( ^ω^)は駆動兵器を操るようです
- 4: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:45:24.45 ID:aZiKgCjT0
/ ,' 3「まあ、これは不可能では無いが……。本当にやるのかね?」
('A`)「はい。お願いします。最後にこんなわがままを言って……すいません」
パタン。
音を立てて荒巻がファイルを閉じる。
無茶なことを言っているのは重々承知している。だけど、これだけはしておきたい……!!
そう、ドクオは言う。
荒巻はドクオに向かい微笑みかけると、肩を叩いた。
/ ,' 3「わかった。君の発想を形にしよう!!」
('A`)「ありがとうございます!!」
そのドクオの案とは、合体。
VBの拡張性の無いボディに無理矢理ではあるが、VGの持つフレキシブルアームを取り付けたエクステンドタイプ。
ブーンへの弔い、そういう風にも取れたが、ドクオの考えは少し違っていた。
('A`)「これで、ブーンの敵を、ブーンと共に取れる気がするんです」
/ ,' 3「そうか……。だが、ドクオ君には一つ言っておこう」
('A`)「……何ですか?」
- 10: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:46:47.77 ID:aZiKgCjT0
/ ,' 3「亡き者の無き陰を追っていては、いつまでも前へは進めん。
陰と言うのは影とも書き、人の後ろに現れるもの。太陽を背にして影を見れば、影は前にあるじゃろ?
影を追うということは、太陽に背中を向けて、太陽と距離を開けていくことなんじゃ」
('A`)「……」
/ ,' 3「太陽から離れると、どんどん寒くなっていく。
その内お主の心は、亡き者に雁字搦めにされて、動きもとれず、寒い場所へ置いてけぼりにされてしまうのじゃ」
荒巻の言う事は、正しかった
どこかで聞いた歌詞の通り。
上を向くのは、足元を見ない為。影を見ないために上を向くのだ。
そして、太陽がどこにあるか確認する為……。
明るい希望を、見失わないように歩くために――。
( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第31話『最後の戦い・前夜』
- 13: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:48:13.83 ID:aZiKgCjT0
共闘を決めて一週間が経った。
クルー達によって駆動兵器の整備等が進められている中、
駆動兵器を操る者達が、作戦会議室なる所に召集されていた。
( ゚∋゚)「まだ博士は来ていないのか」
('A`)「一体、なんなんでしょうかね?」
( メωФ)「向こうの駆動兵器の情報だろう。あのクマーの乗る駆動兵器を作ったのは、シラネーヨ殿だ」
川 ゚ -゚)「ふむ……。あのゴリラのようなものも、そうであろうな」
('A`)「ゴリラ?そんな奴がいたんですか?」
川 ゚ -゚)「ああ。そういえば、帝都侵攻は私だけであったな。
帝都を守っていた駆動兵器がいたのだよ。顔から手足が生えたような奴だった。
VBなら、近接戦闘に持ち込まれるとやっかいだろうな」
('A`)「やっぱり、機体同士の相性ってあるものなんですね」
( メωФ)「もちろんあるよ。私が乗るVP、クーさんが乗るVRは近接戦闘に長けている。
槌矛、刀を持って戦う所からそれはわかるだろう?
クックル君や、ドクオ君が乗るセパタクロウ、VBは遠距離支援型。
おそらく、ν侵攻の際はコンビを組んで戦うことになるよ」
- 18: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:49:25.83 ID:aZiKgCjT0
そうして、駆動兵器について会話をしていると、シラネーヨが部屋に入ってきた。
手には紙切れを持っており、各自に1枚ずつ配る。
そこには、大型の駆動兵器の図、情報が記載されていた。
( メωФ)「これは……。クマーが乗っていた駆動兵器ですか?」
( ´ー`)「そうだよ。これはオペラといってね、複座型駆動兵器さ。今回は、この駆動兵器が、所謂大ボスだよ」
('A`)「これ……手が四本もありますね」
( ゚∋゚)「複座型だからだろうな。おそらく、腕を2:2で操作しているのだろう」
( ´ー`)「その通りだよ。このオペラにはね、複雑なシステムを使用しているんだ。
それはね、駆動兵器の動力となる流れを、両方のパイロットから抽出して、一つに纏めるという事。
なぜそれがそこまで複雑かと言わせるとだね……」
- 22: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:50:45.58 ID:aZiKgCjT0
――――
―――
――
(;'A`)(なげぇ……)
(;メωФ)(さすがに基本システムうんぬんで4時間も話されると……)
長い説明にうんざりする二人。
耳で聞いて、頭で違うことを極力考えるようにしていた。
それに対して、クックルとクーは、シラネーヨの話す事は話す事を吸収しようと聞き入っていた。
川 ゚ -゚)「……そこは、どうなっているのですか?
今までの理論では、流動エネルギーの発生量と、
流動エネルギーの使用量の差異が無さ過ぎるような気もしますが……」
( ´ー`)「それはね、無駄を減らす事によって極力減らされるようになったんだ。
駆動兵器を開発した荒巻博士は、希代の天才だよ。これは間違いない。
だけどね、やはり初期生産物というのは何でも、エネルギーを使いすぎる所があるんだ。
そこを省エネルギーしていくのが、いわば僕達。知識を分け与えてもらった身分さ」
( ゚∋゚)「ふむ……。乗る者として、タメになるものだ」
('A`)「……お前、本当に理解してんのかよ」
(;メωФ)「そ、そろそろ本題に……」
( ´ー`)「あ、ああそうだったね。二人には後で話をしてあげよう」
- 28: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:52:06.71 ID:aZiKgCjT0
気を取り直して、シラネーヨが部屋を暗くする。
そして、投影機にフィルムを映し、オペラに関する各部の情報が浮かび上がった。
('A`)「比べてみると、やっぱりデカいですね」
( ´ー`)「約1.6倍ほど……かな。
作った自分が言うとおかしいんだが、これは自信作なんだ。できれば壊したくないんだけど……」
川 ゚ -゚)「……」
(;´ー`)「……まあ、そうはいかないわけで」
( ゚∋゚)「こいつには、どう対応すればいい?正面から突撃されればひとたまりも無いだろう?」
( ´ー`)「オペラはね、近接兵器、遠距離兵器共々備え付いているんだ。
離れれば、腕部に装填されたビームキャノンで狙い撃ち。
近づけば超巨大ハンマーで滅多打ち……。さて、どうしたもんか……」
( メωФ)「電磁トラバサミを仕掛けるのは?」
( ´ー`)「……どうだろうね。飽く迄もあれは戦車用。
従来の駆動兵器の大きさで、綺麗に引っかかって30秒程だろうし……、
10秒足止めできればいいくらいだろうね。いや、もしかしたら効かないかもしれない」
- 35: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:54:07.97 ID:aZiKgCjT0
そこから、最後の戦いの砦、オペラの攻略方法の議論が始まった。
とりあえず、幸いな点はスレスト湿地のように、地面が不安定な所では無い所であろう。
何回も言われているとおり、駆動兵器は足場によって非常に優劣が変わるものである。例に挙げるとするなら、セパタクロウ。
脚部に付いた車輪は、地形による影響を受けにくい。自重があろうとも、すさまじい回転力で駆け回ることができるからだ。
それに反して、VR、VP、VBのようなスタンダードな駆動兵器は、その自重が邪魔をし、足場が緩いと脚を取られてしまう。
今回は、そのような心配点が無い。
思う存分戦うことができるのだ。
そしてもう一つ。
ピチカート周辺は、東側に荒野。西側に森林地帯が広がっている。
森林地帯は、スレスト湿地に向かうので、非常に鬱蒼としているのであるが、荒野側は、ゲイツ砂漠へ繋がっている。
理想的な戦闘運びとしては、荒野部分にVP、VRを投下。
ピチカートへ一気に攻め入る。おそらくオペラが出てくるので、二対一の形で応戦。
その隙に、森林部分へセパタクロウ、VBを設置し、遠距離砲撃。ピチカート本体を一気に叩く。
月並みではあるが、この作戦が一番有効とし、採用された。
( ´ー`)「まあ、このようなものでいいんじゃないかな。
奇襲なんだから、スピードが大事だよ。各自シミュレーションはしておいた方がいいね」
('A`)「了解」
( ゚∋゚)「うむ」
- 43: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:56:12.97 ID:aZiKgCjT0
( ´ー`)「じゃあ僕は、新型の様子を見に行ってくるから。また呼ぶかもしれないけど、その時はお願いするよ」
シラネーヨが会議室を出て行くと、皆も出て行く。
ドクオは一人、部屋へと残り、穴が開くほど見つめていたオペラの機体を、もう一度眺めた。
自分が今考えている方法を使えば、おそらくオペラを殲滅できるだろう。
皆に被害を出さず、確実に倒す方法は、ドクオの頭に一つしか思い浮かばなかったのだ。
その方法は、自爆。
VGのフレキシブルアームを使い、オペラへと絡みつき、
超高性能爆弾を至近距離で爆発させる。これで、オペラは破壊できるであろう。
('A`)「クーさんに、ブーンの墓は任せたんだ。俺も、同じところへ立ててもらえるかな……」
ブーン……。
もうちょこっとだけ生きたかったんだけど、お前の所へ行くよ。
嫌とは言わせねぇ。行ってブン殴ってやる。
川 ゚ -゚)「……」
- 49: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 20:58:09.33 ID:aZiKgCjT0
―――
――
―
そして、1週間。
吹きすさぶ砂を体に浴びながら、双眼鏡を持ち、遠くを眺めるクーがいた。
VRを、ピチカートのレーダー範囲外に置き、そのまま歩いて視認できる所まで来たのだ。
奇襲というものは、気付かれては意味が無い。
軍服に布を巻いて、じっと遠くを眺める。
川 ゚ -゚)『特に変わった動きは無い。町も修繕作業が続いているようだ』
( メωФ)『了解。戻ってきてください』
川 ゚ -゚)『了解』
クーは、身にまとっていた布を翻すと、羽が生えているような軽い身のこなしで岩場をすり抜け、NRPが待機している場所へと戻る。
ドクオ達にも通信され、別方向から機会を伺う。
('A`)「……もう少しだな。緊張するよクックル」
( ゚∋゚)「そう堅くなることも無いだろう。失敗は考えずとも、次を考えていればいい」
すると、胸元の無線から、ショボンの声が聞こえた。
(´・ω・`)『二人とも!ロマネスクさんから通信があって、問題は無いようだよ』
( ゚∋゚)『了解。ショボン達索敵妨害車両はどこから行くんだ?』
(´・ω・`)『僕達は……ほら』
車のクラクションが鳴ると、ドクオ達の後方から装甲車が二台ほどやってきた。
運転席を見ると、ショボンとワカッテマスが乗り込んでいるようだ。
- 56: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:01:31.00 ID:aZiKgCjT0
( ゚∋゚)『なるほど。了解だ。お前らの命はきっちり守らせてもらう』
( <●><●>)『力強いんです』
('A`)「さて……と。そろそろ時間だぜ」
立ち上がり、軍服を脱ぐドクオ。
中には順応スーツが着込んであり、そのままVBのハッチを開き、乗り込む。
( ゚∋゚)「そういえば、その腕。VGの物か?」
('A`)「ああ。ブーンと一緒に戦うんだ、最後は」
( ゚∋゚)「……そうか。お前は本当に、ブーンを大事に思っているんだな」
('A`)「行こう。これで、全部終わらせよう」
VBが起動する。
体が吸い取られそうなあの感覚と共に、駆動兵器の鼓動が聞こえ、立ち上がった。
一つ目が怪しく光り、ギョロギョロと辺りを見回す。
少し遅れて、背中部分から乗り込んだクックルが、セパタクロウを起動させる。
クモギイの実用化には間に合わなかったが、内部機能等を強化しており、
反応速度等において強化を図った、ちょうどセパタクロウとクモギイの間に位置する機体となった。
細身だが、丸みを帯びている機体が立ち上がり、大型トラックの荷台を開く。
そこには巨大な電磁ライフルと、おそらくそのエネルギーの元であろうバッテリーが搭載されていた。
ライフルを持ち上げ肩に担ぐ。
- 62: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:03:25.44 ID:aZiKgCjT0
( ゚∋゚)「スコープと2番モニターを繋げ」
『スコープ、2番モニター映像連動シマシタ』
( ゚∋゚)「……時代はこれほどまで進化していたのだな。駆動兵器を見て言うべき台詞なのかもしれんが……」
クックルが見たのは、何十キロも先にあるピチカートの修繕をしている男の顔。
この照準で正確に当てられるかどうかは不安だが、ピチカート本体には十分当てられる事を確信した。
大型ライフルを肩に担ぎ、照準を合わせていると、シラネーヨから通信が入る。
( ´ー`)『クックル君。それ、気をつけてね』
( ゚∋゚)『……何をだ?』
( ´ー`)『そのタシロホウはね、一発しか撃てないんだ。だから、細心の注意を払ってほしい』
( ゚∋゚)『なぜ一発しか撃てない物を?それほど強力なのか?』
( ´ー`)『……そうだね。強力だ。一発撃てば着弾したところの周囲にいる人間は即死のはずだからね』
このタシロホウというのは、着弾した場所に超強力な電磁波を残す遠距離砲撃兵器。
撃てる数は一発。バッテリーも、特殊な電気エネルギーを使用するため一発分しか無い。そうシラネーヨは言う。
( ゚∋゚)『当てればいいというのはわかったが、周囲にいる人間が即死、というのはなぜだ?』
( ´ー`)『ああ。それはね、着弾した場所。
言い換えると、その電磁砲に接触した面に、非常に強力な電磁波の”水溜り”が出来るんだ。
その水溜りは、電磁砲が通過してすぐに、電気エネルギーを周囲にばらまく。
すると、近くにいる人間はたちまち黒コゲになって死んでしまうんだ。
おそらく、首都中心に撃ち込めば、首都にいる人皆、死んでしまうよ』
- 68: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:05:18.11 ID:aZiKgCjT0
(;゚∋゚)『……接触面から雷が発生する。という事なのか?』
( ´ー`)『まあ、ちょっと違うけどそうだね。
人間なんて水でできているようなものだから、本当に一瞬だよ。
着弾面によっては、君にも雷が襲い掛かる。気をつけてって事さ』
( ゚∋゚)『……。それも含めて、俺にこれを託したんだな』
( ´ー`)『まあね。でも、君がこれを撃つのに躊躇いがあるというのなら、
撃たなくてもいいんだよ。セパタクロウの粒子砲を遠距離からぶちかましてやればいい』
やはり、ラウンジは不思議な奴が多い。
俺達と手を組んで、データを取り入れるためには手段を選ばない者。大義など無く、ただただ戦争へ手を入れていく者。
同じ大陸、同じ空気、同じ太陽の光を浴びているのに、なぜこうも違うのか。
言葉とは、思想とは一体どれほどの力を持っているのか――。
そのような事が、クックルの頭に少し浮かぶ。
( ゚∋゚)『もちろん、撃たせてもらう。今ν帝国に残っている人間は、皆VIPを潰そうとしている者達だ』
( ´ー`)『わかった。じゃあ、合図が出たらカーソルを合わせて、
今から送る座標、軌道修正プログラムを入れて、トリガーを引いて欲しい。
軌道はゆるい放物線を描くから、そのまま首都城壁に当てるような感じでいいよ』
( ゚∋゚)『了解』
('A`)『こっちもOKです。いつでも撃てますよ』
- 76: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:08:06.75 ID:aZiKgCjT0
ドクオも同じように、両腕に大きなミサイルが搭載されているミサイルポッドを持って待機している。
巨大ミサイルは、装填、発射に至るまで時間がかかるので余り戦場では重宝されていないが、
駆動兵器となると大きなミサイルも時間をかけずに装填できるので、流用された。
クックルと同じく、首都目掛けてミサイルを撃ち放つ。
川 ゚ -゚)「やるなら早い方がいい。気付かれる可能性も0では無い」
( メωФ)「そのようですね。向こうが気付いていれば、オペラが出てくるのに5分もかからないでしょう」
/ ,' 3『向こうも準備はできてるそうじゃぞ』
( メωФ)『了解。では、そろそろ始めましょう。これが済めば最後です』
紫色のボディが、砂で遮られた朝焼けに照らされ、怪しく光る。
尖ったフォルムが風を二つにし、大きな槌矛を腰に備えると、ニードルがガチガチと音を立てた。
( メωФ)『VP。準備完了です』
川 ゚ -゚)「CPU。最終チェックだ。スピードリミッターを外して何秒持つか計算しろ」
『――約300秒デス』
川 ゚ -゚)『……上出来だ。一気に仕留めるぞ。こちらも準備はできた』
/ ,' 3『……よし。各部へ伝達。あと30秒で作戦を開始する。繰り返す……』
時計の音が、ゆっくりと刻まれる。
トリガーを握るその手は汗ばみ、ゆるやかに流れる時計と違い、心臓はドクドクと音を立てて鼓動が落ち着くことは無い。
- 82: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:09:56.64 ID:aZiKgCjT0
――これで全てが終わるのか?
――これで何かが変わるのか?
答えの出ない問答と、頭から消そうとする努力が交互に働く。
『今を生きろ』
そんな単純な言葉でも、何でも無い。
人間だから、過去も、未来も、現在も、背負って生きていかなくてはならない。
辛いから、生きるのを止める者がいるのも、ようやく理解できた。
('A`)「12……11……」
俺は、逃げようとしているのだろうか。
ブーンを追って行けば、俺は気が済むのだろうか。
『亡き者の影を追っていては、いつまでも前へは進めない』
俺は、ブーンを忘れないといけないのだろうか。
……訳のわからない考えばかり浮かんでくる。
( ゚∋゚)「8……7……」
これを撃てば……。
首都付近の人間は、死んでしまう。
それで、いいのだろうか。
- 90: ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/11(土) 21:12:10.71 ID:aZiKgCjT0
( ゚∋゚)「4……3……」
……だが、当てるしかない。
ここまで来て、引くわけには……。
いかない。
('A`)「…1……」
戦争を終わらせる。
終わらせるんだ。
( ゚∋゚)('A`)「「0!!!」」
――引け!!!!!
( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第31話 『最後の戦い・前夜』 完
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