( ^ω^)机は繋がり僕らは出逢うようです。

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/14(木) 18:24:34.61 ID:kzzDN7ps0
《そのにぃてんご  返信、ふろむ。》

「なに、どしたの?」

まだ眠気が頭の上を徘徊しているらしい友人が、
やはり眠たそうな声でいきなり尋ねてきた。固まってた私は更に固まる。
喧騒に包まれた教室内、最後列の廊下側、内職するには結構いい位置。隙間風が寒いのが唯一の難点。

「いや、なぁ。これなんだが」
「ん……」
認識して、うわと声を上げる友人。

「ムカツクわねー」
「な、可愛いと思うぞ?」
「…………」

純粋に言葉を返せば、純粋な言葉を返される。

「おかしいのは感性か目?
いや、アンタに限って頭って事はないし……熱でもあるの?」

随分と酷い物言いだなぁ。
っていや、額に手を当ててくれる親切心があるならもうちょっと友人を信じてくれ。


「冗談よ」
普段顔に感情の出ない私ですらこれには微妙な顔をしていたのか、
私の顔を見て、半目になった友人がその手を腰にもっていく。
すうと引いていく伝導熱。少しばかり残念。



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/14(木) 18:26:34.91 ID:kzzDN7ps0
「ほら、授業始まるわね。……って次はヨッシー中村じゃん」
だるっ。嘆息を入れる友人。ヨッシー?
「ほら、なんか数学の中村先生、マリオのヨッシーに似てるでしょ?」
「でっていう」
おまwwww 破顔した友人。
いつの間にか教室入りしていたヨッシー中村(解からないでもない)が早く席に付けと促す。
手でスカートと尻を押えて、皺にならないようにゆっくりと座り、

        ヽ     
         (^ω^)-┐
       ┗-ヽ ノ
         ┏┘    

イラストと向き合って、小さく笑う。
それから筆箱からペンを取り出して、通常ならばルーズリーフへ向けるべきそれを机に向けた。
たった一言だけ付け加える。



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/14(木) 18:27:44.84 ID:kzzDN7ps0

        ヽ     
         (^ω^)-┐
       ┗-ヽ ノ
         ┏┘     ←かわいい。


……よし、満足。
そして尚もこちらを見てニコニコと笑うイラスト。

今日一日は退屈しないで済みそうだ。

      《その2.5  返信ふろむ。》 終
         そのさんに続く!



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