川*゚ ー゚)ノハ*゚听)lw*´‐ _‐ノv川*゚ 々゚)はよつばのようです
- 101: よつばのようです :2007/06/01(金) 18:34:43.65 ID:W7QQ9lGI0
- 〜エピローグ〜
( ´∀`)「世界の平和を守る使命はどうしたモナ?」
( ´∀`)「まさか人間界で妻を娶り子供も作っているとは思わなかったモナ」
('A`)「神様ともあろう方が今頃最初の伏線回収かよ」
( ´∀`)「うるさいモナ。久々にこの世界に来て見れば全く平和じゃないモナ」
( ´∀`)「戦争、テロ、自然破壊―――」
まだまだ説教しようとする神様をドクオが口を挟み遮った。
('A`)「でも『俺の世界』の平和は守ったぜ」
( ´∀`)「……上手い事言いよってモナ」
('A`)「まぁ見てくれよ、神様」
('∀`)「俺達が守った平和を、幸せの―――」
四葉を。
- 102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:36:18.09 ID:W7QQ9lGI0
- 川 ゚ -゚)「まずい、講義に間に合うかな」
('A`)「良いじゃん良いじゃん!大学なんて休んじゃえば良いじゃん!」
川 ゚ -゚)「そんな事できるか、駄目親父」
(;A;)「もう、昔みたいにおとーさんって呼んでくれないんだね」
川 ゚ -゚)「身から出た錆だ。……行ってくる」
川 ゚ -゚)「と、その前に」
空流は玄関に飾ってある人形に声をかける。
川 ゚ -゚)「VBたん行ってくるぞ」
〃ノハヽ
川 ・_・〕 『行ってらっしゃい。いい日になると良いね』
O∪∪O
- 104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:38:02.42 ID:W7QQ9lGI0
- 空流は長い黒髪を揺らしながら急いで駅に向かって走る。
そして駅に着き時計を見る。
何とか間に合いそうな時間だ。
川 ゚ -゚)「はぁはぁ…こんな時はでかい胸って邪魔なだけだ」
lw´‐ _‐ノv「それは万年Aカップの私に対する宣戦布告」
川;゚ -゚)「おおう!?って秋か、驚かすな」
lw´‐ _‐ノv「背中がガラ空きだぜ」
川 ゚ -゚)「大学はどうした?米の品種改良とやらの研究で忙しいんだろ?」
lw´‐ _‐ノv「ミルナに任せた。それに今日は大学に行く気分じゃない」
川 ゚ -゚)「何を言ってるんだ?」
lw´‐ _‐ノv「だって今日は―――」
- 105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:39:17.49 ID:W7QQ9lGI0
- 川 ゚ -゚)「完全に忘れていた……。私も今日は大学を休む」
lw´‐ _‐ノv「良いの?堕 落 生 活 始 ま っ た」
川 ゚ -゚)「良い、こっちの方が大事だ。あと秋も休んでるんじゃないか」
lw´‐ _‐ノv「一緒に堕落生活満喫ブラウザゲー」
川 ゚ -゚)「だが断る。…そうと決まったら灯兎と来羽を迎えに行こうか?」
lw´‐ _‐ノv「灯兎姉さんは後輩とショッピングって言ってた」
lw´‐ _‐ノv「来羽は知らない。きっとワイドショーに流れそうな事してる」
川 ゚ -゚)「やれやれ…、買い物してから家に帰るか……」
lw´‐ _‐ノv「……米買う」
川 ゚ -゚)「しかし、こんな日を忘れてるとはな…」
lw´‐ _‐ノv「時の流れってそんな物だよ、空流姉さん」
川 ゚ -゚)「ふう……秋も言うようになったな、って昔からか」
- 107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:43:10.42 ID:W7QQ9lGI0
- ノパ听)「おおい!!この服お前に似合うと思うぞおおおおぉぉぉ!!」
赤髪のショートカットの女性が人の目を憚らずに叫ぶ。
人が多いショッピングモールにも関わらず、だ。
「え〜?そうかな〜?似合うかな〜?」
ノパ听)「何を言う!渡辺は何を着せても似合うぞ!!」
从^ー^从「えへへ〜、ひーちゃん。ありがとう〜」
ノパ听)「うむ!!」
渡辺とは灯兎が高校生の時に出会った。
たまたま高校見学に来ていた渡辺を見つけたのだ。
巡り合わせだろうか、両人ともすぐに打ち解ける事が出来た。
- 112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:54:45.29 ID:W7QQ9lGI0
- ノパ听)「おおっと!?忘れかけてた!!」
从'ー'从「どうしたの?ひーちゃん」
ノパ听)「今日はあたし達の―――なんだ!!」
从^ー^从「じゃあ、何か買ってかないとね〜」
ノハ;゚听)「しがない専門学生には大出費だあああぁぁぁ……とほ〜」
ノパ听)「だがしかし!こんな日くらい灯兎様が太っ腹な所を見せてやろうじゃないか!」
从'ー'从「ひーちゃんの太っ腹〜♪」
ノパ听)「……あたしは太くないよ?」
从'ー'从「ふふふっ」
- 113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 18:57:11.18 ID:W7QQ9lGI0
- 此処は調理師専門学校。
料理人を目指す者達が集まる所である。
/ ゚、。;/「待て!時に落ち着け来羽者!」
川 ゚ 々゚)「あははははっむりむりむりむりかたつむり〜♪」
/ ゚、。;/「君が持っているソレは料理に使う物だ!」
川 ゚ 々゚)「鈴木を料理するから無問題だよっ♪大丈夫っ!鈴木を殺して私も死ぬっ」
/ ゚、。;/「だから君が見たのは僕が親戚の女の子と歩いてただけの光景で、ね?」
川 ゚ 々゚)「嘘つきっ!死んじゃえ♪」
/ ゚、。 /「この学校の秩序終わったな……」
川 ;゚ 々゚)「……むむっ」
- 115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:02:42.95 ID:W7QQ9lGI0
- 川 ;゚ 々゚)「うむむむむっ?」
まさに鈴木に出刃包丁を突き刺そうとした刹那、
壁に貼られたカレンダーの日付が来羽の目に写り込んだ。
/ ゚、。;/「ど、どうしたんだい?」
川 ゚ 々゚)「そっかそっかぁ♪今日はそうだったね♪」
/ ゚、。 /「…?」
川 ゚ 々゚)「私、今日は帰るからまた今度遊ぼうねっ」
くるりと踵を返し立ち去っていく来羽。
/ ゚、。 /「た…助かった…」
教室から出ようとする来羽が振り向き、一言呟く。
次は無いからねー。
- 116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:06:23.74 ID:W7QQ9lGI0
- (;A;)「やっぱりお父さんが恋しくて帰ってきたんだね!」
川〃゚ -゚)「黙れ、駄目親父」
川 ゚ -゚)「黙ってて、馬鹿親父」
lw´‐ _‐ノv「待って、今お父さんが何か言った」
川〃゚ -゚)「でも良いのか?学校休んだりして」
川 ゚ -゚)「今日くらいは許して、お母さん」
lw´‐ _‐ノv「最高級の米を賄賂にどうぞ」
川 ゚ -゚)「どうせ、あとの二人も帰ってくるだろ」
「ただいまああああぁぁぁぁ!!」
「あははっ♪ただいまっ」
川 ゚ -゚)「ほらな」
川〃゚ -゚)「ふぅ…とんだ不良娘達だな」
- 119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:09:01.26 ID:W7QQ9lGI0
- ノパ听)「渡辺も連れて来たぞ!!」
从'ー'从「えへへ〜お邪魔しま〜す」
川 ゚ 々゚)「狂った科学者も連れて来たよっ」
从 ゚∀从「いや、狂ってるのはてめえで……あ、お邪魔するぜ」
川〃゚ -゚)「大所帯だな、部屋がパンクしそうだ」
(*'A`)「女の子ばかりで嬉しいですっ!感涙ですっ!」
川 ゚ -゚)「でも、今日くらいは」
ノパ听)「良いじゃないかああああぁぁぁ!!」
lw´‐ _‐ノv「だって……涙が出ちゃう」
川 ゚ 々゚)「私達の誕生日だもんっ♪」
- 120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:15:18.24 ID:W7QQ9lGI0
- そしてお誕生日会が始まる。
各々プレゼントを交換し、持ち寄ったお菓子や料理を食べ、
お酒を浴びるほど呑んだ。
数時間後、姉妹四人を残して皆ダウンしてしまった。
高岡は隅っこで壊れた様に高笑いし、
渡辺さんは灯兎にもたれ掛って熟睡している。
川*゚ー゚)「皆、飲み過ぎだ」
ノハ*゚听)「弱い奴等めええええぇぇぇ!!」
lw*´‐ _‐ノv「米神様が守って下さっている」
川*゚々゚)「私は結構きついけどねっ」
川*゚ -゚)「・・・・・・」
川*゚ -゚)「なぁ、お前達」
空流が灯兎、秋、来羽をぼーっと見渡して呟く。
酩酊し両頬が赤く染まっている。
丁度、あの頃の様に赤く―――。
ノハ*゚听)・lw*´‐ _‐ノv・川*゚々゚)「?」
- 121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:18:19.08 ID:W7QQ9lGI0
- 川*゚ -゚)「私達、ずっとこうして来たけど……」
川*; -;)「まだまだずっとずーっといっしょだよな?」
涙を浮かべながら問いかける空流。
ノハ*゚听)「……ぷふっ!くうるねえ、かおまっかにしてないてやんの!!」
いつかの言葉が聞こえてくる。
川*;ー;)「な…!ないてなんかないぞ!?」
川*゚々゚)「あははっ♪そういう、ひいとおねえちゃんもないてるよっ♪」
ノハ*;凵G)「ばっか、くるう!これはおさけさんがめにしみただけだ!」
もう戻らない筈のあの頃が重なって見える。
ノハ*;凵G)「それにくるうもないてるじゃないかああああぁぁぁ!!」
川*゚;々;)「だってっだって!これからもいっしょにいられるかふあんでっ!」
lw*´‐ _‐ノv「これからも夢に向かって最良の選択を」
lw*´; _;ノv「…して……」
川;゚ー゚)・ノハ;゚听)・川;゚々゚)「すごいのみちゃった!?」
- 122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:21:06.38 ID:W7QQ9lGI0
- ノハ*゚听)「よーし!くうるおねえ!しゅう!くるう!」
ノハ*゚听)「たちあがっててをさしだせ!!」
ノハ*゚听)「てをあわせるのはこうかはバツグンだぞう!わたなべともまたあえたしな!」
从*´ー`从「ふえっ?」
灯兎が立ち上がった所為で渡辺さんがカーペットに倒れこむ。
ほらほら、こっちに来いと灯兎が手招く。
四姉妹が円陣の様な形に集まる。
そして一人一人伸ばした手を重ね乗せていく。
川*゚ ー゚)「なんだ?やきゅうチームのきあいいれみたいだな」
lw*´‐ _‐ノv「灯兎姉さんはこうゆうの好きだね」
川*゚ 々゚)「あははっ♪たのしそうかもっ♪」
ノハ*゚听)「ようっしっ!みんな、ねがいをてんにむかいさけべ!」
- 124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/01(金) 19:23:46.49 ID:W7QQ9lGI0
- 川*゚ー゚)「いいだろう、わたしからだ」
川*゚ー゚)「ずっとずーっと!いっしょうみんなといられますように!!」
長女・空流
四姉妹のまとめ役さん。
ノハ*゚听)「これからもよろしくな!!
つーかみんなだいすきだあああああああぁぁぁぁ!!!!!」
次女・灯兎
いつもまっすぐ、頑張り屋さん。
lw*´‐ _‐ノv「未来永劫無病息災…ねえ?
本心で言うと、このメンバー大好きさ!!!」
三女・秋
いつもマイペース思考な女の子。
川*゚々゚)「あははっ!おねえさんたちはしなせたくない!
ずっといっしょにいたいくらいあいしてる!!!」
四女・来羽
危なっかしいけど、明るい笑顔が似合う女の子。
笑顔の四人。
仲良く重なった手が四葉のようだった。
よつばのようです
おわり
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