川 ゚ -゚)クーがアルファベットを武器に戦うようですあskdf;じゃ

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:24:50.91 ID:gaI7fjAQ0
――ヴィップ城――

 黙々と歩き続ける、前後二つの影。
 等間隔に並んだ窓から月明かりが射し込み、ショボンとクーの姿を交互に照らし出す。
 あまりに大きな背中。後ろについていくだけで、精一杯だ、とクーは思った。

川 ゚ -゚)(……ん?)

 おかしい、と感じた。
 第二軍議室を素通りし、第一軍議室にも向かっていない。
 第三軍議室ははるか遠い。どこへ、行こうとしているのか。
 ショボンは変わりない様子で、ただ歩き続けていた。



いや……よくみるとショボンは勃起している……



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:26:05.33 ID:gaI7fjAQ0




こ れ は 危 険 ! ! ! ! ! ! 1 1 !




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:27:22.46 ID:8PVpvYz6O
川 ゚ -゚)

(゚- ゚|||

/(゚ - ゚)\フッジサーン



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:27:52.08 ID:gaI7fjAQ0
 耐え切れず、声を出した。

川 ゚ -゚)「……あの……ショボン大将……」

(´・ω・`)「軍議室に向かうというのは、嘘だ。
     みんなが居たから言えなかったが……これから、俺の部屋に入れるぞ。
     いや、おまえを俺の部屋に入れるっていうか、俺がおまえに挿れるっていうか
     まあ二つの意味でいれるぞ。上手いこと言ってるな俺は。ハハハハ……」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:29:37.34 ID:gaI7fjAQ0








や っ ぱ り こ れ は 危 険 ! ! ! ! ! ! 1 1 !







10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:31:59.40 ID:gaI7fjAQ0

 疑問は、悟られていた。
 そして、湧き上がる、更なる疑問。
 上手いこといっている?????どこがだ
 全然上手くいえてない久々にワロタwwwww

川 ;゚ -゚)「へ、部屋ですか? 何のために……?」

(´・ω・`)「ちょっとな。まぁ、ついてくれば分か――――」





ショボンが言葉を切った。
 足の動きも、止まっている。



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:34:12.12 ID:gaI7fjAQ0
数歩先にある、曲がり角。
 夜闇で漆黒に染まった廊下が、月光で輝いている。
 具足の、反射によって。

( ゚∀゚)「どうした、ショボン」

 ジョルジュが、酒の匂いを漂わせ、少し赤みを帯びた顔で、現れた。
 ただ、まったく酔っていない。足取りなどから、それははっきり分かった。

(´・ω・`)「……ジョルジュ大将こそ、どうされました? 自慰室で自慰の時間では?」

( ゚∀゚)「あぁ、これから行くよ。さらに行ってからイくよ。
     俺上手いこと言いすぎワロタwwwwwwwww
     それはそうと……その前に、聞きてーことがあんだけどな」

 なんなんだこいつら……VIPはアホばっかりなのか
 こういうのがたくさんいたのが昔のVIPなんだよな……
 ジョルジュの視線が、間違いなくこちらに向いた。
 ショボンの体の影に隠れた、クーに。

( ゚∀゚)「そいつは、新兵だろ? 引き連れて、一体どこへ行く気だ?」

 ショボンは何も答えない。
 その空白の間、返答を考えているのか、無言を貫こうとしているのか、分からなかった。
 上の階を、大勢が歩く音が聞こえる。新兵たちが移動しているようだった。



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:36:30.73 ID:gaI7fjAQ0
( ゚∀゚)「……まぁ、答える義理はないだろうな……東塔に入った新兵をどうしようが、お前の勝手だ」

(´・ω・`)「……では、失礼します」

( ゚∀゚)「待てよ。まだ話があんだよ」

上の階が、静かになった。
 心臓の鼓動が、耳に響く。この場に立っているのが、辛くなってきていた。

( ゚∀゚)「クー=フリッジエッグス……新兵テストでアルファベットを発熱させたらしいな」

(´・ω・`)「それが、どうかしましたか?」

( ゚∀゚)「おもしれぇなぁ、と思ってよ。
    状況を考えたら、発熱の理由は一つしかない――――だから、連れてるんだろ?」

 ジョルジュの視線が、言葉が、突き刺さりそうだった。
 しかし、ショボンは微動だにしない。

 あまりに変態なジョルジュ、あまりに変態なショボン。
 ピンチなのは自分だけだ。

(´・ω・`)「……仰っている意味が、よく分かりません」

( ゚∀゚)「なら都合がいい。クーを、西塔に引き渡してくれ」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:38:10.99 ID:gaI7fjAQ0
(´・ω・`)「……は?」

 ジョルジュの表情は、全く変わらない。

 混乱する思考。
 体が、ふらついた。
 気を抜いたら、そのまま倒れてしまいそうだった。

 ジョルジュの発言の意味が、本当に分からない。
 一体、何がしたいのか。



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:40:42.87 ID:gaI7fjAQ0
( ゚∀゚)「構わねーだろ? 新兵一人、こっちに渡すくらい」

(´・ω・`)「……ジョルジュ大将がそういうのなら」

( ゚∀゚)「やった!!流石ショボン!!俺にできないことを平然とやってのける!!そこにしびれるあこがれるぅ!」

(´・ω・`)「……でもやっぱりクーは東塔を希望しました。本人の意思を尊重すべきです」

( ゚∀゚)「ところが、さっき新兵たちの紙を調べてたら――――見当たらねーんだ。
    クーの紙だけが、どうしてもな」

(´・ω・`)「私が持っています。食堂にクーがいなかったら部屋まで直接行くつもりでしたので、番号を忘れないために」

( ゚∀゚)「本当に、クーの書いた紙か? お前が捏造した可能性は?」

(´・ω・`)「本人に聞けば早いでしょう」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:43:00.45 ID:gaI7fjAQ0
二人の視線が、集まった。 途中から会話がかみ合ってなかった。これがこいつらの会話なのか……
 焦りと緊張で上手く口が開かない。しどろもどろになりながら搾り出した声は、震えていた。

川 ゚ -゚)「ひ、東(;^ω^)「ひ、東塔を希望しましたお!」


( ゚∀゚)「脅迫されてるんじゃねーのか? そう言え、って」

川 ゚ -゚)「あれ…いやえっと……ち、違いま(;^ω^)「違いますお! ブーンはホントに」

川 ゚ -゚)「いや誰だよおまえ……今おまえの話してねーよ……」

(´・ω・`)「大体、そうまでしてクーを東塔に引き入れる理由がありません。
     そして……ジョルジュ大将がそこまで固執する理由が、分かりません」

( ゚∀゚)「とぼけるなよ。クーがアルファベットを発熱させた理由……想像ついてるんだろ?
    胸のでけーやつが弱いアルファベットに触れると、α成分を一気に消費する……。
    つまり、クーは類稀なる才能の持ち主の可能性がある。そうだろ?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:48:57.74 ID:gaI7fjAQ0




それから5,6年の月日が流れた……




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:54:42.94 ID:gaI7fjAQ0
いろいろあってクーは戦争にでることになった。
 全軍の前に立っているのは、ショボンとハインリッヒだ。
 戦前の発破を、今回はハインリッヒがやるのだという。

从 ゚∀从 「シャッフル城を奪えば、トーエー川の東端を手中に収めることができる」

 ハインリッヒが声を発し始めた。
 いつもより少し低い。全軍に届くよう大声を出しているため、そうなっているのだろう。
 ツンはブーンをレイプしている。

从 ゚∀从 「南のマリミテ城を攻めるときに、エヴァ城を奪われる心配することもなくなる。
    戦略的に、今後のヴィップにとって重要な城だ。ここを奪えばマリミテ城戦が楽になる。
    オオカミ軍は数を恃みにしているが、ヴィップにはアルファベットの強みがある」

 从 ゚∀从 がアルファベットを掲げた。
 光り輝くR。相変わらず、綺麗なアルファベットだ。
 黒いし

从 ゚∀从 「迷うことなく振るえ! 惑うことなく戦え! この戦をっ……」


 ――――それは、まさに不意だった。



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 17:59:15.41 ID:gaI7fjAQ0
ハインリッヒの言葉が途切れた瞬間、時が止まったと思った。
 同時に、今まで感じていた不安や悪寒の原因が、分かった。

 ハインリッヒの体に降り注いだのは、金属片と主にザーメン。

 砕け散った、Rった。

从 ゚∀从 「え!?……アッ……えちょ……!?」

ヴイーン………ヴヴヴヴヴヴヴ 

ハインリッヒのマンコに何かが突き刺さった。
 呆然としていて、わけが分からなくて、突き刺さったものも最初は理解できなかった。
 そして正体が分かっても、何故そこに刺さっているのか、誰にも分からなかった。

 何故、ここにアルファベットIが刺さっているのか。
 何故、モララーのアルファベットRが砕けたのか。

 答えは一つしかない。
 だが、信じられなかった。

(;´・ω・)「そんな……バカな……!!いや……でも正直勃起した……」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 18:01:50.47 ID:gaI7fjAQ0
ビップ兵の視線すべてが、ハインリッヒに注がれた。


 クーはIが飛んで来た方向を見た。
 二里離れている。それでも、はっきりと分かる。
 映し出された、アルファベットのシルエット。

 間違いなく、Wだった。

川;゚ -゚)「ショボン大将、ハインリッヒ中将、あそこにベルが!」

从////从「え……駄目……いやぁ……いっちゃう……」

(*´・ω・)「いいよいいよ!!そのままいってごらんほら…… 
       手伝ってあげるよ……ハァハァ」

川 ゚ -゚)「いやおまえら私の話聞けよ……」

 誰も、いなかったはずだ。

 しかし、もしいるとしたら。いるとしたら――――


 ――――ベル=リミナリー。


 それ以外、ありえなかった。



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 18:07:09.08 ID:gaI7fjAQ0
川 ;゚ -゚)「何故……ベルが……!?」

(*´・ω・)「いいのか??ん????いいのかほら……!?」


ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィーン!!!!

从////从「アーッ……駄目駄目駄目いっちゃういっちゃう!!いやー!!」


 白の混じったおちんちん、通ったおちんちん、他を威圧するようなおちんちん。
 クーが最初に戦った相手と、酷似している。
 しかし、今度は偽者ではない。

 紛れもなく、ベル=リミナリー本人だった。

 生きていること。オオカミ軍にいること。Wを操っていること。

 その全てが、分からなかった。 しかしショボンにはどうでもいいことだった。





 第22話 終わり

     〜to be continued

ちなみにハインリッヒはいった。



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