ノパ听)は奮闘するようです
- 4: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:12:31.56 ID:6SIG9i1u0
ノパ听)<第七話!!
('A`)「うい〜〜。いい湯だな〜〜」
自慢じゃないが、家の風呂は広い。
今もこうして足を伸ばし、風呂を堪能している。
俺は風呂が好きで、最低でも30分は浸かることが多い。
一日の疲れが取れているというのを、肌で実感できるからだ。
(-A-)「あぁ〜〜〜〜〜……」
目を瞑る。
俺の妄想力は凄まじいもので、今やレベル70は超えていると確信している。
俺の脳内では蒼星石がいた。
- 6: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:15:27.57 ID:6SIG9i1u0
蒼「ド君の背中広いんだね!!」
('A`)「そうだろうそうだろう。どれ、お兄さんに前を見せてごらん」
蒼「や、やだよ!!恥ずかしいじゃないか!!」
('A`)「そんなこと言わずにほれほれ〜い」
蒼「あ……///」
('∀`)「フヒヒサーセンwwwwww」
ノハ;゚听)「な、何やってるのドクオ……。涎なんてたらして……」
俺が脳内で楽しんでいるとき。
そこにはヒートがいた。
- 7: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:17:46.73 ID:6SIG9i1u0
(;'A`)「ヒ、ヒート!?なんでここに?つーか入ってくるなよ!!」
ノハ*゚听)「たまには…いいじゃん…幼稚園のころなんて毎日入ってたし…」
(;'A`)「お、お前それは幼稚園のころだろ!!って話を聞けい!!」
ヒートは俺の話を聞かずに、一枚、また一枚と服を脱いでいく。
そしてついに、下着を全て脱いでしまう。
豊満な胸を前に、俺はおっきした。
ノハ*゚听)「背中……洗ってあげるよ…?」
俺の理性は崩壊した。
('A`)「ぐおおおおおおおおおおおおお!!!ヒートおおおおおおおおおお!!!」
- 9: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:19:58.51 ID:6SIG9i1u0
J( 'ー`)し「やん、エッチな子」
- 12: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:23:37.41 ID:6SIG9i1u0
(゚A゚)「ぎゃああああああああああああああ!!!」
布団から飛び起きる。
全身からは気持ち悪いほど汗が出ていた。
これが現実かどうか確かめるために、頬をつねってみる。
うん、現実だ。
(;'A`)「おかしい……いつから俺の生活はこんなにエキサイティングになったんだ……?」
答えるまでもない。
ヒートが来てからだ。どう考えても。
俺は汗を吸収した寝巻きを脱ぐ。
ノハ///)「やん……ドクオのおっきくなってる……」
- 13: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:25:44.56 ID:6SIG9i1u0
('A`)「……」
まさかこれも夢なのだろうか。
とりあえずもう一回頬をつねってみる。
うん、痛い。ということはこれは現実なのだろう。
ぼやけた思考回路が徐々に精細になっていく。
(゚A゚)「うわああああああああああ!!お前なにやってるのおおおおおおお!!」
ノハ///)「だって……いつまで経っても起きてこないから……」
(゚A゚)「出ていけえええええええええええええええええ!!」
顔を赤く染めているヒートを強引に追い出す。
ヒートは最期まで俺の息子をじっと見ていた。
- 14: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:28:37.90 ID:6SIG9i1u0
(;'A`)「はぁ……」
ヒートを追い出すことに成功した俺は、制服に着替える。
あぁ…身体がだるい。
まるでマラソンをしたあとのようだ。したことないけど。
休みたい衝動に駆られるが、そこはぐっと堪え階段を降りる。
J( 'ー`)し「ニヤニヤ」
ノハ///)「…………」
非常に気まずい食卓がそこにはあった。
なぜかカーチャンは微笑んでいるし、今だヒートの顔は赤い。
野郎……。カーチャンに何を話したんだ……。
- 20: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:32:55.47 ID:6SIG9i1u0
(;'A`)「今日の朝ごはんはなんでございましょうか?」
J( 'ー`)し「見ればわかるだろ短小」
ノハ///)「…………」
(;'A`)「まだそのネタ引っ張るんですね…。大変おいしそうなサラダですね…」
J( 'ー`)し「ありがとう。スーパーのおばちゃんたち喜ぶと思うわ」
ノハ///)「…………」
(;'A`)「あはは……。お母様が作ったものじゃなかったんですね……」
J( 'ー`)し「ドクオ……」
ノハ///)「…………」
(;'A`)「あ、はい。なんでございましょうか?」
・
・
・
・
J( 'ー`)し「やん、エッチな子」
- 22: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:35:07.78 ID:6SIG9i1u0
(゚A゚)「なぜそれをおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ノハ///)「……だって、寝言大きかったから……」
J( 'ー`)し「まさに猿ね。猿」
俺は鞄を取り、家を飛び出した。
(;'A`)「こんなところにいられるか!!」
ノパ听)「あ、待ってよドクオ!!!」
J( 'ー`)し「ふん……。まだまだ若いわね」
お前何キャラだよ。
- 24: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:37:20.94 ID:6SIG9i1u0
放課後。
ヒートとの微妙なふいんきはやっとなくなったころ。
ツンがある提案をしてきた。
ξ゚听)ξ「ねぇヒート。今日、泊まりにいっていい?」
ノハ;゚听)「え?え?家に泊まりに来るの?」
ξ゚听)ξ「駄目ならいいけどさ」
どうしたらいいのかな?という目線で俺の顔を覗くヒート。
だから代わりに答えてやった。
('A`)「いいぞ別に。ブーンも来るか?」
( ^ω^)「おっおっお。いいのかお?」
いいぞいいぞこいこい。
カーチャンとの微妙な空気間は避けたいからな。
- 28: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:39:45.04 ID:6SIG9i1u0
ξ゚听)ξ「ありがと。じゃあ一回帰って支度してから行くね」
('A`)「おうわかった。んじゃまたあとで」
( ^ω^)ノ「ばいぶー」
ノパ听)ノ「また後でね!!」
二人は帰り、俺たちも部屋を片付けるためにそのまま帰宅する。
このとき、俺たちは美しく帰宅しなければいけない。だって……。
('A`)b「帰宅部だからさ!!」
ノハ#゚听)「ダダダダダダッダdッダダンンダンダンバナナブウーン!!」
今なら風を越せる……。
俺たちは本気でそう思っていた。
- 30: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:42:55.27 ID:6SIG9i1u0
-
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三J( 'ー`)し「フヒヒサーセンwwww」
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 / つ(Y)、
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三└◎)----◎)┗┛))
ノハ#゚听)「ズンズンズンズンズンズバダッダンダン!!」
三 三 / つ(Y)、
____ └◎)----◎)┗┛))
( #'A`) 「バューンバューン!!」
三 三 / つ(Y)、
____ └◎)----◎)┗┛) ピュー
- 33: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:45:50.16 ID:6SIG9i1u0
('A`)「なかなかいい帰宅ができたな」
汗を裾で拭い、俺とヒートは家へと入ってた。
なぜかカーチャンが勝ち誇った顔をしていたが、スルーすることにする。
J( 'ー`)し「ッチ!!」
スルーをする。なんちって。
階段を上がり、整理し終わったところで二人は来た。
( ^ω^)「おじゃましますお」
ξ゚听)ξ「お邪魔しまーす」
二人は私服に着替えてきたようだ。
ブーンはTシャツにジャージ、さらにはサンダルで来やがった。
きめぇwwwww
- 35: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:48:45.19 ID:6SIG9i1u0
それからは喋ったり、ゲームしたりと賑わった。
久々にこんなに楽しい時間をすごした気がする。
ヒートなんてさっきからずっと喋りとおしだ。ツンとブーンも嬉しそうにそれを聞いている。
('A`)(こうしてみるとあれだな……)
なんかみんながヒートの保護者みたいだ。
まぁブーンもその点では似てるけど。
ξ゚听)ξ「あら?もうこんな時間なのね」
( ^ω^)「おっお。時間が流れるの早いお」
時刻はちょうど2時を指していた。
- 37: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:50:59.01 ID:6SIG9i1u0
ノハ*゚听)「ね、っねぇ!!怖い話しない?」
( ^ω^)「2時に怖い話をするなんて、ヒートちゃんも大胆だおね」
ξ゚听)ξ「私はいいわよ」
('A`)「俺もいいけど、でもネタ持ってないぜ」
(*^ω^)「じゃあ僕がするお!!」
そう告げるとブーンはぽつり、ぽつりと語りだす。
電気は消したからブーンがどんな表情をしているかわからない。
だから尚更怖く感じた。
(;'A`)(小便いっときゃ良かった)
- 39: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:54:13.97 ID:6SIG9i1u0
- ( ω )「これは……友達の友達の兄ちゃんの彼女の彼氏から聞いた話だお」
('A`)(ん?今大変な事を言わなかったか?)
彼氏の仮名をAとするお。
Aがまだ小さかったとき……小学生のときの話らしいお。
ある日、Aの友達のBが松葉杖をついて登校してきたんだお。
Aは、どうして怪我をしたんだ?良かったらおしえてくれないか?
と、Bに何度も聞いたんだけど、結局Bは理由を話してはくれなかったんだお。
Bは先日に父親を亡くしたばかりなので、Aはとても心配したんだお。
だからAは、前日にBと遊んでいたCとDに聞いてみることにしたんだお。
最初こそ二人は困っていた顔をしていたけど、AとBは親友ということで
特別に教えてくれたんだお。
C「昨日、Bの家の中庭で、キャッチボールをしてたんだ。
そしたらDが暴投をしてさ、Bがそのボールを取りにいったんだよ」
D「そしたらBが転んじゃってさ。それでBの足にさぁ……」
C「落ちてきたんだよね」
A「何が?」
D「Bの母親が……」
Bの母親は病院に運ばれたんだけど、結局死んじゃったんだお。
両親を亡くしたBは叔父に引き取られ、その後Bを見る者はいなかなったんだお。
- 42: ◆I40z/j1jTU :2007/06/10(日) 23:58:20.28 ID:6SIG9i1u0
( ω )「これで僕の話は終わりだお……」
ノハ;゚听)「………」
ξ;゚听)ξ「………」
(;'A`)「………」
暖かくなるこの季節。
だが、その暑さが一気に吹き飛んだ気がした。
(;'A`)「わ、悪い!!俺便所に行くわ!!」
ξ;゚听)ξ「お、男のくせに肝が小さいわね!!」
ノハ;゚听)「………」
言い出しっぺのヒートは今だ口を広げ唖然としていた。
ヒートとは対照的にブーンは満足げな顔をしている。
……やれやれ。心臓に悪いぜ。
- 44: ◆I40z/j1jTU :2007/06/11(月) 00:00:07.37 ID:WGUgm2o30
J( 'ー`)し「私は落ちないから安心して良いわよ〜〜〜」
- 46: ◆I40z/j1jTU :2007/06/11(月) 00:02:08.99 ID:WGUgm2o30
(゚A゚)「ぎゃああああああああああああああ!!!」
予想だにしない展開に、俺の膀胱はついてこれなかった。
ビジャアアアアアアアアアアアアアア!!!
(;^ω^)「ドクオ汚いお!!」
ξ#゚听)ξ「さいってい!!下品な男!!」
ノハ;゚听)「ど、ドクオ……大丈夫?」
J( 'ー`)し「やーねー。短小包茎は」
(゚A゚)「………ピクピク」
俺は、朝になるまで目を覚ますことはなかった。
('A`)<第七話、終わりだ。
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