从*ﾟ∀从 「いぇーい」 (ﾟ∀ﾟ* ) 2008 Dec.var
- 4： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:45:55.01 ID:Kithlsi60
- 【ブラッディー未遂クリスマス】
〜〜〜〜〜〜〜１２２４ 夕刻 ドクオ＆シャキン宅
('A`)「……」
('∀`)
('A`)「……」
(；A；)
(；A；)「どちくしょおおおおおおおおおおおおお （#｀･ω･´）「うるさい黙れ」
クリスマスなんか神道と仏教の国日本には関係ね （#｀･ω･´）「うるさい黙れ」
あーあーいいよな彼女がいる奴は！！ クリスマスを（ﾋﾟｰｰｰ）するための （#｀･ω･´）「うるさい黙れ」
偉大なるイエスキリストの誕生日を何だと思 （#｀･ω･´）「うるさい黙れ」
『クリスマスは恋人達の日（はぁと）』だとぉ！？ バカバカし （#｀･ω･´）「うるさい黙れ」
俺にとっちゃただの
（#｀･ω･´）三つ#)Aﾟ)
(#)A；)「今日も今日とてうどんを作りに行ってくるよ！
『UDONのスペースキングダム』は不定休だからね！！」
- 5： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:47:11.15 ID:Kithlsi60
- 〜〜〜〜〜〜〜１２２４ 夜 『UDONのスペースキングダム』
(#'A`)。0（畜生バカップル共め、今日は師匠もいないし、
店の明かりを性の六時間丸々点けっぱなしにして、雰囲気ぶち壊しにしてやる……）
ｶﾞﾗｯ
(#'A`)「へいらっしゃ……」
从 ∀从「兄貴〜」
(；'A`)「あれ、ハインじゃないか。
クリスマスイブなのにどうしてここに？」
从 ∀从「……」
从 T∀从
从 T∀从「うわぁぁぁぁん！ 兄貴ぃっ！！」
(；'A`)「な、どうしたのよさっ！！」
从 T∀从「お願い俺の気が済むまで兄貴の胸で泣かせてっ！！」
- 8： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:48:09.02 ID:Kithlsi60
- ＝小一時間後＝
从 ；∀从 ｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝ
(；'A`)「どう？ 落ち着いた？」
从 ；∀从「だいぶ」
(；'A`)「一体何があったのさ。今日クリスマスイブじゃないか。
ジョルジュ君と一緒に過ごしてると思ってたんだけど」
从 ；∀从「……そのつもりだったんだけどさ。
そのつもりだったんだけどさぁ！！」
从 ；∀从「ジョルジュの奴、俺がクリスマスイブだからさ、
豪華な料理つくってたんだけどさ、あいつ実家の手伝いがあるから今日は帰れないって。
せっかくのクリスマスイブなのに俺寂しくってさぁ！！」
(#'A`)「……なんだそのうらやましい状況。
寂しさの対象がいない俺へのあてつけ？」
(；'A`)「つーか、しょうがないと思った方がいいよ。
彼んち、結構有名な教会じゃないか。キリストの聖誕祭だもの、そりゃあ忙しくも……」
- 9： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:48:50.44 ID:Kithlsi60
- 从 ；∀从「俺も最初は諦めようとしたさ！！ だけどさ、だけどさぁ！！
俺がしょうがないから、兄貴の店にでも顔見せに行こうってさっき出かけた時にさあ！！」
――――――――――回想――――――――――
〜〜〜〜〜〜〜商店街
从 ﾟ∀从「あーあ、兄貴店にいるかなぁ」
从 ﾟ∀从。0（ん？ あれは……）
_
( ﾟ∀ﾟ)ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ ←あれ
从 ∀从「……」
―――――――――回想終了―――――――――
从 ；∀从「……俺の知らない女と一緒に歩いてるあいつがいたんだよぉ！！」
(；'A`)
('A`)
(#ﾟAﾟ)
(#ﾟAﾟ)「あのファッキンクソ豚マゾヒスト！！
俺の大事な大事な妹を嫁にもらっておきながらああああああああああああああ！！！」
(#'A`)「エロDVDの件は何とか許せるが、浮気はいくら何でも容赦せんぞおおおおおおおおおお！！」
- 12： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:51:13.53 ID:Kithlsi60
- (#'A`)「ハイン！ 戦闘準備だ！！ あの不届き者に地獄を見せてやる！！！」
从；ﾟ∀从「へ！？」
(#'A`)「ああちょい待ち、親父のケータイに電話して来てもらうから。
ああそうそう、ブーンとモララーにも応援を要請して……」
从；ﾟ∀从「いや、いいよいいよ！ 俺は只、兄貴同伴でジョルジュと話を……」
(#'A`)「いーやゆるせん！ この兄、必ずやあの太眉毛を地獄に突き落とす！！」
ﾋﾟｯﾊﾟｯﾌﾟ
ＰＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲ
〜〜〜〜〜〜〜某所のラブホ
ブーンの携帯『ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗｰ』←ゴッドファーザーのテーマ
ξ*///)ξ「はぁん！ ぶーん、ぶーんすごいよぉっ！！」
（ *＾ω＾）「おっおっおｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ξ*///)ξ「ああん、いく、いくよぉ！」
- 14： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:51:34.74 ID:Kithlsi60
- 〜〜〜〜〜〜〜某所のテニスコート
モララーの携帯『そいつはひどい 何処までも胡散臭くて 安っぽい宝の地図……』
( ﾟ∋ﾟ)「おい、ケータイ鳴ってんぞ」
（ ･∀･）「まだノルマの素振り４万本と腕立て２万回が終わってないからほっとくよ」
( ﾟ∋ﾟ)「ははは、お前気合いはいってんなぁ」
〜〜〜〜〜〜〜ドクオ＆シャキン宅
シャキンの携帯『ラヴイズオーヴァー……悲しいけれど……終わりにしよう……』
ジェーン『観てよダニエル、一拭きでホラこんなに綺麗に！』
ダニエル『おおジェーン、そんなにすごい洗剤がホントにたった２０＄で買えるのかい！？』
（*｀･ω･´）。0（おおおすげえ！ あんなに綺麗になるのか！）
- 16： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:54:37.72 ID:Kithlsi60
- 〜〜〜〜〜〜〜『UDONのスペースキングダム』
(#'A`)「……ビッチ！ 誰も出ねえ」
从；ﾟ∀从「だからそんなに大事にしなくてもいいって！
俺は只、ここへは兄貴に会いに来ただけなんだから。
明日の午後あたりにジョルジュをとっちめるのを手伝ってくれればいいから！」
(#'A`)「いいや！ それだけじゃ俺の気が収まらない！
こうなったら俺とお前の二人だけでも、あのアホ面眉毛に……」
ｶﾞﾗｯ
川 ﾟ -ﾟ)「まだ開いてるか？」
(#'A`)「よっしゃ！ ナイスタイミング！！」
(#'A`) ﾍﾟﾗﾍﾟﾗﾍﾟｰﾗﾍﾟﾗ (ﾟ- ﾟ 川
川 ﾟ -ﾟ)「……面白そうだな。手伝わせてもらおう」
(#'A`)「よっしゃ同士！！」
从；ﾟ∀从「ああもう！」
- 17： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:55:37.20 ID:Kithlsi60
- ＝さらに小一時間＝
Å Å Ψ Ψ
川 ﾟ -ﾟ)从；ﾟ∀从 (#'Å`)
↑ ↑ ↑
ﾐﾆｽｶｻﾝﾀ×２ ﾄﾅｶｲ
(#'Å`)「準備完了！！」
川 ﾟ -ﾟ)从；ﾟ∀从「「完了！！」」
(#'Å`)「我々はこれより、朝敵・ジョルジュの実家、
『聖☆名倉満里奈教会（１９３２年創立・プロテスタント系）』を強襲！
我が妹、ハインという妻がありながら浮気をした不届き者に天誅を下す！！」
川 ﾟ -ﾟ)从；ﾟ∀从「「おー！」」
(#'Å`)「いざ出陣……」
- 18： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:57:24.96 ID:Kithlsi60
- ｶﾞﾗｯ
_
( ﾟ∀ﾟ)「ちゃーっす」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「失礼します！！」
.Ψ Ψ
(#'Å`)「あ」
Å
川 ﾟ -ﾟ)「あ」
Å
从 ∀从「……」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)。0（え、何！？ どういう状況！？）
ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ。0（？？）
- 20： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/25(木) 23:59:04.16 ID:Kithlsi60
- 从 ∀从「ジョルジュ……」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「は、ハイン！？ なんでここに！？」
从 ∀从「こっちのセリフさ……。
てめえ、実家の手伝いだとか言っておいて……
そのくせ実は浮気で……しかも兄貴の店に来るなんて……」
从 ∀从「……俺をバカにしてるのかな……？」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「へ！？ は！？」
ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「う、浮気て……」
从# ∀从「と ぼ け る な ！！」
从 ∀从「あー畜生……さっき見たときはショックで声すら出なかったけど……。
あー駄目だ駄目だダメだ……」
从# ∀从「I kill you」
- 22： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:00:02.74 ID:DPTZC3P80
- _
( ；ﾟ∀ﾟ)「お、落ち着いてハイン！ 確かに嘘をついたのは悪かった！
ホントに悪いと思ってる！！ だけど、だけど浮気は誤解だ！！」
ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「ほ、ホントです！ ジョルジュ先輩は……」
从# ∀从「せ ん ぱ い ！？」
ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「ひっ！」
从# ∀从「ジョルジュよ。どう弁明する気だ？ ああん！？
この俺というものがありながら……俺がいながら……」
(#'Å`)「浮気なんてどういう了け
从# ∀从三つ#)Aﾟ) ⌒ ゜
川 ﾟ -ﾟ)。0（おーおー、修羅場っておもしれー）
- 24： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:02:40.73 ID:DPTZC3P80
- _
( ；ﾟ∀ﾟ)「は、ハイン、誤解だ、沙蚕だって、信じて……」
从# ∀从「ああもうダメだ、ジョルジュ、お前を殺して……」
ﾐｾ#ﾟーﾟ)ﾘ「いい加減にして！！」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「み、ミセリ……」
从# ∀从「……」
ﾐｾ#ﾟーﾟ)ﾘ「あなた、ジョルジュ先輩のお嫁さんでしょ？
どうして自分の夫の言うことが信じられないの！？
大体、だいたい僕は！」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「や、やめろミセリ！」
- 25： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:06:35.52 ID:DPTZC3P80
- ｼﾞｨｯ
ｽﾞﾙｯ
ﾎﾟﾛﾝ……
('A`)「あ」
川 ﾟ -ﾟ)「あ」
从 ∀从「え……？」
ﾐｾ*///)ﾘ「……僕は、男です」
从 ∀从「え……？ ……え！！」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「そーなんだよ、ハイン」
- 28： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:08:46.07 ID:DPTZC3P80
- ＝一寸後＝
('A`)「えー……つまり……」
川 ﾟ -ﾟ)「クリスマスプレゼントを買おうとしたジョルジュ君が、
ハインちゃんのためにいいものを買おうとして、
その道に詳しい後輩のミセリ君と相談がてら散歩していたのを、
たまたまハインちゃんが見つけて誤解したと？」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「おっしゃる通りで……」
ﾐｾ*///)ﾘ「……」
(；'A`)「あー……うん、確かに女の子っぽく見える……下手すりゃハインより」
从 ∀从「……」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「僕、プレゼントとかそう言うのには疎くって……。
反面ミセリは結構詳しいから、今晩徹夜してでも一緒に探してくれって……」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「で、ミセリがすぐすごくいいのを見つけてくれたんで、
しゃーないから商店街でも一緒に散歩しようって事に……。
ハインにはすぐ電話するつもりだったんですよ」
川 ﾟ -ﾟ)「つまり、浮気とかそう言うのでは？」
_
( ；ﾟ∀ﾟ)「全然ないっす……。
大体、仮にミセリが女だったとしても、ハインくらいの胸がないとねぇ……」
- 30： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:12:39.85 ID:DPTZC3P80
- ('A`)「あー……ハインハイン。浮気は君の完全な誤解だってさ」
从 ∀从「……あ」
('A`)「ジョルジュ君に言うことは？」
从 ∀从「……ごめんな」
_
( ﾟ∀ﾟ)「いいよいいよ。元々は俺が悪いんだし」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あのー……そろそろ僕、お暇しますね」
_
( ﾟ∀ﾟ)「あ、ご苦労さん、ミセリ。またこういうのがあったら頼むよ」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「おやすいご用です。それじゃ、失礼しましたー」
ｶﾞﾗｯ ｶﾞﾀﾝ
('A`)「……クー。俺たちも出ようぜ」
川 ﾟ -ﾟ)「ああ分かった。そこの自販機でコーンポタージュ買ってくれ」
ｶﾞﾗｯ ｶﾞﾀﾝ
从 ∀从「……」
_
( ﾟ∀ﾟ)「……」
- 31： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:14:49.18 ID:DPTZC3P80
- 从 ∀从「なんっつーか……。
その……ごめんな。俺の勘違いで……」
_
( ﾟ∀ﾟ)「いや、いいよいいよ。俺が悪かったんだから。それに……」
_
( *ﾟ∀ﾟ)「ハインのそう言うところも、俺、大好きだからさ」
从 ﾟ∀从「……」
从*ﾟ∀从「ありがと、許してくれて」
_
( ﾟ∀ﾟ)「そうそうハイン！ プレゼントだ、プレゼントがあるんだ」
从 ﾟ∀从「……？ 何、プレゼントって」
_
( ﾟ∀ﾟ)「秘密！ 明日の朝までな！」
从*ﾟ∀从「ったく、教えてくれたっていいじゃないかよ！」
_
( *ﾟ∀ﾟ)「ダメ。絶対秘密だからな！！」
- 32： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:17:28.79 ID:DPTZC3P80
- 〜〜〜〜〜〜〜『UDONのスペースキングダム』 玄関前外
(lil'A`)「おお さむいさむい」
川*ﾟ -ﾟ)「コーンポタージュｳﾏｰ」
('A`)「お」
川 ﾟ -ﾟ)「ん？」
- 33： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:18:03.78 ID:DPTZC3P80
- : .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .ﾟ: .: .: .: .: .: .｡: .: .: .: .: .
: .: .: .: .: .: .: ,i､_.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
: .: .: .: .: .: .:｀l.´: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: _,i､.: .: .: .
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ｡.: .: .: .: .: .:.｀!´.: .: .
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 。.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ..:
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .ﾟ: .: .: .: .: .: .｡: .: .: .: .: .
: .: .: .: .: ,i､_.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .:｀l.´: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:_,i､.: .: .: ..: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:.:｀!´.: .: ..: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 。.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:｡ .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .i￣｀￣｀￣｀￣｀￣｀l: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
: .: .: .: .| iﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆi .|: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
: .: .: .: .| iﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆi.,ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ: .: .: .: .: .: .
: .: .: .: .| iﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆi|_ ＿＿＿＿＿＿_｀!: .: .: .: .: .
: .: .: .: .| iﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆ ﾆi|_ ＿＿ _ ＿＿＿_ ,|: .: .: .: . .:
川 ﾟ -ﾟ)「星……か。やけに今日はよく見えるな」
('A`)「ああ……下のラブホの電気がいつもより多く点いてるのにな。なんでだろ」
川 ﾟ -ﾟ)「……案外」
川*ﾟ ｰﾟ)「サンタクロースが、味な真似でもしてくれたのかもな」
(*'A`)「……ま、そんなとこだろうな」
- 35： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:19:44.99 ID:DPTZC3P80
- 〜〜〜〜〜〜〜『UDONのスペースキングダム』 店内
从*ﾟ∀从「……」
_
( *ﾟ∀ﾟ)「……」
〜〜〜〜〜〜〜『UDONのスペースキングダム』 玄関前外
川*ﾟ ｰﾟ)「……」
(*'A`)「……」
- 36： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/12/26(金) 00:20:48.69 ID:DPTZC3P80
- _
从*ﾟ∀从 (ﾟ∀ﾟ* )
『メリークリスマス』
川*ﾟ ｰﾟ) ('A`*)
戻る