き残っていたら、主役の座は間違いなく
ショボンに移るわ。あなた、一生マイナーAAでいいの!?」
(;・□・)「う……それは……」
確かに、ショボンさんを助ければ、これからのブーン小説の主役はショボンさんが勤めるだろう。
そしたら、僕は主人公になることはできない。
(;・□・)「だけど……人を殺すなんて……」
ミセ*゚ー゚)リ「ふふ、大丈夫。datの海に沈めてしまえば、誰も私たちが殺したなんてわからないわ」
ミセリさんが微笑みながら、しかし目は笑わずに言う。
僕は……!!
1 ショボンを殺す
2 殺さない
↓
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:30:19.46 ID:u2COn1VHO
- シャキンじゃね?
- 42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:33:17.86 ID:Um8AkpHH0
(゜3゜)「おーい、お取り込み中のとこ悪いんだが……」
(;・□・)「えーっと、安価の答えは……って田中さん、なんですか?
今、僕は人生の選択を安価に任せてるんです!」
(゜3゜)「こいつ、ショボンさんじゃないぞ?」
( ・□・)ミセ*゚ー゚)リ「なんだってー!?」
(`・ω・´)「うーん、はっ! ……ここは何処だ?」
(`・ω・´)シャキン
一応、レギュラーAA。
- 47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:38:41.23 ID:Um8AkpHH0
- ( ・□・)「なんだよ! 全然知らない奴じゃないか!!」
僕は怒りのあまり、足元に転がっていたブラウザゲースレを蹴飛ばした。
ミセ*゚ー゚)リ「シャキン……? 悪い、誰だっけ?」
ミセリさんも、本気で知らないようだ。
どこの誰だが知らないけど、紛らわしいので自重してほしい。
(`・ω・´)「誰だ、お前らは? むっ。このスレの荒れ様……」
(`・ω・´)「そうか、ドラゴン圧縮……! おい、お前達。ブーン小説総合を知らないか?」
(゜3゜)「うっせーな。自分で探せ」
( ・□・)「あーあ。せっかく助けたのにシャキンかよー」
ミセ*゚ー゚)リ「てゆーか、誰?」
- 50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:43:46.82 ID:Um8AkpHH0
せっかくの希望を台無しにされ、流れる空気は最悪だった。
( ・□・)「とりあえず、クヨクヨしても仕方ない! 他に生き残ってるAAを探しに行こう!」
ミセ*゚ー゚)リ「そうね。私達だけじゃブーン小説の復興は難しいし……」
(゜3゜)「おーい! スレの山の中に馬車を見つけたぞ!」
田中さんが馬車を引き連れてくる。
しかし、馬車といっても引いているのは馬じゃない。
( ´Д`)「1さ〜ん、どこにいったの〜??」
八頭身さんだった。
- 51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:47:16.88 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「おお! これが噂の八頭身さんかぁ!」
( ´Д`)「ハァハァ……。1さんを追いかけてたら、突然の圧縮だもん。やんなるよ」
八頭身さんも圧縮に飲み込まれた一人だった。
1さんを追いかけ、VIPまで来た所を運悪く圧縮に巻き込まれたのだ。
( ・□・)「そうだったんだ……。じゃあ僕達と一緒に行こうよ!」
( ´Д`)「うん。僕も一人でさびしかったんだ」
(゜3゜)「さっそく仲間が見つかったな! こりゃ幸先いいや!」
田中さんは、そう叫びながら馬車に乗る。
僕も続いて馬車に乗り込んだ。
- 55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:50:32.61 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「ほら、ミセリも乗って!」
ミセ*゚ー゚)リ「う、うん」
僕はミセリに手を貸し、引っ張りあげる。
ミセ*゚ー゚)リ「キャッ!」
( ・□・)「おっと! 大丈夫!?」
ミセ*゚ー゚)リ「う、うん。ありがとうブーン」
(;・□・)(やばい、ドキドキしちゃう! 落ち着かなきゃ!)
そんな様子を、田中さんは微笑みながら見つめている。
(゜3゜)「はっはっは!若者は恋に冒険に大忙しってか!」
(//・□・)「た、田中さん! そんなんじゃないですよ!」
(`・ω・´)「……」
- 61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 18:53:47.23 ID:Um8AkpHH0
( ´Д`)「よし、それじゃ出発するよ!」
八頭身さんが動き出す。
連動して、馬車もゆっくりとスレの上を走り始めた。
( ・□・)「よし、まずは仲間を探すぞ!おー!!」
(゜3゜)ミセ*゚ー゚)リ( ´Д`)「おー!!!」
こうして、僕達はブーン小説を復興する旅に出た。
(`・ω・´)「……」
次回「シャキンですが、馬車の雰囲気が最悪です」
ご飯の後、すぐ再開!
- 66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:08:14.05 ID:Um8AkpHH0
シャキンだ。
かつてブーン小説のレギャラーAAとして活躍していた俺だったが
「ドラゴン圧縮」と呼ばれる災害に巻き込まれ、意識を失ってしまった。
運良く命は助かった俺は、助けてくれた奴らと共に馬車で旅をしている。
( ・□・)「大体さー、内藤とか時代遅れだよね!!」
ミセ*゚ー゚)リ「そうそう。いい加減飽きたって感じ? ブーンとツンがラブラブはい終わりーとかww」
(゜3゜)「うむ。だからブーン小説は駄目なんだよな!!」
くそ、こいつら言いたい放題いいやがって。
もう我慢の限界だ。
(`・ω・´)「お前ら、妬みも大概にしろ。醜いぞ」
皆の談笑が消え、一斉にこちらへ視線が集中する。
(`・ω・´)「……何だ、その目は」
- 71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:15:07.42 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「そんなこと言っちゃって、シャキンだって妬んでるんでしょ?」
(`・ω・´)「……なんだと?」
( ・□・)「ショボンのポジションが羨ましいんでしょ? ねぇ、本当のこと言いなよ!」
ブーンがそう言うと、他の奴らは鼻で笑った。
ミセ*゚ー゚)リ「だよねー。カッコつけといて、実は妬んでるとか超ダサくない?」
(゜3゜)「中二病臭いよー。うわっ!臭っ!」
田中は鼻を押さえながら、俺を小ばかにする。
こいつら……!
(`・ω・´)「俺をお前らと一緒にするな!」
叫ぶ。
だが、その声に返ってくるのは嘲笑。
ミセ*゚ー゚)リ「大体、何?この地の文の多さ。カッコいいとか思ってんの?」
(`・ω・´)「……なんだと!?」
( ・□・)「三点リーダーも使いすぎだし、見にくい」
(`・ω・´)「――――ッ!」
……言い返せなかった。
- 80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:19:27.72 ID:Um8AkpHH0
( ´Д`)「もうやめてください!!」
突然、馬車が止まった。
( ´Д`)「そういうの、やめましょうよ……。僕、うまく言えないけど
僕達は仲間でしょう? 仲間同士で争うなんて、駄目だ……絶対!」
(`・ω・´)「八頭身……」
八頭身の訴えに、馬車を静寂が包む。
- 85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:32:43.44 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「ごめん。僕、酷い事言っちゃった……」
( ・□・)「僕は羨ましかったんだ。いろんな世界で活躍する内藤が。
そして、僕は憧れると同時に妬んだ」
ミセ*゚ー゚)リ「私だってシャキンに酷い事言ったわ!
……輝いているレギュラー陣の女性AAが羨ましかった!
私も恋や冒険がしたかった!」
(゜3゜)「俺も、俺もだ!!」
三人は涙を流しながら、心の内をさらけ出す。
(`・ω・´)「みんな……」
みんな、本当はわかっていたんだ。
これは、妬みだと。
憧れは、やがて妬みと生まれ変わった。
有名と空気。
その対極が、この感情を生んでしまったのだ。
(`・ω・´)「みんな! 大丈夫、俺達は……今、ここにいるじゃないか!!」
、
- 95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:47:00.17 ID:Um8AkpHH0
「うわぁっぁぁぁん!!」
俺達は抱き合って泣いた。
こうして、俺達の絆は確かな物として、ここに出来上がったんだ。
――深夜
( ´Д`)「こんなもんでよかったッスか?」
( ・□・)「ぷはぁ〜。まぁ、こんなもんでしょ」
(゜3゜)「イメージアップして、神様に使ってもらおうなんてイカした作戦だぜ」
ミセ*゚ー゚)リ「馬鹿、余計なことを喋るな。神に聞こえたら元も子も無い」
(`・ω・´)「zzz…」
支援
- 100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:51:48.61 ID:Um8AkpHH0
次の日。
僕達は茶番劇を終え、再びスレの山を走っていた。
ついでに、この地の文は僕……ブーンの一人称だよ。
( ・□・)「うわぁ〜。それにしても、VIPっていろんなスレがあったんだね」
( ´Д`)「そうですね。パートスレから糞スレ、うpスレに……とにかく、色々ありましたね」
( ・□・)「え、おっぱいうp!?」
ミセ*゚ー゚)リ「ブーン……何、反応してるのよ」
(;・□・)「え、あ。ご、ごめん!」
ミセ*゚ー゚)リ「このスケベ!」
(;・□・)「いたたたっ!痛いよミセリ!」
( ´Д`)「ははは。お二人は本当に仲がいいですね」
(゜3゜)「……」
(`・ω・´)「……」
- 105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:53:46.17 ID:Um8AkpHH0
(`・ω・´)「……なあ」
(゜3゜)「……何だよ」
(`・ω・´)「俺達って……」
(゜3゜)「勝手に一緒にすんなよ……」
(`・ω・´)「なあ……」
(゜3゜)「あ……?」
(`・ω・´)「三点リーダー多いぞ……」
(゜3゜)「お前もな……」
(゜3゜)「……」
(`・ω・´)「……」
- 107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 19:57:50.62 ID:Um8AkpHH0
( ´Д`)「!!」
キキィッ!
( ・□・)「うわぁっ! 突然馬車が止まったぞ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「きゃぁ!」
( ・□・)「ミセリ!」
僕はミセリの体を受け止める。
ミセ*゚ー゚)リ「ありがとう……(照」
(`・ω・´)「八頭身、何が起こったんだ?」
シャキンがやっとのことで台詞を言う。
(;´Д`)「あ、あわわわ……」
八頭身の視線の先。
そこには、こちらに拳銃を突きつける男の姿――――。
- 109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:00:49.11 ID:Um8AkpHH0
/ ゚、。 /「……」
( ・□・)「あれは、ダイオードさん!?」
いや、男か女かすらわからない。
フードを頭からすっぽりと被っているのだ。
/ ゚、。 /「まだ、生き残っているAAがいるのか」
(`・ω・´)「八頭身――危ない!」
咄嗟にシャキンが八頭身の前に飛び出す。
瞬間、銃音が鳴り響いた。
- 113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:04:45.66 ID:Um8AkpHH0
(`・ω・´)「――――っ!」
(゜3゜)「シャキン!!」
田中さんがシャキンに駆け寄る。
シャキンは肩に被弾したらしく、血が流れてる。
( ・□・)「ど、どうして君が僕達に牙をむくんだ!」
/ ゚、。 /「私には設定が無い」
一言、つぶやくようにダイオードは言う。
/ ゚、。 /「男か女か、いや人間か否かさえ曖昧な存在だ。私は……自我の存在を確認したい。
アイデンティティを確立したい。それ故に――
/ ゚、。 /「私以外のAAはすべて消す。そうすれば、私の存在が否応無く確立する!」
( ・□・)「なんという電波……!これは説得出来ない!倒すしかない!」
- 123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:09:01.19 ID:Um8AkpHH0
( ・□・)「うおおおおお!!!!」
僕はかつて得た伝説の剣を設定から取り出す。
( ・□・)「どりゃぁぁぁっぁぁあ!!!」
/ ゚、。 /「何!?」
僕はダイオードの指が引き金を引く間も与えず、切り込んだ。
/ ゚、。 /「ぐ……これが設定の力の差ということか……」
( ・□・)「僕は選ばれし勇者だからね! 誰にも負けない!」
/ ゚、。 /「く、ククク……こんな私でも、設定はあるのだよ……。
かつて、神が与えてくれた最強の設定が……」
ダイオードの体が、徐々に巨大化していく。
( ・□・)「で、でかい。たぶん2メートルはあるぞ!!」
- 128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:13:01.12 ID:Um8AkpHH0
(`・ω・´)「ブーン、気をつけろ! そいつの設定は――――!」
/ ゚、。 /「おぉぉぉ……!!」
大地がゆれる。
僕はその設定の力に、心底驚いていた。
(;・□・)「そ、そんな!君みたいなマイナーAAにそんな設定の力が……!?」
(`・ω・´)「俺の知っている、奴の最も戦闘的な設定……」
/ ゚、。 /「英雄」
その姿から放たれるのは、圧倒的なまでの設定の力。
かつて物語で得た、能力だ。
( ・□・)「くそぉ!! 卑怯な!}
- 131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:18:07.71 ID:Um8AkpHH0
一瞬でダイオードの姿が消える。
それはもう、僕の一人称では表現できない速さだ。
/ ゚、。 /「絶」
(;・□・)「ぐわっ!! 大剣で凄いスピードで切られた!!」
僕に具体的な「能力」の設定は無い。
対し、相手は巧みなまでの設定から得られる力を持つ。
(;・□・)「くそっ! こんなことなら最強の設定をつけておけばよかった!!」
/ ゚、。 /「醜いな。勇者よ」
再び側面にダイオードの姿。
振り返る間もなく、斬られた。
(;・□・)「ぐわぁぁっぁぁぁああ!!!」
- 139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:22:36.93 ID:Um8AkpHH0
(`・ω・´)「ブーン!!」
(゜3゜)「よせシャキン! 設定の無いお前じゃ無理だ!」
(`・ω・´)「設定……何か……何か無いのか!」
/ ゚、。 /「非力」
再び大剣が僕の脳天にぶち込まれる。
(;・□・)「おぶっひょぉおぉおおおおお!!!」
痛い。めちゃくちゃ痛い。
けど、なぜか僕は死んでない。
/ ゚、。 /「ちっ。やはり設定の力は舞台でしか殺傷性を持たぬか」
(;・□・)「はぁはぁ……助けて。命だけは!!お願いします!!」
- 150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:38:53.18 ID:0YANsy9f0
ミセ*゚ー゚)リ「うわぁ……なんかマジでやばくない? 八頭身、逃げるよ!」
(;´Д`)「ええ!? そ、そんな……」
ミセ*゚ー゚)リ「うるさい! ナイフで八つ裂きにされたいの?
いっとくけど、このナイフはVIPで見つけた物だから殺傷力はあるよ?」
(;´Д`)「ひぃ! わ、わかりましたよもぉー!!」
ガラララララ……
/ ゚、。 /「逃がすと思うか?」
ダイオードの掌が赤く光る。
逃げようと走る馬車は、一瞬で爆発した。
(;・□・)「ミセリ!!八頭身!!」
/ ゚、。 /「ふん、設定の力は殺傷力は無い。そう言っただろう?」
/ ゚、。 /「だが、このままではラチがあかないのでな」
(;・□・)「ぐわっ!」
僕はダイオードにつかまれ、VIPの端へと持っていかれる。
- 153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:42:20.75 ID:0YANsy9f0
VIPの両端にあるもの。
それは、datの海。落ちたら過去ログの闇へと吸い込まれてしまう。
(;・□・)「いやだ!! dat落ちなんてしたくない!!」
/ ゚、。 /「さらばだ」
ダイオードが僕をぶん投げる。
翼がある訳でもない。
空を飛ぶ設定があるわけでもない。
(;・□・)「ちくしょおおおお!!! 僕はまだ死にたくない―!!」
(`・ω・´)「ブ――――ンッ!!!」
- 158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:44:58.69 ID:0YANsy9f0
/ ゚、。 /「安心しろ。私の秩序の為に、貴様らもdatへ沈めてやる」
(`・ω・´)「く、くそ……」
(゜3゜)「シャキン、時間を稼いでくれ」
(`・ω・´)「田中!?」
(゜3゜)「俺に策がある。……3分でいい」
(`・ω・´)「……わかった。やってみよう」
/ ゚、。 /「終わりだ。貴様らも過去ログへ消えろ」
- 163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:48:18.29 ID:0YANsy9f0
(`・ω・´)「……まさか、この力を使うことになるとはな」
俺(シャキン)はブーンから一人称を受け継ぐ。
そして、右手に現れた手袋をゆっくりと脱いだ。
/ ゚、。 /「何の真似だ?」
(`・ω・´)「……悪いが、一瞬で終わらせてもらう」
手の甲に、NE○の文字。
思い出した。
俺の、戦闘に特化した設定。
(`・ω・´)「ガゼットなんとかチャージ――!」
/ ゚、。 /「くっ! すごい中二病だ!」
- 167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:51:46.87 ID:0YANsy9f0
一瞬で何かが舞い上がる。
うる覚えのせいか、いまいち体に馴染まないが――――
(`・ω・´)「3分持たせるには十分だ!」
――――刹那。
轟音と共に俺は地を駆けた。
/ ゚、。 /「く、なんというせっかち……中二ごときが邪魔をするなっ!」
(`・ω・´)「らぁぁぁぁぁ!!」
ぶつかり合う設定の力。
一つは丹念に込められた力。
もう一つは、若さ故に凝縮された力。
- 169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:54:16.93 ID:0YANsy9f0
だが、決着はついた。
/ ゚、。 /「ふ……やはり設定はこちらのが上のようだな」
(`・ω・´)「くそ……」
やはり、相手は英雄。
設定とはいえ、その人知を超えた能力は圧倒的だった。
/ ゚、。 /「終わりだ」
ダイオードが俺の体を掴み、datへと投げ――――
( ・□・)「待て!!!!」
- 170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 20:56:40.29 ID:0YANsy9f0
/ ゚、。 /「馬鹿な……datへ落ちた貴様がなぜ現行にいる!?」
そこに現れたのはブーン。
紛れも無く、あの勇者ブーンだった。
(゜3゜)「ふふふ、●を使えばdatから拾ってこれる」
/ ゚、。 /「貴様、まさか!!」
(゜3゜)「そう、俺はまとめ依頼をしたのさ。勇者ブーンのな!」
- 175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:00:56.84 ID:0YANsy9f0
/ ゚、。 /「ふ、ふははは! だが、貴様が復活しようと私には適わん!」
( ・□・)「ダイオード……甘い!!」
/ ゚、。 /「!?」
ブーンの手には光の剣が握られている。
あれは、かつて世界を救った……
(`・ω・´)「datの剣!!」
邪心FOXを倒したとか倒してないとか言われた、設定を超えた伝説の武器。
( ・□・)「誰かの想いを勝手に借りちゃうけど、これで終わりだー!!」
ブーンが剣を振り下ろす!
光がなんかぴかーってなって、ダイオードに襲い掛かった。
- 178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:04:38.27 ID:0YANsy9f0
( ^ω^)「あー、やっと総合復活したお」
('A`)「ったく、圧縮とは困ったもんだ」
ξ゚听)ξ「まったく、私が主役のスレが落ちちゃったじゃない!ブーン、いい加減にしなさいよ!」
( ^ω^)「ちょwww八つ当たりだおwwwん?」
( ・□・)/ ゚、。 /「……」
(;^ω^)「君達、スレの外で何やってんの?」
- 188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:09:01.81 ID:0YANsy9f0
(;・□・)「え、えーっと」
( ^ω^)「というか、君誰だっけ?」
('A`)「見たことないな」
ξ゚听)ξ「私も」
(´・ω・`)「おーい、どうしたんだい?」
('A`)「うわっ! おい、見ろよ。せっかく立てた総合スレがめちゃくちゃだぜ?
(;^ω^)「これは酷い……」
(;・□・)「だ、誰のせいだろうね。まったく!」
- 190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:11:07.96 ID:0YANsy9f0
('A`)「うわっ! AAテンプレもめちゃくちゃ」
ξ゚听)ξ「……これ、あんた達の仕業?」
(;・□・)「え、えーっとですね。僕じゃないです。とりあえず僕は無罪です!」
(´・ω・`)「ねえ、どうしたの?」
( ^ω^)「ドクオー、そろそろ短編が投下されるお。行かなくていいのかお?」
- 196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:13:34.58 ID:0YANsy9f0
ξ゚听)ξ「ていうか、あんた以外誰がいるのよ」
(;・□・)「え、ほら。シャキンとかダイオードとか……ってあれ!?」
ξ゚听)ξ「誰もいないじゃない!」
(´・ω・`)「ねえ、どうしたの? ねぇねぇ」
('A`)「やべ、また俺の短編だ。行ってくる」
( ^ω^)「いってらーノシ」
- 200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:16:33.03 ID:0YANsy9f0
ξ゚听)ξ「あんた新手の荒らし?」
( ^ω^)「厨房の季節だから仕方ないお」
(;・□・)「あ、ちが……く、く、くくく……」
「はいはい、そこまで」
( ^ω^)「あ、神様。乙ですお」
ξ゚听)ξ「神様お疲れ様です」
「ふぅー。管理も楽じゃないっての」
- 203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:19:00.21 ID:0YANsy9f0
(;・□・)「か、神だって!?」
「困るんだよね。勝手に物語から抜け出して好き勝手やられちゃ」
(;・□・)「え? だって、それは……その……あいつらです!あいつらが悪いんです!」
【ほぼ全く使われないAAテンプレ】
/ ゚、。 / ミセ*゚ー゚)リ (゜3゜)「……」
(;・□・)「おい!何とか言えよ!!」
- 205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:20:57.50 ID:0YANsy9f0
「投下しすぎると、どうなるか知ってるよね?」
神はゆっくりと、僕に近づく。
(;・□・)「あ、あ、あ……」
(´・ω・`)「あ、僕の出番だ。」
( ^ω^)「いってらー」
ξ゚听)ξ「いってらー」
(;・□・)「うわぁぁぁっぁあああ!!」
- 207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:21:59.01 ID:0YANsy9f0
(´・ω・`)やぁ。ようこそバーボンハウスへ。
このページはサービスだから、まず見て落ちついて欲しい。
うん、「また規制」なんだ。済まない。
FOX★の顔も三度って言うしね、謝って許してくれと言っても許すつもりはない。
でも、このページを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「反省」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした2ちゃんねるの中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
この規制を発動したんだ。
じゃあ、規制解除以外の注文を聞こうか。
- 209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/18(金) 21:24:15.80 ID:0YANsy9f0
(;・□・)ブーン小説が終わったようです
( ^ω^)ξ゚听)ξ「「僕らの小説はこれからだ!!」」(´・ω・`)('A`)
――終――
- 215: 1 :2007/05/18(金) 21:30:56.59 ID:0YANsy9f0
- あとがき
みんな、マイナーAAのこともたまには思い出してね!
ちなみに、乗っ取りはしてないです。
途中からID変わったのはたぶん接続しなおしてたからだと思う。
では、>>1乙でした
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