|;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントンは子供好きなようです
- 32: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:27:41.20 ID:wCnLm5j00
- 【|;;;;| ,'っノVi ,ココつ】
「先生コンニチハー!」
今日も元気な声が青空の下に響き渡る。
これから幾十年もの歳月が待っている彼らの人生に、何の不安も持たずに。
そう、先程の挨拶は子供の、いや、幼児のものである。
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「皆、元気が良いねー! こんにちは!」
そして僕、榊原マリントンは幼稚園の先生をやっている。
僕の主な仕事は無垢な子供達に素敵な夢を与え続けることだ。
今までも、そしてこれからも僕は彼らに夢を見させ続けるであろう。
……っと、幼稚園に何者かが来たようだ。
- 33: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:29:29.31 ID:wCnLm5j00
- ( ・∀・)「ちゃーっす。警官でーす」
国家公務員のお出ましか。
きっと園長が幼児をラブホに連れ込んだところでも見られたんだろう。
通報ざまぁwwww
( ・∀・)「あなたが榊原マリントンさんですね?」
あれ、僕の方にやってきた。
名前まで聞かれているって事は人違いではないよな。
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「えぇ、そうですけど。どうしたんですか」
( ・∀・)「あなたの受け持つクラスに貞子さんという園児がいましたよね」
貞子……?
あぁ、そういやそんなのもいたなぁ。
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「あの悪霊は僕が消しといたんで安心してください」
( ・∀・)「よし! 逮捕だ!」
- 35: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:31:13.57 ID:wCnLm5j00
- |;;;;| ,'っノVi ,ココつ「えっ……?」
平和を脅かす悪霊を倒したのに、何故か僕の腕には鉄の輪がはめられている。
こんなの絶対おかしい。
普通は感謝状と金一封のはずなのに。
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「何かの勘違いなのではないでしょうか? 僕はただ、悪霊を殺しただけ……」
( ・∀・)「殺人の罪であなたを逮捕します。たった今証言も取れました」
そして僕は横暴なる国家の犬に連れて行かれる。
この展開には納得がいかないが、せめて最後に僕を慕ってくれていた子供達に挨拶がしたい。
これは永遠の別れではない。
いずれまた会えるさ、と。
- 38: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:33:14.87 ID:wCnLm5j00
- ( ^ω^)「先生!」
ξメメ#)("#)ξ「先生!」
( ´∀`)「先生!」
从ヽ`∀´从「先生!」
( ∵)「先wwww生wwwwwww」
(・∀ ・)「先生!」
その他大勢のAA達「先生!」
園児達が僕の元へと駆けてくる。
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「皆……」
子供達の必死な姿を見て、思わず僕の涙腺も緩んでくる。
僕はこんなに好かれていたんだと再確認した。
僕はこんなに幸せ者なんだとひどく感動した。
- 39: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:35:09.27 ID:wCnLm5j00
- 園児全員「二度と帰ってくるなよバーローwwwwww」
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「帰ってきたらお前ら一人残らず殺してやるからな!」
( ・∀・)「犯罪予告……と。また一つ罪状が増えたね」
空は、綺麗に澄み渡っていた。
- 40: ◆qvQN8eIyTE :2007/06/02(土) 18:37:12.22 ID:wCnLm5j00
- 以上で「|;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントンは子供好きなようです」は終了です
総合のテンプレ見たらこのAAに異常に惹かれて衝動的に書いたのです
キャラが違ってたら恥ずかしいのでこの時間帯に投下しました
村人Aのアナザーストーリー?
何それ食えんの?
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