('A`)ドクオは童貞を捨てられないようです
- 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:12:04.74 ID:7aM8k5RbO
- ( ゚д゚ )「やあ、クー。調子はどうだ」
川 ゚ -゚)「うむ、内Pの時のウッチャン程度には元気だ」
( ゚д゚ )「そうか。やはり黄金期の頃の彼は実に生k」
川 ゚ -゚)「任務」
( ゚д゚ )「あ、うん、ごめん」
( ゚д゚ )「クー。単独での任務遂行は今回が初めてか」
川 ゚ -゚)「ああ、ようやく一人立ちできるようだ」
( ゚д゚ )「早いものだな……お前がスクールで訓練を受けてからm」
川 ゚ -゚)「任務」
( ゚д゚ )「あ、いや、ごめん」
( ゚д゚ )「今回の任務、私は難しくはないと考えている。が、慎重に事を運ぶ必要があるかもしれない」
川 ゚ -゚)「前置きはいい。早よ言え」
( ゚д)σ「スクリーンを見ろ」
\('A`)ゞ
川 ゚ -゚)「何だあの冴えない男は」
( ゚д゚ )「今回のターゲットだ。そうは見えんが、超能力者だそうだ。
潜在的にはレベルテラに匹敵するパワーを持つらしい」
- 7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:14:25.72 ID:7aM8k5RbO
- 川 ゚ -゚)「何と」
( ゚д゚ )「特化した能力は持たないらしいが、
逆に言えばどんな能力も本人次第で使えるようになるそうだ」
川 ゚ -゚)「危険だな」
( ゚д゚ )「ああ、危険だ。上層部でも意見が割れたらしいが、彼はすぐにでも無力化すべきとの結論に達した」
川 ゚ -゚)「つまり、彼の無力化が今回の私の任務か」
( ゚д゚ )「いかにも」
川 ゚ -゚)「分かった。では行ってくる」
( ゚д゚ )「頼むぞ、クー。人類の輝かしい未来の為に」
( ゚д゚ )9m「奴の童貞を奪ってこい!!」
('A`)ドクオは童貞を捨てられないようです
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:17:54.49 ID:7aM8k5RbO
- 俺の名はドクオ。
VIP高校に通うごく普通の高校生のふりをした超能力者だ。
('A`)(お、今日はシルク……)
('A`)(普通の白か……)
('∀`)(うはwwww縞パンktkrwwwwwwww)
俺の日課は、登校中にすれ違う女子生徒達のスカートの中を覗くこと。そのために朝はテレポートすれば事足りるところを、わざわざ徒歩で通学している。
もちろん覗き込むような、馬鹿な真似はしない。
自分の視界を超能力でちょっとだけずらし、スカートの端からパンツが見えるギリギリのラインに持っていくのだ。
分かる奴には分かるだろうが、歩くたびに左右に揺れるスカートと、チラチラと顔を出すパンツとのコラボレーションがたまらない。
ξ゚听)ξ「おはよー、ドクオ」
( ^ω^)「おいすー」
('A`)「ん?ああ、うす」
こいつらは俺に声をかけてくれる数少ない友人、ツンとブーンだ。
ツンはプロポーション的には微妙だが顔が良いので、以前はよく色々と拝ませてもらっていた。
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:20:55.88 ID:7aM8k5RbO
- ξ゚听)ξ「何ニヤニヤしてんの?」
('A`)「ちょっと思い出し笑い」
( ^ω^)「どうせエロいこと考えてたんだお?」
('∀`)「フヒヒwwwwサーセンwwwwwww」
しかし、今はツンはブーンの彼女だ。というか、ブーンの彼女になったおかげで、友人になれた。
そういう訳で、何だか二人に申し訳ないので、最近は視姦するのは自重している。
まあ、ノロケられたりしてムカつく時は透視したりするんだが。
ξ゚听)ξ「朝からー?不潔すぎて素で引くわ」
( ^ω^)「男のエロに時間帯は関係ないお!! ブーンだって一時限目からツンを脳内レイp」
( ゚ω゚);:.「ゴルバチョフっ!?」
ξ///)ξ「な、ななな何朝からほざいてんのよ!? せ、せめて五時限目くらいからにしなさいよね!!!」
( ゚ω゚)「み、みぞ……お…ち……」
ξ///)ξ「ちょっと! 聞いてんの!?」
('A`)(今日はピンクか……)
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:24:47.99 ID:7aM8k5RbO
- 授業中も、俺の超能力はその力を余すところ無く発揮する。それは何も、エロ関係に限った話じゃない。
( ><)「今日は数学の抜き打ちテストをやるんです!!」
『えーーーーーーっ!?』
(;^ω^)「そりゃねえお!! 予告してても0点なのに」
ξ゚听)ξ「お前は黙ってろ」
(,,゚Д゚)「ぶっちゃけ抜き打ちって教師の手抜きなんだろ?」
(*゚∀゚)「マジぃ?ってか今時抜き打ちとかありえないよねー」
<ヽ`∀´>「謝ざ(ry」
lw´‐ _‐ノv「…………万死」
( ><)「黙れ若いだけが取り柄のクズ共が!! お前らは教師の言うこと聞いてりゃいいんだよ糞カスゆとり!!!!」
('A`)(抜き打ちか……んじゃいつもの手で)
皆が怒るのも無理はないが、俺は落ち着き払っていた。
こんな時に、本当に超能力があって良かったと思う。
( ><)「それじゃー始めるんです!!」
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:28:51.51 ID:7aM8k5RbO
- ξ゚听)ξ「…………」
( ´ω`)「……グラフって何だお……」
皆は黙々と問題を解いている。時々先生が見回りに来るため、俺もポーズだけは取っているが、正直あんまり分からない。
('A`)(よし、そろそろか)
まぶたを半分ほど下ろし、眉間に力を込める。スカートを覗く時と同じ要領で、優等生のモララーの背後に視界を移す。
気分は中忍筆記試験の時の我愛羅だ。
( ・∀・)「…………よし」
('A`)(もう終わってやがる……相変わらず頭良いなこいつ)
しかしむしろ好都合、答えが上から下まで丸見え。この能力便利すぎてマジ俺勃起しそうだわ。
('A`)(ははぁ……これをこっちに代入する訳ね……)
何気にモララーの書く答えは先生のそれより分かりやすかったりする。
('A`)(でけた……自分でやったやつも織り交ぜて……と。よし、完璧だ)
我ながら手際が良すぎるぜ、カンニンGOOでもこうは行くまい。
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:32:01.27 ID:7aM8k5RbO
- と、その時。
川 ゚ -゚)「失礼する」
勢いよく扉を開けて、黒髪の女が教室に入ってきた。見た目から判断して、大学生だろうか。
( ><)「だ、誰なんです?!」
川 ゚ -゚)「教員か。大丈夫、私は怪しい者じゃない。武器も持ってないぞ」
両手を軽く上げて、一回転してみせる黒髪女。自信満々みたいだが、そんな問題じゃない。
(#><)「そんなの当たり前だろうが!! 今授業中なんだよ、割って入ってくんじゃねえよこのビッチが──」
川 ゚ -゚)「とうっ」
( <●><●>)「おぶちッ!!!?」
女の肘をモロに顎に喰らい、目を見開いたまま昏倒する先生。
倒れる直前に机の角でこめかみを強打したような気がするが、多分気のせいだろう。
<ヽ`∀´>「先生に何するニダ! お前何者ニダ!!」
川 ゚ -゚)「静かにしていろ、少年。沈黙はキムという言葉があるだろう」
(,,゚Д゚)「いや、金だろ」
川 ゚ -゚)「えいっ」
<ヽ`∀´>「ジョンイルッ!!!!」
女の膝を顎にモロに受けて、キムチを撒き散らしながらもんどりうつニダー。
開きっぱなしだった窓からそのまま階下に落下したような気がするが、多分気のせいだろう。
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:35:56.26 ID:7aM8k5RbO
- 川 ゚ -゚)「さあ、まだ騒ぎ立てる奴はいるのか?」
騒然としていた教室が、水を打ったように静かになる。当然だ、誰だって無意味に殴られたくなんかない。
川 ゚ -゚)「…………!」
('A`)「?」
辺りを見回しだした女と、おもむろに目が合った。途端にこちらに歩み寄ってくる。
何だ何だ?流石に目が合って「俺ひょっとして好かれてんじゃね?」なんて泣けてくる勘違いは中学で卒業したんだが、ちょっと期待しちゃうじゃないか。
川 ゚ -゚)「…………」
女は俺の机の前に仁王立ちし、腕を組みながら値踏みするように見つめてくる。
クラスメート達の目も、否応なしに集まる。
で、肝心の俺はというと、
('A`)(おっぱいでけぇな……)
女の胸に釘付けになっていた。
- 19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:39:23.79 ID:7aM8k5RbO
- しかし、致し方あるまい。
机に座った体勢からだと女の背が高いのもあいまって、嫌でも視界の中心に来るのだ。
それが腕を組まれたことによりさらに強調され、質素なワイシャツの奥ではちきれんばかりに存在をアピールしている。
ええもう、見るなってのが無理ですよ。こちとらガン見しちゃいますよ。
川 ゚ -゚)「君がドクオか」
('A`)「え?ああ、はい。そっすけど」
( ^ω^)「ドクオ、知り合いなのかお?」
ξ゚听)ξ「彼女にしては様子がおかしいわね」
lw´‐ _‐ノv「愛し合う二人、しかし運命は無情にも彼らを引き裂く」
何故か女は俺の名前を知っていたが、そんなことはどうでもよかった。ましてや外野の声など俺の耳には届かない。
(*'A`)(これはもう、ちょっと透視させてもらうしかないっしょ)
このベストアングルで、下着姿を拝ませてもらおう(ちなみにただの素っ裸は萌えないので、滅多に見ない)。
- 21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:45:16.78 ID:7aM8k5RbO
- 川 ゚ -゚)「私の名前はクー。以後宜しく頼む」
(*'A`)「あ、はい。クーさんっすね。どぞどぞ」
返事もそこそこに、瞳の奥に力を込めてクーに焦点を合わせる。顕微鏡で少しずつ倍率を上げていくように、慎重に服を……
(*'∀`)(ふぉおおおおおおおおおおおおお!!!!
黒!! 黒がおいでなすったぞおおおおおおおお!!!!)
俺は歓喜の余り、机の下で拳を握りしめた。状況が違えばイヤッホォオオオオしていただろう。
クーのブラには華美過ぎず地味過ぎずの、絶妙なラインの装飾が施されていた。
それが豊かなおっぱいを下から包み込み、肩に向かうブラ紐で半ばまでを重そうに支えている。
乳房の露出度も高めで、何だか勝負下着のように見えた。
さておき、組んだ腕を動かすたびに左右にわずかに揺れる見事な巨峰に、俺は心を奪われてしまった。
胸だけではない。白い素肌、適度にくびれた腰、引き締まった腹部、予想外にきわどいパンツ……いや、パンティー。
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:49:01.70 ID:7aM8k5RbO
- これは、相当な数の下着姿を透視してきた俺でもなかなかお目にかかれない逸品だ。
是非とも夏場の姿を見たい。何回も見たい。
(*'A`)(いけね、ムラムラしてきたぜ)
川 ゚ -゚)「ドクオ……」
(*'A`)「はい?」
川 ゚ -゚)「好きだ」
(*'A`)「はい、そりゃあもう俺だってたまら……」
(*'A`)「…………」
('A`)「?」
川 ゚ -゚)「好きだ、ドクオ。抱いてくれ」
('A`)「??えっ──」
気づいた時には、両頬を手で掴まれていた。そして目の前に彼女の顔がっていやもうすぐそこにちょっと待っ
(゚A゚)「アッー!!!!!!!!1!11111111」
(;゚ω゚);゚听)ξ;,,゚Д゚);・∀・)*゚∀゚)「「「な、何だってーーーーーーーー!!!!!??」」」
lw´‐ _‐ノv「……テスト終わった」
- 27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:51:38.35 ID:7aM8k5RbO
- (*゚A゚)(あっ……ら、らめぇ…………舌入れないでぇ……あっ、あっ、ああああああああああっ!!!!!らめ、意識飛んじゃうううううううドクオの意識いっぱい飛んじゃうううううううううううううッ!!!!!!!!)
(*゚A゚)「────ガクッ」
川 ゚ -゚)「……ふっ」
(;^ω^)「どっ、ドクオー!! しっかりするんだお!!! 股間はしっかり元気だけど!!!!!」
(* A )「…………」
ξ゚听)ξ「なんて……幸せそうな顔なのかしら」
(,,゚Д゚)「ドクオの野郎、冗談じゃねえぞゴルァ!!」
(*゚∀゚)「え、何何?ホントに彼女なの?すっごい美人じゃん!!」
(*・∀・)(いいなあ……)
lw´‐ _‐ノv「さあ 眠りなさい 疲れきった 身体を投げ出して 青い そのまぶたを唇で(ry」←聖母たちのララバイ
lw´‐ _‐ノv「……ジャスラック死ね」
こうして、俺の人生は始まった。
色々な意味で。
- 29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:54:43.88 ID:7aM8k5RbO
- (*'∀`)「いやー参ったねマジで。ついに俺もモテ期突入かぁ、都市伝説じゃなかったのね」
西の空が茜に染まる中、下校中の俺はこの世の春の到来に心から喜んでいた。
当然だ。いきなり授業中にとびきりの美人が現れたかと思えば、俺の唇をディープにキャッツアイしたのである。碇くんだってびっくりだ。
( ^ω^)「ドクオ凄いお! モテ期ってレベルじゃねーお!!」
ξ゚听)ξ「いやいやいやいや、それ以前に何なのよあの女。
結局他の教室から来た先生たちも殴って逃げ帰っちゃったし」
何でもクーは俺が気絶した後、「出直す」とだけ言い残して逃げ去ったらしい。
('A`)「あれだろ、どっかで俺を見て一目惚れ→居場所見つける→思わず突入→たまらずキス」
( ^ω^)「あるあ……あるあるwwww」
ξ゚听)ξ「ねーよwwwwwww」
- 30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 01:57:27.24 ID:7aM8k5RbO
- ('A`)「だが俺は現実にファーストキス奪われてんだぜ?しかも抱いてくれと来たもんだ」
ξ゚听)ξ「美人局かもしれないわよ?」
('A`)「金なんてありそうも無い初対面の高校生んとこに授業中に乱入してキスする美人局なんて聞いたことねぇよ」
ξ;゚听)ξ「ぐっ……、変なトコだけ正論で来るわね」
('A`)「俺だって馬鹿じゃない。色んなケースを考えたさ……
しかし結論はいずれも、俺モテ期到来wwwwうはwwwwwwおkwwww把握コースに行き着いてしまうんだよ」
ξ゚听)ξ「そんなバナ……馬鹿な」
俺の冷静な指摘を受けてもまだ納得できないのか、ツンはしきりに首をひねっている。
他人の幸せを妬むタイプの女と見た。
( ^ω^)「ツン、もうやめるお」
ξ゚听)ξ「ぶ、ブーン?」
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 02:00:02.49 ID:7aM8k5RbO
- ( ^ω^)「出逢いはいつだって突然に……そんな台詞もあるお。
経緯はどうあれ、ドクオの良い所を見てくれる人がついに現れたんだお」
( ^ω^)「なら、僕たちに応援しない理由は無いはずだお。違うかお?」
ξ゚听)ξ「ブーン……」
('A`)「お前って奴は……」
ありがとう、ブーン。そして、すまない。
正直お前がツンと付き合い始めた時は、何でお前みたいなピザがこんな可愛い娘と付き合えんだよ不公平じゃねえか死ねよカスとか思ってた。超能力でお前んちの犬を虐めたりもした。靴のかかとをヤスリですり減らしたりもした。
こんな自分が恥ずかしい。
(;A;)「…ひっく……ありが……ごめ…………」
( ^ω^)「ちょwwww感動しすぎwwwwww」
(;A;)「お、おで……お前らに嫉妬してたりしたこともあったってのに…………」
( ^ω^)「…………。過ぎたことはどうだって良いお」
( ^ω^)b「俺たち……マブじゃねえか」
- 33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 02:03:12.01 ID:7aM8k5RbO
- 真っ赤な夕日を背に受けて、朗らかに微笑むブーン。お前カッコ良すぎじゃねえか、今なら掘られたって良い。
(;A;)「ブーーーーーーン!!!!!!」
ξ*゚听)ξ「な、何よ。あんたにしては珍しくマシなこと言うわね」
( ^ω^)「おっおっお、惚れ直したお?」
ξ///)ξ「……バカ」
ああ、今ならこんな空気だって許せるぜ。いやむしろどうぞして下さいって感じだ。何でツンがブーンに惚れてるのか、少し分かった気がする。
( ^ω^)ノシ「バイブー、ドクオ。また来週ー」
ξ*゚听)ξ「じゃあね」
そんなこんなしてる内に分かれ道にさしかかり、俺はブーンたちと別れた。
別れた後の二人がいかにも良いふいんき(ryで手なんぞつなぎながらどこかへ向かっても、俺のすがすがしい気分は少しも曇らない。
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/21(月) 02:06:36.79 ID:7aM8k5RbO
- ('A`)「俺に足りないのは寛大さだったんだな……」
泣きはらした目をこすりながら、しみじみと呟いた。顔が残念だからって卑屈になってはいけない。
今さらながら、そのことを深く実感した。
('A`)「器のデカい男になって、必ずクーさんを彼女にしてみせるぜ」
('A`)「……つっても、もうモノにしてるようなもんだけどな」
(*'∀`)「なーんつって! なーんつって!」
すれ違う人々にあからさまに奇異の目で見つめられても、ハイになっている今の俺にとってはむしろ快感だった。
エクスタシーに浸りながら、家の玄関にたどり着く。
('A`)(明日は外出して彼女探してみるか……何か服探さなきゃな)
幸い、明日は休みだ。日程を脳内で組み立てながら、家のドアノブをひねる。
('A`)「ただいまー」
川 ゚ -゚)「お帰り。遅かったな」
( A ) ゚ ゚「あびゃらkうぶくあばばばばばばばばばばば」
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