川*゚ ー゚)ノハ*゚听)lw*´‐ _‐ノv川*゚ 々゚)はよつばのようです

80: 川*゚ー゚)は妹達が好きなようです :2007/06/01(金) 17:56:42.16 ID:W7QQ9lGI0
ノハ*゚听)「くうるねえ!!あそんでくれええぇぇぇぇ!!」

lw*´‐ _‐ノv「空流姉さん、私のラノベ知らない?」

川*゚々゚)「あはははははははははははははははははははっ♪」

川*゚ー゚)「……」

ノハ*゚听)「ねえ!ねえ!あやとりしよう!!」

lw*´‐ _‐ノv「ア○フ○ロって題名なんだけど、これが頭の体操に良いんだ」

川*゚々゚)「あはははははははは!?ごほごほっ!」

川*゚ー゚)「……」

ノハ*゚听)「くうるねえ!!」
lw*´‐ _‐ノv「空流姉さん」
川;゚々゚)「ごほっごほっ!…ふぅふぅ」


川#゚ー゚)「ええええい!うるさいっ!」



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [節子・・・それ牛乳やない] :2007/06/01(金) 17:59:32.05 ID:W7QQ9lGI0
从 ゚∀从「なるほどー。ついブチギレちまったってわけだな」

川*゚ー゚)「ごめんな、たかおか。いきなりおじゃまして」

从 ゚∀从「んーん、オレはべつにいいぜー。ひまだったしよ」

長女・空流は怒って家を出たものの、
行くアテも無かったので同じ組の高岡の家に来たのだった。
高岡とは家が近く、四姉妹とも仲が良い。

从 ゚∀从「しかし、いちばんしっかり屋さんのお前がおこるとはなぁ」

川*゚ー゚)「つい、な」

川*゚ー゚)「あさ起きたらかみの毛はばくはつしてるし、
      おきにいりのかみ止めはなくなってるし、
      デザートのぷりんはおとーさんに食べられてるし、他にも」

从;゚∀从「わーった、わーったよ」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [カルアミルクや・・・] :2007/06/01(金) 18:01:34.78 ID:W7QQ9lGI0
从 ゚∀从「しかしお前もたいへんだよなー」

从 ゚∀从「ひーとはいつもさわがしいし、しゅうは変わってるし、
       …くるうは…なんだろなアイツ?」

川*゚ー゚)「うん、だけどみんな好きだぞ」

从*゚∀从「にやにや」

川*゚ー゚)「…はっ!?いまはキラいだ!」

从 ゚∀从「はっはっは!かわいいやつめ!」

川#゚ー゚)「むー!ばかにするなー!あとへんなわらい方やめろ」

从 ゚∀从「わりいわりい。それとわらい方はクセだから気にすんな!」

はっはっは、と再び高笑い。
高岡のこの男勝りな性格が空流は気に入っていた。
素直な空流と自然と馬が合うのだ。



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:03:57.45 ID:W7QQ9lGI0
从 ゚∀从「さってと、どうする?あそんでくか?」

川*゚ー゚)「うん、そうさせてもらおう」

从 ゚∀从「はっはっは…ならいいものを見せてやろう」

きゅぴーんと高岡の目が妖しく光る。
そしておもちゃ箱の中からあるモノを取り出した。

从*゚∀从「見ろ!これだ!!」

川*゚ー゚)「こ、これは!?」

川*゚ー゚)「でふらぐさんおにんぎょう!!」

[ ゚д゚]y-
/[へへ
でふらぐさんお人形とは、今子供達の間で大流行中の玩具である。
人工知能を積んでいて会話が出来る機能を始め、
歩いたり、頭が飛んだり、てふてふを追い掛けたり…。
とにかく凄い玩具なのだ。



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [>>84 無理せず頑張るよ] :2007/06/01(金) 18:05:46.48 ID:W7QQ9lGI0
从 ゚∀从「はっはっは!…じゃあでんげんを入れるぜ?」

川*゚ー゚)「はやく!はやくしろ!」

ポチっとな。

[ ゚д゚]y-『デフラグヲカイシシマス』

川*゚ー゚)「おー!すごい!うごいたっ!」

从 ゚∀从「まだまだこれからだぜ。…おい、はずかしいことを言え!」

[ ゚д゚]y-『ソコハ、ダメデス…アッ!クルブシハラメェー!』

从 ゚∀从「ぎゃははは!なんだよ、それは!」

从 ゚∀从「おい、くうるもなんか言ってみろって!」

川*゚ー゚)「わたしが?うーん……」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:08:47.85 ID:W7QQ9lGI0
空流は悩む、こういった場面では結構優柔不断なのだ。

从 ゚∀从「おーい?まだかー?」

高岡はでふらぐさんの頭を飛ばして遊びながら急かす。

川*゚ー゚)「うるさいな。わかったよ、なにか言えばいいんだろ」

川*゚ー゚)「……」

空流はでふらぐさんをじぃっと睨みながら口にするべきか考える。
[ ゚д゚]y-『コノコ、コワイヨー』

从*゚∀从「わくてかー」

川*゚ -゚)「……ほんとうはだいすきな妹たちとケンカしちゃった」

どうすればいい?でふらぐさん。
覚悟を決め、言の葉を紡いだ。



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:10:32.89 ID:W7QQ9lGI0
从;゚∀从「……ごくり」
川*゚ -゚)「………」

数秒の沈黙の後、でふらぐさんが返答する。

[ ゚д゚]y-『なぁに甘い事言ってるんだよ、お嬢ちゃん』

川;゚ー゚)・从;゚∀从「!!?」

[ ゚д゚]y-『好きならよ、変な意地張らずに面と向かって好きって言ってやれよ』

[ ゚д゚]y-『お嬢ちゃんの大事な妹達なんだろ?妹達もお嬢ちゃんを頼ってくれてんだ
ろ?』

[ ゚д゚]y-『良いじゃねえかそれで。もし妹達が居なかったら嫌だろう』

[ ゚д゚]y-『早く仲直りしに行きな。待ってると思うぜ』



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:11:45.64 ID:W7QQ9lGI0
煙草の玩具を吸いながら、でふらぐさんはまくしたてる様に言い終えた。

从 ゚∀从「すげー!すげー!こんなきのうもあんのか!?」

从 ゚∀从「おい!くうる!すげーよな!?」

川*゚ -゚)「ごめん、ちょっとようじを思い出した」

从 ゚∀从「ん……ああ」

从 ゚∀从「行ってこい!」

空流は一目散に高岡の家から出ていった。

从 ゚∀从「しかし、すげーな…こいつ」

从 ゚∀从「おい!オレはようちえんでいちばんカワイイよな!」

[ ゚д゚]y-『21バンメクライジャナイ?』

从 ゚∀从「……」

頭を飛ばした。



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:13:35.87 ID:W7QQ9lGI0
川;゚ー゚)「はぁはぁ…ただいま!」

玄関を開けるなり叫んだ。
すると妹達がどたどたと走って来た。

ノハ*゚听)「どこいってたんだよおおおぉぉぉ……」

lw*´‐ _‐ノv「米の出来具合いより心配した」

川*゚々゚)「さっきはうるさくしてごめんねっ♪タノしいもうそうしてたんだっ♪」

ノハ*゚听)「もうわがままいわないから、くうるねえ……」

川*;ー;)「もう良いんだよ。わたしがわるかった、ごめんな」

ノハ*゚听)「くうるねえ……」

川*゚々゚)「そうだっ!わたしたちからくうるおねえちゃんにプレゼントがあるんだよっ」

ノハ*゚听)「いつもめいわくばかりかけてるから、受けとってほしい!!」

lw*´‐ _‐ノv「お母さんと作ったエル・オー・ヴイ・イーの結晶」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:15:21.44 ID:W7QQ9lGI0
川*゚ー゚)「??」

灯兎が台所からお皿を持って来る。
お皿の上には色々な形をしたある物が飾られていた。

ノハ*゚听)「わたしたちがくうるねえのために作ったクッキーだあああぁぁぁ!!」

lw*´‐ _‐ノv「材料は米にしたかった」

川*゚々゚)「がんばって作ったからたべてねっ♪」

やけに大きく歪な形をしたクッキー。
米粒のようにちねられて作られているクッキー。
ナイフや銃の形をしたクッキー。

川*゚ー゚)「わかりやすいな・・・」

大きなもの、米粒みたいなもの、ナイフ型のもの。
空流はそれらを一つずつ手に取り、一つずつゆっくり味わった。



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:16:52.49 ID:W7QQ9lGI0
川*゚ー゚)「おいしい、おいしいぞ」

ノハ*゚听)「やったー!!」

lw*´‐ _‐ノv「乾杯。今、私は人生の大きな大きな舞台に立っている」

川*゚々゚)「うふふっ♪」

川*゚ー゚)「ねぇ……ひいと、しゅう、くるう」

ノハ*゚听)「?」
lw*´‐ _‐ノv「長渕キック!?避けろ!シンイチ!」
川*゚々゚)「あはは?」





川*゚ー゚)「わたしはおまえ達のこと……
    だいだいだいだいだい好きだからな!」



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:19:49.76 ID:W7QQ9lGI0
('A`)「おいーっす、ただもー」

川 ゚ -゚)「おかえり、駄目親父」

('A`)「そんな事よりヤらね?……っと忘れてた」

('A`)「空流ちゃあん、プリン食べたお詫びに良い物買ってきたよぉ〜」

川*゚ー゚)「なに?おとーさん」

('A`)「でふらぐさんにしようかと思ったんだけどー」

(*'A`)「こっちのがフヒヒ!可愛いからこれにしちゃった!」

駄目親父がラッピングされた箱を鞄から取り出す。
するとそこにはでふらぐさんシリーズの中でも、
オタクに人気なVBたんが入っていた。

川;゚ー゚)「……ありがとう」

内心、でふらぐさんの方が良かったのに、と思ったりとか思わなかったりとか。

〃ノハヽ
川 ・_・〕 『こっちの方が良いと思ってよ……』
O∪∪O

空流編おわり



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