川 ゚ -゚)クーがアルファベットを武器に戦うようですあskdf;じゃ
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:31:43.96 ID:xqS+RyoB0
- 【第25話 : Analist】
――夜――
入念な準備が必要だった。
ショボンは姿を見せない軍議室に、将校が集められていた。
召集をかけたのは、ハインリッヒだ。
从 ゚∀从 「シャッフル城を攻めたり守ったり時にははみだしたりする」
予想していなかった一言だった。
ハインリッヒは例のバイブが入っているにもかかわらず
いつも通りの表情を変えていない。
(,,゚Д゚)「どういうことですか? 昨日の、ショボン大将が行う策は……」
从 ゚∀从 「あれはなしだ」
(;^Д^)「えっ……?」
从 ゚∀从 「クー,ツンおまえらはハルファス城に行け。馬は用意してある」
川 ゚ -゚)「はい。わかりました」
ξ゚听)ξ「わかりました」
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:34:11.36 ID:xqS+RyoB0
- ――夜――
最初に比べれば扱いも慣れたギコに跨り、城に移動した。
ここに居るのはI隊三千とG隊一千。敵援軍の撃破に出動するのは、I隊三千だ。
敵がどの程度出てくるかは、そのときになってみないと分からない。
ギコは『悔しい!!でも感じちゃうビクンビクン』と言っていた。
(‘_L’)「……よろしくお願いしますフィレンクトです」
川 ゚ -゚)「私もです。よろしくお願いします」
(;‘_L’)「え??私も……?????」
川 ゚ -゚)「頑張りましょう」
ξ゚听)ξ「頑張りましょう」
フィレンクト=ミッドガルドという、この城の守りを任されていた部将に挨拶した。
今回は戦に帯同するのだという。
年齢、軍歴ともに七つ上だった。
- 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:35:46.53 ID:xqS+RyoB0
- (‘_L’)「……何か不都合があれば、遠慮なく仰ってください」
川 ゚ -゚)「何もありません。大丈夫です」
(‘_L’)「そうですか……それなら良いんですが……」
人柄の良さそうな人で、安心した。
(*‘_L’)「いやあしかし大きな胸ですね。肩こるでしょ?なんなら揉んでさし上げましょうか?ん?
フヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勘違いだった。
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:38:10.66 ID:xqS+RyoB0
- すぐに伝令を飛ばして、準備が整ったことを伝えた。
オオカミの警戒はいまだ薄い。
少しでも早く、攻め込むことが鍵になる。
川 ゚ -゚)「ここからレイ城まではどれくらいですか?」
(‘_L’)「ちッスルーかよ……
馬で急ぎ駆ければ、一時間ほどでしょうか……」
川 ゚ -゚)「ということは……敵がエヴァ城に向かう途中で当たるとすれば、三十分か四ヶ月くらいで激突ですか?」
(‘_L’)「そうですね……そんなところでしょう……」
(‘_L’)「…………」
後ろから攻撃すれば、勢いを得て被害を抑えられる。
敵軍の壊滅は無理だろうが、隊を乱せばエヴァ城へ向かうこともできない。
とにかく、エヴァ城に着かせなければいいのだ。
城に伝令が到着した。シャナ城からだ。
ショボン大将、ハインリッヒ中将、シラネーヨ大尉、出撃の報せ。
軽装で駆けているという。
情報漏洩を防ぐため、部将以下には今日まで作戦を知らせていなかった。
兵卒に至っては、出撃の一時間前にようやく知らされたという。
だが、おかげでオオカミの警戒は強まることもなかった。
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:41:01.80 ID:xqS+RyoB0
- 二時間後、エヴァ城の外に布陣したオオカミ軍と交戦の報せが届いた。
すぐに態勢を整えた。
川 ゚ -゚)「クー!いっきマース!」
ガンダムに乗り込みバルカンを撃ちまくる
後ろから襲いたいが、敵はかなり早い。
横からの攻撃に切り替えた。
川 ゚ -゚)「アリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!」
ξ゚听)ξ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
突然の敵軍に驚いたオオカミ軍は、初撃で算を乱した。
オオカミ軍はH隊二千。こちらのほうが圧倒的に有利だった。
散り散りになったオオカミ軍が引き返してく。ツンは死んだ。
川 ゚ -゚)「ははは、見ろ。人がゴミのようだ」
あまりまともにアルファベットを振るわないうちに、敵が潰走してしまった。
暇だったのでちょっと映画を見ていた。
(;‘_L’)「何してるんですか!?」
川 ゚ -゚)「……え?」
- 22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:44:19.42 ID:xqS+RyoB0
- (;‘_L’)「アスカ城からも敵軍が出て来ているんですよ!」
はっとして、慌ててテレビ画面をみた。
いいところだったので巻き戻してみた。
(;‘_L’)「シンジ城から更に敵援軍!」
川 ゚ -゚)「ちょっと静かにしろフィンレクト」
(;‘_L’)「フィレンクトです!!」
まだ映画の途中だった。
クレヨンしんちゃんのウンコクサイの野望だった。
敵の数が多すぎた。クーが死力を尽くしているのにどうにもできなかった。
クーは己の無力さに涙した。 テレビ画面ではしんのすけがおしりを出していた。
そして、最初のH隊が再びエヴァ城に向かっているとの情報が飛び込んだ。
- 23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:47:10.85 ID:xqS+RyoB0
- (;‘_L’)「シャナ城に援軍要請を! このままでは突破されます!」
川 ゚ -゚)「まだ慌てる時間じゃないフィンレクト」」
(#;‘_L’)「フィレンクトだっつってんだろ!! 死ね!!!!」
そのとき、目の届く距離を、H隊二千が駆けていった。
先ほどのG隊三千も、すぐに隊を組み直している。
(#;‘_L’)「何やってんだアンタは……!!」
E隊を多く討ち取り、潰走させてから、H隊とG隊を追う。
しかし、遠すぎた。
川 ゚ -゚)「ポテチうめえwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
これ以上深追いすべきではないと判断したクーは
二本目の映画を見ることにした。
(#;‘_L’)「……フィレンクトです」
フィンレクトが、静かに言い放った。
- 27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:50:30.87 ID:xqS+RyoB0
- ――朝――
――エヴァ城付近――
川 ゚ -゚)「……本当に、申し訳ありませんでした……」
从 ゚∀从 「期待外れ。それだけの話だろ?」
(´・ω・`)「言葉が過ぎるぞ、ハインリッヒ……こんなに濡れてるじゃないか」
从 ゚∀从 「すみません。ですがショボン大将、やっぱり見込み違いです」
(‘_L’)「……いえ、私の責任です」
突如、後方に居たフィレンクトが声を発した。
ハインリッヒは首を傾げている。
- 30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:53:59.51 ID:xqS+RyoB0
- 从 ゚∀从 「どういう意味d川 ゚ -゚)「そうです!!!フィンレクトの責任です!!!!死ね!!!!市ねじゃなくて死ね」
从 ゚∀从 「……フィレンクト乙」
モララーの声に変わりはない。
しかし、だからこそ冷徹な一言が、重く圧し掛かる。
その後すぐ、ハインリッヒは陣を回るために幕舎から退出した。
気まずい雰囲気は、とてもかき消せそうになかった。
なぜか変換できた。
ξ;゚听)ξ「……ちょっと厳しすぎませんか? たった一回の失敗、それも初指揮なのに……
私も神様に頼んで生き返らせてもらえましたし……」
(,,゚Д゚) 「いや、やはり問題だ。将として果たすべき責任というものがある
(オナニーしてえ)」
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:55:45.09 ID:xqS+RyoB0
- (´・ω・`)「クー、戦の状況を詳しく教えてくれ。何故突破された?(これを理由にして肉便器にしてえ)」
ショボンの巨躯が近付いた。
脅されているようで、萎縮してしまう。
川; ゚ -゚)「……最初のH隊二千を打ち破って……そこで、迅速な行動が取れなくて……。
焦ってしまって、G隊三千に苦戦してしまい……同時にE隊五千が来て、わけ分かんなくなりました……」
(´・ω・`)「隊を分ければ良かったんだ。E隊五千なら、I隊一千で充分翻弄できる。
G隊三千もI隊二千で充分。敵を殲滅するなら手勢は多いほうがいいが、乱すだけなら少数でいい」
そう言われれば、確かにそうだった。
あのときは、敵の援軍を討ち取ることに必死になりすぎた。
ただ行く手を遮るだけで良かったのに。
(´・ω・`)「戦は敵を討ち取るだけが全てじゃない。
臨機応変に戦わないと、いたずらに犠牲も増えてしまう」
まともに敵とぶつかって、そのせいでこちらにも犠牲が出た。
突き破って敵を乱すだけなら、死ぬ可能性はほとんどない。
何故、それが分からなかったのか。今更悔やんでも、死んだ兵は帰らない。
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/27(水) 23:58:46.02 ID:xqS+RyoB0
- (´・ω・`)「戦は敵を討ち取るだけが全てじゃない。
臨機応変に戦わないと、いたずらに犠牲も増えてしまう」
まともに敵とぶつかって、そのせいでこちらにも犠牲が出た。
突き破って敵を乱すだけなら、死ぬ可能性はほとんどない。
何故、それが分からなかったのか。今更悔やんでも、死んだ兵は帰らない。
(´・ω・`)「しかし、援軍が一万は多いな……ハインリッヒの計算以上だ……。
多くても八千と踏んでいたからI隊三千で充分だと思ったが、一万なら四千か五千は必要だったな」
ξ゚听)ξ「やはり、クーのせいでは」
(´・ω・`)「いや、クーにも省みるべき点は多い……残念だがな……。
さっき挙げたこともそうだが、シャナ城に援軍を要請しなかったこともだ。
G隊三千を相手にしている途中でE隊五千が出てきた。そこで要請すれば問題なかったはずだ」
川;´-`)「それは……」
正直映画見たかっただけだった。
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/28(木) 00:02:58.50 ID:Syi7SCXv0
- ( ><)「……んです」
(´・ω・`)「ん? どうした? ビロード(オナニーしてえ)」
( ><)「要請しなかったのは、クー少尉が僕を頼りないと思ったからなんです。
そうに決まってるんです。分かってるんです」
川;´-`)「この顔どう?」
(´・ω・`)「どういうことだ?(さっさと話終わらせてAVでも見よ)」
わずか数人しかいない幕舎が、騒然となった。
普段のビロードには程遠い、静かな声だった。
( ><)「僕は今年少尉になったばかりなんです。僕だって、大戦の指揮は初めてなんです。
頼りないと思われるのはしょうがないんです。分かってるんです」
川 ゚ -゚)「違います! 助けを求めなかったのは、自分ひとりでやり遂げたいって思ったからで……(これ終わったらオナニーしよ)」
( ><)「僕が行くくらいなら、一人のほうがマシってことなんですか?」
(川;´-`)「そうじゃありません……ただ、援軍撃破を任されたクーが一人でやるのが最上だと……(ズリネタは……)」
- 40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/28(木) 00:06:37.37 ID:Syi7SCXv0
- ( ><)「戦に勝つことが最重要なんです。クー少尉も分かってるはずなんです。
一人でやるのが最上なんて、言い訳なんです。ホントは頼りたくなかっただけで」
(´・ω・`)「やめろビロード。さっきから何を言っているんだ?
クーはお前を頼りないなんて思ってない。
気が動転して、助けを求めることに頭が回らなかっただけだ」
ビロードの手が微かに震えている。
うつむき加減のその表情を伺うことはできない。
しかし、細い喉から搾り出された声は、手と同じように震えていた。
( ><)「……いつだって戦に行く準備はできてたんです……。
いつだって行けたんです……覚悟はできてたんです……。
……僕は……僕は……」
ビロードが一瞬、言葉に詰まった。
( ><)「……僕は、初指揮のクー少尉を……(実は性的な意味でも)助けてあげたかったんです……」
目頭が熱くなった。
慌てて顔を伏せる。滲む視界。
瞼を閉じれば、溢れ出してしまう。
(´・ω・`)「まあなんでもいいさ」
ショボンが、優しい手つきでクーの胸に触れた。
ツンがブーンにレイプされる音が聞こえたが、そこにショボンが混ざっていった。。
- 43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/28(木) 00:09:44.46 ID:Syi7SCXv0
- (´・益・`)「いろいろあったけど俺達の冒険はこれからだ!!!」
(´・益・`)ノシ
川 ゚ -゚)クーもアルファベットを武器に戦うようです 完
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