川 ゚ -゚)クーがアルファベットを武器に戦うようですあskdf;じゃ

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 00:55:17.01 ID:k6WOm0P80
新肉便器たちが集う、中央ホール。
 およそ千人の固まりでさえ、片隅を埋める程度の大きさだ。
 誰もがそのスケールに、ただただ言葉を失っている。無論私のメコン川は大洪水だ

 無機質にも思えるほどシンプルな壁だが、窓から差し込む光を受けて輝きを見せる。
 人を模したアーティファクトが床に張り付き、模様もない床を白く彩っている。
 


(*´・ω・`)「ハァハァ……うつぶせオナニーが一番だなやっぱり」

……あれはアーティファクトだ……

 歩くと音が立つ床は、所々に白い染みがある以外は
傷もほとんど見られないほど壮美に磨き上げられていた。



 現在、世界を三分する国家がある。
 ラウンジ国、オオカミ国、そしてヴィップ国。
 このヴィップ国は、三国中で性的な意味で最も小さく、そして弱かった。
 劣っているのは性の力だけでなく、経済力など、国力全般においてだ。
 性も一歩遅れている。 後ろからアー!!!イクイクイクッッウッッ!!という声が聞こえた



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 00:58:06.77 ID:k6WOm0P80
ξ゚听)ξ「ヴィップの城でこの造りよ……ラウンジやオオカミは一体どんなんだろうね……」

 そうやってツンと雑談して、数分が過ぎた後。
 深閑が、中央ホールを覆った。

 ホール前方の壇上に、男が現れた。

( ゚∀゚)「ようこそ、新肉便器諸君」

 皆が緊張を顔に浮かべた。
 胸に"Z"を負った、金髪の男。
 体格はさほど大きくなく、他を威圧するような顔つきでもない。
 だがしかし、鼻が大きいため、その顔はどこか卑猥に思えた。。
 微かに震える、手先、膝。
 息苦しいとさえ感じた。
 それはブーンにレイプされた過去をもつツンも同じようだ。



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:00:36.73 ID:k6WOm0P80
ヴィップが世界に誇る、二人の変態。
 一人は、ショボン=アベ。そしてもう一人は、ジョルジュ=タケハラ。
 壇上で、どこか飄々とした雰囲気を漂わせている、この男だ。

( ゚∀゚)「処女を惜しむな。俺の未来のために、自分こそが犠牲になる、という気概を持ってくれ。
    もちろん、胸は大きい方がいい。ああ、アルファベットが大きい方がいいってことだ。
    可能な限り長く貢献してくれ。俺からの話は、それだけだ」

 その一言だけで、すぐ壇上から降りて立ち去るジョルジュ。
 慌てるように、側にいた男が壇上に上がった。

( ,,゚Д゚)「それでは、規則などの説明を始める」

 ギコ=フリッジエッグスと名乗った男が、様々な説明を始めた。
 一日のタイムテーブル、禁則事項、所属部隊配置、城の構造など。
 話は冗長で分かりにくく、説明が1時間に及んでまるで強引に処女を奪われる苦痛だとは思った。

( ,,゚Д゚)「以上だ。それでは、城内を案内する」



 ・・・・・・・・



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:02:51.89 ID:k6WOm0P80

( ,,゚Д゚)「一応後で希望は聞くが、最終的にお前らの部屋の割り振りはこっちで決める。
    どっちの塔になっても、不満は言うなよ。レイプされてもな」

川 ゚ -゚)(……ん?)

 そう言って、ギコは動き出し、屋上から下る。
 新肉奴隷たちも慌てて追従した。ギコは勃起している。

川 ゚ -゚)(……おかしくないか?それでなくても昨日私のことレイプしたし……)

 平然と放たれたギコのセリフ。
 しかし、引っかかった。
 ナチュラルな言葉ではなかった。

川 ゚ -゚)「ツン、ツン」

ξ゚听)ξ「んあ? 何?」

川 ゚ -゚)「おかしいぞ。ギコ少将、部屋の割り振りに不満を言うなってさっき言ったぞ」

ξ゚听)ξ「あぁ、言ってたわね。それがどうかした?」

川 ゚ -゚)「なんで不満なんか出るんだ? おかしい。
     東か西かなんて、大した問題じゃないだろ」

 そう言うと、ツンは再び首を傾げた。
 しかしさっきより、表情が高慢に見えた。

ξ゚听)ξ「……何言ってんの、お前。大問題だろ」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:05:38.27 ID:k6WOm0P80
食堂へ移動しながら話を続ける

川 ゚ -゚)「 日照の関係か? 西は日当たりが悪いとか……」

ξ゚听)ξ「……何も知らないのね……まぁ、あなたは昔から無知が代名詞の女だからねえ……」

 嘆声をこぼし、歩く速度を少し遅めて、ツンは沈んだ声を出した。

ξ゚听)ξ「塔の最上階には大変態が二人居る。東にはショボン変態、西にはジョルジュ変態よ。
   つまり……東塔に入った者はショボン派、西塔ならジョルジュ派になる」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:07:41.33 ID:k6WOm0P80
川 ゚ -゚)「ぬ!? わけ分かんないぞ!」

ξ゚听)ξ「ホントに何も知らないのね……有名な話じゃない」

横がいくらか騒がしい気がする

(´・ω・`)「どうだい・・・? 大きいだろう・・・・」

(A´ー`)「本部!完全に服を脱ぎ捨てました!奴は全裸にアルファベットTを着用してます!」

(B´ー`)「・・・・そ、そそり立っている・・・!」

(C´ー`)「・・・ゴクリ」

(´・ω・`)「いいか! よく聞け! お前ら神の所へ案内するんだ!」

(・ω・)「もうすぐ増援部隊がそっちへ向かう! それまでターゲットを逃すな!」



(´・ω・`)「言うことを聞かないと・・・・俺の股間のパトリオットが!!!お前らの中で大爆発するぞ!!!!!!」
  

 それすら、全く気にならない心境だった。



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:10:47.59 ID:k6WOm0P80
ξ゚听)ξ「ショボン変態とジョルジュ変態は、最悪に仲が悪いのよ。
   共に協力しあって戦うべき、頂点二人がね……」
   

 階段の窓から見える、東の塔。
 しかし、この場所から西の塔は見えない。
 位置的に、当然のことではあった。
 だが、それがどこか穏当なものではないように感じた。
 東の最上階へ行くために、
 ショボンはこれを昇っている(性的な意味でも物理的な意味でも)のだ。
 だからパトリオットが大爆発するのだろう。

ξ゚听)ξ「気優しく、団結力こそがレイプで大事と思う、ショボン変態……。
   一方、冷徹で目的のためには手段を選ばない、冷淡なジョルジュ変態……。
   考え方が全く違う二人は相容れず……ヴィップは最弱国へと転落したの。
   世間では"新参と古参が争っている"とよく言われているみたいね」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:12:46.40 ID:k6WOm0P80
――ヴィップ城・第二食堂――

川 ゚ -゚)「そういえば、ツン」

ξ゚听)ξ「ん?」

川 ゚ -゚)「さっき……ショボン変態とジョルジュ変態の仲が悪いって話をしたとき……
     "新参"と"古参"の争いって言ってなかったか?」

ξ゚听)ξ「あぁ、言ったわ。それがどうかした?」

川 ゚ -゚)「どういう意味だ?」

 人で溢れかえった第二食堂。
 給仕から今晩のおかずを受け取り、空いている席に腰掛けた。いわゆるスケベイスだ。
 石造りの食器に麦の飯、野菜を煮込んだスープ、豚の肉の炙り焼きと魚の塩焼きが盛られている。
 手を合わせて、早速胃袋に収めていく。

ξ゚听)ξ「そのままよ。ヴィップは今、新参と古参で対立してる。
   十五年前にヴィップ国軍に入り、ジョルジュ変態……
   そして、入軍してまだ八年しか経っていないショボン変態。
   つまり、ジョルジュ変態はキャリアが浅いのに自分と同位置に居るショボン変態が気に入らないのよ」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:15:58.05 ID:k6WOm0P80
川 ゚ -゚)「それだけの理由でか?」

ξ゚听)ξ「まぁ、思想的に相容れない部分が多いのが、一番大きいみたいね。
   ジョルジュ変態は、ヴィップに長く居る分、"ヴィップらしさ"を重視してしまっているのよ。
   まぁ、換言すれば"脱げ"ってことだけどね。
   でもショボン変態はお構いなし。自分の信条に基づいて行動を取っている。
   つまり、お互い自分の思い通りにならないのが気に食わないみたい」



川 ゚ -゚)「ワガママだな……」

ξ゚听)ξ「そうは言っても、仕方ないわ。
   ショボン変態は多少歩み寄る姿勢を見せているけど、ジョルジュ変態は全く譲らないみたい。
   そうなるとショボン変態も、ジョルジュ変態に合わせなくなる。
   やがて深まった亀裂は、埋まりようがないほどになってしまったのよ。」
   
   

 ツンが不自然に白い野菜のスープを口に運ぶ。
 音を立てて唇を通過し、喉が鳴った。



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:18:14.41 ID:k6WOm0P80
ξ゚听)ξ「ショボン変態は老若男女いけるまさに新世代の変態でしょ。
   それに対してジョルジュ変態はスタンダードな巨乳好き。まあクラシックな変態よね。
   だからまあいかにもあわなそうな感じよね……」

ξ゚听)ξ「だから二人は同じ戦場(性的な意味でも)に立つことがない。
   ラウンジ方面はジョルジュ大将、オオカミ方面はショボン大将、と分担されているのよ。
   もちろん、お互いヴィップ国のために戦っているわけだから、連携は取るけど、それ以上はない」

川 ゚ -゚)「……でも、そんなことしてたら……ヴィップは……」

ξ゚听)ξ「うん、確実に弱っていく。領土を削られ、ラウンジとオオカミの勢力が増す。
   二年前、オオカミとの戦に敗れたのも、そのせいよ。
   覚えてるでしょ?」

 二年前、長年ヴィップの重要発展場としていたエヴァ中学校がオオカミに奪われた。
 ヴィップは後退を余儀なくされ、シャナ中学校で踏みとどまり、交戦はしていないが現在も犯し合いは続いている。
 当然ショボン大将に批判が集まり、一時は集団レイプされたが、すぐに大将に戻っている。



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:21:16.10 ID:k6WOm0P80
ξ゚听)ξ「影じゃ喜んでたんじゃないかな、ジョルジュ大将。
   あの人にとっては、ラウンジ戦が全てよ……ショボン大将が捕まったら、歓喜に打ち震えるでしょうね」

 近親相姦。
 その言葉すら、過言ではないだろう、と思った。

 夕食を口に入れることさえ忘れて、ツンの話を聞いていた。
 気づけば、ほとんど消化していない。ツンはもう食べ終わる寸前だった。

ξ゚听)ξ「早くしないと、夜の訓練始まるわよ」

川 ゚ -゚)「そ、それはマズイな!」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:22:52.69 ID:k6WOm0P80


















  夜 の 訓 練 ! ! ! ! !




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:24:50.53 ID:k6WOm0P80
肉を急いで口に放り込み、喉を無理に通す。
 咽そうになりながら何とか押し込み、ツンが茶を飲んで一息つくまでに食べ終えることができた。

ξ゚听)ξ「お疲れさん。そんじゃ行きましょ」


川 ゚ -゚)「りょ、了解だ」

ξ゚听)ξ「……ん?」

 食堂の出入り口が、ざわめいていた。
 そして、食堂に居る肉便器たちの視線が、一斉に向けられる。
 間違いなく、こちらに。



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:26:46.53 ID:k6WOm0P80
ξ;゚听)ξ「ショボン大将……!」

川 ゚ -゚)「え!?」

 ショボンが、歩を進める。
 こちらに向かっているようにしか、思えなかった。

(*´・ω・`)「クー=フリッジエッグス、ハァハァ」

 名を発し、更に近づいてきた。
 気が動転し、どう反応していいか分からず狼狽しているうちに、ショボンは眼前まで迫っていた。
 ごつごつ したものが当たっている……

(*´・ω・`)「飯は食い終わったか?ん?俺はまだだ……というよりおまえが俺の晩御……
        いやなんでもない……ハァハァ」

 立ち止まり、静かな声を発した。
 食堂中の視線が、集められている。ツンも呆然としている。流石のブーンもこっちを見ている。
 世界が揺れ動いて見えた。

(*´・ω・`)「どっちなんだ? 状況を見る限り、食べ終わったんじゃないかと思ったんだが……ハァハァ」

 はっとして、ようやく質問を理解した。
 慌てて頭を縦に振る。ショボンは、そうか、とまた静かに言った。

(*´・ω・`)「これから新兵たちは、アルファベットに慣れてもらうための訓練の時間だが……
     クー、お前はそっちには行かなくていい。
     今から俺と一緒に軍議室へ来てくれ」

 再び呆然としてしまうのに、時間はかからなかった。

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:27:18.84 ID:q3Std5+r0
とりあえずユニを使いこなせてない時点で脱オタなのは十分にわかった、いろいろって基本どこのブランドよ?
あとは着こなしじゃね?要するにお前はオタ顔ってことなんだろ?

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:28:18.06 ID:q3Std5+r0
誤爆orz



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:28:41.48 ID:k6WOm0P80
(´・ω・`)「俺はオタ顔じゃない」

ショボンの言葉の、意味が分からない。
 どうすればいいのかも。

 食堂のざわめきは、一気に大きくなった。



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/03(日) 01:29:35.19 ID:k6WOm0P80
しばらくしてツンのあえぎ声が聞こえた。


















 第3話 終わり

     〜to be continued



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